容姿・経歴・その他メモ

テラスティア大陸、フェイダン地方《年輪国家》アイヤールの出身。
ミレイユが住んでいた土地は《緑花領》ファニーアというその名の通り緑と花で有名な土地であり、山を覆う森林にぽつりぽつりと点在している集落で静かにハーブ売りとして暮らしていました。

しかし、質素な生活を営んできたファニーアの領主が変わってから、積極的商業政策が取られるようになり生活に変化が訪れます。薬草園が増設され、薬やハーブの大量生産、出荷が始まるようになったのです。
これにより山奥でほそぼそとハーブを育てていたミレイユの生活は一気に困窮することになりました。

今まで続いてきた暮らしのアテがなくなるミレイユ、しかし、彼女は思わぬ形で領主から商談を持ちかけられました。
それは、頑なに昔ながらのレシピをひた隠しにするファニーアの魔女たちから秘伝の薬剤のレシピを盗んでくるというものでした、さらに、それがうまく行けば大規模なハーブ畑の責任者として抜擢すると領主は彼女にささやきました。

もはや肉体労働か、身体を売るぐらいしか生活の道がなかったミレイユは、渋々それを承諾し、勝手知ったる森林の中を潜み、魔女たちの手からレシピを奪うことに成功します。しかし、それは結果的に魔女たちの逆鱗に触れ最悪の結果を招いてしまったのです。

魔女たちに、再びファニーアの森に踏み入ったらその身体が恐ろしい化け物、レブナントに変わってしまう呪いをかけられたミレイユは、一つの過ちで全てを失い故郷を去ることになりました。

僅かに残った路銀も底をつき、いよいよ後がなくなったミレイユ。
彼女はアイヤールを抜けてフェイダン地方の流通の玄関でもある湾岸都市《集いの国リオス》へと向かうと、そこでとある武術の継承者が披露する「舞い」の実演を目にします。

大きなヴェールを翻しながら雄大な舞いを踊る様子は、武術ではなく、まるで可憐な踊り子のよう。
───彼女はその美しさに心奪われたのです。そして、そのまま実演を終えた継承者の女性へと入門を嘆願します。

ミレイユが見た舞いの名前は「エルエレナ惑乱操布術」。魔動機文明時代に、フェイダン地方の北部にあるモルスタッド山脈に存在していた小国で生まれたとされる武術だそうです。

こうして実演を行うたび、その派手さが人気を呼ぶ一方で、見た目に反して、訓練が厳しく、脱落者が続出しているということを彼女は告げました。しかし、それでもミレイユの決心は揺らぎません。

それから数年後、道場で下働きとして働きながら、一般道場生として研鑽を積み続けたミレイユは、遂に上級指導員であった彼女から名誉会員としての地位を与えられます。
そして、彼女は《集いの国リオス》から《アルフレイム大陸》に出港する便のチケットをミレイユに握らせこう言いました。

「道場で教えられる稽古はこれでおしまい！
　でも忘れないで、エルエレナ惑乱操布術は単なる舞踊じゃなくて、戦いの為の技術だってこと。

　これからもっとあなたが継承者としての高みに至りたいなら、沢山戦って、その中で経験を積みなさい。
　便には上級指導員の人たちも乗り込むから、自分が何か掴めたと思ったら秘伝の継承試験を受けてみるといいわ。」

ミレイユは恩師である彼女に深くお辞儀をしてから、アルフレイム行きの船へと乗り込みました。
────全てはあの日憧れた彼女と同じ境地へと至るために。

履歴

レベル予定

1+挑発攻撃
1乱撃
3回避行動
5変幻自在
7牽制攻撃
9頑健
11ディフェンススタンス
13抵抗強化Ⅰ
15錬体の極意

セッション履歴

収支履歴