容姿・経歴・その他メモ

　
容姿など：
灰毛のジャックウサギのリカント。身長159cm、体重は…知らない。
未成年且つ元々小柄で細身の種族の為、特殊な嗜好の持ち主から熱い視線を送られることがある。
…が、それに気づかれると血を見るので覚悟が必要。

瞳は血を透かしたような赤、興奮するともっと紅くなる。気を付けようね。


経歴：
親が親なら子も子だ、とは無責任な言葉だ。
子は親を選べないのだから。

人の道から外れて重ねた所業の罪で裁かれたある男女には、望まれたものか定かではないが、落とし胤がいた。
縋るものの無い命に、世界は尊厳を与えない。
人ならず、獣ならず。外れぬ首輪を唯一与えられ、道具として日に日に命をすり減らす。

踏み越えるのは、あっけないものだった。
ふつり、と羽根のように軽く。振るった手斧は自身を痛めつけた男を真っ赤な噴水と化した。
この熱を。この沸き上がるものを、なんと呼ぶのだろう。

佇んでいると、一人の女が手の中から斧を魔法のように奪い去り、こちらを背負ってその場を後にした。
暴れてももがいてもものともせずに、下品に大笑いしながらそいつは言った。

「オレが、面白いことを教えてやる」

クソババ…師匠はそれから、食うための方法を。戦う為の方法を。勝つ為の方法をこの身体に教えた。
半分は自分の酒代の為。半分は肴にする為。ぬけぬけと言うアイツを、オレはいつかーーー

　

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