容姿・経歴・その他メモ

脚本・台本（きゃくほん・だいほん）のラテン語：ファーブラ（fabula）
勇敢（ゆうかん）のラテン語：フォルティス（fortis）


ファーブラ・イクス・フォルティス(台本通りになぞらえる勇敢さ)

ダウナーな性格で自分に自信というものを全く持たないが、戦闘など特定の状況になると「役を演じている」かのように人が変わる。


Ｘ(イクス)の字を名前に持つものは、人間の可能性を探究し、世界各地にバラバラに散っていった一族の遠い子孫である。
……のだが、世代と共にその事も忘れ去られて風化し、今ではほんの少しの才とイクスの名前だけが名残のように残っている。

ファーブラは自らのＸ(イクス)の名の由来を知らず、ただ名前がちょっと長いだけの家系だと思っている。

成長計画
7変幻自在（グレープバインと挑発併用）
9非金属S

幼い頃に人攫いに遭い、マカジャハット王国の地下・・・見世物小屋に買われていく。


幼少期より裏の闘技場で大人たちを相手に散々な目に遭う日々を送っていたが・・・成長するにつれ、少しずつＸ(イクス)の血がもたらす才能が開花していく。


その始まりのキッカケとなったのは、「演じる」こと。
強い大人たちの動きを見様見真似でマネしようとしてみたとき・・・幼きファーブラの中で何かが芽生えた。

「なぞらえれば、別のナニカになれる」

「強い人を演じれば、わたしは強くなれる、変われる」


そういった「自らに何かを下ろす」気質が開花し、ファーブラは段々と勝ち星をあげ・・・地下闘技場でも人気の闘士になっていた。


地上の"正式な闘技場"から仕入れた技、プログラップリングの技術を用いて「英雄譚の真似事」をすることでファーブラは自分に自信をつけていた。


・・・そう、いくら見真似の技を磨いても「何の台本もなぞらえてない、平時の本当の自分」はずっと暗く澱んだままだったのだ。


それに加え、地下で人気になってしまったがゆえに「結局誰にも本当の自分を見てもらえていないのでは」という思考に苛まれることになる。

お客さんが、私を奴隷商から買ったオーナーが、ライバル選手が見てるのは「闘技場という舞台の上で英雄譚の脚本を演じている」自分だけ・・・本当の自分は、光の影に隠れて誰にも見られていないんだ。

幼少期に人攫いに遭い、裏市場で奴隷として買われ、地下闘技場で容赦なく殴られ続けてきたファーブラの根本は、どうしようもなく自分に自信というモノを持つのを許さなかった。

しかし・・・でも、それでも何か光が欲しい・・・と、感じていたときにふと、「外ではもしかしたらまだ家族が心配して探していてくれてるのでは」と思い至る。


成人する直前に地下を脱走・・・もしかしたら「子ども(未成年)」のうちにもう一度親に会いたかったのかもしれない・・・が、それはかなわなかった。

実家は既に無くなっており、見知らぬ人から不審者扱いされて石を投げられた。
周囲に聞き込んでみると・・・ファーブラの家族はちょうど去年流行り病で全滅、いまその家は土地ごと別の人に買い上げられ「フォルティス家」がそこに在ったという証は何もかも無くなってしまっていた。

そうして絶望を知った日・・・・ファーブラは「大人(成人)」になってしまった。

もう子供の期間は終わり・・・結局誰にも甘えられず、自分に自信が持てず・・・無理やり与えられたモノだったけど、唯一の居場所さえ自分で捨てて・・・もうこのままどこかでひっそりと消えるのもいいかな、と思ったとき。


　ーー無意識に村の子どもを助けていた。


森で妖魔に襲われていたところを追い払った理由は、自分でも分からない。
自分には関係無い、と無視を決め込んだはずだったのに・・・いつのまにか「いつか演じた英雄」らしく振舞って子どもを"助けてしまって"いた。

村の子どもに「おねーちゃん冒険者？」と聞かれ・・・思わず肯定してしまった。
そのまま村に報告され、ずるずるとギルドへ話が伝わり、冒険者登録してない事がバレで恥ずかしい思いをしながら・・・
・・・気づいたら冒険者になっていた。

死のうとさえしていたのになんで私が・・・と、疑問に思いつつも半分納得している自分も居た。

ああ、そうか。

　「次にわたしがなぞらえ、演じるべき台本は冒険者なんだ」


冒険者を・・・誰かを救っていれば、そのうち自分が救われるときも来るかもしれない。
そんな淡い希望と深い絶望をごちゃまぜにした感情を宿しつつ・・・自分の名前、フォルティス家の最後の１人(ファーブラ・イクス・フォルティス)の名が記された冒険者証を見つめる。

大丈夫、まだできる。

まだ、わたしは冒険者をなぞらえられる――彼女は何者でもない、勇敢なるつぎはぎの台本。

履歴

システム : しゃんはいさんの冒険者生まれロール(3 2d+2d+2d+2d+2d+2d+2d+2d+2d)
→ 1回目： SwordWorld2.5 (2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 12[6,6]+12[6,6]+2[1,1]+6[3,3]+4[2,2]+2[1,1]+10[5,5]+3[2,1]+9[3,6] → 60
→ 2回目： SwordWorld2.5 (2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 8[3,5]+12[6,6]+9[3,6]+8[6,2]+8[3,5]+2[1,1]+7[5,2]+2[1,1]+7[1,6] → 63
→ 3回目： SwordWorld2.5 (2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6+2D6) → 6[1,5]+7[3,4]+7[1,6]+7[4,3]+6[5,1]+5[1,4]+4[3,1]+8[2,6]+5[4,1] → 55 19:11:41 #VMy3q

　⇒ピンゾロ多すぎぃ！！２番目採用


システム : しゃんはいさんのロール(gr6)
→ SwordWorld2.5 [6,6]->(精神力) | [1,3]->(器用度 or 筋力) | [5,6]->(知力 or 精神力) | [5,1]->(知力 or 器用度) | [4,1]->(生命力 or 器用度) | [5,2]->(知力 or 敏捷度)

　⇒精神、器用、精神、知力、器用、敏捷

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