イアイドー技能
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イアイドー技能 戦士系技能 テーブルA
イアイドー技能は、オリジナルの戦士系技能です。ファイター技能やグラップラー技能と同じように、武具をまとい、近接攻撃で目の前の敵を倒すことが技能の主な使い道となります。
イアイドー技能では、「居合」と呼ばれる技を繰り出すことができます。
イアイドー技能を習得すると、以下の判定が行えます。●命中力判定(⇒「Ⅰ」110頁)
●回避力判定(⇒「Ⅰ」112頁)
イアイドー技能を制限される種族
イアイドー技能は、現在公式においてPCとして扱えるすべての種族が習得でき、使用できます。
行為判定以外での使用
イアイドー技能で命中力判定(居合含む)を行った場合、物理ダメージの決定時、武器の追加ダメージとして「イアイドー技能レベル+筋力ボーナス」を計上できます。
イアイドー技能で扱える武器、防具
イアイドー技能では、必要筋力とランクを満たしている近接武器のカテゴリ<ソード>のみを扱うことができます。投擲武器や射撃武器、カテゴリ<ソード>以外の武器は扱うことはできません。
防具は、必要筋力の半分(少数点以下切り上げ)までなら装備することができます。
盾は、いっさい扱えません。抜刀状態/納刀状態
<ソード>を手に持って装備している状態を「抜刀状態」と言います。一方、<ソード>を鞘に収めた状態のことを「納刀状態」と言います。
「抜刀状態」では、「抜刀時」に使用できる特技や能力を使用できます。通常の近接攻撃を行う際は、「抜刀時」に行います。
「納刀状態」では、「納刀時」に使用できる特技や能力を使用できます。《居合》を用いた攻撃を行う際は、「納刀時」に行います。
<ウェポンホルダー><ウェポンホルダー改>にぶら下げているときは、「抜刀状態」にも「納刀状態」にも該当しません。
「抜刀状態」と「納刀状態」の切り替えは、通常の武器の装備や納めるのと同様に、補助動作で行うことができます。ただし、主動作を行った後は切り替えることができません。イアイドー技能の戦闘特技
イアイドー技能では、これまでに他の戦士系技能で習得可能である戦闘特技の一部を習得可能です。また、イアイドー技能専用の戦闘特技がいくつか習得できるようになります。また、以下の技能レベルで戦闘特技を自動習得します。
技能レベル 戦闘特技 備考 1 《武器習熟A/ソード》 ※1 1 《居合》 ※2 5 《武器習熟S/ソード》 ※1 7 《刀魂》 ※2 11 《武器の達人》 ※1,※3 13 《バトルマスター》 なし ※1…イアイドー技能限定、イアイドー技能のレベルによって習得した該当特技高ランクの武器を装備している場合、イアイドー技能以外の技能で命中力判定を行ったり、追加Dの上昇の恩恵を受け取ることはできません。
※2…イアイドー技能専用の戦闘特技です。
※3…これによって、カテゴリ<ソード>以外のAランク以上の武器が装備できるようになることはありません。戦闘特技
イアイドー技能を実装する場合、既存の一部戦闘特技が以下の通りに変更されます。
選択習得の常時特技
《回避行動Ⅱ》
「置き換え:《回避行動Ⅰ》/バトルダンサーorイアイドーorフェンサー技能レベル9以上」
《頑強》
「前提:ファイターorグラップラーorバトルダンサーorイアイドーorフェンサー技能レベル5以上」
なお、《超頑強》は習得できません。《変幻自在Ⅰ》
「前提:グラップラーorバトルダンサーorイアイドーorフェンサー技能レベル5以上」
「使用:グラップラーorバトルダンサーorイアイドーorフェンサー技能」《変幻自在Ⅱ》
「置き換え:《変幻自在Ⅰ》/グラップラーorバトルダンサーorイアイドーorフェンサー技能レベル13以上」
「使用:グラップラーorバトルダンサーorイアイドーorフェンサー技能」《両手利き》
効果
習得者は、必要筋力が20以下の「用法:1H(1H#は不可)」の武器をそれぞれの腕に1本ずつ装備し、1回の主動作でそれぞれで1回ずつの攻撃を行えるようになります。このとき、いずれの攻撃とも命中力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
どちらかの腕から攻撃を行うかは任意です。また、それぞれが異なる戦士系技能で命中力判定とダメージ決定を行ってもかまいません。1回目の攻撃と2回目の攻撃で、その対象を変えることはできませんが、1回目の結果を確認して、2回目の攻撃を中止することは可能です。
ただし、イアイドー技能を用いてこの戦闘特技で2回攻撃を行うことはできません。選択習得の宣言特技
《斬り返しⅠ》
「使用:ファイターorバトルダンサーorイアイドーorフェンサー技能、2H近接武器」
《斬り返しⅡ》
「置き換え:《斬り返しⅠ》/ファイターorバトルダンサーorイアイドーorフェンサー技能レベル7以上」
「使用:ファイターorバトルダンサーorイアイドーorフェンサー技能、2H近接武器」《全力攻撃Ⅱ》
「置き換え:《全力攻撃Ⅰ》/ファイターorグラップラーorバトルダンサーorイアイドー技能レベル9以上」
「使用:ファイターorグラップラーorバトルダンサーorイアイドー技能」《全力攻撃Ⅲ》
「置き換え:《全力攻撃Ⅱ》/ファイターorイアイドー技能レベル15以上」
「使用:ファイターorイアイドー技能、2H武器」《薙ぎ払いⅠ》
「前提:ファイターorバトルダンサーorイアイドー技能レベル3以上」
「使用:ファイターorバトルダンサーorイアイドー技能、2H近接武器」《薙ぎ払いⅡ》
「置き換え:ファイターorバトルダンサーorイアイドー技能レベル9以上」
「使用:ファイターorバトルダンサーorイアイドー技能、2H近接武器」《必殺攻撃Ⅲ》
「置き換え:《必殺攻撃Ⅱ》/バトルダンサーorイアイドーorフェンサー技能レベル11以上」
「使用:バトルダンサーorイアイドーorフェンサー技能」自動習得の戦闘特技
《バトルマスター》
「習得:ファイターorグラップラーorバトルダンサーorイアイドー技能レベル13」
イアイドー技能導入における追加戦闘特技
イアイドー技能を導入すると、以下の戦闘特技を習得できるようになります。ただし、戦闘特技《○の型/~~》は、居合道士が1ラウンドに複数回宣言できる状況でも、1ラウンドに1回までしか宣言することができません。戦闘特技《○の型/~~》は、移動の種別が「通常移動」または「制限移動」に限られます。「全力移動」をしてしまうと宣言できませんし、移動より前に使用を宣言すると「全力移動」を行えません。ただし、全力移動時に通常移動時の動作を行える能力を有している、効果を適用されているなどの場合は、宣言可能です。
戦闘特技《○の型/~~》は、自身の手番に何らかの行為判定を行うより前に宣言しなければなりません。宣言を行うと効果時間中、「イアイドー技能」以外で命中力判定や回避力判定を試みることができません。
《居合》-主動作型(自動習得)-
「習得:イアイドー技能レベル1」
「使用:イアイドー技能、納刀時」
概要:納刀状態で剣を構え、後の近接攻撃が高達成値で命中したら、命中時、合算ダメージを2倍
効果
この特技を使用する居合道士は、使用時に構えます。居合道士が自身の次の主動作で近接攻撃を行い、近接攻撃を行った対象の回避力判定の達成値より「3」以上高い達成値で命中したならば合算ダメージが2倍になります。対象の達成値より1~2高い達成値に留まった場合には、命中はしますがダメージ計算は通常通りに行います。むろん、同点ないし対象の達成値に及ばないときは攻撃失敗です。
特技の使用時、移動は「制限移動」に限られます。また、特技の使用後、別の主動作を行ってしまったり、「納刀状態」を解除してしまったり、転倒したりするとこの特技の効果は失われます(ラウンドをまたぐことは問題ありません)。
複数を同時に攻撃する場合、対象の回避力判定の達成値より「3」以上高い達成値で命中した中から任意に1体を選びます。そして、その1体の合算ダメージが2倍になります。この対象の決定はダメージを決定する前に行います。
近接攻撃を行った後は、命中の成否に関わらず「抜刀状態」になります。《刀魂》-常時型(自動習得)-
「習得:イアイドー技能レベル7」
「使用:-」
主動作を行った後や、自身の手番以外のキャラクターの手番中に「抜刀状態」と「納刀状態」を切り替えることができます。この効果は1回だけ使用でき、次の自身の手番が来たときに再び使用できるようになります。
また、すべての戦闘特技《○の型/~~》を「リスク:なし」として扱い、さらに「戦闘特技《○の型/~~》は、自身の手番に何らかの行為判定を行うより前に宣言しなければなりません。」という制限がなくなります。《影の型/抜き足》-宣言型-
「前提:イアイドー技能レベル7以上」
「使用:-」
「適用:10秒(1ラウンド)」
「リスク:なし」
概要:制限移動+10m
効果
制限移動で隣接エリアまで移動できるようになります。上級戦闘や熟練戦闘の場合、制限移動の距離が+10mされます(これにより合計13mとなります。《足さばき》を習得しているキャラクターがこの特技を宣言した場合20mとなります)。ただし、移動力が制限移動の距離未満の場合、制限移動の距離は「移動力」mとなります。《△剛の型/迎え打ち》-宣言型-
「前提:イアイドー技能レベル3以上」
「使用:イアイドー技能」
「適用:10秒(1ラウンド)」
「リスク:なし」
概要:回避の代わりに相手を迎え打つ
効果
この特技は宣言していてかつ「抜刀状態」のときに近接攻撃の対象となった場合に発動します。回避力判定を必ず放棄します。代わりに互いにダメージを決定します。このとき、迎え打ちを試みた方の算出ダメージが相手の算出ダメージを上回った場合、「迎え打った側の算出ダメージ-近接攻撃を試みた相手の算出ダメージ」で出た値を本当の算出ダメージとします。ただし、迎え打った側がクリティカルしていた、または打撃点決定の出目の2dが「10」以上だった場合(相手がクリティカルを無効化する能力を持っている場合、もちろんクリティカルは発生しません)、相手の算出ダメージ分減少させずにそのまま自身が出した算出ダメージを用いります。
同値、または相手が算出ダメージを上回った場合、近接攻撃を試みていた相手は、その威力表や打撃点決定の2dを「12」として扱います(回転後は通常通り算出します)。《△柔の型/受け流し》-宣言型-
「前提:イアイドー技能レベル1以上」
「使用:イアイドー技能」
「適用:10秒(1ラウンド)」
「リスク:与える物理ダメージ-3点」
概要:回避力に器用度ボーナス分の修正
効果
回避力判定に自身の器用度ボーナスと同じ値だけボーナス修正を得ます。リスクとして自身が与える物理ダメージが-3点されます。《閃の型/稲妻》-宣言型-
「前提:イアイドー技能レベル3以上」
「使用:イアイドー技能」
「適用:10秒(1ラウンド)」
「リスク:回避力判定-2」
概要:武器の威力+10
効果
攻撃に使用するカテゴリ<ソード>の武器の威力を+10します。リスクとして回避力判定に-2のペナルティ修正を得ます。
由来・逸話
ラクシアの見知らぬ大陸から伝わった剣技。鞘にソードを収めた状態から居合を繰り出すのを得意とする技能。