リカントたちが暮らす村で生まれた。クロが成人とみなされる15歳になるまでは、村の男たちの企みを知らず狩りの手伝いをして村で穏やかに過ごしていた。しかし成人となった日に村の男たちがその企みを実行。クロは突然拘束され、地下の檻の中で代わる代わる犯された。その日からクロに自由は与えられず、ひたすら暴行、強姦を受け続けた。村でこのような蛮行の対象となっていたのは彼女だけで、他の女性たちは自分が標的になることを恐れて見て見ぬふりをし続けた。17歳になって、女の子を1人出産し、サニーと名付けたが、リカントの平均よりもかなり小さかったため、村のための労働力を期待できないと考えられ捨てられた。(当時、この村では子供を労働力で評価する考えがある程度あり、村人たちはこの捨てる行為を仕方がないと考えていた)
　7年前(クロが18歳のとき)、村が(人族を襲いたい気分だったアルビダの率いる)蛮族に襲われた(そのときクロはアルビダを見ていない)。村人のうちクロを含む何人かの女性は生かされて、その蛮族のうち村に残った少数に暴行され犯されることになった。蛮族の暴行がひどく、生かされた女性たちは1人、また1人と死んでいった。最後まで生き残ったクロはとうとう精神を病んだ。クロはそれから蛮族の顔を伺うようになり従順になったが、同時に彼女の深層心理では蛮族への服従とはまた別の考えが新たに生まれていた。
　2年前のある日、ボルグが1人で檻に入り彼女に首絞めプレイを試み、絶頂に至る際、つい力が入り、彼女を絞め殺しそうになった上に、ちょうど壁から外れそうだった金具がついに外れた。明確な死の危険に晒され、同時に両手が自由になった彼女はなかば反射的にボルグの首に手を伸ばし絞め返した。絶頂直後だったボルグは反応が大きく遅れ、その隙に彼女は首を絞めながら頭突きを何度も食らわせ、ついにボルグを殺した。彼女は、今までにない程に恍惚な顔で、頭突きを繰り返していた。落ち着いた彼女は、脱出のために、金具を見た目だけ外れていないようにごまかし、ボルグを動かしてまだ犯されているかのような体勢をとり、弱弱しい泣き声を続けて見張りが来るのを待った。外のコボルドが檻を開け、ボルグを起こそうと近づいたところを見計らって顔面をぶん殴り、クロの性器をコボルドのそれとこすり付けながら首を絞めて頭突きをして殺した。見張りを排除して檻を脱出して、残りの蛮族も1体ずつ殺していき、村で生きている存在は彼女だけとなった。この事件がきっかけで彼女は自分の深層心理にあった性癖を自覚した。ああ、私は襲ってくる奴を逆に犯しながら殺したいのだ、と。
　それからは、彼女は狩りをして生活した。狩りと言っても、それは近距離の殴り合いが主で、もし誰かが見れば彼女も野生動物であるかのようであった。狩りでは彼女の性癖は発露しなかった。

「あがっがっ……フーッ、フーッ、フーッ、殺す、コロス！犯す！コろす！ああああアアアア！！！」

　人族であるクロが蛮族の街「ショードリフト」で活動することは容易ではないはずだが、クロの場合は以下の追加設定により事なきを得ている。

　クロは蛮族に襲われた際、首の後ろにクィリターティオ家の奴隷の焼き印を押された。その焼き印は蛮族の街「ショードリフト」で効果を発揮しており、周りの蛮族から安易に手を出されないようになっている。焼き印がクィリターティオ家のものだと知らない者もいるが、焼き印さえ認識すれば誰の所有物か分からない奴隷にうかつに手を出したりはしないだろう。

　遺跡探索後、クロは狩りの同行者として騎獣を連れていくことにした。騎獣の候補としてはホース、ダウレス、魔動バイクがあったが、魔動バイクは合わないと思ったこととダウレスが複数同時攻撃を持っていたことからダウレスを選択した。しかし、#2の移動の直前にアルビダから魔動バイクをよこせと脅されたため、仕方なく魔動バイクもレンタルした。

一般に、騎手は騎獣に騎乗した状態ではカテゴリ〈格闘〉の武器で攻撃することができない（『Ⅲ』109頁）。また、魔動機の騎獣に【遠隔指示】は適用されない（『Ⅲ』195頁）。そのため、クロが魔動バイクに騎乗している状態だとクロが攻撃できず、騎乗していない状態だと魔動バイクが攻撃できない（何もできない）。この問題点を解消するため、戦闘時は以下のルーティンで行動する。

・１ターン目
クロがバイクに騎乗している状態で手番を迎える。まずバイクの手番から始めて体当たりで攻撃。続いてクロの手番で、補助動作でバイクから降りて攻撃。クロは騎乗していない状態で手番を終える。
・２ターン目
クロが騎乗していない状態で手番を迎える。まずクロの手番から始めて攻撃し、その後補助動作でバイクに騎乗。続いてバイクの手番で体当たりで攻撃。クロは騎乗している状態で手番を終える。
・３ターン目以降は、１ターン目・２ターン目の行動を交互に行う。

１ターン目にバイクを出していない状態で後衛エリアにいる場合、クロの手番に主動作でバイクを出す（MP1点消費）→補助動作でバイクに乗る→バイクの手番に乱戦エリアに移動して体当たりで攻撃、とする。

（補足）
・騎手と騎獣は同時に手番を迎えるが、騎手と騎獣の手番の順番は任意。（『Ⅲ』89頁）
・騎手の騎獣への乗降は補助動作で、１手番につき１回まで。（『Ⅲ』90頁）
・騎獣契約スフィアによる魔動機騎獣の封入・解放は主動作。（『Ⅲ』102頁）

クロ自身の行動を詳細に書くと以下のようになる。
練技(熊猫鹿)とタゲサ(MP2)を積んで、捨て身攻撃を宣言して2回パンチで攻撃。捨て身攻撃は1回分にだけ乗る。

アライさんも含めた動きをまとめておきたい。現状騎獣の妖精魔法【サモンフェアリー】の行使はGM判断で認められていないが、今後追加アイテムなどで認められる可能性もあるので、両方の場合を作っておきたい。
【サモンフェアリー】不可の場合：
騎芸【魔法指示】(『Ⅲ』197頁)が1日2回しか使えないので、使う魔法をあらかじめ決めておきたい。1つは光ランク4の【バーチャルタフネス】(MP4)。《魔／数》で、クロウ3部位・クロ・アンネ・ケイ(魔動バイク・アルビダ・自身を除く)を対象にかけておく。追加されるHPは9。もう1つは土ランク2の【ストーンガード】(MP4)。《魔／数》で、同じくクロウ3部位・クロ・アンネ・ケイを対象にかけておく。これでMPを全て消費する。1回しか使う機会がない場合は【バーチャルタフネス】を優先する。
全員後衛位置で手番が来た場合は、魔動バイクのグレラン(クロMP10)を使用する。ダメージは11~17程。その後クロがバイクから降りて前に移動し、練技を全て使用(MP9)して《捨て身攻撃》。
【サモンフェアリー】可の場合：
この場合、使う魔法の1つは【サモンフェアリーⅢ】(MP14)とする(何を召喚する？)。もう1つはやはり【バーチャルタフネス】だろうか。妖精に指示を出すため、クロは魔動バイクを使用しない。

どちらの場合も、アライさんのMPが残っている状態でクロが気絶したら、【アドバンストヒーリング】(MP7、17点回復)による回復を期待する。

《捨て身カウンター》使用時は相手の出目が12になるため、クロが受けるダメージが確定する。そのため、あらかじめその数値を計算しておき、それでHPが0以下になるなら使用する、とするのが良さそう。

攻撃が当たりにくいので依然としてPT内では弱い。そのため、もっと命中を高めるビルドか、またはPTメンバーのサポートができるビルドを考えたい。
案１
グラップラー７レベルの戦闘特技で《スローイングⅠ》をとって、ポーションボール（『Ⅱ』260頁）を買ってヒーリングポーションを投げる。
案２
マギテック１を習得してタゲサ+魔力撃（獣変貌は捨てる）。さらにグラップラー７レベルの戦闘特技で《魔力撃》をとって、マギテック魔力で魔力撃。
案３
プリースト２（慈愛と復讐の女神ミリッツァ）を習得して特殊神聖魔法【リダイレクト・ウーンズ】を補助動作で唱える。さらに《魔力撃》。
GMから専用戦闘特技をいただいたので、改めてこれを活かす方針にしたい。
７レベルでとる戦闘特技は《超頑強》(と自動取得の《捨て身攻撃Ⅱ》)。最大HPを伸ばして減少させられるHPを増やしたい。

「我慢できない」(ミモレの布鎧)[携行時]：セッション中に１日の始まりを迎えるたび、趣味や嗜好品などに「冒険者レベル×１０」ガメルを出費しなければならない。趣味や嗜好品が消費できない環境であれば、翌日の朝まで最大HP,最大MPが「冒険者レベル」点減少する。
→乱暴な狩りに出かけてけがをして、その治療のために消費することにする

初期作成時点で持っている名誉点80点は、主にアンネと共に行動する中で獲得したもので、一方、セッションで獲得した名誉点は蛮族の街「ショードリフト」で獲得したものであると考えている。そのためクロの持つ名誉点は人族社会と蛮族社会のそれぞれで獲得したものが混ざっている状態である。そこで、ハウスルールでの累積名誉点による冒険者ランクと「ショードリフト」における地位の獲得を、別々に判定すると考えたい。
現状獲得するかは未定(ひとまず獲得していないものとしておく)だが、冒険者ランクと地位の衝突には気を付けるべきだろう。

クロの専用戦闘特技《手負いの獣》において、HP最大値を参照するが、これは妖精魔法【バーチャルタフネス】の影響を受ける。しかし、ccfolia上では最大HPを直接参照しているわけではないため、計算が狂ってしまう。現状フェアテを持つ者がPTにいないため問題はないが、念のため注意はしておく。

常時特技。《カウンター》と同様に、クロが何者か(以下相手と言う)の近接攻撃の対象となったときに捨て身カウンターを試みることができる。効果は以下の2つ。
・相手のクロへの近接攻撃は必ず命中し、かつダメージ算出の最初の2dの出目が12で固定される。
・クロが相手に対し、クロの装備している任意の武器による近接攻撃を行い、それが必ず命中する。
また、以下の制限がある。
・《カウンター》《捨て身カウンター》の2つは、1ラウンドに合計1回までしか使用できない。
この両者の攻撃は同時に行われるが、GM裁量により、クロが《捨て身カウンター》を使用した際の《手負いの獣》の現在HPの参照タイミングは、相手の攻撃によるHP減少の後となる。

冒険者１レベルの戦闘特技を《武器習熟Ａ／格闘》から《魔力撃》に変更