経歴

A2-5 かつては貴族だった
C1-6 純潔である
A3-4 本来とは異なる性別として育てられた
冒険に出た理由：自由のために

概要

新興貴族、エドゥアール男爵家の息女。同時期に生まれたきょうだいたちはたくさんいたが、偶然にも生まれたのは女だけだった。そのため姉妹たちの中で、最も剣の才能があったイヴリスが跡継ぎの男性として育てられた。とはいえ、周囲に秘密にしていたわけではなく、むしろ女性貴族としての教育も授けていた。そのため、ほとんど自由時間がなく、男性として剣術の稽古をした後、女性として刺繍を学ぶ、という日々を過ごしていた。
　そんな日々に、突如として転機が訪れる。弟が生まれたのだ。10ほど年下の弟は、剣の才能に恵まれており、イヴリスを簡単に追い越してしまった。その瞬間から、イヴリスは女性として生きることを強いられた。今まで剣術を学んでいた時間は、すべて刺繍や縫い物、ダンス、歌などに取って代わった。
　そして成人を迎えた時、婚約者という男性を紹介されたイヴリスは、すべてに耐えきれなくなり実家を出奔。実家から遠く離れた森で暮らし始める。初めはなれない家事や金銭感覚の違いで戸惑ったこともあったが、20年も暮らせば大抵の事はできるようになった。その森には、エルフの集落があった。急に森にやってきて暮らし始めたイヴリスを、初めは遠巻きに見ていた彼らだが、数十年という短い期間を過ごすうちに、あれよという間に絆されて行った。そのうちにイヴリスが森へやってきた理由を知り、「もしイヴリスを探すリルドラケンが来たら追い返してやる！」と息巻くエルフすら現れるほど、仲を深めた。
　イヴリスは森に住むエルフから妖精について教わった。元々、エドゥアール家は宝石商を生業としていたため、宝石と関わることが多く、成人祝いとしてもらったのもイヴリスのために拵えた6つの宝石だった。たまたま、その宝石のひとつを気に入って契約してくれた妖精がいたのが幸いし、今では家で習った剣術より上達した。

イメージソング

勇侠青春謳:ALI PROJECT
薔薇は美しく散る:鈴木宏子

セッション履歴

収支履歴