彼女は、いわゆる「忌み子」と呼ばれる存在だった。幼いころから、両親や周りの人に迫害され続け、ある時半ば追い出される形で家を出た。
着の身着のまま飛び出した彼女は、当然路銀もなく、まもなく行き倒れていた。その時、たまたま近くを通りかかった傭兵団“無貌の傭兵団”に拾われ、そのまま優しき団長とその仲間に家族として迎え入れられた。

ある日、「顔のない仮面をかぶった蛮族」との交戦により団長含む団員が死亡、実質的に傭兵団は壊滅してしまった。生き残った団員でなんとか再結成を果たすも、ろくな活躍も残せず、そのまま散り散りになってしまった。団員たちはそれぞれの道を歩むことになったが、帰る場所もなかった彼女は、「フリーの傭兵」になるしかなかった。

かつて傭兵団を襲った、「顔のない仮面をかぶった蛮族」を探し、打ち倒すことも彼女が旅をする理由の一つだ。

パイスー地方には、ある時受けた荷物の護衛の仕事で立ち寄ったが、大陸に帰るための渡航費が足りず、立ち往生していた。

彼女の夢は、いつか傭兵として名をあげ、いつしか行き倒れていた自分を救ってくれたような、「弱きものを救い、守る傭兵団」を作ること。

額の角を隠すため、普段は極力マントで顔を隠している。だが、強さの象徴ともいえる自分の容姿はそれほど嫌いではない。
イメージはGE2RBのリヴィ・コレット。
身の丈に合わない武器を好んで使う。彼女曰く、「こちらの方が手になじむ」とのこと。

火が苦手。種族的な特徴も原因の一つだが、傭兵時代、料理に失敗し、腕に大やけどを負ってしまったことがトラウマになっている。