とある田舎で生まれ育った小さな魔導機使い。幼い頃に家に置かれていた本から古代の魔導機文明を知り、魔導機の魅力を知った。大きくなったら魔動機術師になることを夢見ていたが、生まれ育った集落ではタビットは魔法使いになるものという固定観念が強く根付いていたため、成人すると同時に田舎を飛び出した。
　飛び乗った乗り合い馬車でハーヴェス王国まで行き着き、大きな街で魔導機使いになるためにさらなる学びを求めたが、ほとんど何も持たずに出てきたため、困り果てていたところで冒険者と出会い、生活費を稼ぐためにギルドでガンシューターとしての訓練を積んで冒険者となった。
　幼い頃に何かの動物に襲われ、逃げる拍子に川に転落し溺れた過去がある。そのために水は苦手。

周囲の反対を押し切って魔導機使い兼射撃使いになったが、自身に適正が無いことも理解している。周囲には明るく振る舞っているが内面ではいつか置いていかれるのではないかという不安がある。また自身の種族が短命であることも焦りの原因であり、精神的にもろい部分がある。

いくつもの冒険をこなすうちに、努力で適性の無さを克服し、精神的脆さを乗り越えたが、恋心という新たな課題を抱えることになってしまった。

経歴表

溺れたことがある
田舎育ち
苦手な動物がいる

冒険する理由
一攫千金を狙っている

　始めてできた仲間を非常に大切にしている。
　初めての依頼で命を奪う経験をし、自分の覚悟の甘さを自覚する。仲間の言葉で何とか自分を保ち、その大きな力を、仲間を守るために使う決意を持った。また戦いの中ですこし自信を持てたようだ。

　どんどん強くなる仲間に置いて行かれるのではないかと不安を感じている。
ーー守ってくれた、助けてくれた、励ましてくれた、助言をくれたリルドラケンの女性に強く惹かれている。

　修練場にて才能のなさを本格的に自覚、さらにある人物の放ったすさまじい魔法をみて、本格的に自信を失いつつあった。
「才能は無いが努力は少しづつ力になっている」
「ほかの射手にはない多様性が武器」
「自分の好きなものを使い込め」
「技術はある、あとは体と心」
「無い才能は頭と道具でカバーするのがマギテック」等々、たくさんのアドバイスとともに頑張っているようだ。

「自身の身体能力の不足を魔導機で補う」という自分に合った戦い方を見つけ、本格的に強くなった。

「高火力で相手を打ち抜く」タビットマギシューらしくなってきた。現在の課題は魔力量の少なさであり、改善策を探している。
ギルドの一室で魔導機をいじっていたり、訓練場で射撃していたりは今まで通りだが、以前に比べると精神に余裕がある。
街を散策してアイテムを探していたり、図書館で分厚い本とにらめっこしたりしている。

自身の精神的余裕と、仲間との協調が進んだ結果、寄り添う選択を自分から選ぶことができるようになり、ついに自分の好意を相手に伝えることができた。