容姿・経歴・その他メモ

2-5-3 故郷の場所を知らない
5-5-1 物心ついた時には独りだった
5-2-4 体に傷痕がある

履歴

虎のリカント。
とある村の近くの森に捨てられていた孤児。
村の孤児院で育ったが、15歳になり自力で稼げるようになってからは孤児院を飛び出し、森の中にアジトを建てて、盗みや追い剥ぎで金を稼いでは孤児院に寄附をしていた。(『殺し』はしていない)
育ちも素行も悪いが、人格的には親しみやすく子どもによく懐かれるタイプだったので、寄付のこともあり孤児院の人気者だった。
ある日、いつものように追い剥ぎをしようと木こりの男(グレイ曰く、『クソジジイ』)の前に立ちふさがったが、素手でボコボコにぶっ飛ばされ、気絶している間に木こりの家まで連れ込まれた。
男は隠居していた元冒険者であったらしく、『そんなことばかりしていると、近い内に痛い目を見るぞ』と諭すと、保存食の干し肉を押し付け、グレイをアジトまで帰らせた。
それでもまだ追い剥ぎや盗みを続けていたが、いつものように一仕事終えてアジトに戻ると。

家には火がかけられていた。
燃え盛る隠れ家を呆然と見守っていると、物陰から二人組のごろつきが姿を現した。
聞けば、その男達はグレイが以前襲った貴族の男に雇われて報復に来たらしい。
半殺しにされながらも何とか撃退(顔の傷はこの時の戦いでついたもの)したが、相打ちのような形で気を失い、目が覚めると木こりの家のベッドで寝かされていた。
不器用ながらも気遣うように言葉を選ぼうとする木こりの表情に嫌な予感を感じ取り、痛む体を引きずって村の様子を見に行くと、グレイを輩出した孤児院も同じように焼けおちていた。
冒険者になった目的は『孤児院を焼いた貴族の男に報復すること』であるが、冒険者としての生活自体もそれなりに楽しんでいるようだ。

セッション履歴

収支履歴