容姿・経歴・その他メモ

経歴A3-2「一定期間の記憶がない」
経歴B3-2「何かの大会で優勝したことがある」
経歴C5-2「5人以上の兄弟姉妹がいる（いた）」
動機4-6「家族をすべて失ったので」

へロルフ・バウマンは農耕と狩猟でつつましく暮らすエルフの村で生まれた。
弓の腕はからっきしであったがエルフにしては腕っぷしが強く、畑を荒らす猪などを討伐しては村の者に感謝されていた。
弟妹の面倒をよく見る、よい兄であったという。
ある日のこと、村を訪れた隊商が狼に襲われて負傷した護衛の代わりを探しているとの話を聞き、徒歩で一週間程度の距離にある街までならという条件で引き受けた。
街まで隊商を無事に送り届け、家族への土産を買い、村へと返ってきたバウマンが見たものは、蛮族の手によって破壊しつくされた村の姿だった。
駆け戻った自宅の中、家族の亡骸を抱えてバウマンは絶叫した。彼の記憶はそこで一度途切れる。
正気を取り戻したのは、村中の者たちを埋葬した墓の前で雨に打たれていた時だ。その瞳には暗い光が宿っていた。
冒険者としてのバウマンは、復讐のためにその道を歩き始めた。

現在は紆余曲折あって軟派な酒場のマスターである。

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