容姿・経歴・その他メモ

【名前】ヴィゴ・ムバリ

【経歴表】
Ｂー５ー６　絶対に知られたくない秘密がある
Ｃー１ー１　伴侶がいる（いた）
Ａ－６－５　血縁者と死別したことがある

【ヴァグランツ理由表】
１－６　友／恋人／家族を追って

【設定】
　ある街の魔導師ギルドの地下という、ちょっと変わったところに住むレプラカーン一家に生まれた。ギルドの人々は一家のことを知っており、生活に必要なものを失敬したり、勝手に研究資料などを見て魔法を覚える代わりに、ギルドの色々な雑用をこなしたり、影ながら実験をサポートしたりしたりしていた。
　ヴィゴも、そんな生活の中で自然と操霊魔法を覚え、いろいろな物事にそこそこ詳しくなっていった。そんな生活の中で、ギルドの見習いだったアルヴの女性と恋に落ちる。かなり変わった種族間の恋愛に色々と言われることもあったが、めでたくゴールイン。彼女もまた、ギルドの住み込みだったので、生活自体はそう変化しなかったが、睦まじく暮らしていた。
　そんな彼女には秘密があった。具体的にどんな秘密なのかは知らない。だが、絶対に知られてはならない秘密があるのだということを打ち明けてくれたことがある。ずっと二人でいるために、いつか話せる時が来たら話すと言われており、ヴィゴはあまり深く考えることなく、そのいつかが来るのを待っていた。
　だが、ある日その生活が崩れる。それは、見事に大往生した曾祖母の葬儀の日だった。体調が悪いから出席できないと言った妻、帰りを待っているはずの彼女の部屋に帰れば、そこはすっかり片付けられており、あったのは置手紙一枚。『愛するヴィゴへ。ごめんなさい。もうあなたと一緒に居られません。私のことは忘れてください。』と。
　慌てて探すが、誰に聞いても、いつの間に居なくなったのかすらわからなかった。これはきっと、彼女の秘密に関係した何かに違いない。その秘密の内容はどうでもいい。ただ、もう一度彼女に会うために、ヴィゴは旅立った。

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