容姿・経歴・その他メモ

身長

180cm

体重

61kg

髪

青

瞳

緑

肌

白

経歴

A-3-3　奇妙な予言をされたことがある
C-6-3　国王に会ったことがある
C-2-1　伴侶がいる

来歴

吟遊詩人として

ウルシラ地方はアヴァルフ妖精諸王国連邦、ルノダの氏族が治める水の集落に生まれた。僕の家は吟遊詩人として、エルフの7氏族はもちろん、メリアの3王国や人間の王国まで、アヴァルフ全体にまつわる伝承や英雄譚を集めて伝えることで、互いに不干渉なこの妖精諸王国連邦においてお互いを知る機会をつくることを生業としていてね。僕もそれを継いで、故郷を中心に集落を渡り歩く旅芸人のようなことをしていたんだ。

そんなある日、大事件が起きた。どうやらとある人間の占い師が大きな予言をしたのだという。アヴァルフに生まれたエルフの吟遊詩人が、この大陸全土の土地を巡り、長い年月を経て、やがて来る戦いに世界を一つにするであろう。王はその手助けをしなさい、と。それを聞いた"笑顔王"セドリック・モンタンは僕に白羽の矢を立てることにしたらしい。急に使いの者に呼び出された僕は驚きながらも同行し、彼と話をし、その役目を受けることになった。彼が各組織に働きかけてくれて、冒険者を雇うまでもない簡単なお使いを受けることを条件に、冒険者ギルドを中心としたバックアップで大きな街ではあまり生活に不自由しないようにしてくれたし。そうして、冒険者ではなく、吟遊詩人として各国を回る生活が始まったんだ。たしか、25歳ぐらいの頃だっただろうか。

あれはだいたい6年前、ウルシラを遠く離れてブルライト地方を旅していたときのことだった。ハーヴェスからダイケホーンに向かって書簡を届けるよう頼まれた僕は、ダイケホーンの冒険者ギルドを訪れていた。用を済ませ折角だからと近くの路地で詩を唄っていたんだ。本来の役目もあったしね。それが、運命を決めたらしい。とあるエルフの娘が僕の下に訪れるようになったんだ。彼女はこの町の巫女だと言った。

彼女は、僕のことをランクの高い冒険者だと思ったらしい。お役目に関して広く声がかかっていたこともあり、確かに『高名な吟遊詩人』にはなってしまっていたし、その僕が『冒険者ギルドに訪れていた』ということがごっちゃになっていたのだろう。最初に会った時に適当に話を合わせてしまった僕は、そのまま否定するタイミングを逃して、彼女からの猛アピールを受けることになる。最初はこの旅に道連れを求める気はなかったし、ましてや巫女なんて連れ出せるわけない。ここに置いていったところで、数十年は帰って来られないだろうと断ったんだけど、「なら私も巫女をやめて冒険者になるわ！」なんて情熱的な目で迫られてしまってね。気が付いたときには、根負け……というよりも、僕の方が彼女の虜にされてしまっていたよ。歌人として、どうやら僕は情熱にめっぽう弱いらしい。

護衛も交えた少し仰々しい結婚式を挙げたのちに、彼女は巫女としての任を解かれ、僕たちは2人で旅に出ることになった。

冒険に出た理由

4-4　なりゆき
さて、問題は彼女がまだ僕のことを冒険者だと思っていることでね。それなら嘘を真にしてしまえばいいと、勢いでしばらく冒険者として活動することにしたんだ。長い長い役目になるし、ちょっとした寄り道は許されるだろう。幸いギルドには登録されていたし、長い旅生活で最低限の心得は身についていたから、グランゼールのギルドで仲間を募って、彼女の入門という名目で簡単な依頼からこなしていくことにした。

彼女自身にも力がつき始めたあたりで、きっと僕の嘘にも気づいてたんだと思う。でも機を見て僕が真実を話すまで、強く詰問されることもなかったし、話したときも責めることなく受け入れ、ついて来てくれると言ってくれた。僕自身を愛しているからとね、本当にできた嫁さんに見初めてもらえたものだ。

冒険者として

しばらくのちに当時組んでいたPTを抜け、元の役目にも戻りつつ、現在は冒険者と二足の草鞋を履いている。普段は僕の歌と彼女の踊りで旅芸人として路銀を稼いで各地を回りつつ、その先のギルドで人員の不足があったときは参加、といった感じで。多少の治安の悪さなら、街道を護衛なしで歩いても問題ない程度の実力はついたし。

彼女が魔動機術を覚えるというので一緒に学んでいたら、僕の方がハマってしまったりもした。ちょうど僕らに合う魔法もあったしね。この面白さに出会えたのも、アヴァルフを出ることにしたからだと思うと、この役目も面白いものだ。あそこには魔動機と関わる機会がおよそ存在しないからね。

この二つ名は、吟遊詩人の頃の異名の変形らしく、いつの間にか呼ばれるようになってたよ。多属性を操る"虹色"と、魔動機術や森羅魔法を呪歌を軸に織り合わせることから"交織"が掛けられてるんだって。え、好色とも読めるって？さあね、まあ昔の話さ、彼女と出会ってからは一途だよ。

セッション履歴

収支履歴