愛憎のスタッフ
- 知名度
- 30
- 形状
- 魔先端に真っ黒なハート型の装飾が施された杖
- カテゴリ
- 〈スタッフ〉A
- 製作時期
- 魔動機文明
- 概要
- 「抵抗:消滅」の回復魔法を「抵抗:半減」で撃てるようになる。
- 効果
-
[常]愛憎の証
この杖の装備者が「抵抗:消滅」でHP回復効果のある魔法を行使した場合、それは「抵抗:半減」として扱われます。加えて、対象に対して装備者がどのような感情を抱いていたかによって効果が変動します。
装備者が対象に好感情を抱いている場合、HPの回復量が1.5倍(端数切り上げ)になります。
装備者が対象に悪感情を抱いている場合、魔法は対象のHPにダメージを与えます。回復量の決定と同じ処理を行い、それをそのまま魔法ダメージとして適用します。
装備者が対象に対して特別な感情を抱いていない場合には、通常通りのHP回復となります。
魔法行使者が対象に抱く「感情」は、そのキャラクターを管理するプレイヤー(NPCならGM)がその都度決定します。変化があっても構いませんが、その理由付けはきちんと行ってください。あるいは、変化するに足る事件や理由があったなら、積極的に変化させてください。
《魔法拡大/数》などで、複数を対象とした場合、それぞれの対象ごとにこの判断を行います。
元々の回復効果が無効の場合(魔法生物に対しての神聖魔法での回復など)、感情の有無にかかわらず、無効です。
元々の回復効果がダメージとなる場合、(アンデッドに対しての神聖魔法での回復)、感情にかかわらず、通常通りのダメージとなります。このとき、「抵抗:半減」です。用法 必筋 命中 威力 C値 追加D 備考 2H 5 +2 95 12 1 防護点+1
由来・逸話
万人に魔法の恩恵を与えることを目指した魔動機文明は、負傷を癒し、回復させる魔法の研究も怠りませんでした。この杖は、その中で副次的に生み出された物です。
従来の回復効果を持つ魔法を研究していく中で、魔法の行使者の感情が時に効果に関わることを突き止めたことから、この杖の制作が始まりました。やがて作り上げられた試作品は、確かに行使者の感情を反映して効果を高めるものの、逆に負の感情を伴った時には、魔法に掛けられた者に害を与えてしまうとんでもない物になってしまいました。
この杖の装備者による回復魔法の行使は、使用者が対象に対して好感情を抱いていれば、回復効果を上乗せしますが、悪感情を抱いている場合、回復効果を与えず、逆にダメージを与えます。