【コボルド流汎式戦闘術】
(テラスティア大陸)- 入門条件
- 50名誉点(コボルドは20点)
魔法文明時代に、コボルドの身でありながら並外れた研鑽によって魔法王にまで上り詰めた者がいました。
彼は己が身につけた技や魔法を、自らに続かんとする意思を持つコボルドたちに公開したのですが……彼自身が持たざるものであったからか、その技能にはひとつ特徴があったのです。弱点と見ることもできるかもしれません。
彼が公開した技能は、あまりにも一般化されすぎていて、例えコボルドでなくとも簡単に習得できてしまったのです。特に《複合技能》に至っては、他種族のほうがコボルド以上に使いこなせる始末でした。
最期に彼は、自身の技を己以上に使いこなす他種族の手によって討たれました。記録以上の文献は残っていないため、そのことについて彼がどのような感情を抱いていたのかは永遠の謎となっています。
種族コボルドが冒険者レベル6・11に到達した際に強化される種族特徴として、以下を設定します。
[小さな匠]が強化されます。
6レベル:追加されるボーナスがさらに+2(合計+4)されます。
11レベル:戦闘中にも、この種族特徴によるボーナスが適用されます。
流派装備
秘伝
《複合技能》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 3種類の技能レベル4以上
- 限定条件
- 使用
- ―
- 適用
- リスク
- 概要
- 複数の技能で判定し、任意に適用可
- 効果
この技能は独立した戦闘技能であり、戦闘技能の枠を消費して単体で習得します。
武器攻撃の命中判定や探索判定など複数の技能で行える判定の際、使用可能な複数の技能でそれぞれダイスを振って判定を行い、結果を確認してから任意の技能を採用することができます。
武器攻撃時の追加ダメージなどは、最終的に採用した技能のものを適用します。
使用の際に特定の技能が必須である宣言特技は、判定を行った技能の中にそれが含まれていれば宣言可能です。
例えば〈ソード〉カテゴリの武器で攻撃を行う際、自身のファイター技能、フェンサー技能、バトルダンサー技能の補正をそれぞれ適用して、2d6を3回行い最も高い数値を使用することができます。ただし、フェンサー技能を用いる場合は必要筋力が本来の2倍要求されますし、バトルダンサー技能であればグラップラーと同じ防具制限が適用されます。それらを満たしていない場合は、ファイター技能でしか判定を行うことができません。
また、最終的に採用した技能がフェンサー技能であった場合、ダメージ計算の際にC値は-1されます。それ以外の技能を採用したのであれば、判定に用いていてもC値はマイナスされません。
秘伝魔法
基本的にすべて深智魔法であり、ソーサラー・コンジャラー両技能が必要です。
そうでないものは効果に補記します。
- 5
- ≫△【コンバート・エクスペリア】
- 必要名誉点
- 20
- 消費
- MP3 × 上昇量
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 10秒(1ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 技能の封印を代償に高位魔法の準備をする
- 効果
術者は、発動時に自身のレベル5以上の技能(ソーサラー・コンジャラー以外)を任意の数選択します。1日の間術者はその技能を封印し、あらゆる判定に用いることができなくなる代わりに、任意の魔法系統ひとつで使用可能な魔法のレベルを、封印した技能の数だけ上昇させます。
深智魔法の使用可能レベルを上昇させたい場合は、真語魔法と操霊魔法をそれぞれ対象にして2回この魔法を行使することでその結果が得られます。
この際上昇するのはあくまで使用可能な魔法のレベルだけであり、魔力や行使判定などには影響しません。
また、封印の効果は抵抗:必中とし、なんらかの手段でこれを解除、あるいは効果を受けなかった際には、使用可能な魔法レベルも元に戻ります。
- 5
- 【メガ・エボリューション】
- 必要名誉点
- 20
- 消費
- MP10 × 上昇レベル
- 対象
- 術者
- 射程/
形状 - 術者/
―
- 時間
- 3分(18ラウンド)
- 抵抗
- 任意
- 概要
- 一時的に冒険者レベルを上げる
- 効果
冒険者レベルを上昇させ、そのぶんのHP・各抵抗・種族特徴を強化します。
HPは最大値・現在値共に同じ量だけ上昇します。(回復ではありません)
この魔法で戦闘技能を習得したり、置き換えが発生したりすることはありません。