容姿・経歴・その他メモ

身長　150あったかな……
体重　女性にそれ聞くのはちょっと……(45)
髪色　ドワーフでは珍しい黒なんですよ！
瞳色　見てください、綺麗な赤でしょ？
肌色　エルフ程は白く無いです

ハーヴェス外れの農民家の一人娘。
農作物を売り、そこそこの生活をしていた。

……ある日、街に取引に出ていた父が、帰って来なくなった。
金銭の価値は、取引によって初めて発生する。
育てていた作物も食材のそれでは無かった為、取引無くては糧も手に入らない。
付加価値の無い、只の金属片や紙切れでは、腹は満たされない。
母は足が不自由だったので、ただ父の帰りを待った。
間も無くして、母は力尽きた。

私は日銭を稼がねばと、死骸区に向かった。
結論から言うと、当然っちゃ当然だが、蛮族に殺されかけた。
しかし偶然通りかかった冒険者らしき男が、その場を引き付けてくれたので、私は走った。

目が覚めた時は、孤児院だった。
しかし決してそれは安息では無かった。
知った事実は、どれも残酷。
父が稼いだ金を、娯楽に浪費していた事。
母は自身の飢えを隠し、尽きゆく糧を全て私に与えていた事。
あの男は、私を守って力尽きた事。

浪費は人を殺す。それは蛮族と何も変わらない。
用途が無ければゴミ同然。持っていても価値が無い。
そして命は、命を課してしか守れない。

行き場の無い怒りと葛藤が交錯した果てに、志は純化されてゆく。

彼女の中に残ったのは
『蛮族を殺す』という純粋な目標のみだった。

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