容姿・経歴・その他メモ

経歴表A 4-5 誰かを救ったことがある

経歴表B 5-2 魔物を倒したことがある

経歴表A 5-6 ガキ大将だった

冒険に出た理由 1-6 故郷に居られなくなって

履歴

リルドラケンが営む小さな漁村の村長の子として生まれた。生まれながら力が強く、子供の頃から親の漁業を手伝って暮らしていた。
生まれ育った村には『ヌシ』と呼ばれる存在がおり、戦うことを選ばず漁業をして生きていくようになったリルドラケンたちの内何人かが犠牲になっていた。
ヌシは恐ろしい荒神として扱われる一方、よそ者が近川で密猟をすれば、『ヌシ』が必ずよそ者を襲ったり追い払ったりしてくれることから、守り神としても扱われていた。

あるとき、ダグラスの友人が『ヌシ』に食べられそうになり、激昂したダグラスは誤って『ヌシ』を殺してしまう。『ヌシ』は半ば村のシンボルや信仰対象となっていたために、ダグラスは償いを求められた。
しかし、ダグラスはもはやこの村にいることに心底ウンザリしていたため、こう怒鳴りつけた。
「ならば、俺様が有名な冒険者にでもなって、この村の名声を上げてやる。俺様にそのための準備の品と金を寄越せ」
そういった名目でこの漁村を出ることとなり、今に到る。村を出る際に、尊敬、畏怖、あるいは侮蔑、憎悪の感情を込めて、村のものはダグラスをこう呼んだ。
『ヌシ殺し』と。

ちなみに————いくら戦わないリルドラケンといえど、いくつもそれらを丸呑みしてきた『ヌシ』を倒せるほどダグラスが相当に強かったのかと聞かれると、実は違った。
ダグラスは当時、しょせんひよっこの冒険者以下であったし、彼に殺された『ヌシ』も強くは無い。今まで『ヌシ』に食い殺されたとされたリルドラケンたちは、村の中で借金をしたり、村が嫌になって衝動的に飛び出して行っただけの、つまりはていのいい隠れ蓑だった。(ただしダグラスの友達だけは、マヌケだったので不用意にヌシに近づき、足を滑らせて本当に食べられかけたのだが……)
『ヌシ』は図体が大きいだけの存在であったが、少なくとも人族に害するものではないものだったのも確かであり、ダグラスがそれを知るのはまた後のことである。

セッション履歴

収支履歴