ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

【ジエルカ憑魂術/召異】 - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

【ジエルカ憑魂術/召異】

(ブルライト地方)
入門条件
50名誉点

※現在、この秘伝は習得できません。

 古代魔法文明時代、魔神の召喚技術の研究が最も盛んだった頃に開発された魔法体系を源流に持ちます。現存する召異術が主に魔神の召喚と使役のために研究されていたのに対し、ジエルカの研究者たちは【憑魂術】の応用として、肉体に魔神の力を宿すための魔法を生み出そうとしました。魔神の召喚を放棄し、「魔神を制御する」という最も困難で危険な問題を回避しようとしたのです。しかし、魔神の力を身に宿すのはあまりにもリスクが大きく、肉体に尋常ではない負荷がかかることがわかりました。結果、魔神の利用に大きく後れを取ったジエルカの魔法使いは権威を失い、歴史の闇に葬られることになります。ただ、魔神の能力で肉体を強化するという発想自体は評価され、一部は現代の召異魔法にも受け継がれています。
 この秘伝は、ウィンストン・カレンデュラを筆頭とする現代の【ジエルカ憑魂術】研究者と魔神使いシーナ・スノードロップによって再発見・再構築されたものです。現代召異魔法における<扉の小魔>との契約によって身体への負担は軽減されたものの、それでも使用しているだけで身体が破壊される程の負荷がかかることには変わりありません。また憑魂状態を能動的に解除する技術が発見されておらず、別途で魔法を打ち消す方法がない場合、体力を極端に消耗して自動解除されるのを待つ他なく、扱いが非常に困難です。しかしその分得られる出力は膨大なものであり、個人の身体能力を大幅に引き上げることが可能です。安定化の研究が進められる一方、シーナ自身はリスクを負ってでも更なる力を求めようと考えている部分もあるようです。

流派装備

名称 知名度 カテゴリ 価格 概要
ジエルカの降魂鏡 冒険者技能用アイテム 5000 【ジエルカ憑魂術】を行使可能にする

秘伝魔法

 これらの魔法は、デーモンルーラー技能を該当のレベルで習得したキャラクターが、それぞれ対応する特技について、名誉点を支払うことで習得できます。
 また、これらの魔法を行使する場合、術者は以下の条件を満たしている必要があります。
・<ジエルカの降魂鏡>を装備している
・<召異の徽章>を装備しているか、<召異の刺青>を入れている
・習得レベル以上の召異魔法を行使できる状態にある
・魔神の召喚を行っていない
 これらの魔法の効果時間中、術者は魔神を召喚することが出来ません。
 他の系統の【憑魂装】魔法とは異なり、上記の条件を満たさなくなった場合でも魔法の効果は継続します。
 魔法の効果中にある処理で小数点以下の数値が発生する場合、全て端数切り捨てとします。ちなみに「+10-(現在HP/最大HP)*10」の数値は「失ったHPのパーセントの10の位」と考えてもよいでしょう。「(減少したHP/最大HP)*10」「({最大HP}-{HP})*10/{最大HP}」と記述もできます。つまり、HPが少なければ少ないほど強力な効果を発揮するということです。

2
【憑魂装・召異Ⅰ】
必要名誉点
20
消費
MP8
対象
術者
射程/
形状
術者/
時間
特殊
抵抗
任意
概要
HPを犠牲に近接格闘能力を得る
効果

 この魔法は例外的に術者の意思で解除することが出来ず、効果によってしか解除されません。
 術者は「1H拳/必要筋力0/命中+1/威力10/C値10」の格闘武器<デモンズクロー>を装備します。この武器で攻撃するとき、命中力判定は「デーモンルーラー技能レベル+器用度ボーナス」で行うことが可能です(他の戦士系技能を使っても構いません)。いずれにしても、追加ダメージは「デーモンルーラー技能レベル+筋力」で算出します。この武器は斬撃属性であり、魔法の武器です。この武器を装備していても対象は素手として扱います。
 また、1ラウンドに1度、術者が回避力判定に失敗したとき、「デーモンルーラー技能レベル+敏捷度ボーナス」を基準値としてもう一度回避力判定を行うことができます。
 リスクとして、術者の手番の終了時、HPを現在HPの半分(端数切り上げ)にします。
 この魔法は術者のHPが1以下になった瞬間に解除されます。

5
【憑魂装・召異Ⅱ】
必要名誉点
30
消費
MP15
対象
術者
射程/
形状
術者/
時間
特殊
抵抗
任意
概要
減少したHPに応じて強化を得る
効果

 術者は【憑魂装・召異Ⅰ】の効果を得ます。このとき装備する格闘武器の威力は「20」になります。
 また、術者の受けるダメージは「10-(現在HP/最大HP)*10」点マイナスされます。
 さらに、1ラウンドに1度、術者が行動判定を行ったとき、その達成値を「+10-(現在HP/最大HP)*10」することが出来ます。これは相手の出目を見てから決定できます。

8
【憑魂装・召異Ⅲ】
必要名誉点
50
消費
MP22
対象
術者
射程/
形状
術者/
時間
特殊
抵抗
任意
概要
HPを犠牲に主動作を追加する、減少したHPに応じて妨害を構える
効果

 術者は【憑魂装:召異Ⅱ】の効果を得ます。このとき装備する格闘武器の威力は「40」になります。
 また、術者は主動作を2回行うことが出来ます。ただし2回目の主動作を行った場合、その終了時にHPを現在HPの半分にします。
 さらに、効果時間中に一度だけ、術者を対象とする行動判定が行われたとき、その出目が「10-(現在HP/最大HP)*10」以下であれば、それを[1,1]にすることが出来ます。自動失敗の起こる判定であれば、自動失敗となります。

製作者:えりある