【フォトリレ流戦場写真術】
（ブルライト地方）- 入門条件
- 50名誉点、マギテック技能1レベル以上
フォトリレは魔動機文明時代中期の従軍記者です。魔動機文明時代は長らく平和な期間が続いていましたが、辺境の地では蛮族との激しい戦争が継続中でした。フォトリレは都市部の人族に苛烈な現実を啓蒙するために戦場に赴き、【マナカメラ】によって数多の決定的瞬間を捉えたのでした。彼の写真は都市部の人々に大きなショックを与え、賛否両論の嵐を巻き起こしました。
フォトリレは戦場で身を守りつつ写真撮影を行う体術を無意識に編み出していました。後年、彼の弟子たちが体系的に整理したのが【フォトリレ流戦場写真術】です。
この流派の入門者は、戦闘中に【マナカメラ】を行使する際に、目視可能なキャラクター1体を指定して、そのキャラクターを被写体とすることを宣言できます。
現代の冒険者には必要のない体術かもしれませんが、トリッキーな戦い方で戦場をかき乱せるかもしれません。
なお、秘伝の中で【マナカメラ】と記載されている箇所は、同等の効果のアイテムや能力などで代用しても構いません。同等の効果とは、「静止画像を撮って任意の媒体に保存できること」です。
流派装備
流派装備はありませんが、マギテック技能のレベルが低いうちは【マナカメラ】やそれと同等の効果を行使できるアイテムが必要です。【マナカメラ】を行使できる代表的なアイテムとして〈マギカメラ〉が存在します。
| 名称 | 知名度 | カテゴリ | 価格 | 概要 |
|---|---|---|---|---|
| マギカメラ | 12 | 冒険者技能用アイテム | 2000 | マギテック技能のレベルによらず【マナカメラ】を行使できる。 |
秘伝
《シャッターチャンス》
- 必要名誉点
- 20
- タイプ
- 独自宣言型
- 前提
- -
- 限定条件
- -
- 使用
- -
- 適用
- 1回の魔法行使
- リスク
- -
- 概要
- 【マナカメラ】を補助動作で行使する。
- 効果
この秘伝は【マナカメラ】を行使する際に宣言できます。この秘伝の宣言下では【マナカメラ】の行使が補助動作になります。この秘伝の適用は「1回の魔法行使」であるため、この秘伝の宣言1回につき補助動作の【マナカメラ】は1回しか行使できない点に注意してください。複数回の宣言を行うことが可能であれば、この秘伝を宣言した回数だけ補助動作の【マナカメラ】を行使可能です。また、補助動作で【マナカメラ】を行使しつつ、主動作でも【マナカメラ】を行使することも可能です。
なお、補助動作の【マナカメラ】でどの程度上手く撮影できたかを達成値で表現したい場合は、魔法行使判定を行って達成値を決定してください。このとき、サイコロが1ゾロでも自動失敗にはなりません。出目2として扱ってください。
《体当たり取材》
- 必要名誉点
- 30
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《シャッターチャンス》
- 限定条件
- -
- 使用
- -
- 適用
- -
- リスク
- -
- 概要
- 回避、抵抗成功時に【マナカメラ】を行使する。
- 効果
他のキャラクターから受けた攻撃や効果に対して回避力判定や生命・精神抵抗力判定を行い成功した時、【マナカメラ】を行使し、その攻撃や効果をもたらしたキャラクターを被写体として撮影します。【マナカメラ】の魔法行使判定は行わず、達成値0で自動成功します。
なお、この秘伝で行使した【マナカメラ】でどの程度上手く撮影できたかを達成値で表現したい場合は、魔法行使判定を行って達成値を決定してください。このとき、サイコロが1ゾロでも自動失敗にはなりません。出目2として扱ってください。
《戦場の真実》
- 必要名誉点
- 50
- タイプ
- 常時型
- 前提
- 《シャッターチャンス》《体当たり取材》
- 限定条件
- -
- 使用
- -
- 適用
- -
- リスク
- -
- 概要
- 被写体の弱点を暴く。
- 効果
1回の戦闘中に【マナカメラ】によって同じキャラクターを被写体とした静止画像を8枚撮影すると以下の効果を全て得ます。ただし、8枚とも撮影者が同じでなければなりません。
・そのキャラクターの弱点が判明する。
・そのキャラクターに追加の弱点を1つ与える。弱点は命中力+1、物理ダメージ+2、魔法ダメージ+2の中から1つ選ぶ。この効果によって付与された弱点は《弱点看破》の対象となる。