容姿・経歴・その他メモ

冒険に誘われた+大病を患ったことがある+大切な約束をしている+親に反発して

ロンドはディシヴァル家の末子として生まれた。
ロンドの成長は順調なものではなかった。母の命を犠牲にして生まれた命を、父も兄たちも認めることができず、その境遇は冷めたものであった。
そんな彼の心の支えとなったのが、近所に住む幼馴染のゴーリーだった。
ゴーリーはロンドと仲良くしてくれていた。
そんなゴーリーからよく夢を聞かされた。それは一緒に「冒険者にならないか」という、よくありふれたものだった。
ロンドはそれも悪くないなと思いながらも、日々を過ごしていた。

ある日、ロンドは大病を患わう。
長く苦しい闘病だったが、その病は完治された。
自然に治ったわけではない。もちろんロンドを嫌っている父や兄たちが治してくれたわけでもない。
治してくれたのはゴーリーだった。
彼はロンドを助けるために自分の身をなげうってでも、特効薬を仕入れてくれたのだった。
そして彼は村からいなくなった。その薬の対価として。

そしてロンドは村を飛び出した。
父親がロンドを自身の手ごまとして束縛しようとしたのもある。
だが、なにより、ゴーリーの献身を無下に扱ったその態度に反発したのだ。

ロンドはゴーリーを助け、かつての約束の通り一緒に冒険者になることを夢見て、今日も冒険者を続けるのだった。

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