ハーヴェス王国で行商人をしている一族の中で生まれた。
両親には兄弟含めて大層愛されており、両親の商いのお手伝いのために一緒に行くことも度々あった。
遠くの地方へ向うために飛行船に乗せてもらったり、親や兄弟とちょっとした魔法で遊んだこともあった。

そんなある日、今まで見たことのない御札を手にする。
それは何かと両親に聞いてみてもわからない、今まで商人として長くやっていたが見たことのないものだと返された。
驚いた。あんなに詳しかった両親にもわからないことがあるんだ。
お手伝いとしてついてきたラゴスには両親が如何に偉大な存在なのか身にしみていた。
そんな両親が知らないものだと聞いた時、胸の中から熱いものが流れ始める。
この世界は知らないことがたくさんあるんだ。
まだ見ぬ武器、まだ見ぬアイテム。そういったものに思いを馳せるばかりだった。
ある日、両親に冒険に出たいと伝えた。
実を言うと不安ではあった。両親に自分が危険な目に遭う可能性の高い冒険者になることに反対するのではと。
自分はここで商人としてやっていった方が良いのではないかと。
しかし両親はそんな彼の頼みに笑って背中を叩いてくれた。
頭を撫でられ、抱擁してくれた。
元気でいるんだぞ。と声をかけられた。
ラゴスはそんな両親の愛に涙ぐみながら旅支度をした。

「いってきます。たくさんのお土産と思い出話、楽しみにしてくださいね。父よ、母よ。」

月狼亭で支出簿を書いていたときに事件がありました。
ボロボロになったフォウネルさんがやってきて不死者にホムラが攫われたとの情報が入って。
冷静を欠けていましたがグレイさんのおかげで落ち着いてすぐさま救出しに行くことになりました。
不死者についていったというルケミンさんの痕跡を辿りに盗賊ギルドに向かい、彼の行方を知っている者…ジライヤさんに同行してもらってルケミンさんを追跡しに。
道中遭遇した不死者を薙ぎ払い、ルケミンがいるであろう洋館の方に向かいました。
そこにはホムラを攫ったであろう不死を操るフードの者。
フードの者はホムラに何かを始めようとしている旨を話して奥の方に入っていくことに。
手遅れになるのは避けたかったので追跡することにしましたが…
そこにあったのは瘴気をまとった骨でできた竜。
悪趣味なことにフードの者はその骨をホムラと名乗っていました。
もしかしたら…という不安が裏によぎりつつも放置するわけにはいかなく討伐することに。
そのスカルドラゴンを倒した時、ホムラの翼に感じていた温かみを持つ宝玉が。
きっと彼はホムラの力を利用して不死者を大量に生み出そうとしていたのでしょうね。
その宝玉はホムラがまだ健在なことを示すように輝いていて。
それならばとルケミンさんの気配を辿るように廊下を辿り、埃のたまった部屋に入って、隠し階段を見つけ降りていきました。
そこにはルケミンさんと檻の中に閉じ込められていたホムラを見つけて。
ようやっと救出することができました。
檻の中に入っていたホムラは弱ってはいましたが健気に振る舞っていました。
利用されていたことに対して申し訳無さそうにしていましたよ。
本当に優しいですね。大丈夫、魔物は倒しましたから。
こうして私達は月狼亭に帰っていきました。
ホムラに備わった新たな力と、フードのものによる新たな懸念を持ち帰って。

私にとってクロガネさんはいつも手のかかる人だなと思っていました。
後衛であるのに率先して前に出ようとして。何かあるたびに前に出ようとして。
そういったところが目が離せなくて苦手に感じていました。
それも含めて大事な仲間の一人なんですけどね。

ある日、そんな彼に墓にいる魔物退治を手伝って欲しいとと言われて受け入れました。
最近ラグアドログを筆頭に強力な魔物が目白押しになっていることもあって放っておくわけにはいかなくて。
彼にとって大事な人が眠っているということで眠りを妨げたくなくて。

向かった先に居たのはあまりに異様な光景でした。
あのフードの者と、巨人が墓を荒らしている様子。
そしてそれを護るように湧いている大量の不死者。

結論から言うとクロガネさんの言う大事な人は起こされてしまい、レブナントとして復活してしまいました。
生前がいくら偉大といえども不死者となっては私達の敵。
彼は討伐しなければいけない存在でした。
彼がクロガネさんに魔神の子だの穢れた子だのの呪詛を聞いたのもあって即座に倒すつもりでした。
クロガネさんがあんなに慕っていた彼がそんなことを言うはずなんてないと思っていましたから。
ですが、ジミマダイさんがそのレブナントに攻撃しようとした途端に
「…っ！？待って、ジミマダイ！その人は、操られているだけだから！攻撃、しないで！」
私は揺らいでしまいました。
このまま倒したとしてクロガネさんは冒険者としてやっていけるのだろうか。
彼の心が折れて二度と立ち上がれないかもしれないのではないか。
イレンさんみたいにいなくなってしまわないのか。
そう思ったとき、私はレブナントを倒すことよりも、クロガネさんを鼓舞することを選びました。
彼には立ち上がってほしかったから。
安らかに眠らせることを選んでほしかったから。
そんなエゴで、私は攻撃の手を緩めました。
ただ、クロガネさんはずっとうずくったままで。
レブナントはそんなクロガネさんを撃ち続けて。
それを嘲笑うかのようにフードの者…ヘイルはテレポートでレブナントを連れてどこかに連れていきました。

戦いが終わった後、ジミマダイさんがクロガネさんに苛立ちげに寄って胸ぐらを掴みました。
「てめえはなんだ」「あれはなんだった」「言ってみろよ…！！」
「おれ、は。穢れた、子で。魔神の子、で。あの人は、俺の、大事な、ツルカミさん、だった」「ずっと、ずっと、助けてくれた、俺の、恩人。なのに、なのに…！」
「違う」「あれはハイレブナントだ」「そしてお前は、冒険者だ」「始まりの剣、ソードオブジェネシスの、クロガネだ」「なら、お前のすることはなんだ。俺らのすることはなんだ。言ってみろよ…！！」
言い逃れのようがない正論。彼は今はレブナントで、私達は人族の冒険者。
昔がどうであれ、今は敵対関係でしかない。
ですが、ジミマダイさんが今にもクロガネさんに手が出そうになって私は止めました。
彼にはどうにか落ち着いてもらう必要はある。レブナントと向き合う必要もある。
わけがわからないまま話をするのは――
「甘やかしてんじゃねえよ！！」
…。
「ガキじゃねえんだよ、こいつは！　てめえらが甘やかすから立てねえんだろうが！
ガキじゃねえ、新人ですらねえ、英雄だなんて呼ぶやつもいる。
そういう冒険者だろうが！　こいつは、クロガネは！」
………。
そうでした。私にとってはクロガネさんは手のかかる人。
ですが他の人にとっては立派な冒険者。ソードオブジェネシスの冒険者。そして王国のヒーロー。
大事なことをずっと見落としていました。
私は彼のことをずっと信用できていなかった。
いえ、頼りになる場面は多々ありました。そういったことを見ようとしていなかった。
仲間なはずなのに。彼のおかげで助かったこともたくさんあったのに。

…もしかしたら、私は甘やかしていたかもしれません。
クロガネさんのことを。
私の方も一度クロガネさんとの関係を向き合うことにしましょう。
彼が頑張っているところをちゃんと見るようにしましょう。
彼が抱える問題をどうやって向き合うのか見守ることにしましょう。
いつもの癖を窘めるだけではなく、彼が為そうとしていることを見るようにしましょう。
彼がいつかあの者と向き合うその時まで。
大丈夫。あなたには私達がいますから。
ちゃんと見守っていますよ。

ホムラ

「冒険者になってから一番の親友です。一緒にいることが多いですよ」

ブルー

「何かと世話になることが多いですし同時期に入った同期でもあります。盾の魔剣のときは幾多もの敵を一人で抑えきってて尊敬の念を抱いています」

クロガネ

「悪行を押し付けられたりしていて苦労することもありますが彼が頑張っているのはちゃんと見ていますよ。いざという時は守りますが最近は見守る事が多いです」

リア・アギス

「私が所属している月狼亭の最古参の方ですね。まだ月狼亭が始めたてだった頃の話はとても面白かったです。これからも一緒に支えていきましょうね」

エーコー

「とても心の強い方です。同胞が悲惨な目に遭ったとしても決して心が折れず、立ち向かえるのはなかなかできないことです」

ビビット

「後輩のリリーパを気にかけたりと何かと兄貴分みたいなポジションにいることが多いですね。立派なことですよ、あの頃を振り返ると」

フレン・アトワイト

「レイリスのことについて色々あったようですが今は振り切っているようでなにより。最近はホムラとも一緒に遊んでて微笑ましいですね」

イレン・アトワイト

「月狼亭からいなくなったり、神の塔で消えかけたりと色んな事がありましたがこうして今でも月狼亭に居続けてくれて良かったと思いますよ。ただ月狼亭内で喧嘩して暴れすぎないようにしてくださいね？新人さんが困りますから」

フレイア・フレア

「イレンくんについては詳しく知りませんしあなたが私達のことをどう思っているのかはわかりませんが私はあなたのことを大事な仲間だと思っていますよ。無理してとまでは言いませんがもうちょっと打ち解けたいですね。…すみません、枕投げははしゃぎすぎました」

要人の警備①

「あのボルグハイランダーの一撃は正直堪えましたね。ですが他の人が食らってしまうよりかは私が受けられたおかげで犠牲者を出さずに済みました」

食料調達配達

「あの卵を見つけた時何が生まれるのだろうかってわくわくしていましたね。かわいらしい竜でしたが結構変わり種だって聞いた時は驚きました」

御手紙配達依頼

「いやー、きつい戦いでした。ワラワラ湧くわ長引くわで。まさか届け先のレイリスが蛮族だったとは驚きました。いきなり何事かって思ってモールで叩いて悪いことをしてしまいましたね。説明ぐらいはして欲しかったなって思っています。あとフレンの様子がおかしかったのでちょっと不安でしたね」

アルボル討伐依頼

「…あの惨状は筆舌に尽くし難いものでしたね。殺し方といい、あの祭壇といい。あのアルボルをリアさんがぶっ飛ばしてくれた時はスッキリしたんですけどね」

魔剣の迷宮:盾

「盾って一体どういうことなのかなと思っていましたが迫り来る敵から魔剣を守れといったものでしたね。敵が多すぎて急いで倒さないと剣になだれ込んでくるという厄介なものでした。レイさんにも苦労かけさせちゃいましたね。
それにしてもブルーさんの抑え方は見事なものでした。あんな大勢の敵を1人で押さえつけるとは。」

魔剣の輸送:前編

「よく考えたらホムラと一緒に依頼を受けたのはこれが初めてなんですよね。オーガウィザードが2人もいた時は後衛は大丈夫だろうかと思いましたが杞憂でした。リアさんもレイリスさんも頼りになりますね。ホムラも援護助かりましたよ」

魔剣の輸送:後編

「いやぁ、イアさんに異変があるというのに気づかなかった上に歌を聞いて眠りこけちゃったのは参りましたね…その後起きた時にホムラが不審な挙動を見せていたけどすぐに元通りになったんですよね。あれは一体何だったんでしょう」

グランゼールの大迷宮

「拾ったキノコで鍋パーティして私だけ中ったのって中々凄いことですよね。お恥ずかしいところをお見せしてしまいました。めそめそしているのにエーコーさんに男らしいって言われたのはなんというか意外でしたが」

突撃！タルト探検隊

「あんな大きな遺跡で調査したのは初めてでとてもわくわくしました。勢い余ってシンカーハウスに入ったのは反省点なんですけどね。お泊り会も楽しかったのですがイレンさんの話をするときのフレイアさんの表情が重々しかったのが気がかりですね」

グランゼールの大迷宮(2回目)

「あの仕掛けにはまんまとしてやられましたね。いきなり光ったと思えばリアさんがいなくなってて。また光ったと思ったらガッドさんもリアさんも倒れてて。生きた心地がしませんでした」

運命の扉、ブルー編1

「私を差し置いてあの宝石巨人…セラッサルーイがフレイアさんを狙ってきた時は激しい怒りを感じましたよ。許せるはずもありません。倒れる前に倒せたので良かったですが本当に危なかったですね。」

魔晶石採掘依頼

「沢山依頼を受けましたが一人で依頼を受けたのは初めてですね。ゼパルさんと和気藹々としながら魔晶石を採掘していました。どんどん奥に進んでいったナイトメアって一体誰ンくんが無茶したんでしょうかね( ◜ᴗ◝)」

穢れ封じの大魔石を求めて

「あの魔神三人衆には散々苦しめさせられましたが私が先に石化されたらもっとまずいことになっていたでしょうね。それはそれとしてホムラくんのあの説得をしてまた無茶をしていったアトレンさんが街の人々に防空壕に連行されていったのはちょっとすっきりしましたね、後はイレンを迎えるだけですが…」

学園の七不思議

「私の服装、明らかに女のものだった気がするんですけどなんでそんなもの着せられたのでしょう…ホムラとフレンさんとでお弁当食べたり探索したりと楽しかったですね。旧校舎では色々ありましたがそれにしては穏やかな最後だった気がします。」
「…夢の中で誰かに連れられて引っ張られていったとき、『目を覚ませ！』と起こしてくれた友人がいました。あのまま引っ張られていたらと思うと…大事にしていきたいですね、友人を」

重要拠点防衛戦

「魔物に囲まれ、後手に回ったときは一時どうなるかと思いましたが思わぬ援軍…アトレンさんとリクロウさんが来てくれたおかげで助かりましたね。鮮やかなほどに魔物を倒していってくれました。皆が無事で良かった…」

■導かれし狼達は今日も月夜に咆える
推奨PC:月狼亭の初期PC
営業時間が終わった月狼亭。赤いリルドラケンは店内を懐かしそうに見ていた。
「…初めてここに来たときから、随分と変わりましたね。」
備考：リアについての言及あり

戦闘特技候補は防具の達人、武器の達人、頑強、錬体の達人、ブロッキング、マルアクから2枠
頑強…魔法に強くなる
防具の達人…インペリアルが着れる。防護点はマナタイト加工とアビスで16、習熟装飾品入れて21、ビートルとバークメイルで最大31ぐらい？
ミスリルプレートでもマナタイト魔法の鎧アビスで単体で14まで確保できる。インペリアルはお金かかる代わりに魔法ダメ-3。
武器の達人…SS武器装備可能。めぼしい武器はアビス加工したガイスター、バルシ用のトライエッジ、攻撃性能として随一のガイクリ。習熟活かすならタイラントだけどアビス込でC9なの地味にうんち。
タイフレくっそ強いけどこのままタイフレでいけるかどうかで変わる感じ～～～
錬体の達人…悪魔、巨人のコスパ改善。とはいっても素でMPはそこそこ確保できているし魔晶石割ればいいし…
ブロッキング…どこにいこうとしているんですか？( ◜ᴗ◝)
もう少しお付き合いください( ◜ᴗ◝)
マルアク…後述で欲しい魔法があった場合。

防御重視→13頑強15防具達人
対魔法薄め→13武器の達人or頑強15残った方
体力薄め→1315で達人取っていく

技能
ファイターは15まで伸ばす
エンハは最低12、場合によってはもっと伸ばすかも
バルシ、ヘルシーボディ、トロールバイタル
ここまでは欲しい
バルシはマレットでブリンク剥がし、水風船で魔法ダメ付与
武器の達人取るならトライエッジ取って飛ばすのも面白そう

レンジャーは9で打ち止めするつもりだったけど12まで取って機動力確保するのもありか？
どーせ回避はできんしかまへんかまへん

アルケミ
優先度低め、欲しいのは大体取ったし
マナダウン、バインドアビリティ、スカウト伸ばすならイニブ程度

他候補（優先度:低）
RP目的でセージ
商人生まれだしセージとって賢くするのはありじゃないか？
せっかくだし他地方の言語も取って行商人らしくしよう！

真ブラベ目的でグラップラー3
真ブラベ自体がお金かかりすぎて結構効率悪し

一部の魔法目的で魔法技能伸ばし
ブリンク目的でソサ8
ソニックウェポン目的でコンジャ12
特殊神聖魔法目的でプリ
…経験点もったいねえ！伸ばすにしてもRP目的で考えれば良さそう