先祖返りで人間に近しい容姿をしているバルカン。一族からはウィークリングと間違えられ忌み嫌われていた。産まれて直ぐに翼を切り落とされ、産みの親に殺されかけた所を救われているらしい。
似たような容姿の、年の離れた姉のような存在が一族内におり、その人の背中を追って育った。
5歳のときに、一族の連中が姉の目を盗んで狩りに無理やり連れられ、殺されるのではと身構えながら数日過ごしたが、狩りの対象に大人共が狩られてしまう。
必死に逃げ、偶々フィールドワークに出ていたシエラと出会い、窮地を乗り切る。
一族のもとに戻ると、一族は皆、殺されており、姉の姿はなかった。
シエラに誘われるまま、ムーンパレスへと足を踏み込んだ。
姉以外の者とろくに接したことのなかった俺は、戸惑いながらも孤児院の子らの歓迎を受け、徐々に心を開くが、姉を失った時のことを思い出し、距離を開けるようになる。
今は、賭博師として名を広めている。

姉からの教訓「嘗められたら一生そのままだ。力だけが全てではない。」

イグニスに直接の信仰を捧げる蛮族です。両腕には鋭い爪を持ち、さらに両 手の甲にはそれぞれ炎、土を司る宝石が埋め込まれています。背中には翼が生え、シルエットは魔神のそれに似ていますが、蛮族に分類されます。
人族、蛮族にかかわらず、弱者や意志の弱いものを激しく憎みます。しかし、同族や一度実力を認めた者とは決して争わず、強い仲間意識をあらわにします。
ここに記載されているバルカンは、平均的な能力のものです。レーゼルドーン大陸では、強力なバルカンが存在するという報告もあります。