容姿・性格

リカントの中でもコヨーテに近い種。身長はそう高くなく力も強くはないが、足が速く身のこなしも軽い。
気の長い性格ではなく、思い立ったら即行動するタイプ。行動力はあるが少々せっかち。
年長者や学のあるものから論理的に諭されたり説得されると、自分でも気づかないうちに納得させられたり言いくるめられてることがある。
明るい性格だが、社交的というよりは自由人。ふらっと姿を消したと思えば、自分だけのお気に入りの場所で過ごして数日後にけろっと戻ってきたりする。
腹が減ると何も手につかなくなるので、よく携帯食や保存食を買い込んでは食べていることが多い。

経歴

出生

ドーデン地方のフィノア大草原を中心に移動する遊牧民の家庭に生まれる。
父は馬や羊を飼育・売買し、母は錬金術や薬草を利用した日用品や薬を作って売るなどして生計を立てている。
小さい頃からロバなどの家畜に乗ることには慣れており、家畜の動物たちは好きだった。
しかし、母が幼いエドが眠るために聞かせる話には時折大きくて恐ろしい狼が出てくることがあり、エドは狼が苦手だった。

蛮族に攫われた経験

エドがまだ10歳を迎える少し前の頃の秋。エドとその家族はフレジアの大森林付近を拠点に生活していた。
秋にはフレジアから木材や果物を多く輸出するため、行商人が多く通り、彼らとの取引がしやすい。
また森に入れば小動物や鹿なども多く獲れるため、冬に向けた食糧備蓄のためにも丁度よかった。
そんなある日、遊びに出かけたエドは、森の中で蛮族に襲われる。
彼らはまだ幼いエドをすぐには殺さず、縛り上げて深い森の奥へと連れ去った。
今から生きたまま焼かれるなどして食べられるのだと恐怖を感じたエドだったが、子供の力では到底蛮族には敵わなかった。
蛮族らの根城に到着すると、奴らはエドをどうするかの相談を始める(蛮族たちの言葉はわからなかったので推測だが)。
程なくして、よく研がれたナイフを持った蛮族がエドに近寄り、その切っ先を喉元に突き付けた時だった。
目の前の蛮族の姿が消えたと思うと、大きな灰色の影がすごい速さで通り過ぎる。慌てて目で追うと、そこでは蛮族が狼に噛まれて息絶えていた。
その狼は人族(エドが知る限りなのでリカント族)の大人より一回りほどと大きかった。。
この頃はまだ狼を怖がっていたエドにとって、状況は大きく変わらないと思えたが、その狼はエドに牙を剥くことはない。
周囲にいた蛮族たちをすべて噛み殺すと、その狼はエドの縄を噛み切り、森の出口へと案内してくれる。
丸一日ほど森の中を歩いたのち、エドは家族のもとに帰ることができた。

エドはその後、秋になるたびにその狼と森で会っては、自分の食べ物を分けたり、一緒に森で遊んだりした。
その狼に自分の姓と同じ意味合いの「ベルヴァ」と名付け、兄のように慕った。

冒険者になった理由

15歳を迎え成人するとエドは遊牧民の家族を離れ、一人でベルヴァのいる森へ会いに行った。
出会った頃に比べてエドは成長したが、それでも尚ベルヴァは大きく、エドを難なく背中に乗せることができた。
森にある小さな湖はエドとベルヴァのお気に入りの場所で、そこでエドはベルヴァに話し始める。
旅に出たいこと、知らない世界があること、自分がそうだったように蛮族たちに襲われる人がいること、そしてその蛮族を倒したり冒険をして色んな所を旅する冒険者という職業のこと。冒険者になろうと思っていること。
エドはベルヴァに別れを告げに来た。しかし決して永遠の別れではない。
エドが立派な冒険者になれば、ベルヴァを友として、仲間として、また家族として一緒に冒険できる日がくる。
きっとまた、今度は冒険に誘うために会いに来ると約束してエドはベルヴァと別れ冒険者となった。

履歴

経歴C

3-3 苦手な動物がいる(いた)

経歴B

4-4 大切な約束をしている

経歴B

2-5 魔物に襲われたことがある

冒険に出た理由

5-3 まだ見ぬ世界を見るため

アビス強化

ハルバード必筋-2

4-2「定まらない」戦闘中の手番開始時に1dし、出目が「1」なら《ターゲッティング》とそれを前提とした戦闘特技を習得していないものとして扱う

ハルバード必筋-2

6-3「碧を厭う」自然の中では落ち着かなくなる。自然環境では行動判定に-1のペナルティ修正を受ける

セッション履歴

収支履歴