容姿・経歴・その他メモ

ツユ・チャツミ（茶摘 露）

　チャノキの長命種メリアの女性。ミラージ共和連邦、“陽の照らす国”ヘリオソーレ出身。
　チャのメリアが数世帯ばかり集まって茶園を管理している小集落の生まれ。約180年間、里山の周辺から出ることなく生活してきた。
　里山に棲んでいる精霊や妖精と交流しながら生きてきたため、自分の人生にはこれからもずっとこの不思議な隣人がいるものと思っている。
　15歳の時、茶の道を学びたいといって里を訪れた人間の男性と恋に落ちて数年後に結婚。この時に三十路の手前だった男性は、百寿を迎えて果無くなった。
　それから90年近くは変わらず里で過ごしていたが、ある時、妖精の友人に冒険へ行こうと誘われる。「冒険！　それってとってもすてきねえ」というわけで冒険に出ることにした。驚いたのは里の人々で、なかでもツユを「お師さま」と慕っている3名の弟子（？）は随分と狼狽した。ヘリオソーレの冒険者ギルドは軍事色が強く、奈落の魔域の討伐に関わることも多いと聞いていた彼らは、せめてすこしでも平和な隣国、“月を望む国”セレノフィルの冒険者の店に行ってはどうかとツユに勧めた。弟子たちがリサーチしたところセレノフィルには冒険者の店がふたつあるらしかったのだが、そのひとつ〈月隠の百耳亭〉は治安が悪そうだったので、もうひとつの〈月鏡亭〉のほうに行ってもらうことにした。ちなみにツユの両親はツユと同じテンションなので「冒険！　楽しそうねえ。はい、お茶たくさん持っていって」「いってらっしゃい、帰る時はお土産もってきてね」みたいな感じだった。
　そんなわけで現在は、ツユのセカンドライフ：冒険者篇をエンジョイしている。精霊とも妖精ともシンプルにお友達だったので彼らの力を借りれば魔法が使えるとは露知らず、森羅魔法も妖精魔法も月鏡亭で教えてもらった。どうやって冒険者やるつもりだったの？
　実家は、日帰りはちょっと厳しいから帰省するなら1泊したいかなくらいの距離（人間基準）。3人の弟子はツユのことが心配なのでたまに様子を見に来ているらしいが、ツユはまったく気づいていない。ちなみに弟子はメリアの女の子ふたりと人間の男の子である。
　好きなものはお茶とお団子、甘いお茶菓子。苦手なものは特にない。最近ワインを初めて飲んでおいしかった。
　もちろん毎日お茶を飲んでいる。お肌がぴちぴちつやつや。「チャカテキン」という謎の成分の効果をちょっと過剰気味に信じている。本人が言うには、毎日お茶を飲むと肌がつるつるになって髪がつやつやになって風邪を引かなくなって視力が上がって頭が良くなって健脚になって掃除が捗って恋が叶ってたまに銀貨を拾うらしい。

「茶摘露よ〜。お近づきのしるしに、一杯いかがかしら？」
「あら、お久しぶりねえ。前に会ったのは30年、いえ40年？　50年ぐらい前だったかしら？」
「精霊さんの、力を借りる？　こんな感じかしら……。わあっ、すごいすごい！　翼をつくってくれたわ！　私、お空を飛んでいるわ〜！」
「今よっ！　みんなでいっしょに、チャカテキンパワー！　チャー〜〜〜〜っ！」

身長

170 cm

体重

56 kg

髪

冠茶

瞳

玉緑茶

肌

白皙

カラー

#A0A798

経歴

A-4-4　両親に愛されて育った
B-4-4　大切な約束をしている
C-4-4　冒険に誘われたことがある

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