1,救命草5本、魔香草2本、ナイフ2本、ヒーリングポーション
2,ブレードスをカート
3,ヒーリングポーション2個 着替えセット 競泳水着
4,疾風の腕輪 ソフトレザー レイピア スマルティエの怪力の腕輪
スマルティエのイヤーラックス スマルティエの髪飾り（天然石） スマルティエのラリエット スカウト用ツール
5,ダガー2本 マンゴーシュ ファストスパイク復元 魔香草2個 救命草3個
6,アルケミーキット 赤B10枚 赤A2枚
7,疾風の指輪 赤A2枚 多機能チキンベルト ロングブーツ
8,魔香草10本 スマルティエの銀鈴 ヘビーメイス ヘビーメイス+徽章 タルワール 穿山甲の舌3個
9,救命草3本 魔晶石3点3個 赤A3枚 ウォーターバルーン スマルティエの宗匠の腕輪
10,緑A6枚 緑B10枚 ラルヴェイネの金の鎖 ウェポンホルダー改 バックラー加工（軍師） カードシューター ピアシング2本
11,スマルティエのリボン（水色） スマルティエの叡智の腕輪 救命草5本 魔香草3本 ディスプレイサーガジェット
売却 スマルティエのラリエット
破棄 ラーリスの聖印
名誉によるギルドへの借金 3000G
12,ギルド借金 1500G ミラージュパッド 布（ハンカチサイズ）10枚 袋2枚
13,ギルド返却 1500G 疾風の指輪 気になる案山子I　　
14,光のシンボル 奇術のベルトスカート 疾風の腕輪4個 ロッセリーニの調整機 緑A6枚 気になる案山子I 毛布5枚
ロープ（10m）10本 手鏡5枚 信念の指輪 ウォーターバルーン ギルド借金 2500G 献金200G
消費 チキンベルト ブレードスカート
15,ギルド返却 2500G 3点魔晶石4個 陽光の魔符+1,2個 月光の魔符+1,2個 消魔の守護石1点2個 スマルティエの風切り布
ウォーターバルーン2個 宿り木の棒杖
16,ヒンメルさんのお金返金 ヒンメルさんのお金
18,羽根つきスカベンジャーの帽子 幸運のお守り 魔法の発動体2つ
19,魔晶石3点7個
20,魔晶石3点::-300*10
21,ウォーターバルーン2つ 操りの腕輪 月光の魔符+2,2枚 陽光の魔符+2 魔晶石3点5個
22,睡凪のオルトクレイル 羽ペン10本 インク10個 ウォーターバルーン 気になる案山子I 緑A8枚 消魔の守護石1点3個 魔香草7本
23,マギスフィア大 ウォーターバルーン2個 魔香草13本 バックラー（軍師盾）（ナルザラント）3枚 気になる案山子I 魔晶石3点 9個 緑A20枚 手鏡5個 ロープ（100m）ロープ（10m）5本 2点魔晶石9個
24,バックラー（軍師盾）（ナルザラント）2枚 ウォーターバルーン6個 魔晶石2点 魔晶石3点6個 緑A3枚 ホーリーパロット
緑S3枚 ウォーターバルーン10個 消魔の守護石（1点）17個 消魔の守護石（2点）10個 3点魔晶石10個 5点魔晶石5個
陽光の魔符+2 月光の魔符+2 気になる案山子I 2個
25,ラルヴェイネの羽冠
26,悩ましのサイン 宝石類 ネズミ玉5個 ジャックの豆2個 迷わずのチョーク オートルーター 機械仕掛けの指 5点魔晶石
27,5点魔晶石14個 緑S7枚
28,やりくり
29,サーペンタインガン2丁 弾丸24発 モーニングスター
30/30,5,（黒B 黒A　案山子　指輪　月光+3　3点　2点　月光+2　5点　魔香草）ケープ　カードシューター　宿り木　奇跡の結晶
31セ 疾風の腕輪3個 20点魔晶石4個
32/33セ 金A10枚 多機能チキンベルト 宝石関連 首切り/加工等 マナドーラ パラスマラカ エクレール

1セ 今回は当たりかも。ここで名声をあげていけば障害少なくこの信仰に文句を言う人を減らせるはず...できる。できるできる！私ならこんな不運にも打ち勝てる！

幕合 広場にて 都会の食べ物、それぞれの目的を持った同じ冒険者たちとの交流、ああ..感動！まさに夢に見た冒険みたい..！...お父様も......はぁ。今どこにいるのかな..帰ってきたら村は焼かれていて、娘はいない。きっと心配させちゃってるよね。...はやくやるべきことをやって探しに行かないと。うーん。久しぶりに思い出しちゃったな。今回はレンジャーで使うものだけを買いに来たつもりだけど..少し武器とか見よっかな。うん。そうしよう。

2セ ふふん。これでよりレンジャー技能を上達させれた！..ユリアさん教えるのうまかったなぁ...ついでに料理の基本も教えてもらって、本当にためになる時間だったね...はぁ..私も何か教えれることがあるといいんだけども...できるとしたら鍛冶だけども、それは自分の事で手一杯になってしまう。...あああ！別にそんなことは考えなくていいの！何かを上達させるならそれは冒険者として役に立つこと！..そうだよね...うん。外で剣でも振って来ようかな....

3セ 今日の依頼はなかなか面白かった。あの時実でべとべとになったアリアさんを見て、1回目は耐えれたけど..さすがに2回目は..ふふ（はにかんで）バカにしてるわけじゃない。もちろん。そうそう..ただ、あの反応も含めて..ふふ、いい思い出になったなぁ。
..ああそういえば私のことを知ってる人がいるみたい。多分お父様の知り合いなんだけど、ここに抱えた冒険者が多いとしてもまだ隙をみせてはいけない。もう1回聞かれたときに「あっ、思い出した！」って言っとけば多分大丈夫。まぁ聞かれないと思うけどね。

4セ お酒..そうだった..今までは未成年で飲めなかったけど飲めるようになったんだ。大人になるとこんなおいしいものが飲めるなんて....門出はもっと平和であってほしかったけどね....

幕間（GMPC） ふふ..ははは...！謎の遺跡に、深まる謎、そして地下に広がる広大な世界！まさか本当に夢に見た冒険ができるなんて！機が向いてきてるのかな....ああ..あの出来事も冒険の始まりにはピッタリなのかも....いやそんな事ないそんな事..ないっ！あの出来事のせいで近所の友達も信仰も無くして..そして家族ともはぐれちゃった...私の目的はこの失った生活を取り戻すためのもの....この冒険は物語みたいなものだけど..それがいいのは...読んでる側だけだよね....えーとなんだっけ。確かこういう時に飲むといいんだよね。（外出の準備）お酒..なんか買ってみようかな。

5セ 人命救助..お父様からは聞いてはいたけども、やっぱり救えた時の達成感はすごいね。この感覚..もう一回味わいたかったり..いやこんなことは..考えるだけならいいかな..いや...うん。わかってるんだよ。このことを考えることがとても不謹慎なことに..ただ...なんでかな....こんなこと気にしなくてもいいように思えてしまうのは.....

6セ ダメなところ..いや、悪いことだとはなんとなくわかるよ..でも気にすることでもない..気にすることでもない..だって私はそれがどんなものなのか確かめるために吸おうとしてみただけ....いやそれによってもちろん私の身体が悪くなってしまって目的をこなすことができなくなってしまうことだって考えつく....でも、でも..なんでだろう。悪いことをしてるはずなのにこの行動が悪いと思えない。

7セ 抱え込む..?打ち明ける...?そんな..受けいられるわけ..受けいられるのかな.。いやでも...なんで名誉を稼ぐ方法以外で解決するの?私は..私は...なんでこんな疑問が?受けいられるかな?名誉を稼ぐべきなんじゃないかな?何を何を考えてるの!?どうして..どうして..!!..そうっ何で名誉以外の方法が思いつかなかったの考えなかったの?もしかしたら他にも方法ｶﾞｯ...ああぁ..痛い...なんで...何かに邪魔されてる..?思考が定まらないっ..こんな時は..（『汝の望みこそ、汝の求めるもの』）じゃあやっぱり他の方法をさがっ!?ぅう゛ッ！..ああっ..！違う..神様を声を聴かなかったわけじゃない！目的を変えようと..した..したわけじゃないっ。....目的を果たさないと..強くなって名誉を稼ぐしかない....

幕間 ..デーモンルーラー。少し調べたけどこれなら即戦力になりそう。今は今すぐに力が欲しい。そうしないとこのままじゃいけないって気持ちで埋め尽くされてしまいそうなの。早く変化しないと、強くならないと、なぜかはわからないけどきっと手遅れになる。...儀式..あの恐ろしく..そして憎い相手の力を借りるのは気が乗らないけど..これも私のためになることのはずだからっ！...あの遺跡の近くの森なら誰も寄らないかな?

8セ あ、あれ..いや..そんなはず...なんであんなにも動揺しちゃったの?..いや、今はそれよりやるべき..やるべきことをっ。
ハールーン、お母様の故郷。あの日、目が覚めて村が凄惨な光景になっていた時にお父様とお母様はどこにいたのかな..。あれにやられちゃった?それともけしかけた?いやそんなわけないない。あんなに強いんだよ..多分逃げて行ったのを追いかけてまだ戦っているんだよ..きっとそのはず..すると両方ともハールーンとかを拠点にして探してくれてるんじゃないかな?こう依頼をやっていくうちにもしかしかしたらあえるかも。偶然にも今後ハールーン近くに行く依頼がありそうだしね。確定はしてないけど。

9セ　おいしい。おいしいけど..自然と口からでない。もっといろいろ話しながら食べてなかったっけ?もっと楽しんで食べてなかったっけ?...食べ方を変えてみるとか?..いや違う。..思えば最近何を思ってご飯を食べていたかな..そもそも保存食で済ませることが多かったっけ?いや定期的にお酒も飲んだかな。..お酒を飲んでいるときは少し笑っていたかな。その日あった楽しいことを考えながら食べれてたかも。..これが大人ってやつなのかな。..何が大人なの?それじゃまるで苦しいことに耐えながらやるべきことをやっていく生き方を見て育ってきたことになるよ?..ん?苦しい?私が..?あれ何考えているの?
「フェイ、口に蟹が張り付いてるわよ」
え?

10セ　
村から出る友人たちの悲鳴、崩落する私が信仰した神殿、せめて助かろうと逃げてて逃げた先では私が大切にしていたものとそれが失われた。私は..私は..それでもそれを取り戻すために名声を集めた。なぜこの方法をとったかわからないけどこの方法でずっと頑張った。けど何かが違うとずっと頭の中がおかしなことになっている。なぜかなぜか固執しているせいで、つらい日々にあった楽しいことも薄れていく。思い出し苦しみその先にあったものは、あの日からの全てが絶望的だったという事。そして今それをみんなに話してしまった。今私は心からみんなとの体験を侮辱してしまった。さらに今私は自分の目的を投げだそうとしてしまった。もうここにいる意味なんてない..元々様々なギルドを転々とするつもりだったんだ。今いなくなっても変わらない..そうだ..そうなんだ

「あ..そうだね..もうここはだめなんだ。今のうちにつぎの所に行こう」
「私たちは、まだあなたのことを何も知らない」
「知らない...へぇ...」
（そうか知らないんだ..あんな状態でも私は口に出せなかったんだね）
「大丈夫よ、フェイ。まだ一緒にいられるわ。私たちはこのギルドで出会えた。まだ一緒に冒険できるわ」
（..冒険?そんなことしたら..いやいいのかもしれない。今日の事は忘れて.。あ゛あっ！ってちょっと待って..!?）
頭痛（不意な発言による動揺により少し目が覚め、その意識が半分生きている状態でのこのギルドに残ろうという考えがクエストを発生させた）
「あ゛あッ！..今なんて？」
「そんなわけないじゃん！！だったら今まで何のために..何のためにっ！！」
（痛みの意味を知らないため、痛みは後悔を加速させるものになった）
「大丈夫よ、フェイ。」
「ただ邁進するだけじゃダメなのよ。どこかで路頭に迷うわ」
「だから、少し立ち止まって、ちょっとだけ、ね？」
「なにがっ！迷う！？最初から迷ってないよ！！止まるって何！？止まれたら止まってたよ。その止まり方が一生分からないし『思いつけない』んだよっ！！？」
（ずっとどんな手段でも解決できない問題の苦悩）
「フェイ。これで私とあなただけ。ちょっとだけ、足を緩められるんじゃないかしら？」（シークレットボイス）
「例え友達でも..私は..こんなこと..それじゃダメなんだよ！？だから私は周りに何も守ってもらえれなかった！だから誰にも話せなかった！！」
（守られなかったのは無意識に全て自分でやろうとなっていたから。戦術も戦闘も無理してできることを増やしていたから。誰かに話そうとしたといえばヒンメルだが結局痛みに遮られてしまった）
「例え友達でも..私は..こんなこと..それじゃダメんだよ！？だから私は周りに何も守ってもらえれなかった！だから誰にも話せなかった！！」
「私は取り返さないといけないの！」
（あの日起きたことから今日までの。そうしないと報われないと思ったから）
「取り返す」（反芻するように繰り返す）
「意味が分からないよ」
「そんなできるわけ...そんなわけそんなわけ！」
「フェイ。あなたの夢が、あなたの希望が、なにか途轍もない悪意に踏みにじられたとしても」
「誰かが、また希望を灯してくれるかもしれないわ」
「できてたらぁ..もっと冒険に行けた！もっとあこがれの冒険者を....謳歌できていたんだよっ！！」
（冒険の旅に生える、自制と罪悪感。一番の夢を叶えていたはずなのにそれで全く満足ができなかった。）
「フェイ。あなたの夢が、あなたの希望が、なにか途轍もない悪意に踏みにじられたとしても」
「誰かが、また希望を灯してくれるかもしれないわ」
「レアルカリアはあなたの理想のギルドではないかもしれないし、あなたはあなたの理想の冒険者の姿ではないかもしれないけれど」
「そうじゃないんだよ...」
「返してほしいんだけなんだよ..」
「私の私の..私の..私の私のっ！！ああ..あ゛あぁ..」（膝をつく）
（でもそれが叶わないとなんとなく思っているから）
（信仰って言葉は出せなかった。ここまで感情的になっていても、いや感情的になっていたからこそ痛みが起きるであろうのに発言をして、痛みに耐えれなかった）
「奪われたものを取り返したい。それはまっとうな進む理由よ。止まらなきゃいけないとか言って悪かったわね。でもね」
「私たちもおいていかないで欲しいわ」
「フェイ。一緒に進めるわ」
「..かえしてよ..かえしてよ...私のしんこおああ゛あっ..はぁ....ああ..あああ....」（顔をうずめる）
「なんでぇ..なんでぇ...私は信仰を乗り超えるとか言ってるのぉ？そんなのまちがっあああああ..」
「(不味いわね……今の私じゃ)」
「(闇属性の妖精の力を借りられればいいのだけれど)」
【サニティ】
【カーム】
「..っはぁ...」「......」
「..あはは....そうだ。今は仕事中だよね...」
（冷静にはなった。ただここを離れないといけないことはそう。しっかり依頼を終わらせて、足を付けないようにこのギルドからでないといけないことに気づく）
【アナライズ・エンチャントメント】
「..あ、だめかぁ..私はここでおしまいな感じかな?」
（と思ったがいきなり魔法を打たれ、自分の処遇が決まったのだと考える）
【ディテクト・フェイス】
「あ....ははは...ばれちゃった..」
「ははは...もう好きにすればいいよ..ははは..ははは.....」
（自分の抱えていた物がばれたことによる解放感と、もう終わったことに感情がぐちゃぐちゃになる）
「あれ、私は、なんで？なんで？あの信仰なのにっ？」
（なぜかとどめを刺さない。なぜか魔法を解除しようとしている。何が起きているかわからない）
「当たり前だ、それに僕はそんな信仰の仕方なんて認めない。本当のお前は『そう』じゃないんだろ!!そんなの....間違ってる。」
（この一連の流れに自分の過去を正しく言葉をかえさずに伝わりかつ、それであって味方だと思ってくれている）
「ああぁ...いいの...許されていいの..救われていいの？受け入れられるの..ああ..あああ...ああああ...あああああぁぁぁぁぁ.....！！！」
（この奇跡に声をあげるしかなかった）
「あぁ...ありがとうございます...ぅ..」（声が震えている）
（クエストの影響下でありながら、昔の自分の話し方が漏れ出る。ハルーラであった時の『罪の許し』に心から感動している）
「はは...少し気持ちが楽になりまし...いやなったよ」
（ただ今の自分はその話し方じゃない、なぜ変わっていたことに気づく。ただその時から受けいられていたことにも気づく。私はあえて今までの話し方で仲間と話したくなった）
「おちつき、まし、た…か？」
「もう...動けるよ..ごめんね。心配をかけちゃったね..」
「くじけたら負けです、図太く生きたらいいんですよ、私なんて魔法が使えないんで、神だろうがなんだろうが興味ないんですが、嫌ならぶっ飛ばしに行けばいいんですよ。」
「『ぶっ飛ばす』っね...ははは」
（強大な相手でも、どんな複雑な問題でも、すべてはその原因を『ぶっ飛ばす』ことで解決すると。単純でかつ、できる気もしないようなバカな発言だけど、今の私には心の奥に染み渡る言葉だった。）

幕間　自分だけしか見えてなかったのに、気づいたらみんなが私のことを真剣に見てくれていた。次は私がみんなのことを見る番。今私はハルーラ様の敬虔な信者。もう名誉どうのこうのではないの。私が冒険する目的は、たくさんの驚くような体験をすること。それは遺跡だったり、知らない文化や食べ物に出会う事っ。そしてもう一つ。私があった人の迷いを照らす！そしてその過程で見えた罪や傷を許し救う！これは誰かに決められた目的じゃない。これらは今私が決めた目的！....いやまだあったね。私の人生は戻ってきたけれど、私のような目にあった人..多分他にもいるよね..。もちろん旅先であったらその人たちを救いたい..いや救って見せる。..まぁどうやるかは何も決まってないんだけどね..はは..。..えーっと、あと他に..そうだ。今まで色々してきたけどお父様とお母様の情報は何一つ手に入っていないね..本当にどこに行ってしまったんだろう、まさか..いやそんなわけない、そんなわけないよね..きっとあの後拠点とか構えてるんだよ。私の自慢の両親だから....ああぁ、なんでだろう。とても不安。そんなはずないのに..悪い方向の予想が次々と思いついていく...ああ、考えすぎ。これもきっと冒険してれば手に入る情報って..いやそうそう。私の良い想像だとこのまま冒険者を続けるのがいいはずなんだよ。..はぁ..お酒を飲むと大体そう...最初はとてもおいしいのにだんだん悪くなっていく...いや..でもあの時ほどはひどくない..これ以上悪くなる気もしない..。うん。だいじょうぶ、大丈夫。きっとこれから起こるのは、もうどうしようもなかった..そんな出来事のはず。ならもう一回..いや今度は口に出そう。
「『今私はハルーラ様の敬虔な信者』..『今私はハルーラ様の敬虔な信者』..そう..」あれ..?
「..信者として、あは..あはは..いや、違うよね..これは..あの経験をした一人の人族として、何かに定められ、何かに左右されない『今私が決めた目的』、起きてしまったことは私とハルーラ様にかけて許し、そして救いましょう...これだね。（はにかむ）」

11セ　今日の依頼は凄かった..うん。凄かったって言うしかない。あの魔神の量で何もないわけないよね?...多分あれは今考えてもきっとわからないもの..今は考えるのやめて、あれは一つ、不思議な冒険の体験として覚えておこ。
しかし..あの体験からか周りとどう接すればいいか少しわからなくなっちゃったな...うーん..あんな風に言ってしまったけど..でもそれでもいろんな思い出はあった。今思い出そう、今だから思い出そう、きっとそれは私が目的を果たすため、そして私たちの冒険に必要なものなはず。少し書き出してみよう...（出会いや経験をまとめていく）

結構長くなっちゃったな。ただ、だからこそこれは凄い収穫なんじゃないかな。今の私は真の意味での私。たくさんの人と関わって冒険を彩り、そしてみんなを幸せにしよう。慈愛と導きの精神の行きつく先だね。

12セ 複数の魔法に整った陣形。敵は確実に強くなってきているね..んー装備品の強化はしてるけどこのままじゃまずい気がする..魔神を呼ぶ?いや..絶対に私はその手段をとってはいけない。..何かいい案は...いや単純な強化よりも足りないものを考えよう。まずは攻撃を避けられることだね..無理なスタイルは取っているけどこれがないと周りに追いつけない。どうにかしてこの動きを残したまま命中をあげれればいいんだけど..視界とか塞げればうまくいくかな？..他には魔法が急所に入った時が怖いね..私は他の前衛より魔法に対して撃たれ弱いからそういうのを一度くらうだけでも死につながってしまう..せめてそういう時に急所だけでも外せればいいんだけど...あとは..もう少し器用になりたい。色々なことができるようになったけど、それでも大人数が相手だと足りないなと感じる。まぁ..他の前衛が大体範囲攻撃とかできるから羨ましがってるだけではあるんだけど...自分にはできないって割り切ってどうにかその辺をサポートしてやってもらう形でもいいかな...どうやるかはわからないけど....うん。ここで考えていても駄目だね。使えそうなものをお店で探してきてみよう。そしてやり方はまた今度考えよう。

13セ 刃武器が効きにくくてかつ防御力の高い相手...手数より質が求められる敵ね...こういう敵が出たら...うん魔法だね。ただまだ神聖魔法は覚えたばっかりなんだよね。いや..使えてもそう火力を出せないけど..きっとヘビーメイスはもうついていけない...タルワールをもう一本..いや大きな手袋を外して装飾品の質を上げる？..最近はピアシングに頼り切ってる。...いやそれだと今度はお金が足りない..うーん..今はそういう時期と割り切るしかないかな....ああ、まだ何もできてないね。..試行錯誤だよ。うん..できるできる..

14セ あの感覚はなんだったんだろう。あの魔神にあった時、とっても不思議な感覚に陥ったね。あれ...恐ろしい感覚と..高揚感？そして...心細さ？あの時のアリアは本当にすごかった。もう妖精魔法の高位の魔法を自在に扱えるなんて...頼もしかった、ただあの部屋での反応はその頼もしさに反して面白かったなぁ...ふふっ...なんだろう...この感覚は？『もっと見たい』ってやつ？...何を...アリアを？

15セ あの瞬間、見たことも想像したこともない未知の言語で頭が埋め尽くされた瞬間。胸が締め付けられて、その場から動けなくて、逃れるように何かに『執着した』あの瞬間。ああ...また同じような感覚だ。ただ、『もっと見たい』とは少し違うかな..より近いのはこれを『読まなきゃ』って感覚......魔神はわたしの住む村を..わたしの人生をっーーわたしの家族を！めちゃくちゃにした存在なんだよ..？これはわたしがハルーラ様の教義を大事にしてるから？これは少しこの数奇な旅を楽しんでいる節があるから
？ーーいや違う。これは...多分もっと本能的なもの。ははは...あれの知識は全てなかったことにしようと思ったのに。召異魔法。

16セ 一度勉強したからね、覚え直すのは簡単だったよ。まぁ..あの本から得た謎の感覚も手助けしたからだろうけど...うんやっぱりこれがいい。わたしはそれを達成することと同じぐらい、その過程を大事にしないといけないんだ。その手段が取れるならどんなに達成することに有利になっても取るべき...そう取るべきだよ。手段を選ばないは手段を選べないときにすること、今回はまだその時じゃないよ。
今回の出来事の真相は何なんだろう。魔神は...そのあれをかいた人と関連がありそうだよね。で、その書いた人は何をしてるかって考えると...あれ、姿が変わる？いやあれは機械だからだよ。でもあの雰囲気は...ううんそれを断定するのは違う、今回考えるべきなのはあの人がしたいこと、理想としていることをしようとしている人がいるか、いたら誰かだね。まず見つかったところ、シャルモンの家、墓地、で書いてあった内容が新しい時代とか、黄金を撒けとか...そういえば機械と言えば凄そうな魔剣があったよね。ガラティアだっけ？体の一部を部品化するみたいな...あ、あの目はもしかして魔剣の力？それなら、いや彼は作ってもらったと言った。彼がもしあれで、ドッペルゲンガーとするのであればなんで魔剣はまだシャルモンの手にあって..ただあそこで見た魔神は何か武器を探していたよね。であそこには..鞘だけがあった？見つけてないよねこれ？見つけたかもしれないけどならなんでまだうろついていたんだろ。...奈落ができた理由、加工に由来のものを使ったそれだけの単純な理由なのかな？..そういえば何で墓地にあったんだろう。あの本はあの作業をするために本当に必要なものだったの？むしろ...促すものに近いんじゃないの？じゃあ...誰が？本自体は奈落にもあったね。それもシャルモンの家。あれがもし過去を写したものならあの家にも...あ！え、そんなことある？魔剣の複製ができてたらもう何もわからないよ？...その可能性はとりあえず後回し..あとは黄金と時代..黄金が油だとすると、時代は機械を使った発展とかになるの？魔神関連を使って？そんな世界へ貢献するようなことするの？...あーそうだ。そこだ、それがあるから何か焦ったような動きをする彼が敵だと思えなかったんだ。ただ世界を塗り替えるならもっと腰を据えてやっていいと思うんだよね。...目的がわからないと言えば、あの変な妖精たちだよね。魔神、機械、アンデットの特徴を持った妖精たちがあそこで見られた。...わからない。こんなことをするのは戦力が欲しいとかそんなんじゃないの？戦力？あ！そういえばノスフェラトゥ語の本があったよね。もし蛮族が敵なら彼はそれをどうにかするために動いてた？可能性だけど資料をもらっていったのは彼で今の今まで、だからもうマーレはいいとか言った？じゃあなんで油が使われた敵が？マーレ内の調査をするなら絶対会長の方が都合がいいよね？必要な情報は...油に彼が関わっているかってこと？

幕間 あの乗り物は凄かったね！サンダーバードの電撃を食らっても大丈夫だった。しかもあの速さで動いているのに...いやまぁ戦闘中はさすがに速度落としてるけど、動くときに不便を全く感じないんだよね。いったい、どうやって..？

17セ そういえば遺跡からでた時に..なんだろう何か高揚感？があったっけ？些細なものだったから忘れていたけども...もしかして今日の不思議な事に関連してたり？遺跡にどうしてそんな仕掛けがあるかは全く見当もつかないけど...

18セ 風呂にて ああ、疲れた後のお風呂はいいね...思ったより落ち着けたおかげでとてもリラックスできる...わたしはやっぱこういう一人落ち着く時間が大事なんだって実感できるね。こう考えを整理する時間やリラックスする時間を作ることによって困難に立ち向かう気力を養い続けないと楽しいことも楽しくなくなっちゃうからね。
今日の依頼はとても楽しいものだったねっ。こことは違う世界..そんなものがあるならいつまでも冒険するところに限りがないっ！これからもずっと楽しみだね。...そういえば少しアリアの顔が暗くなっていたかな..？ランジェットさんも前の依頼と比較していた...いや..あの時持ち直した風に思えるし、そこは重要じゃないかな。..アリアは大丈夫かな。彼女らは私よりも強い心をもっているように思ってたけど...少し息抜きができるといいんだけど...いやそれよりは捌け口の方が近いかな？

19/20セ ...なんでわからなかったんだろう。あの事はそんなに昔の事だったかな。あのヒントでなぜ解けなかったんだろう。..前を向きすぎたのかな？確かにあれからたくさんの冒険者らしいことができたりしたよ...ただ、あの多くの事が縛られもがいていた時期の事にちゃんと向き合ったことは..あったね、一度だけ。ちゃんとわたしはそこを糧に成長しようとした。浮かれおろそかにしたわけじゃないよね？...はぁ..あの時はあんまりな態度をとっちゃったな...自分の言いたいことだけ言って..吐出は..まぁ抑えきれてなかった。...ああ..ああと釘を..うん釘をさすことは大事だったはず...いやそうじゃなくて...わたしは..ランジェットさんのカフェが動かすという夢が叶ったのに一緒に喜ぶことができなかった...！ああ！そこだよ！ほんとほんと私ぃ..何やってるの......ああ....大丈夫大丈夫..ちょっと考えすぎただけ...ちょっとの心の迷い程度で大事なことを見失っちゃてたら強い心を持つなんてことには程遠いし、何せ運命を導き手繰り寄せることができない。...ただ分かったよ。私がやるべきことは導くとかそういった行動じゃなくて...それをするために鍛えることだね。

21セ 恐ろしい敵だった...周りのみんなが一瞬で深手を負って、本当に全滅するって思った。はぁぁ...新しい剣は手に入った、それもとても強いのがね。巻き込まれる形だけどあの不思議な世界を探索していくのも楽しかった。そこそこトラブルはあったけど...でも最終的には無事に帰れた！どんな時だってそうだった。強敵だって特殊な依頼だってどんな時も何とかなると思ってた。...多分これはわたしがそこそこ強くなったからこそ持つ悩み...仲間が死ぬのが怖い、その時に何もできないのが辛い。...あの時はアリアの魔法がかみ合ったから勝てた戦い...本当になすすべがなかったらわたしはどうすればよかったんだろう。

22セ ...敵の前衛が私を通り抜けて行った。今回は助かったけど...あああぁ..こんなにも怖いのに、辛いのに...やってやろうとかそう食いしばる気持ちが出てこないよ...そろそろ遺跡探索に行こうと思ってたけど...いや、いや..ちゃんとみんなで行こう。確かにそういった体験は一人でもできる。むしろ危ないところに行くなら尚更だね。でも私は、みんなと冒険がしたい。そして...こんな思いつめちゃだめだよわたし...人を導こうと言った私が仲間を信用できなくてどうするの？

23セ あれは..あれも私一人じゃ勝てなかった敵だった。みんなのできることを全て出し尽くして勝てた究極の竜...ふふっ、なんていい経験ができたんだろう！やっぱ冒険者はこうじゃなきゃ！...これは違う理由かな。もっと戦いたい、もっともっと経験したい。私は..あんな敵に会って少し暗くなってただけ、今できることはその時できる最善を増やすために己を磨き続けるだけだよ！

24セ うーん。確かに一方的ではあったかな。少しは意識したけど...まぁ確かにこの戦いであの感覚があったとは言い難いかな。

25セ 今日はすごい刺激的な経験ができたね！作られた空間で強敵と戦う..過程はなくともそれはそれで心躍るものがあったよ。..多分変わったよねわたし。今までは障害を乗り越えることで必死だったのに、今ではそういった障害が現れるのを楽しみにしてる気がする...そう、物語のように次から次へ来るわたし達への未知の障害。それを技や魔法、その場にあるものや地形..そして仲間の力で突破する。...あははっ！まるで夢に見た冒険者みたいじゃない？
そういえば、あの人は何だったんだろう...みんなが言うには神らしきものらしいんだけど、そんなもの聞いたことないんだよね。..まぁ力はあってもそう悪い人ではなさそうだったし...また面白いゲームを用意してくれるかもしれない人ぐらいに考えておこうかな。きっと対策は考えるだけ無意味、荒々しいのが来たら...あきらめよう..あの時は結構乗り気になったけどこう思考すると..うん、怖いね..道理はわかるけど、なんであそこまで楽観的になれたんだろうわたし。最近こういう感覚多いけど...ただ、悪い方向に行ってはないし...いやなんで今思考を放棄したの？リスクは何も消えてない...いやでもそれによって思考が妨げられたことはあった？これが起きてるときって..興奮してるけど冷静さが欠けたことはなかったし、むしろ思考は鮮明になって...いや周りが見えなくなったことはあった..あの地下室では死にかけたよね....あの時はみんながいたから助かったけど..うん。完全に取りつかれてた。...楽観視できないかも。

26セ あはは...あの状況を本当に言葉だけで解決するなんて...本当にランジェットさんが眩しいよ。あの瞬間、別にねその解決方法を逃げてないし..諦めてないし...考えてはいたけど....あの時、ランジェットさんに全て任せるのが最適解だと思っちゃったよね。..ほんと、あれが物語の主人公ってやつなのかな.....はぁ..強い心ってどうやったら手に入るの？

27セ　何もできなかった…あの戦いにわたしはいる意味あったのかな…？あの敵はとても強かった。確実に今までで一番強かった。…でもさ、あそこで倒し方を悩んだ時…わたしが戦況を変えることができたのかなって…今までみんなに追いつこうとたくさんの事をしてきた。色んな流派を勉強したし、神聖魔法以外の魔法にも手を出してみた…剣技は上達はせずとも…色んな戦術を考えて遅れを取らないようにした！…でも結局はみんなが自身の一番出せる強力な攻撃を繰り出して…敵を倒した……仲間に補助魔法は撃った。でもそれを必要とする前に敵は打ち倒されてしまった。…最近みんなが眩しく見える…みんながみんな輝く主人公みたい。冒険をして、難題にぶつかって…それを卓越した能力で華麗に解決する…その時わたしはいつも隣で上手くいくようにできることをする…たくさん学んで成長していた時期はもしかしたらこのままみんなに追いつくんじゃないって思ってた。わたしだけの魔剣だって手に入ったっ！…魔神との関連があったけども…不思議な空間、絶望的な状況、それを乗り越えて手に入れたこれはわたしが強くなるには十分なものだった！…った、でも足りなかった。…結局みんなもそういった機会はあってさ…ただでさえ追いついてないのに…また差が広がっていく…。…。作戦を立てて倒し方を考えても…そこの中心にわたしはいない。…あはははは、でもまあいっか。みんなを良い運命ヘと導いて…そのためにみんなの足りないところを補って…みんなの読み物の様な英雄譚を聞く…私の夢は叶ってる。別に主人公になろうと思った事も……ないからね……

28セ　「（『』、さぁ貴女の道を歩いて）」
…わたしに武器なんて要らないのかもね。みんなを輝いてる…私は思いを伝えるだけ。……わたしは…………何がしたいんだろ。

29セ 私は何もできないのに...助けるって..倒すって...ああ、無理だよそんなの、勝てる未来が見えない、強大な存在に立ち向かえる気がしない...なんで私は...わたしだったら行けたかもだけど、あんなのは夢のような現象、夢のような運のよさだったからいけたこと、ああ逃げたい逃げ出したいよぉお...

30セ　巨大な竜を一人で抱えて…やっぱりかっこいいなぁ…私はああ言う風にはなれない、今日もみんなに思いを伝えて勝ってもらうんだ…私にできることはそれだけだから…あと少し、あと少しだけなんだよ…

31セ 思い返せば、こんな滑稽なこともあるんだね。滑稽だったのは私だけど...自分の夢すら語れないほどに自分の心が弱いなんて思ってもいなかった。勝手に傷ついて、勝手に衰弱して、これなら夢を語って足踏みしてた方がましって感じ。...きっと今回の事でもわたしは強い心を手に入れてないと思う。また同じ間違いをしてしまうかもだし、恐怖で変わった行動をしてしまうかもしれない。でも、それでも今回の事で手に入れたものがあると思う。それはどんな時にでも、わたしの心の支えになってくれる仲間がここに居るという気づき...挫けるのは当たり前、何度も、何度も何度も顔を上げて、わたしはねっ！今ここから強くなるんだよっ！！
　
32セ 少し前まで導くとか言ってたっけ...今も昔もみんなに導かれてばっかなのに。自分自身の道の先すら自分で導けないのに...？その言い方はおかしいよわたし。それだと導かれるって行為自体を否定してる事にならない？夢見せてくれるものだって、すべきことに導いてくれることだって....わたしがしたかったことだよね...？

33セ 導くってことはからげんきでもいいから自分を信じてるときにできること...とっても精神力を使う事だけど...もうわたしは立ち止まらないっ！...きっと挫折はする..想像もしえない苦難に合う事もあると思う...小さな失敗が積み重なってつぶれてしまう事もあるかもしれない.....でも、わたしはっ！それでも絶対に立ち上がる！アリアと..みんなを導ける希望のために！

34セ　あの剣を目にした時、きっと起こることだって、その方法が間違ったことだって、わかってはいたけど…その誘惑を断ち切ることは自分ではできなかった……あぁ、わたしって、恐怖でおかしくなったり、自責でおかしくなったりするだけじゃなくて…すっごい貪欲だよね、こんなにも聖人とかけ離れているのに神官ができているなんて……やっぱりなんからしいことしないと、いや今のままじゃ空回りしちゃう。…元は意味探しで始めた聞き込みだったけど…これを通してみんなのことを知って…そしたらきっとたくさんの気づきと神官としてどうなって行くべきかを考えていくことができるから……うん。やろうっ！より良いわたしのために！

35セ　あはは、あまりにもわたしがナトーさんのことを知らないことに気づいたよ…名前を知る？性別が違う？驚きの連続だったよ、ホント、とってもいい経験ができた。それは…こう、不思議だったり、未知だったり、刺激的な経験達としてだけではなくて、心の許せる仲間が増えたって言うこの感覚…今までも信頼した仲間ではあったはずなのに、今日の会話、他にもみんなとの会話で得たこの気持ち、関係はすごく大切なものだと思う。これからの冒険がより楽しみになったね。
そういえばルーク…神様とか言ってたっけ、そんな性別に関わる神はいたかな……ルーンフォークが信仰あたりに疎いって話は聞いたことがあるけど…それでもなんか、あり得ない話ではない感じに聞こえたのはなんでなんだろう…？
ゲームのことを知ってたり、巻き込まれるまでは問題なく暮らせてた辺り、わたしは恵まれてたのかもしれない…貴族だったりとか、そういった周りの話を聞くと、ただの村娘でしかないって感覚に少しやられちゃって…もっと誇っていい…いや心のために卑下すべきではない…そう思えたね…

リビルドにて （とりあえず書いたけど、設定的に危なかったら消します）
森羅魔法...あれほどわたしの役割で覚えておきたい魔法もないよね、はぁ……..お父様のような前衛を目指していたけど、こう思うなら練技とか覚えるために使った時間とか…いや、そんなふうに思っちゃ..
「そこのお嬢さん！ちょっとリセットしてみませんか？」
「へっ？わ、わたしですか？」（あれ、ぼーっとしてたかなわたし？）
「ああそうとも！物思いなお嬢さん！そんな後悔、リセットしましょう！」
「ど、どういう事！？」（というかわたしそんなわかりやすい顔してた？）
「ああ、自己紹介も説明もしませんとね。私の名はジェフィ・ラシール、今はまだ何も肩書はありませんが、将来世界樹の冒険者(ユグドラシルスレイヤー)というギルドを立ち上げようとしている遠国の貴族です」
「貴族！？え、えっと、わたしの名前は..」
「フェイ・セイントリア様ですよね？貴女の噂は聞いていますよ、なにやら依頼を一度も失敗させない凄腕のバランサーだとか、一つ助言するなら何か二つ名とか付ければ..」
「ええ！？いやそんなわたしは...」（二つ名なんて考えたことなかったかも..）
「そんな謙遜しなくて良いのですのに、貴女は始まりの剣級の冒険者なんですよ？そんな地味な活躍だったとしてもいくらかの冒険者から噂が伝わってますよ？」
「そんな風になった覚えは...」（あるとするなら流派習得の時のここの冒険者以外との交流？確かに仲良くはしたけど...）
「まぁまぁそこでそんな貴女にリセットするすべをお教えしましょう」
「うーん..そ、そうだね。説明は聞くよ」（というかなんで名前を知ってるのにお嬢さんとか…わたしにはまだ知らないことがあったの？）
「おお！なら続きはあの喫茶店でしましょう。もちろんおごりますよ？」
「あー…うん…..」（ありがとうはまたそれで違うよね...？）
～喫茶店にて～
「ではリセットの説明を」
「…はい」
「リセット、それは強く根付いてない経験をきれいさっぱり忘れて、その分の経験を違うことに生かす、そういったある種作り替えの機会を与えるってことです」
「根付いてない経験を…？」
「はい！例えば練技とか、例えばライト習得のための真語魔法とか、こういった魔法って冒険者を続けるためにしかたなくとっていくじゃないですか？しかし考えてみてください。この習得にかけた経験を今の一番得意なことに使ったら…もっと有意義な魔法に使ったら…さすればより冒険者としての姿に近づけるとは思いませんか？」
「それは…できたらの話だけど…..」
「それができるんですよ！この世界樹の太い枝を使用した作られた『記憶輪廻剤』があればですね！」
「記憶輪廻剤？と、いうか世界樹の枝って…」
「ええ！私はこれを量産するためにギルドを開設しようとしたんですよ！」
「…相当な自信があるってことだよね？」
「もちろんですとも！今回フェイ・セイントリア様にこの話をしたのはその効果が確かなものである証明のために使用してもらいたいといういわば看板に…」
「いや、そんな看板なんて..」
「また謙遜して..では服用だけでも..」
「え、ええと…」（どうしよう…）
「あ、そうですね...一応忘れる範囲を..」
「範囲としては真語魔法で言うアポート、神聖魔法で言うバトルソングあたりでしょうか、大体それぐらいまでの経験を他の習得に使うことができますね」
「…何というかずるいね」
「ええ、だからこそ画期的な発明なんですよ。それが始まりの剣級でも倒せるか倒せないかわからない魔物の落とす最高級の素材だとしても」
「どうです？使ってみませんか？」
「希望するなら貴女の名前は出さないでおきますよ？」
「…」（リスクはあるけどこれがあれば…前衛を辞めて森羅魔法が…？）
「ゆっくり考えて構いません。まだ時間は用意してきていますよ」
「…」（味方を強くすることは味方の負担を増やしてしまうかな…でもわたしが前に出た方が…確実な勝ちのために、進むべき道を歩む歩ませるためには……一度我慢するんだよわたし..わたし…..いつか..いつかまた前に出れるようになるから…..）
「…やらせてもらえるかな？」
「もちろんですとも！ではこちらをお飲みください！」
「…うん」
青い瓶の蓋を開け、念のためオルトクレイルを端に置き、上を向いて流し込む
ゴクッ
「…うっ..ぁ..よ、酔いそう…..」
「おおさすが！夢幻の薬を濃くしつつ枝とその他諸々した薬を飲んで耐えるなんて！」
「うぇ..？な、なんて？」
「まぁ気にするようなことではないですよ！さぁそれよりも耐えてくださいね？今から激しい頭痛が..」
「ぇ？？ぁ、あぁああ！！！んんんんッッッ！？？？？」
「おっと、ここは喫茶店ですよ。口を押えさせてもらいますね」
そう言い布で口をふさぐ
手をわたわたと振りながら「んんんんんんッッ！？？んんッ！んんッ！！」（痛い痛い痛いっっ！頭が、頭が！！）
「んでそろそろ3,2,1」
「んんんんんんッッ！！」頭を抱える
「あ、次のカウントダウンですね。1,2,3..」
「ん…ぁれ…..？」
突然痛みが消え去る
布を口から離しながら「どうです？体調は？」
「さ、最悪だよ…ええとこういう時は（コップを持ち上げながら）…あれ、…まさか…？」
「成功したみたいですね！どうです？ヒールウォーターに心当たりは？」
「ああ！それ！って..本当に技能的な経験だけが抜け落ちてる…」
「もちろんですとも！さぁあとは覚え直すだけです！きっと数十倍はしばらくの間覚えやすいはずですよ！」
「あ、ありがとう…」（これで森羅魔法を覚える準備ができた！）
「うまくいってよかったですね！」
「…え？」
「まぁまぁそれはそれとしてこの効果、他の冒険者に…」
「遠慮しとく」
「そ、そんな！」

36セ セイちゃん…セイちゃん……あああっ！せっかく慣れてきたのにっ！あのときのわたしなんて呼び方を提案してるのっ！…ああ、絶対やましい事思われてるよこれ…ああもうっ！ほんと恥ずかしい！…ああ、でもさでもさ、だからといって…元に戻すのも……やだなぁ。あはは、この呼び方は…恥ずかしいけど、呼ぶとすごく楽しくなってくるんだよね……うん、もう少しだけこのままにしよう……

37セ　気絶しちゃった…本当に死ぬかと思った……い、いやね、起き上がった後節々が痛くて…ふらついて、生きた心地がしなかったのに、あんだけ話せた狂気には助けられたけど……こ、怖いね。そこそこの間後衛にいたせいもあって、敵の攻撃が本当に怖い……はぁ…また変な考え事してる……わかってる…わかってる…分かるようになってる…こういう思考に陥るときは大体気にすることが悪いんだってことぐらい。

38セ　やった！やった！お父様を救った！村を焼いた魔神を打倒した！そして理不尽に打ち勝つ奇跡の力がわたしの手元に！あーーーどうしよっ！感情が雪崩のように迫ってきて迫ってきて、あああなんも考えられない！考えがまとまらなくてうれしいことなんて今までにあったかな！？ないよね！！あははっ！もうわたしに枷はない！今日アリアとお風呂に行ったら、お父様とお母様に会いに行って、いっぱい話をして、そしてそしてっこの世界を自由に冒険するんだ！

39セ　弱いかぁ...。人はいるだけでもうれしいのに、ただそのことを理解してても役に立てなかった時って...この場所にいる資格なんて、そう今だに思えちゃうな。...でも、励まされれば元気がでて頑張れることもわたしは知ってる！大丈夫だよモモメノちゃん！今度はわたしが導くから！

40セ あー！また自分で依頼を選ぶタイミングを逃した！巻き込まれるも楽しいけど、アリアの事の前に1回ぐらい気楽に冒険したいな...
　待っている時、怖かったなぁ...どの技能にも頼れなくて、今まで積み上げたものが使えなくて、敵の力は想像を超えて理不尽になっていく。...魔法なしでも戦えるようにならないと。
　自分の光で目が回りそうになることがある。この光は仲間と自分へ向けられて落ちるけど...それがまだ仲間じゃないものには降り注がれない。選択すべきであって、そうあるべきであって、そして自分のやりたいこと、自分の望みを叶えるあの動きは誰よりも自分勝手で...貪欲だった。...わたしはあの後からどこに進むべきなんだろう。あれをしてから本当に自分を見失ってしまいそうになる。ある意味代償だったのかもしれない。...終わった後わたしは何を言ってたんだろう。目の前しか見えないわたしはみんなにどんな印象を与えていたのかな。...あぁ、でも少し...その光を制御できる程にわたしという個人を磨く、こうすればきっとこの光はより多くの人を巻き込めるし、そしてわたしは光に飲まれずに仲間とまだ仲間じゃない人と繋がれ...たりできそうな気がする。...うん。新たな目標が生まれたね、わたしはこの力に見合う人に、そして、...この光を振りまける人に。

41セ 最近は不思議なことに巻き込まれてばっかり。楽しいけど不安になるぐらいだね。..でもね、それはそれでいい気がしてきたんだ。目的のために奔走していたあの時とは違ってね。ふふっ！そうだよっ！今わたしはとっても自由！何かしたいことができなくてとか、もしかしたらの杞憂なんてそんなこと考えるよりも今この時間を嚙み締めていくんだよっ！
...にしても、まだ暗いなぁ、アリア。大事なことだとはわかってるけど、あそこまで固執してしまって引き摺り戻されてしまう理由は何なんだろう...