特殊能力

≫擬態

顔や体型のみならず着ているものから所持品に至るまで敵と完全に同じ姿を取り、戦場と関係性を混沌とさせます。戦闘エリアに存在する任意の女性キャラクターを1体指定し、対象と同じ姿を取ります。ただし、本人が習得している技能や装備品に付随する特殊能力、アイテムの効果などをこの魔物が活かすことはできません。
この時、対象となったキャラクターとの絆を取得しているキャラクターはこの魔物に対して行うあらゆる行為判定に-2のペナルティ修正を受けます。
また、対象となったキャラクターとこの魔物が同一の乱戦エリアに存在しているとき、対象と絆を取得していないキャラクターは対象とこの魔物のどちらか一方のみを対象に取ろうとするならば1d6を振り、出目が1~4であれば狙い通りの対象を、5~6であれば狙いとは逆の対象を選択したものとして扱います。

≫扇情の悪魔/12(19)/精神抵抗力/消滅

この能力は>>擬態の対象となったキャラクターとの絆を取得しているキャラクターに対してのみ効果を発揮します。
他人の姿で無差別に周囲に愛を囁き、その人物のことを大切に思う者の心を揺さぶります。戦闘エリアに存在する上記の条件を満たすキャラクター全ては、精神抵抗力に失敗した場合次の自身の手番の最初に以下のうちいずれかの効果を自身に適用することを宣言します。宣言がなかった場合や忘れられていた場合は一番上の効果を適用します。

・気もそぞろになり、戦闘終了まであらゆる行為判定に-2のペナルティ修正を受けます。
・この能力が発動した時点で>>擬態の対象となっていたキャラクター(この魔物ではありません)に主動作で攻撃を行います。複数を対象に取ることができる場合はその内の一体が上記のキャラクターであれば問題ありませんが、それ以外のキャラクターに対する命中判定や行使判定などには-2のペナルティ修正を受けます。
・怒りに任せてすべてを破壊しようとします。戦闘終了まで乱戦エリア内の対象を任意で選ぶことができなくなります。（細かい裁定は妖精神アステリアの特殊神聖魔法【パニック】に準じます。）

なお、上記の効果はこの能力が発動した時点で>>擬態の対象となっていたキャラクターが自身の手番において補助動作で愛を囁き、任意の判定による達成値でこの能力の達成値を上回ることで全て解除できます。ただし、効果が宣言され、実際に適用されるまでは解除を試みることができません。また、GMは愛の言葉のエモさに応じてこの解除を試みる判定の達成値に0以上の任意の値のボーナス修正を与えることができます。