【剣に見放されし者たち】は厳密には流派ではありません。戦災孤児、没落貴族、生まれついての奴隷など古今東西の不運な者たちが、数多の凶運に見舞われながらも醜くしぶとく生きていくために身に付けた技術あるいは生き方です。特定のコミュニティは存在せず、自らの不運を自覚しつつなお足掻こうとする者が自然に開眼します。
　この流派に入門すると、〈始まりの剣〉から直接享受している恩恵(具体的には[剣の加護]と“剣の恩寵”。その他はGMが判断)の効果を全て受けられなくなります。また、この流派のキャラクターは【グレイス・オブ・ルミエル】への精神抵抗力判定に自動成功します。
　この生き方はあまりにも泥臭いため、一定の社会的信用が必要な冒険者が入門する場合は50点の不名誉点を獲得します。ヴァグランツはなりふり構わない者も多いため不名誉点を獲得せずに入門可能です。この流派への入門および秘伝の習得によって獲得した不名誉点を名誉点によって全て相殺すると流派から抜けることができ、〈始まりの剣〉からの直接的な恩恵の効果を再び受けられるようになります。名誉点で相殺した秘伝は未習得となります。

流派装備

　存在しません。