ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ノノ - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

“悪魔つかい”ノノ

プレイヤー:kuroro

種族
ナイトメア(人間)
年齢
15
性別
種族特徴
[異貌][弱点/土]
生まれ
魔術師
信仰
“妖精神”アステリア
ランク
穢れ
0
5
13
12
7
7
5
4
7
5
成長
0
成長
0
成長
0
成長
1
成長
0
成長
1
器用度
12
敏捷度
12
筋力
18
生命力
18
知力
19
精神力
18
増強
増強
増強
増強
増強
増強
1
器用度
2
敏捷度
2
筋力
3
生命力
3
知力
3
精神力
3
生命抵抗
6
精神抵抗
6
HP
27
MP
31
冒険者レベル
3

経験点

使用
5,000
残り
500
総計
5,500

技能

フェアリーテイマー
3
ソーサラー
1
セージ
1

戦闘特技

  • 《ターゲッティング》
  • 《魔法拡大/数》

練技/呪歌/騎芸/賦術

  • なし

判定パッケージ

セージ技能レベル1 知識 4
魔物知識
4
先制力
0
制限移動
3 m
移動力
12 m
全力移動
36 m

言語

会話読文
交易共通語
地方語()

魔法

魔力行使
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
ソーサラー技能レベル1 真語魔法 4 4 +0
フェアリーテイマー技能レベル3
使用可能ランク3
妖精魔法
6 6 +0
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
技能なし 18 0
装飾品 専用 効果
宝石2
幸運のお守り
右手 指輪
左手 宝石1
宝石4
宝石3
所持金
G
預金/借金

所持品

冒険者セット
宝石6点セット
指輪
MP5の魔晶石*2
魔香草
アウェイクポーション

名誉点
30
ランク

名誉アイテム

点数

容姿・経歴・その他メモ

『そこには小さな村があったらしい』
 ボロボロの地図を片手に地理を問う旅人に、親切な商人は賑わう街から遠く離れた辺境を指差して言った。
『山火事で村ごと焼けちまったから行っても無駄だけどな。それに……』
 商人はにやりと口角を釣り上げた。
『悪魔が出るって噂だぜ。ま、この世界じゃ悪魔なんて珍しくもなんともないけどな』


~~~


--私の父はリカントだった。……ただそれだけだったはずなのに。


 他を排し、見知った顔の人間たちとつつましく静かな暮らしを営む村。それが彼女の生まれた場所だった。
 村民は村から出ることを許されず、半年に一度決まって来る行商人に農作物と女たちが編んだ織物を売って生計を立てていた。

 ある朝、村長の娘がいつもの散歩道を歩いていると、村の傍の川のほとりに幼い少年が倒れていた。
『大丈夫?』
『ぅぅ』
 娘が声を掛けると、声とも取れない小さな呻きが出た。薄汚れたローブで全身を覆ったその少年は服の上からでもわかるほど痩せこけていて、碌な食事をとっていないことが簡単に見て取れた。
 少女は服が汚れるのも気にせず、少年を精一杯村まで運んだ。
『駄目だ』
 この子を助けてくれと頼みこむ娘に、村長は厳格な声でそう告げた。
 村長は少年のフードを強引に引きはがした。そのフードの下には彼が人間種ではないことを示す小さな黒い獣耳があった。
『見ろ!こいつは人間の皮を被っただけの獣だ。こんな奴を村に入れてみろ、明日にでも私たちを食い散らかすだろう!』
 それでも娘は食い下がった。三日三晩泣き喚き、ぐしょぐしょになった顔で村長にしがみついて頼み込んだ。
 そんな娘についには村長が折れ、村の牢屋に置いておくことになった。
『きっとここから出してあげるからもうちょっとだけ待っててね!』
 娘は村民の目を盗んで毎日牢に出向いては、自分のご飯を半分分け与えた。
 いつか、彼と村を歩ける日が来ると信じて。


~~~


『ビス、そっち行ったぞ!』
『任せてください』
 獣のごとき四足歩行で山をかけ、青年は猪を鋭利な爪で切り裂いた。
『やったなビス』
 大柄な男が青年の肩を叩く。
『またビスの手がらかよ~』
 弓を持った少年が小さく肩を落とした。
『まあそう言うな。お前のサポートがあったからビスが近づけたんだ』
『でもよぉ~……』
『確かに、最近はビスの成果が著しいな。次の隊長はビスになるかもしれん』
『くそぅ、負けねえからな!』
 悔し気に指差す少年に、青年は幽かに笑った。


『おかえりなさい、ビス』
 家に戻った青年を女性は暖かく出迎えた。
『今日はどうだったの?』
『猪が一匹と鹿が三匹。それと鳥が六羽だな』
『そう!いっぱい捕れたのね!今日の夕餉は豪華にしなきゃ!』
 そう言って女性は上機嫌で調理場に入っていった。
 そんな女性の後ろ姿を見て、青年は暖かい笑みを浮かべたのだった。


~~~


 長い時が流れ、青年は女性との間に子供を授かった。
『どんな子になるかしら』
『……俺と同じ子が生まれなければいいが』
『大丈夫よ。みんなあなたを受け入れてくれたじゃない。あなたの子供が獣みたいでも、きっと受け入れてくれるわ』
『……それならいいのだが』


~~~


『ビス、この子……』
『……』
 女性が抱く子供には獣の耳はなかった。濃い体毛もなければ尻尾もない。しかし、その子供の額には小さな角が二本伸びていた。
 それは明らかに獣の物ではない。まるで悪魔かの如く禍々しく、不気味なものだった。
 
 女性は幼いころからその存在を知っていた。父に幼いころに聞かされたおとぎ話。災いをもたらす不浄の存在。
 それは、"ナイトメア"と呼ばれる者だった。
『それでも、私はこの子を育てたい。あなたと生んだ初めての子供だもの』
 ただでさえリカントの子。それがナイトメアとあっては許されない。そう考えた青年は選択を迫られることになった。
 この場で殺すか未来永劫匿うか。
『……分かった』
 自分の命と愛する妻の命。妻の想いと我が子の命。二つを天秤にかけて青年は後者を選んだ。
 もし何かあれば、この子と妻の命だけは守ろう。そう誓って。


~~~

 それから五年。何とか隠し通してきた秘め事がとうとう白日の下に晒された。
 過敏症と偽り、大きな耳あてで角を隠してきたがそれが風の悪戯で飛ばされた。
 
『どういうことだ!獣の子だとは聞いていたが、これでは悪魔の子ではないか!?』
 
 武装した村民たちが青年と女性と少女を囲んだ。
 青年は村民たちに頭を下げてただ懇願し、女性は少女を庇うように抱きしめていた。

『もし何かあったらその時は俺が命を懸けてこの子を殺す。だから……』

 村民たちに向かって地につけられた頭を大きな矛が穿った。

『ぐぁっ!』
『ビス!!』
『パパっ!!』

 村長は血濡れた矛をゆっくりと手元に戻した。

『全ては私の過ちだ。ビスを村に入れたのも、お前たちの結婚を許したのも。……ノノの角に気づいたその時に殺さなかったのも』
『私はお前たちの父だ。ノノの祖父だ。だが、その前にこの村の長だ。責任は取らなくてはならない』


 これは誰のせい?
 リカントのパパのせい?
 パパを選んだママのせい?

 わたしのせい?

 わたしがこんな角を持って生まれたから? 

 ワたシのせイ?

 ちゃんと角を隠せなかったから?

 

 


 ワタシノセイ?






~~~
 
 
 次に気が付いた時には村はなくなっていた。
 焼け焦げた村民たちと家屋。不自然に隆起して凸凹になった大地。
 周りを見ると鈍く輝く4つの光がふよふよと浮いていた
「うぅ……」
 何もかもを失ってしまった。パパもママも、生まれ故郷も。
 それに気づいた途端どうしようもない悲しさがこみあげてきて涙が落ちた。

 それからは行き場もなく、当てもなく、生きる理由もなく、ただ闇雲に生にしがみついて生きてきた。
 
 あの日、旅人と出会うまでは。


~~~


『君が噂の悪魔だね?』
「?」
 彼が何と言っているのか私にはわからなかった。
『えっと、じゃあ』
「ッ!?」
 もう一度彼が喋った瞬間魔力の動きを察知して、私は慌てて距離を取った。
「おっと、気づかれちゃったか。安心して、僕は君の敵じゃない」
 彼はゆっくりと私のもとに歩いてくる。私は警戒心をあらわにする一方で、本能が敵じゃないと告げていることにも気づいていた。
「僕はね、君みたいな変な子と旅をするのが好きなんだ」
 彼は私の目の前で立ち止まって、私に向かって掌を出した。
「一緒に来ないかい?退屈はさせないよ」
 
 そうやって人から手を差し伸べられたのは初めての経験だった。けれど、彼の手は不思議と温かくて悪い気はしなかった。

 それから数年、私は彼と世界を旅した。草原を駆け、山を越え、海を渡り、各地を廻った。
 その間にいろいろなことを教えてもらった。食料の捕り方、交渉の仕方、旅の心得なんかも聞いた。

 しかし、そんな日々も長くは続かず、彼とは数か月前に別れることになった。曰く、
『君はもう一人で生きていける。そんな子を旅立たせるのも僕の役目だからね』
らしい。勝手な人だ。
 きっと彼はまたどこかをぶらついて、私のような異端児を探しているのだろう。
「またね、師匠」
 私ももう少し成長したら旅に出よう。そして、いつかまた彼に会えたならーーー




------自由の名のもとに------




「ノノさん、あなた宛てに手紙が届いてますよ」

 冒険者として生計を立てるようになってから数年が経ったある日、冒険者ギルドに私宛の手紙が届いていた。差出人は師匠。彼とこうして連絡を取るのはもう5年ぶりとなる。

「まさかあの人から手紙をよこすなんてね……」

 ため息を吐きながら便箋を開いて真っ先に目が入ったのは、手紙本体ではなく異常に分厚い紙幣の束だった。

「はぁ……」

 あの勝手な人のことだ。私を心配して生活費を、なんてことはまずないだろう。
 師匠から手紙がきて嬉しい気持ちと、厄介ごとに巻き込まれそうで面倒な気持ちを半々に、四つ折りにされた手紙を開いた。

『拝啓 可愛い悪魔の子へ
 やあノノ、久しぶりだね。元気にしてるかい?ご飯はちゃんと食べてる?
 君にこうして手紙を書いたのは、少し頼みたいことがあるからだ。『七色のマナ』は知っているかい?ユーシズ魔導公国にある大きな魔法学院だ。そこで教授をしている知人からナイトメアの実験協力者が欲しいと言われてね、君に白羽の矢が立ったというわけだ。
 君もちょうど15歳ということになってたよね?せっかくなら学園に通ってみたらどうかと思って、3年分の学費も付けておくよ。奨学金なんかを貰って使わなかった分は君の好きに使ってくれていい。学生になる気がなくても全部貰ってくれていい。数年間放っておいた詫びだと思っておくれ。
 依頼人は真言魔法学科の〇〇だ。君の名前を言えば伝わるようにしてある。
 じゃあよろしく頼んだよ』

「はあ……」
 
 私はさっきよりも大きなため息を吐いた。
 本当に勝手な人だ。とはいえ……。

『キュイ』

 私が掌を上に向けると、その上にどこからか飛んできた光の妖精がふわふわと乗った。この子に顔はないが、どこか訝し気にこちらを見ているような気がした。
 最近、自分の実力不足を感じ始めている。どこかのパーティについて行ったときに足を引っ張ることが増えてきたのだ。

「学校……、行こうかな」

 せっかくもらった機会だ。失う物も初めからない。

「あの、魔導公国往きの馬車はある?」
「はい!一番近いのだと三日後の十時発の物がありますよ」
「ありがと」

 いろんなところを旅してきたけど、学校に通うのは初めてだ。不安はある。だけど、それよりも期待の方が大きい。

「よし……!」

 まずは旅支度だ。私は駆け足で宿屋に向かった。
 

履歴

のめりこむ趣味がある?
家族に異種族がいる
田舎で育った



妖精に非常に好かれており、野良の妖精が近寄ってくる。また妖精との親和性が非常に高く、自分に近い妖精を通じて外界の様子を観察できる。視覚が二重になるため基本的に目を瞑っている。
また妖精と会話することができる。

七色のマナ、妖精学科に通っている

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 3,000 1,200 0
9/11 二年間の成長(自由の名のもとに) 1,250 -1,198 30 生命
2/24 色彩の檻の囚われ人 1,250 2,498 0 精神
取得総計 5,500 2,500 30 2

収支履歴

冒険者セット::-100
宝石セット::-300
指輪::-100
幸運の指輪::-2000


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