容姿・経歴・その他メモ

身長

152

体重

種族平均値

髪

灰がかった金

瞳

薄緑

肌

白

経歴

B4-3 近所に芸術家が住んでいる(いた)
B1-3 異種族の友人がいる
C3-6 己に何らかの誓いを立てている

　稼働18年を数える。親しい者からはケイトと呼ばれている
　ディガッド山脈の深雪を思わせる白い肌を持ち、癖のあるアッシュブロンドをショートに整えている。
　ルーンフォーク女性らしい薄くしなやかな身体つきと、顔面と首元に備わる藍色の硬質素材が特徴。
　特に左頬の部位が不気味な造形で目を引きやすく、本人のコンプレックスになっている。
　左頬の部位には友人の手により白い一輪の洋ランが描かれている。

　生まれは"大舞台"芸術都市国家マカジャハット王国。
　当時の王国の方針によって集中的に美術教育を施されたため、特に絵画に対する造詣が深い。

　"穢れ"を理由に迫害された画家の親友を連れて芸術都市から逃げてきた経歴を持つ。
　それは当初、小規模の隊商に帯同する旅路であったが、友の正体を隠匿しようとするあまり、彼が都市で利き腕に負った怪我を致命的に悪化させてしまう。
　腐敗が進行した患部を切断するにはケイト一人の力ではどうしようもなく、隊商の人員に協力を求めざるを得なかった。
　その後正体が露見した二人は隊商からの離脱を余儀なくされ、せめてもの温情として最寄りの街で降ろされることになった。
　この時、去り際に同情した商人の一人から秘かに職の紹介を受ける。

　ケイトは紹介された夜の酒場での給仕をこなしながら、いつか再び彼にも筆を取ってほしいと思っていた。
　友の描く絵と、絵を描く友の姿を見るのが何よりも好きだったからだ。

　だが、何もかもを失った友にこれ以上何かを求めるのは酷なのではないか...。

　そうして考えが空回りしたまましばらく経ったある時、店の馴染みの冒険者達から”魔動機文明アル・メナスが現代に遺した超高性能義肢”の噂を聞きつける。

　もし、これを手に入れることが出来たならば...。

　ケイトがはっと顔を上げると、普段遠巻きに見るばかりだった冒険者達の怪訝な表情を浮かべた顔面がいくつもこちらを窺っていた。

　彼女の本気を察知するや、冒険者達は瞬く間に店のマスターを簀巻きにし、店中の酒と、料理と、使い古しの装備を集め、一通りの"教養"を教え込む教室を作り上げた。ケイトは影があるが懸命で客から愛されていた。
　集った頼もしき教師陣は誰もが酒臭くて、話す内容は半分も揃わなかったが、集った誰もが新たな冒険者の門出を祝っていた。

　駆け足で踏み出すことになった第一歩に戸惑いながらも、ケイトは冒険者としての道を歩み始める。

セッション履歴

収支履歴