選択ルール:未知との遭遇ver.1.02
- 知名度
- 形状
- カテゴリ
- 製作時期
- 概要
- 魔物知識判定に関する選択ルール
- 効果
-
●頭ソレイユのための要約
魔物知識判定をほぼ毎ターンできるようになるよ。
けど魔物知識判定を1回成功させるだけではすべての情報が抜けない魔物も出てくるようになるから注意しよう。●概要
このルールは魔物知識判定を修正する選択ルールです。
魔物知識判定について、下記のような疑問・違和感に対応すべく、この選択ルールは構成されています。
・魔物知識について、知識としては有しているものの、即座に思い出せないこともあるのではないだろうか?
・魔物と戦ううちに、魔物に対する理解が深まり、最初はわからなくても戦いながら敵の情報を抜くことができるのではないか?
・ひと目見ただけでは、敵の情報をすべては把握できないこともあるのではないか? むしろ、重要な能力については巧妙に秘匿されていることも多いだろう。●選択ルール「未知との遭遇」の構造
未知との遭遇では、既存の魔物知識判定のルールについて、下記2つの修正を加えます。
①魔物知識判定の機会の増加
②未知の敵に対しては1度の魔物知識判定成功では、すべての魔物データを把握することができない。
以下、詳細なルールを記述します。●魔物知識判定の機会の増加
既存ルールでは、魔物知識判定のタイミングは戦闘準備時のみとなります。
しかし、このルールでは魔物知識判定のタイミングは、「戦闘準備時」及び「2ターン目以降のPC側フェイズ開始時、毎ターン」に変更されます。
最初はどんな敵か分からなくても、あなたたちは戦いを通じて敵の能力を解明できるはずです。○イニシアティブ制と同時運用する場合
イニシアティブ制と同時に運用する場合、2ターン目以降の魔物知識判定のタイミングは、イニシアティブに関わらずターンの最初に一斉に行うのが良いでしょう。
●「ノウン」と「アンノウン」
このルールを採用する場合、すべての敵キャラクターは「ノウン(ノウンエネミー)」と「アンノウン(アンノウンエネミー)」に分けられます。
○ノウンとは
ノウンとは、あなたたちがこれまで培ってきた経験則や学んできた知識から、即座にその能力を推察することができる敵です。
ゲーム的には、ルルブ・サプリに記載のある魔物の多くはノウンに該当するでしょう。○アンノウンとは
アンノウンとは、未知の能力を有しており、初見ではどんな能力を持っているのか完全に把握することが不可能な敵です。
ゲーム的には、GMが作成する魔物の多くはアンノウンに該当するでしょう。●情報深度
このルールでは、魔物データの情報が「基本情報」「詳細情報」「秘匿情報」の3つに分けられます。
ノウンは基本情報のみを持ちます。
アンノウンは基本情報と詳細情報を必ず持ち、秘匿情報を持つことがあります。●情報の内容と取得方法
○基本情報
基本情報は、その魔物についてひと目で把握可能な能力の情報です。
ノウンの場合、すべての情報が基本情報に該当します。
アンノウンの場合、「特殊能力以外の情報」および「特殊能力の情報の一部」が基本情報に該当します。アンノウンの特殊能力についてどこまで基本情報として開示するかは、GMの裁量に委ねられます。
また、「弱点」についても必ず基本情報となります。一度でも弱点値の目標値を達成すれば、通常ルールと同様に弱点ボーナスを受けることができます。○基本情報の取得方法
基本情報は対象に対する魔物知識判定に1度成功することで取得できます。
○詳細情報
詳細情報とは、魔物の特殊能力のうち、基本情報にも秘匿情報にも該当しない情報です。
○詳細情報の取得方法
①2回の魔物知識判定に成功した時
詳細情報は対象に対する魔物知識判定に2度成功することで取得できます。
ただし、1度目の魔物知識判定に自動成功した場合でも取得できるものとします。
②実際に能力が使用された時
1回目の魔物知識判定に成功している場合、詳細情報の能力を実際に使用された時、使用された能力の情報を取得できます。○秘匿情報
秘匿情報とは、魔物知識判定では抜くことができない特殊能力の情報です。
○秘匿情報の取得方法
秘匿情報はアンノウンが実際にその能力を使用した時初めて開示されます。この開示には、魔物知識判定は不要となります。
○完全解明ボーナス
アンノウンの情報を(弱点値・秘匿情報を含めて)全て抜いた時、完全解明ボーナスを得ることができます。
完全解明ボーナスは弱点とは別に、アンノウンへの行動判定・ダメージ等にボーナス効果を得ることができます。●その他個別対応
由来・逸話
履歴
1.00 リリース
1.01 詳細情報解放の条件追加。
1.02 完全解明ボーナスを調整。