容姿・経歴・その他メモ

とある東の国出身のリルドラケン。幼い頃に見たショーケース、その中に飾られていた『首切り刀』に心を奪われた。その日から、『首切り刀』を手に持つことを目標に冒険者を目指すこととなる。見た目こそインパクトのある風貌だがリルドラケンの中ではまだ若者であり経験も浅い。剣術は故郷のとある老人に教わった東国流のものであり、構えや残心といった基本こそを軸とする流派である。本人はこの東国流剣術を非常に気に入っている。


ーーーーー

［4話］
とある護衛任務で対峙したデュラハンを相手に遅れを取るが、生死の境界を踏みながらも命からがらデュラハンを討つ。死の淵に、虚ろな意識と視界の中、本能だけで振るった刀は「無い首を斬る」光景を彼に見せた。それは死地に見たただの幻覚だったのか、それともそこにある何かを確かに斬ったのか。その答えは、より強大な敵の先にあると彼は確信した。あのときの生死の境界を、あのときの死の淵の先を、彼は求めることとなる。

[5話]
人とも魔神ともつかぬ少女に死の瀬戸際まで追い詰められるも、幸か不幸か求めている場所には至らなかった。仲間の奮戦もあり少女を討つが、宿敵とも言えるエクサルタシオンとは再び相まみえる機会はなく、どこか寂寥を残し任務を終える。しかし、エクサルタシオンに深手を負わせたとある騎士の、同じく深手を追いながらも全く弱さを感じさせないその後ろ姿を目にしたとき、彼はそれが己の目指す姿であると感じた。それほど、かっこよかったのだ...

［11話］
里のため力を得るも、その力を御し得なかった弟弟子を討つため、半年ぶりに里を訪れた。命と怨念を吸い上げる魔剣を手にした弟弟子-祇龍の力の前に、一度膝をつくこととなる。いつぶりかの死の淵、虚ろな意識と視界の中、あの日とは違い確かな想いで振るった刀は、祇龍と魔剣の偽りの繋がりを斬った。怨敵デュラハンの「無い首を斬る」ときとは異なるその一太刀は、師から貰い受けた首切り刀ゆえに成せたのか、積み上げた研鑽ゆえに成せたのか、後ろで立つ仲間がいたゆえに成せたのか。それはまだわからないが、あのとき求めた「先」へと近づいている、そんな気がした。

セッション履歴

収支履歴