容姿・経歴・その他メモ

・異性の家族がいない→母親は自分が産まれたと同時に死んだ
・歌を褒められたことがない→父親は自分の趣味を認めてはくれなかった
・臨死体験したことがある→魔物の群れに襲われた所から吹き返して、村人たちから畏れられた
◆他に生き方がなくて→それならせめて人の役に立ちたい

初めて聴いた人の声は、間違いなく、実父の怒号に違いなかった。

忌み子のフォルス。過ち。偽り。産まれてきたことが間違い。
そう言われながら育ったために、かなりのひねくれ者で、自分の価値を下に見ている。
冒険者になるまでに身に着けた技術の全ては、冒険者になるためではなく生きるためのもの。
冒険者に対する憧れや希望は、あまりない。

出生はどこか辺境の村。平穏だったその地に産まれたナイトメアということもあって、皆が遠巻きに敬遠した。
彼が村を追い出される直前には───ほんの偶然なのだろう───魔物が村を襲ってきて、阿鼻叫喚の絵図ができた。故に、誰もが彼のせいにした。そうしたかった。
ほんの少しの抵抗で、村にあった高めの腕輪をくすねて、帽子を押さえて外に出る。

村よりもはきだめの方が過ごしやすいことを知ったのは、辿り着いてからだった。
魔動機兵に追いかけられながら、追いかけながら、彼は冒険者という身分を手に入れた。
仲間とやらを手にしたのは、きっとその時のことだろう。

"銀の弾丸"。己の弱点。
彼が半ばこだわりのように所持しているそれと、彼の戦闘スタイルから付けられた二つ名。
己の運命を撃ち抜けたならと、一抹の期待を抱いたそれ。
夢も展望もないまま、導かれるままに、より生きやすく生きるため、ハーヴェスへと向かう。

マギテック:はきだめで得た知識と技術。
シューター:村で元々培っていた素養。
レンジャー:同上。
バード:今までできなかった、ちょっとした趣味。
エンハンサー:最近、前衛に教えてもらった戦場の極意。
アルケミスト:空いた時間で学習した錬金術。

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