容姿・経歴・その他メモ

容姿

絹のような銀の長髪を後ろで纏め、紅い瞳が映える切れ長の目をしている男性
髪の色とは反対の黒の執事服に身を包んでいる

見た目は20歳くらいの青年に見えるがその実情を知る人物は数少ない
控えめに言って美形であり、【時々街に現れる瀟洒な執事】と密かな噂になってたりなってなかったり
彼自身女性には紳士な態度の為、その噂に更に拍車がかかるのだろう

戦闘スタイルは剣を扱うスタイルを基本としており、妖精魔法と組み合わせた行動で戦う。
たまたま齧ってみた妖精魔法だったが、彼自身の物腰や紳士さに妖精が応えてくれた為そこそこの魔法を行使できる
家人が居ないときに呼び出した妖精と戯れるのは彼の楽しみの一つである

詳細

趣味と呼べるものは特にないが、主人や主人の友人の笑顔を見ることが至上の喜びであり、行動の基本原則もそれに準じている
逆に言えばそれに反することが彼の忌避することである、ゆえに敵対者等には容赦がない
なお子供が大好き、危ない意味ではない・・・決して
好物はハーヴェスの新鮮な魚介を使ったブイヤベース、自画自賛ではないつもりだが自身の調理でも最高クラスで美味しいと思っている。友人のプラダンもこれを好んで食していたようだ
苦手なものはない、どんなものも美味しく調理するゆえに不味いものは生み出さないプライドがある

基本家を空けることの多い家人に代わって調理洗濯掃除等ほぼ全ての家事をこなしている
決して手を抜かず、どれも完璧に完全に行う為に家の中は常に新築同然の清潔さを保っている
調理に関しても見た目から味まで非の打ちどころがない作品を提供する、欠点と言えば食した者がオロバスの作る料理じゃないと若干物足りなくなってしまう身体になるところか
孤児院にて職員として子供の面倒を見たり、書類仕事を手伝ったり、オールマイティに貢献をしている
普通から見れば圧倒的に時間が足りないはずなのだが、どんな手品を使っているかは彼の真相を知る者のみが知る

余談だがかなりのヘタレであり、目の前に据え膳があっても手は出せない

異貌化の際は瞳の色が青く染まる

経歴

・罪を犯したことがる
・憧れる冒険者がいる
・己に何らかの誓いを立てている
・目指すべき場所がある

元々は人の形を持った存在ではなく、人格を持った時計型魔動機であった。
彼の力は過去への逆行や時間の停止を叶える規格外の力

ある日何らかの事象が起こったことにより人の身体を得た彼はその力を悪意を持った二人の人物に利用されてしまう
過去に遡り一人の少女を抹殺する為の道具にされたことに気付いた彼は二人を殺害してしまう、人としての教示やルールを知らない彼はその行為に罪悪感などは抱かなかったのだ

しかし同じく過去を遡り現れた冒険者一同に成敗された彼はそのまま現代へと連行され、冒険者の一人であるノエリア・デレの家に住み込みで働くことになった
人としてのルールや在り方をみっちりと叩きこまれた彼が持つ残虐性や変態性は薄れ、今はとても紳士な好青年となっていた
だが過去に自身がしていたことにも気付かされたわけで、その罪の苛みに悩むことも何度かあった
最初こそこのような形で始まった人間の生活だったが、慣れてしまえばとても心地の良いもので今は孤児院で子供の世話をしたり、家事をすることが彼の楽しみになっている

だが人としての感情が豊かになった彼に大きな問題が立ちはだかった
自身を倒し、道を諭してくれた冒険者の少女に恋をしてしまったのだ
最初は憧れだった、尊敬だった・・・しかし日に日に過ごすうちに大きくなるこの気持ちは憧れなんて生優しいものではなく・・・もっと暴力的で寂寞なもので・・・
しかしこの気持ちを彼は伝えなかった、過去に大罪を犯した自分が光のある世界で生きる彼女に想いを伝える権利などないということを知っていたからだ
オロバスは聡明だった、ゆえにこの気持ちは迷いなのだと諦めていた

しかしそんな彼の生き方を変えるような変化が起きる
いつかの異世界探索、自身はサポートに徹していた為に直接同行は出来なかったが、最後の世界から帰還した彼女の変化を彼は見逃さなかった
彼女の理想は元々高潔だった、人を救うなど素晴らしいと今でも思う、しかしあまりにも【高潔すぎる】のだ
本気で【全て】を救済できると彼女は信じている・・・齢15の少女が抱く理想のレベルではない、明らかにおかしい
それこそ神の視点で彼女は物を見始めている、このままではいつか彼女が本当に遠くへと行ってしまうかもしれない恐怖が彼を襲う

彼女にとっての幸せの定義などオロバスには分からない、一般からすれば歪になってしまった彼女の幸せを妨げる権利はないのも理解はしている
だからこれは我が儘だと、死んでいたと思っていた自分の気持ちに血が流れて息を吹き返すのを感じながら彼は誓う

「私は私の想いと全てを持って彼女に【普通の幸せ】を与えたい」と己に誓いを立てたのであった

いつか彼女と仲間達と心から笑える・・・そんな遠い理想郷を・・・場所を目指して

だが基本的には表に出さない上、オロバス自身も今の仲間達に高い好意を抱いている為優先度は総じて変わらない
彼に頼み事をすれば、どんなことも紳士的に、誠実に行うだろう

履歴

異貌時に命中判定と魔法行使+1

セッション履歴

収支履歴