容姿・経歴・その他メモ

元木こりの青年。
”樹神”ダリオンの経験な信者で、穏やかで思慮深い性格。
人の苦しみや悲しみに人一倍敏感で、同情した相手のためにできることはしようとする。
ただし女性には慣れておらず、その扱いをやや苦手としている模様。

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経歴表
【育ての親に拾われた】
【自分にそっくりな人物を知っている】
【自殺を試みたことがある】
冒険に出た理由表
【故郷にいられなくなって】

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ハーヴェス王国東部の森林地帯出身。実の両親は不明。
森の入り口に捨てられていたところを木こりの老人に拾われ、彼の仕事を手伝いながら育つ。
種族は違えど、穏やかで思慮深く経験なダリオン信者である彼を、ラルスは親として慕っていた。

そうして月日は過ぎ、成人を迎えようとしていたラルス。
自分も義父と同じ木こりとして生きていくのだと信じて疑っていなかった。……のだが。

それは、近くの街へ一人で木材を売りに行った帰りのことだった。
森の入り口で、ラルスはフードを目深に被った少年とすれ違う。
微かに漂う血の匂いと、フードの下から僅かに覗く、ラルスとそっくりな風貌が印象に残る。
しかしまとまったお金を持っている不安から、ラルスは訝しみつつも接触はせず家路を急いだ。
が、帰ってきた彼を待っていたのは……燃え盛る丸太小屋と、その前で血に塗れ、事切れた義父だった。

義父を失った悲しみに暮れるラルスに、更なる追い討ちがかかる。
偶然現場を目撃していた他の木こりが、「ラルスが［獣変貌］して、老人を襲っているのを見た」と証言。
この証言を根拠にラルスは捕らえられ、身に覚えのない義父殺害の嫌疑で尋問を受けることになってしまう。
幸い、犯行時刻に街でのアリバイが確認されたことから、程なくしてラルスは釈放される。

自由の身となったラルスだが、義父を喪った彼が心に負った傷はあまりにも深い。
その上村中の人々からは慰められることもなく、未だ疑いの目で見られ続ける。
絶望し憔悴し切った彼が死を選ぼうとしたのも、無理のないことだった。

大木の太い枝に縄をかけ縊死を試みたラルスだったが、彼の自殺は失敗する。
偶然その枝に小さな裂け目が入っており、体重に耐えきれず枝がへし折れたのだ。
この出来事を義父、そして”樹神”ダリオンのお告げと考えたラルスは、考えを改め生き続けていくことを決める。

死ぬことをやめたラルスは生きる目的として、義父の死の真相を知ろうと考えた。
そしてまず手掛かりになるであろう、あの日すれ違った少年を追うことを決める。
最終的に復讐することになるかはわからないが、決着を付けなければ納得のいく人生は送れない。
そのためには、強くなることと、情報を得ることが必要、それならば……。

こうして覚悟を決めたラルスは故郷を出奔、王都ハーヴェスに出て冒険者として登録。
現在に至る。

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