幼いころに聞いた冒険譚に出てくるとある英雄に憧れて、冒険者になった。
けど、冒険者になるにはどうすればいいんだろうと彼女は色々方法を調べていった。
そんな中、彼女の町に冒険者が引退して戻ってきたという話を聞いて、その人に会いに行く。

その人はフランベルジュ級の冒険者で多くの冒険をしてきたようで、冒険者の語る冒険譚は凄い楽しいものだった。
けれど、冒険者は楽しいものばかりでないことも知る。
その人が冒険者をやめたのも数度死んで、これ以上繰り返し死ぬとアンデッドになってしまう為、冒険者を引退したようだった。
本人はまだ冒険者として生きていたいと思っていたようだが、家族からも心配されて、穏やかに余生を過ごすのも悪くないと考えて、引退したようだった。

その為、普通に動く分には何ら問題なかったので、彼女は弟子入りし、冒険者としての知識と戦い方を鍛えていった。
冒険者となった今でも、師匠のことはまだ超えられていない。
けれど、今では一番目標にしている冒険者だ。

師匠に冒険者として色々な知識や、冒険譚を聞いてきた彼女は気が付けば近所で一番の物知りになっていた。
周囲の子供達は何か困ったら彼女に頼って、彼女もそれに答えてきた。
それでも、冒険者になってからは新しいことがたくさんあり、彼女は今でも知識を蓄えつつ、冒険を楽しんでいる。

幼いころから両親からそういうことには厳しく育てられていたため、耐性がなく、そっち系の話になると顔を赤くしたり、話を逸らそうとする。
また、冒険者になってからもお酒には弱いし、夜は眠くなるしの健康体でそういうお店にもいかない上に、戦いの事ばかり考えているせいで冒険者になってからも耐性のなさは変わっていない。

一先ずは師匠が倒してきた魔物たちを倒したいと思っているが、今目標としている相手は師匠がタイマン張って引き分けた相手「ボルグチャレンジャー」だ。
師匠は今戦えば勝てるといっているが、戦えない今自分が戦って勝利すれば師匠に勝てると思い、ボルグチャレンジャーに勝てるように技を鍛えている。