ラスカン出身

同性の家族がいない
高レベルの魔法をかけられたことがある
物心がついた時には独りだった

家族をすべて失ったので

生まれて間もなく母親が死に父親に育てられていた。
だが物心がつく前に父親にスラム街にすてられる。
その後は物乞い、ゴミ漁りなどで命をつないでいた。
ある時、物乞いをした相手の冒険者に保護される。
その後冒険者のもとで育ち、戦い方も教っていた。
そして13歳の時に冒険者にこう告げられる。
「この街だけじゃない。もっと広い世界を見てきなさい」
その言葉をきっかけに冒険者として旅にでることになる。
その後は各地を旅しながら大小さまざまな依頼をこなしている。

スラム街にいた頃は自分のことで精いっぱいで他人の事をあまり考えない性格だった。
冒険者の元で暮らすうちに他の者のことも考えるようになる。
その結果優しくも生きる為ならば容赦をしないという性格になった。

ラスカンは、古代の魔法都市イルスクの廃墟の上に建てられた港町で
海賊や盗賊など、お金に興味のあるいかがわしい人々がよく訪れていた。

城壁の中での生活は危険だが、ラスカンは非常に儲かる街だった。
海賊が持ち込んだ品物は闇市場で売られ、北方の商人たちは温暖な季節に
10の町へ向かう途中の休憩所として頻繁に訪れ、エキゾチックなスクリムショウの装飾品を買い求めた。
いくつかの酒場ではエールやその他のスピリッツが取引され、麻薬や奴隷の取引が盛んで
（明らかに昇華されていたが）、情報ブローカーや売春婦が夜の間に商売をしていた。