容姿・経歴・その他メモ

6-5-1　物心がついた時には独りだった
3-3-2　何かの大会で優勝したことがある

3-5　家族を養うため
2-2　探しているものがある

容姿 他：
身長:135cm(まだ成長中なのです！)　体重:ひみつ、なのです
桃花色(淡く灰がかった赤紫系)のふわふわ髪に白藤(灰がかった紫)の瞳

後述の通り、身元不明である為本来の名や年齢、血縁等は明らかになっていない。
今の名前は彼女を保護した青年が付け、年齢は保護された際の体格や知能、育った環境のこと等諸々を加味して孤児院の院長が仮に決めたものである。
言語や一般常識は院の『家族』が代わる代わる教えたことで日常生活におよそ支障は無いが、同年齢の者たちと比較すると精神的な幼さが目立つ。
成人として、年下にはお姉さん然と振る舞おうとしつつも、安心感を与えてくれる年上には『家族』を思い出し甘えが出てしまう。


経歴：
彼女の半生には空白のみがある。
物心ついた時には独り、薄暗い穴倉の中で干からびた何かの動物の骨を齧っていた。
身体はやせ細り、血色も悪く、両の瞳に光はなく、本能に従ってただ生きていた。
家は？　親兄弟は？　何があった？　誰も、何も、知るものは居ない。

ある時、そんな彼女に救いの手が差し伸べられる。
ぼさぼさの髪にヨレヨレのコート、銃を背負った人間の青年は獣の如く肩に噛みつく少女の放つ臭いと痛みに顔をしかめながら、自身の家でもある孤児院まで連れ帰った。
出迎えた院長のリカント(熊/女性)は少女を抱きかかえ、「おかえり」と豪快に笑って、風呂へと叩きこんだのだった。
そうして少女には『家族』が出来た。

継ぎ接ぎだらけの枕とシーツ。
実が少なくひと匙ではすくえないこともある豆だけの温かいスープ。
目を覚ませば「おはよう」。食事をする時は「いただきます」と「ごちそうさま」。寝床へ入れば「おやすみなさい」。

人間の赤ん坊の温かさと柔らかさに戸惑って。やんちゃな狐リカントの義弟のいたずらに手を焼いて。メリアの義兄の読み書き指導に目を白黒させて。リルドラケンの義姉とは村の料理大会に参加して。

あっという間に月日は流れ、彼女も成人と認められる年頃に育った。
我が家(孤児院)はずっと貧乏で、代々義兄や義姉達は成人すると殆どが冒険者となり出稼ぎへと旅立って行っていた。
自分には切った張ったの能は無い、家族の帰る場所を守るのが役目だと家事に没頭する日々を送っていたが、この所、定期的に冒険者ギルドを通じて為されていた送金が途切れていた。家族の長兄的立場で、彼女を「人」にしてくれた銃師の分だ。

筆不精の義兄の生存確認でもあった送金の停止は言いようも無い不安を掻き立て、居ても立っても居られなくなった少女は渋る義母を説き伏せて、義兄の足跡を辿る旅路へと発つのだった。
　

セッション履歴

収支履歴