【サモナー技能】
- 入門条件
サモナー技能 魔法使い系技能 テーブルA
サモナー技能は、幻獣を召喚し、使役して戦わせるための技能です。
サモナー技能を使用する者は召喚士と呼ばれ、サモナー技能の魔法は召喚術、そして召喚術で召喚された生物は召喚獣と呼ばれます。
サモナー技能は、少ない魔力で召喚獣を召喚し、それらの力を借りて戦う技能です。召喚後はほとんど魔力を使用せず、召喚獣の魔力を使用して戦うため、魔法を使えない者でも、魔法使いのように戦うことができます。また、優れた召喚士は召喚獣へと変身し、自らの手で戦う者もいます。
サモナー技能では、以下の行為判定が可能です。
・魔法行使判定
・魔物知識判定(対幻獣のみ/弱点を見抜くことができません)
サモナー技能を制限される種族
なし
召喚術の使用条件
移動の種別の制限
召喚術を行使する時には、その手番の移動は「制限移動」に限られます。
召喚士の杖
召喚術を使用するには、専用の杖を装備している必要があります。杖は、「用法:1H」のアイテムです。
知名度 | 5 | 形状 | 素朴な杖 | アイテム区分 | 用法:1H |
概要 | 召喚術の行使に必要 | 制作時期 | 神紀文明時代 | ||
効果 | このアイテムを装備することで、召喚術を行使することができます。 | ||||
召喚術は召喚獣が行使する
【サモン・××】以外の召喚術を使用するためには、召喚獣が存在している必要があります。この時、召喚獣が召喚術を行使している扱いになり、消費MPは召喚獣のMPを使用し、召喚術に適用される戦闘特技も、原則召喚獣が習得している特技のみが適用されます。ただし、魔力は召喚士の魔力を使用します。また、「対象:術者」となっている召喚術は、召喚獣ではなく召喚士が対象となります。
召喚術の獲得
召喚士は、サモナー技能を1レベル上昇させるとそのレベルで使用できる召喚術を全て獲得します。
契約魔法の一覧については、召喚術一覧を参照してください。
【サモン・××】について
召喚術の中には、名前が【サモン・××】となっている召喚術があります。これは、××を召喚する召喚術です。これらの召喚術と、それによって召喚された召喚獣についての特殊ルールを記載します。
いつでも送還できる
【サモン・××】で召喚された召喚獣は、キャラクターの手番中であれば任意のタイミングで、補助動作で送還することができます。ただし、送還したラウンドの手番には、【サモン・××】を使用できません。
また、送還後に再度召喚した場合でも、HPやMPは回復しません。それ以外の効果は全て消滅した状態で召喚されます。
召喚獣は1体まで
召喚士は常に、召喚獣を1体までしか使役できません。これは、召喚獣の力が強大なためです。既に召喚獣が召喚されている状態で、【サモン・××】は使用することができません。
また、召喚獣は常に召喚士と同じ座標に存在します。
HPが0になると強制送還
召喚獣は、HPが0になると強制的に送還されます。また、HPが0になってしまった召喚獣は、回復に1日の時間を要するため、その日は召喚することができません。
召喚獣に手番はないが能力は使用できる
戦闘中、召喚獣には手番はありませんが、召喚獣に能力を使用させることはできます。宣言特技や主動作能力を使用させる場合、それぞれ召喚士の宣言回数や主動作を消費して使用します。
召喚獣と【ジェム・××】
召喚術【ジェム・××】は、使用する召喚獣によって魔法の属性が異なります。例えば、「ルビー・カーバンクル」が【ジェム・ルイン】を使用すると、炎属性になります。
サモナー技能の戦闘特技
サモナー技能では、他の魔法使い系技能で習得可能な戦闘特技の他に、専用で習得可能な戦闘特技が存在します。詳細については、このページの末尾を参照してください。
サモナー技能の生まれ
プレイヤーは、PC作成時に初期所有技能が「ソーサラー」の生まれを選ぶ時、初期所有技能としてサモナー技能を1レベル習得できるものとします。
解説
概説
サモナー技能は、幻獣を召喚し、幻獣の力を借りて戦う技能です。
サモナー技能が使う魔法は、召喚術、それを使う者を召喚士、そして召喚された幻獣は召喚獣と呼ばれています。
召喚術は、魔法使い系技能でありながら、魔法の才能がそれほどいらないため、多くの冒険者に好まれています。
発祥
召喚術は、元々は神紀文明時代に幻獣だけでなく、魔神や蛮族などを召喚するために使われていました。強大な幻獣や魔神などを召喚し、敵と戦わせていました。
しかし、大規模な戦争が起き、その戦争で兵器として使われた結果、召喚士は数を減らし、生き残った召喚士たちも市民から畏怖の目で見られ、淘汰されていきました。
やがて時代が立ち、古代魔法文明時代中期あたりに、召喚術の魔神を召喚する技術と、幻獣を召喚する技術が別々に伝わり、デーモンルーラー技能と枝分かれしたのではないかと言われています。
そうして枝分かれした片方である召喚術は、デーモンルーラーよりも使役する対象は弱いものの、暴走の危険性が少ないことから、デーモンルーラーよりは迫害されることは少ないです。
現代の冒険者たちにも、召喚術は継承されており、妖精と同じように幻獣が冒険者に付き従い、戦闘を行っている姿を見かけることは珍しくありません。
習得するためには
サモナー技能を扱うためには、とにもかくにも、幻獣と心を通わせないことには始まりません。
大抵の召喚士は、師の召喚獣に触れて幻獣を知り、実際に幻獣を召喚してみて、仲良くなることを図ります。
それ以外にも、偶然出会った幻獣と心を通わせ、召喚の契約を交わしている召喚士もま
れにいます。
社会での存在
現在のアルフレイム大陸において、一般人にはサモナー技能の存在はほとんど認知されていません。逆に、冒険者の中ではかなり普及しており、フェアリーテイマーと同じ程度には見かけます。
一般人からすれば、おおよそ妖精と幻獣の区別がつくことはないため、同じようなものだと考えられています。
特徴と役割——主たる技能として
サモナー技能は攻撃力に長けています。そのスペシャリストであるソーサラーと同程度の火力を持ちますが、ソーサラーと比べてしまうと、探索中に使用できる魔法などの、便利な魔法がないことが目立ってしまいます。しかし、逆にサモナー技能にはソーサラーと違い、召喚獣の能力を使用することができます。また、ソーサラーと異なり、召喚獣のMP を使用するため、召喚士は他のことに MP を使いやすいのもサモナー技能の利点です。
その分、サモナー技能のみを中心として構成していくためには、召喚士自身のMPが余りがちになってしまう点に注意が必要です。
また、召喚術には誤射の危険性がある魔法が存在しないため、《ターゲッティング》を必要としない点で、戦闘特技に余裕ができやすいです。《ターゲッティング》を前提とした《鷹の目》や《魔法制御》も、高レベルの召喚獣が習得しているため、その分も別の戦闘特技を習得することができます。
サモナー技能を中心に考えつつ、補助として習得する技能を考えるなら、あまった MPを使用して自身を強化し、【サーバント・コネクト】で間接的に召喚獣を強化することもできるエンハンサー技能、ゴーレムを作成し、更に従者を増やすコンジャラー技能などが考えられます。
特徴と役割——兼業として
兼業としてのサモナー技能は、おおよそソーサラーと同様です。ですが、戦士系技能を使用する際、召喚士の杖が 1H であるため、2H の武器は利用できない点に注意してください。また、宣言特技に余裕がある分、ソーサラーよりも兼業がしやすいです。
流派装備
秘伝
《専属契約/判定強化》
- 必要名誉点
- ー
- タイプ
- 常時型
- 前提
- サモナー技能3レベル以上
- 限定条件
- ー
- 使用
- ー
- 適用
- ー
- リスク
- ー
- 概要
- 選択した召喚獣が行う行為判定にボーナス修正
- 効果
この特技の習得者は、習得時に召喚獣を1体選択します。この時、まだ召喚できない召喚獣を選択することもできます。
この技能の習得者が召喚した、選択した召喚獣が行うあらゆる行為判定に「召喚の知力ボーナス」点のボーナス修正を与えます。
《専属契約/**》の習得時に選択する召喚獣は、全ての《専属契約/**》で共通する1種類のみ選択することができ、1度決定したら変更することはできません。
《専属契約/MP増加》
- 必要名誉点
- ー
- タイプ
- 常時型
- 前提
- サモナー技能3レベル以上
- 限定条件
- ー
- 使用
- ー
- 適用
- ー
- リスク
- ー
- 概要
- 選択した召喚獣の最大MPが増加する
- 効果
この特技の習得者は、習得時に召喚獣を1体選択します。この時、まだ召喚できない召喚獣を選択することもできます。
この技能の習得者が召喚した、選択した召喚獣の最大MPは「召喚士の知力ボーナス」点だけ増加します。
《専属契約/**》の習得時に選択する召喚獣は、全ての《専属契約/**》で共通する1種類のみ選択することができ、1度決定したら変更することはできません。
《専属契約/魔法強化》
- 必要名誉点
- ー
- タイプ
- 常時型
- 前提
- サモナー技能5レベル以上
- 限定条件
- ー
- 使用
- ー
- 適用
- ー
- リスク
- ー
- 概要
- 選択した召喚獣が行う魔法によるダメージが増加する
- 効果
この特技の習得者は、習得時に召喚獣を1体選択します。この時、まだ召喚できない召喚獣を選択することもできます。
この技能の習得者が召喚した、選択した召喚獣がダメージを発生させる魔法を行使する時、そのダメージに「召喚士の知力ボーナス」点を追加します。
《専属契約/**》の習得時に選択する召喚獣は、全ての《専属契約/**》で共通する1種類のみ選択することができ、1度決定したら変更することはできません。
《専属契約/MP補助》
- 必要名誉点
- ー
- タイプ
- 常時型
- 前提
- サモナー技能7レベル以上
- 限定条件
- ー
- 使用
- ー
- 適用
- ー
- リスク
- ー
- 概要
- 選択した召喚獣がMPを消費する時に召喚士のMPを使用できる。
- 効果
この特技の習得者は、習得時に召喚獣を1体選択します。この時、まだ召喚できない召喚獣を選択することもできます。
この技能の習得者が召喚した、選択した召喚獣がMPを消費する時、召喚士のMPを5点まで消費して肩代わりすることができます。この時、召喚士は魔晶石など、MPを肩代わりするアイテムや能力を使用することはできません。
《専属契約/**》の習得時に選択する召喚獣は、全ての《専属契約/**》で共通する1種類のみ選択することができ、1度決定したら変更することはできません。
《MP軽減/サモナー》
- 必要名誉点
- ー
- タイプ
- 常時型
- 前提
- サモナー技能5レベル以上
- 限定条件
- ー
- 使用
- ー
- 適用
- ー
- リスク
- ー
- 概要
- 召喚術のMP消費-1
- 効果
この特技の習得者は、召喚術を行使する際の消費MPが-1されます。
詳細な処理などは《MP軽減/**》に準じます。
《同時召喚》
- 必要名誉点
- ー
- タイプ
- 常時型
- 前提
- サモナー技能5レベル以上
- 限定条件
- ー
- 使用
- ー
- 適用
- ー
- リスク
- ー
- 概要
- 2体まで同時に召喚獣を召喚可能
- 効果
この特技の習得者は、召喚獣を2体まで同時に召喚することができます。
ただし、2体召喚した状態で召喚術を使用する際にはどちらか一方の召喚獣のみが召喚術を使用します。
また、この技能を習得していても、バハムートは他の召喚獣と同時に召喚できません。