容姿・経歴・その他メモ

辺境のジェネレーターを中心にした小さな村(人口の８割ルーンフォーク)に生まれた傍若無人無口な変わり者。
強い信念の元、神になると決意している。




ある日、アリスという少女が村に現れた。
彼女は月の神官でありながら、神を持たぬルーンフォークに神の導きを説く変わり者だった。

最初こそ誰にも相手にされていなかったが、人当たりの良さと高度な神聖魔法の技術によって徐々に村人と打ち解けていった。

彼女は誰にでも分け隔てなく接し、つまはじきにされていた私にも優しく語りかけてくれた。

次第に彼女は私の唯一の親友と呼べる存在になっていた。

なぜこの村に来たのか。そう聞いた時彼女は言った。
「誰だって信じたいものを信じるべきじゃない？
なのにルーンフォークは神様に祈りを捧げることすらできないなんておかしいと思わない？」

数ヶ月経った頃、彼女が病床に伏した。
プリーストも医者もろくにいないこの村ではまともな治療もできず、彼女は命を散らした。

不幸は続くもので村は何者かに襲撃され、壊滅した。



神は彼女を救わなかった。

神は私たちなど眼中にないらしい。

神がルーンフォークを、彼女を守らないのであれば私が神になろう。

誰だって信じたいものを信じるべきなのだから。

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