容姿・経歴・その他メモ

◆容姿

短めの白髪に白い肌、淡い青の瞳。左手の甲に魔法円を持つハイマン。
古めかしいローブを身に纏い、紫色の宝石の嵌まった杖を持つ魔術師の男。
耳に魚の骨(フィッシュボーン)の形をしたピアスを着けている。

◆経歴

とある魔法王に造り出されたハイマン。
魔法王に特に気に入られていたが、その手で魔法王を焼き殺した過去を持つ。
それは今は失われた歴史に刻まれた事件の1つであり、王の配下であった魔術師にその身を封印された。
大破局(ディアボリック・トライアンフ)の大地震以降、数千の時を経て緩んでいた封印が解け、このラクシアの地に再び立つこととなる。

◆記憶と歴史

自分は魔法王ルウィグミナの造り出した唯一のハイマンだ。
ハイマンは人間を素体に魔術的に強化を施し造り出される種族であるが、俺には人間であった時の記憶はない。これも、ハイマンが失敗作である故だろうか？
ハイマンは魔術的な素養が高い代わりに著しく生命力が低く、30年生きれば長い方だろう。
ルウィグであれば、俺だけでなく更に多くのハイマンを造り出し、研究を行うことが可能であっただろうが、ルウィグは生涯ハイマンを1体しか造らなかった。

ルウィグは、魔法王でありながら落ち着きがなく、常に思い付きで行動するような変な男であった。俺を造ったのも単なる気まぐれだったのだろうか？
また、ルウィグはなぜか、研究材料に過ぎないであろう俺を友人のように扱った。
様々な思い付きで行動するルウィグに振り回される日々は苦労はあったが、悪くはなかった。
ルウィグと過ごしたのは5年間。次々に興味の移る彼と過ごしていると退屈しない。俺はこのまま、この命が尽きるまで彼と共にいるものだと思っていた。

俺が成人して少しした頃、ルウィグが体調を崩すようになった。
ただの風邪だと言っていたが、容態は日に日に悪くなる一方だった。原因についても部下の魔術師達が調べたものの不明であり、あれだけ動き回っていた彼は寝室から出られない程に弱ってしまった。

そんな彼が、ある日、俺に頼んだのだ。
『このまま苦しみながら生き長らえるよりも、どうか君の手で終わらせてくれ』
『これは強力な呪いによるものだ、ただの医師には治せまい。そう、私の力も及ばなかったのだ』
『君は……素晴らしい魔法使いだ。並みの魔術師の炎では私を燃やし尽くすことなどできないだろう。君にしか頼めない』

俺は……彼に頼まれた通り、ルウィグを、莫逆の友を、自らの魔力をもって弔った。

いつもこちらに差し出す手も、興味に一直線に走る瞳も、その豊富な知識を紡ぐ口も、全てが炎に包まれるその瞬間、彼が穏やかな笑みを浮かべたことだけをはっきりと覚えている。

最期に彼が紡いだのは、忘却の呪文(スティール・メモリー)だろうか？
俺が気に病まないように、自分のことを忘れさせるつもりだったのだろうか？

俺の古い記憶は、ここで途切れている。

次に目が覚めたとき…世界は様変わりしていた。
奇妙な服を纏った未知の言語を話す人々、魔法を使おうにも、マナが薄く、妖精たちの数も少ない。
原始的で貧相な家屋が多く、とてもここが数千年を経た後の世界だとは信じられなかった。
俺たちの生きていた時代は古代魔法文明時代とされ、いまからおよそ3000年前にあたるらしい。その後も魔動機文明というものが発達し、世界が多いに発展した後、大破局(ディアボリック・トライアンフ)と呼ばれる大地震及び蛮族の大進行が原因で、文明が完全に失われてしまったというのだ。これがおよそ300年前の話であるらしい。

ルウィグを苦しめた呪いの主を突き止めるどころか、自分を知るものも、ルウィグを知るものですら、この地にはいないように思えた。

だが、今でも古代魔法文明時代の遺跡が発掘されることが度々あるらしい。
資料などを解析すれば、あの後の顛末等がわかるだろうか？

◆経歴表など結果

A　一定期間の記憶がない
B　かつて信頼できる友人がいた
C　決して手放せない小物がある
冒険に出た理由　失われた文明を取り戻すため

ハプニング
1.事故や悲劇　友や仲間を失った
2.幸運／幸福　身分に関係なく、立派な仕事に就けた
3.秘密の背景　誰かを殺した

◆その他メモ

・イメージソングは『一人きりロックショー(nabuna)』
・宝石とベルトポーチはルウィグに貰ったもの
・死人の耳飾りにはルウィグの骨が使われている
・マナスタッフはルウィグのもの。主が死んだことで所有権が移ったのか、気がつくと近くにある。
・戦闘時はアンデッドや妖精を召喚し、自分も後衛から魔法を行使して戦う。

セッション履歴

収支履歴