敵を殺すのは殺戮ではなく戦士の誉れと思っているので例外
敵としても生き恥を晒すのは矜持を汚す行為であろうと積極的に殺る
否定しているのは無意味な殺戮である

アビスに飲まれたとある娘がアビスの内部で産み落とした子
実は王族の私生児なのだが生まれ故に出生を隠され、血の繋がらない上流階級の老貴族の家で養子として育つ
自由と平等、清く正しい美しき貴族の生きざまを学び、気高く誇り高く、高貴なる者の守るべき、弱き者を守る義務などを学ぶ
義理の妹が生まれるまでは普通に愛されて育ったのだが、血のつながった娘が生まれた瞬間、徐々にその愛は妹へと向けられ…
嘘を付けない呪いのせいで妹に厳しくしすぎた結果、逆恨みされる
１５歳の時に義妹の謀略により、義妹をいじめているなどの嘘（本人の口からは嘘とは言えないタイプの嘘、本当のことを言えば追い込まれる系の奴）により、同情的な婚約者から婚約破棄を言い渡される
血のつながりも無く、極秘出生の秘密も、密約を知らない次代当主（義父）の手により追放される

その後、生きるために裏街で仕方なく花というかスプリングな季節を売って生きてきた
秒殺姫(ミス・クイックドロウ)（もちろん性的な意味で）の仇名を与えられる程の技量で才能を絶賛されたものの、
こんな役に立たない特技で未来のないつまらない一生で終わるのは嫌だったので
懇意の仲になった冒険者から戦うための技を学び冒険者になるために旅立った

趣味は美食で、自分が食べるためだけに作る技術を磨いた（主に色街でのお得意客の家で）
冒険者になったら美食食材を探す旅に出て探し出した食材を使用した料理を開発してレストランとか開きたいらしい

肌の色がヤヴァいエグイい見た目の腹部に淫紋めいたいかにもなピンクの紋章がうぞうぞと鈍く明滅している
脱がせた男のブレイブブレイドはだいたいこれでチキンナイフになる
なのでメインコースに入る前に処理するためにハンドジョブやマウスジョブを鍛える必要があった
結果、二つ名呼びされるくらいに絶賛される特技となってしまった

実は王族の姫が魔域で産み落としたのだが、アビスボーンという忌むべき姿であったため私生児として信頼ある老貴族に預けられた
王様とかも孫娘である彼女を別に忌み嫌っていた訳とかではないので支援はしていた（当然だが生まれたことさえ極秘機密である）
なので幸せに生きられるよう、とある辺境伯の子息との間に婚約とかも結んでいたのだが
王様は謀殺され真の父母も事故や病死に見せかけ暗殺され、真の育ての父とも呼べる老貴族も病死、許嫁の約束していた辺境伯も魔物大量発生(スタンピード)で討ち死に
密約と、彼女の本当の血筋を知る者はいなくなってしまう（ちゃんと伝えておけよ…とも思うけど機密だからね）
王様の後を継いだ傀儡の王子（彼女の弟）は当然彼女が実の姉であるとか知らないし
老貴族の後を継いだ育ての親はじじいがどこから拾ってきたのかわからんアビスボーンの娘とか思ってるし（まぁ、王族の娘が奈落の魔域で父親が誰かもわからない子を孕んで産み落としたとか極秘機密やろうしな
許嫁である婚約相手の父親も、穢れたアビス腹とか魔物でも産み落とすんじゃね？　とか思ってる訳で
義妹に篭絡された婚約相手から忌むべき穢れ腹など抱けるか、と婚約破棄されるのも当然なのであった

今名乗っているのは偽名だが、勘当され家名を名乗ることを禁じられて追放され、その先で新しく付けられた名前なので嘘ではないので名乗れている
本名はカルミール・ラーシャルード

春売り時の源氏名はセレスティア・カーシェイン
こちらも、そう名乗るものであると教えられたので、売り中などに使用する場合は嘘ではないという認識のため名乗れる

１８年前に起きた忌まわしき事件
かつておぞましい奈落の魔域があった
最初は村、やがては街、そして国一つをも飲み込み肥大化した奈落の魔域(シャロウ・アビス)
それはまるで大本たる奈落(アビス)の如く飛び地し、様々な街や屋敷や虚空に現れ無数の人々を飲み込んだ
とある下卑た男の野望が具現化したその魔域を人々は「邪淫の奈落(テンタクル・アビス)」と呼んだ
幸いにも取り込まれた無数の冒険者達の努力の結果、コアの崩壊と全員の脱出が奇跡的に実現された
だが、地獄めいたその酒池肉林の宴の果てに、魔域に飲まれた成人女性のほぼ全てが懐妊し大量のアビスボーンを各地に送り込むという悲劇的な結果となる

彼らを、不浄なる穢れし聖母の忌まわしき落とし子ども(スポーン・オブ・ディプレイヴド・ファムファタール)、とかなんか多分なんかかっこいい悪口が作られてと呼ばれてたりするのかもしれない

一部一般技能とか絶賛される才能とかあの特技に関しては、たぶんこの生まれが関係している天性の才

お店の常連
ダインフェリアル・ヴァカルディータ
ティルノレスという仮初の名前だけだった彼女に家族としての名前をくれた常連客…というか、最終的に愛人にしてくれた太客
ただし♀でレズビアン
片腕のフェリアの異名を持つ
これは彼女が隻腕な訳では無く、山賊や悪徳腐敗貴族など、人間族の悪党は片腕だけ吹き飛ばして（メイン武器はスタッフ）無力化させ生きたまま官憲に突き出すことからついた悪名である
蛮族などには容赦なく即死級の攻撃を叩き込む
イーヴァル系のサツマハーン秘伝を使うバトルダンサーにしてキルヒア神官（エルエレナっぽいのも嗜んでる超回避型）
ヴァカルディータの名は孤児院の名前で他に冒険者になった姉妹のような３人の家族がいるらしい
ティルノをヤンデレ級に溺愛している
そのため、普通に危険なことなど絶対にさせようとしないので、あくまでいざという時に身を守るための護身用として戦闘技術を学んだ
そして、そんなヤンデレ溺愛であるがゆえに、危険な敵を前にしたらまず生き延びることを前提に考え即逃げろと教えこまれている
それこそハンターハンターのキルアに針を埋め込んだイルミなみの愛情を込めて
いかに死が恐ろしく死よりも恐ろしいことがあるかを、敗北がどれだけのものであるかを精神にしっかりと刷り込まれている
蛮族に対する異常な殺害肯定の教育もこれによるもの
恩を返すために冒険者になって一緒に冒険できるよう置手紙だけ置いて出てきたため今は何をしているやら（探してるかもしれない）

１追放され街に辿り着いた初日にスラムで集団から「レ」の付く暴行を受けさらわれる
２散々弄ばれた後にボロ雑巾のまま捨てられるように奴隷商に売り飛ばされる（もちろん衣服も持ち物も全て売り飛ばされる）
３全てを失い、奴隷商やその手下からじっくりことこと何人からも散々味見された後に娼館へと売られる
４普通の娼婦として働くうちに実力を見出される
５ある日ふときた上客に面白い特徴（見た目がちょいロリ系アビストランク）を持つ新人が入ったという噂から呼ばれ、気に入られる
６その関連の上客達（エプスタ〇ン島みたいな繋がり）からお呼ばれされるようになり、粗相のないようコーティザンとしての徹底教育を受け、技能を叩き込まれる
７今まで生きてきた貴族としての教育が役立ちコーティザンとして十分な技能をメキメキと伸ばし覚醒、歪んだ腐敗した貴族の上客達の元へとまわされ続ける日々
８やがて一部太客ができ、コーティザンらしい活動を行うも、することはただの珍しいペット扱い、そして飽きたら捨てられる日々の繰り返し
～コーティザンの技能を得たからといって必ずしもそれらしい仕事が得られるとは限らないのだ、プロスティテュートの持つ技術ではコーティザンにはなれないが、コーティザンの技術を持つ者がプロスティテュートとして働くことは可能なのだから～
９やりなれたイケメンチョイ悪王子系から醜い豚男爵まで、ちょいロリ趣味の方やら骨折や殴打しながらとか首を絞めながらでなければ楽しめない輩などなど、さまざまな高貴なクズに弄ばれる
１０そういった悪徳貴族の変態クラブで使いまわされ、複数人からの連続耐久プレイを見世物にされたりもした
１１そんなクソのようなクラブに混ざるとあるレズビアンの女がいた。片腕のフェリアを名乗る元ヴァグランツの冒険者であるなりあがりの辺境伯
１２女の会員も珍しくはあるがいない訳ではなかったようだが、調子に乗って彼女の胸をもみしだいた隣の男の腕が宙を舞う
１３彼女は密命を帯びて街の腐敗した悪徳貴族を退治しに来たのであったとさ
１５腐敗した貴族を根絶やしにして仕事を終えた彼女に買われ、見事コーティザンとして愛人の座を得るのだった
といった感じ

本当は
ただ怖かった
いつか自分が捨てられるのではないかと
汚くみすぼらしく穢れたおぞましい自分が、本当に愛されていいのかただ不安でならなかった
いつか飽きられて捨てるのではないか
自分には愛されるだけの価値があるのだろうか
いつぞやのように捨てられて、そしてまたあの日々に戻されるのではないか
だから
自分にも彼女に愛されるだけの価値があると
彼女の隣に一緒にいてもいいと自分が思えるだけの存在になりたくて
ただ隣に立っていられるだけの、その資格が欲しかった