ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

エンレイ - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

延齢草(エンレイソウ)エンレイ

プレイヤー:えんたゃん

種族
メリア
年齢
10
性別
種族特徴
[繁茂する生命]
生まれ
操霊術師
信仰
なし
ランク
穢れ
7
6
16
6
4
5
17
5
5
成長
5
成長
4
成長
3
成長
11
成長
11
成長
9
器用度
18
敏捷度
15
筋力
14
生命力
34
知力
32
精神力
30
増強
増強
増強
増強
増強
4
増強
6
器用度
3
敏捷度
2
筋力
2
生命力
5
知力
6
精神力
6
生命抵抗
17
精神抵抗
18
HP
70+2=72
MP
99+2=101
冒険者レベル
12

経験点

使用
79,000
残り
150
総計
79,150

技能

ソーサラー
12
セージ
9
コンジャラー
8
フェアリーテイマー
1
アルケミスト
1

一般技能

発明家
4
筆写人
2
絵師
2

戦闘特技

  • 《ターゲッティング》
  • 《魔法拡大/数》
  • 《魔法収束》
  • 《魔法制御》
  • 《鷹の目》
  • 《ダブルキャスト》
  • 《ルーンマスター》
  • 《鋭い目》
  • 《弱点看破》
  • 《マナセーブ》

賦術

  • 【ヴォーパルウェポン】

判定パッケージ

セージ技能レベル9 知識 15
アルケミスト技能レベル1 知識 7
魔物知識
15
先制力
0
制限移動
3 m
移動力
15 m
全力移動
45 m

言語

会話読文
交易共通語
妖精語
魔法文明語
魔動機文明語
神紀文明語
魔神語
ドラゴン語
エルフ語
シャドウ語

魔法/賦術

魔力行使/賦術
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
ソーサラー技能レベル12 真語魔法 18 18 +0
コンジャラー技能レベル8 操霊魔法 14 14 +0
ウィザード最大魔法レベル8 深智魔法 18 18 +0
フェアリーテイマー技能レベル1
使用可能ランク×
妖精魔法 7 7 +0
アルケミスト技能レベル1 賦術 7
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 専用 備考
カードシューター 1H 0 0 0 賦術を使用可能、射程を2にする
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
技能なし 14 0
防具 必筋 回避力 防護点 専用 備考
ハードレザー 13 4
ラウンドシールド 8 1
合計: すべて 0 5
装飾品 専用 効果
叡智のとんがり帽子 魔物知識判定+2
専用化ラル=ヴェイネの観察鏡 魔物の弱点値を4点低いものとするモノクル
専用化ラル=ヴェイネの金鎖 その他枠+1
ラル=ヴェイネの魔宝帯 主動作でMP10点以上消費するとHPが10回復
背中 ラル=ヴェイネのハーフマント ラル=ヴェイネ8種、精神+6
右手 叡智の腕輪 知力+2
左手 専用化ラル=ヴェイネのマナリング 魔法ダメ+2、魔法の発動体の腕輪。専用化知力+2
ラル=ヴェイネのベルト
ラル=ヴェイネのおしゃれ靴
逃さずの眼鏡 貫通突破で確実に巻き込む1体を追加できる えんちゃんが装備している
ラル=ヴェイネの耳飾り 天然石(現代のラピスラズリ)
所持金
610 G
預金/借金
0 G / 0 G

所持品

冒険者セット(背負い袋、ナイフ、etc)
軽い羽ペン
インク(大)
油絵具(7色)
白紙の本(特大)
スケッチブック×2
ぬいぐるみ(S)
アビスシャード×1
巧みの指輪
幸運のお守り
マナチャージクリスタル(5点)
ラピスラズリ アレクサンドラさんに頂いた耳飾り
ラル=ヴェイネの指輪 宝石(現代のラピスラズリ)
専用化マナリング
ケアフルオートルーター

エアシューズ
(逃亡判定+2 1日1回、補助動作でMP10消費使用者と同じエリア味方キャラ3R回避+1)

インテリアニマルサック(魔法文明語で語り掛けてくる 探索、魔物知識、異常感知、危険感知、罠回避の判定に+1)

アングレカムの指輪
祝福のブーケ

マテリアルカード

BASSS
20
名誉点
517
ランク

名誉アイテム

点数
冒険者ランク
発動体専用化(マナリング)100
軽い羽ペン10
ふかふかの防寒着15
発動体専用化(ラル=ヴェイネのマナリング)100
装飾品専用化MP(ラル=ヴェイネの観察鏡)50
装飾品専用化HP(ラル=ヴェイネの金鎖)50

容姿・経歴・その他メモ

エンレイソウ
色 :白、紫
花言葉:奥ゆかしい美しさ、叡智、熱心
寿命 :約20年と長寿
カワユエンレイソウ:絶滅危惧IB類(EN)

経歴1:異種族の街で育った
経歴2:大きな失敗をしたことがある
経歴3:大きな挫折をしたことがある

目的:<研究>古の"壁の守人"の「遺品」を12個以上入手。
古の壁の守り人を研究し書物を執筆するために、
魔神の襲撃で貴重な資料が失われる前にそれらを回収しなければならない。
特別ルール:古の"壁の守人"の「遺品」獲得時1000Gを入手する。
⇒冒険終了後、書物を執筆する。その際に得られる報酬が前もって手に入る。

==================================

ユーシズ魔導公国育ち。双子の妹のカワユと暮らす。
類まれなる叡智を買われ、妹と共に元々興味のあった魔導の研究をすることに。
性格は奥ゆかしいが研究熱心。
短命種の中では長寿、15歳前後くらいは生きると思われる。
そのためか快活ではなく温和な性格をしている。妹は短命種らしく快活。

もっと色々な研究を行いたいと考えたエンレイは、
短命種が長命種のように長生きできるように研究を行っていた。本当は妹と長生きがしたい
短命種の中でも長命な自身たち姉妹に着眼し、研究を進める。
だが、研究中の事故により協力してくれていた妹を亡くし、失敗に終わってしまった。
初めての失敗により大きな挫折を経験する。もう死んでしまいたい

このまま短命種の運命を受け入れ、死を待つだけかと思われたが、
妹の遺品から古の"壁の守人"についての研究資料を見つける。
エンレイ「私に隠れてこんな研究してたんだ…妹のこと、全然見れてなかったな…。」
自身と妹が生きた証を残すべく、古の"壁の守人"の「遺品」について
書物を執筆することにした。

==================================

妹の研究資料から
「トゥリパリンナ皇国」
「アングレカムの花」について知っている。

履歴

「英雄たちの遺品」
著:エンレイ
  カワユ

前書き
今は亡き最愛の妹カワユの研究対象であった、
古の"壁の守人"の「遺品」を探し、
仲間と共に冒険した記録をここに残す。

12/8 前日譚【出会いと別れのアビス】


ユーシズ魔法ギルド所属の私は同ギルド所属のカルシュフェムさんから依頼を受ける。
カルシュ「古の"壁の守人"の遺品の調査へ行ってほしい。」
そう言われて私は驚いた。これは運命なのか、妹の遺品から見つかった研究資料、
古の"壁の守人"の遺品の調査依頼がこのタイミングで私に舞い込んでくるなんて。

カルシュ「ボスンハムンへ行き、トトルと言うタビットの者に詳細を聞いてきて。
     そんな気分じゃないかもしれないけれど、
     今は開港祭をやっているから気分転換がてら行ってみたらどう?」

エンレイ「古の"壁の守人"の遺品については知っているわ。
     妹が研究していたから…。だから、その依頼受けます。」

そして私はユーシズからハーヴェスへ行き、
魔導列車に乗ってコルガナへ向かった。

ボスンハムンに着いた私はトトルさんのところへ。
トトル「遺品を探しているが今は手掛かりがない。
    とある人物の遺品の手掛かりがアビスイロージョンと共に消えちゃった。
    大破局の際に現れたとある守り人の剣について調べており、
    分かることがあれば伝える。」と、早口で言われた。
    彼女と私は常に情報共有を行うようになった。

大した情報はなにも得られなかったので途方に暮れていた帰り道、
荷物輸送の依頼を見て、とりあえず遺品を探すついでに受けることにした。

2日後
スプリングフルーツとノマリ族の薬の輸送依頼を受ける。
ドーデン地方の都市、キングスフォールへ届ける事。
そこで共に依頼を受ける人たちと出会う。

アメジスト=ターコイズ 人間       17歳 女性
シャローム       ナイトメア(人間) 44歳 男性
OEC          アルヴ      46歳 性別不詳
レイナルト・ミリヤム  シャドウ     17歳 性別不明

アメジストはゼロまるというお馬さんに跨っている。
シャロームにはヴィルマという若い女性が付いて回っている。
エンレイ「妹のようで可愛らしい子。」
OECとミリヤムは男性なのか女性なのか分からない見た目をしている。
彼らとは軽く自己紹介をし、今回の依頼を協力してこなすことになった。

キングスフォールへ向かうため、船に乗ってイーサミエへ。
船内でゆっくりしていると、OECが男の船員と話しているのを見かけた。
ハルーラの聖印を見せ、男の船員を連れ去ってどこかへ消えていった。
戻ってきた頃には男はしなびてOECはツヤツヤしていた。
エンレイ「一体なにをしているのかしら。」
その後、急に海は荒れ始め、
シャローアビスが出現し、我々はアビスの中へ吸い込まれてしまった。

目覚めて辺りを見回すと全員無事のようだ。
岩礁の島に流れ着き、中央には塔のような城が見えた。
岩場の崖からドライコープス6体が現れた!
私のサンダーボルトとミリヤムの5回転虚心撃が敵を貫き倒した。

魔物を倒した後、船員たちが騒ぎ始めた。
船員A「そういえば、岩礁が多い海域があり、
    座礁した無数の沈没船から怨念、恨みが渦巻いてるという怪談話がある。
    その怨念がアビスを呼び寄せたのかもな。」

このままこの場に留まってしまうと輸送物のフルーツがダメになってしまう。
エンレイ「このアビスを脱出するにはアビスの番人が守るアビスコアを破壊しなければ。」
こうしてアビス内を探索することになった。

今いる南側は崖に囲まれている。
西側は濃霧が立ち込めている岩場が見える。
東側には植物が繁茂し、小さな煙が上がっている。
北側は木々が視界を塞いでるので分からない。

船長  「探索するならこれを持って行け。
     魔物が出現したり船に異常があったら狼煙を上げるから戻ってきてくれ。」
と言われ保存食を渡された。
OECがまたさっきの船員とは別の男船員を連れて岩裏へ行き、元気になって戻ってきた。
エンレイ「さっきの戦闘で疲れているはずなのに、どうしてすぐに元気になれるのかしら。」

我々は相談し、誰かがいるかもしれない東側へ向かうことにした。
東側へ、シダ植物の枝葉で作られたボロテントが。
誰かが居た形跡があることを見つけたその時、
不意にこん棒が全員に投げつけられた!が、私は難なくサッと避けた。
ミリヤム「カキーン(こん棒が弾かれる音)」
OEC   「いてー」
OECにだけ?当たってしまったようだ。

ボロボロの女性「荷物を返せアンデット共!
…もしかして人!?(ギュルルルルル)\バタンッ/」
彼女は腹の音と共に倒れてしまった。

ヴィルマ 「大丈夫!?」
そう言って彼女はボロボロな女性に保存食を食べさせた。
シャローム「医師見習いだから助けたいんだな。」
ヴィルマの介抱によりボロボロの女性は回復したようだ。

ボロボロの女性「腹が減って死ぬところだった!飯を食わせてくれてありがとう!
        この辺をうろつくアンデットに食料を奪われて困っていたんだ。
        さっきは襲って悪かったな、お礼と言っちゃなんだが…」

私たちは魔晶石を受け取った。

ボロボロの女性「あたしはレアリスって言うんだ!
        ところで南側からお前ら来ていたよな?髑髏マークの船は見なかったか?
        自分はコルガナ海賊を統べるゴルトン船団の船員!
        ここは海賊団が停泊していた島だが、ゴルトン海賊団を見なかったか!?」

そう聞かれたが、我々は見ていないと答えた。

レアリス「そうか…直前の嵐で船が沈没しちまってよ、そん時に船長から船長帽子を預かったんだ。
     弟のように可愛がっていたフランツも小舟に乗ってどこかへ行っちまって…。」
可愛い弟と離れ離れになるなんて可哀そうに、
そう思い一緒に探そうと提案し、行動を共にすることになった。

レアリス「船長からもう一つ預かってるものがあったんだ!これはお前たちにやるよ」
クリアプレートを渡された。
鍵のように見えるが何かと組み合わせないと意味がないようだ。
その上で何かの数値を入れないといけない。
レアリスの腕に87と刻まれているのはなにか意味があるのだろうか。

一行は北を目指し歩を進める。
北側には5mくらいの壁が隆起しており、ここを越えないと辿り着けなさそうだ。
私も非力ながらもなんとか登攀し、北側に着いた。

ここには灯台がある。入口のドアノブにはかなり古い血痕が。
ミリヤムとシャロームが聞き耳を立てると、もがき苦しむ声が聞こえたようだ。
二人が恐ろしい幻覚に襲われそうになったが振り払い、
シャローム「めんどくせぇ!」と、扉を蹴破った!
中には螺旋階段があることが分かる。進んでいくと一室が。
シャローム「やっぱりめんどくせぇ!」とまた扉を蹴破った!

海賊男の幽霊「俺の眠りを妨げるのは誰だ!」
そこには強そうな海賊男の幽霊が!先ほどの呻き声の主はこの人だ。
今にも襲い掛かりそうになっていたが
海賊男の幽霊「おめぇレアリスじゃねぇか!」
レアリス  「ゴルトン船長!!?」
ゴルトン船長「おう、おめぇらはレアリスの仲間か?
       それは悪かったな、俺はゴルトン船団船長のゴルトンだ!」
彼が噂の船長だ。だが、今は下半身が無く、透けた幽霊だった。

ゴルトン「すまない、レアリス…
     俺の船は嵐にも負けない自慢の船だったんだが…魔人に襲われちまって…。
     何があっても俺が渡した帽子は手放すな、お前の力でこの海を統べろ。信頼できる仲間とな。」
レアリスはゴルトンからサーベルを渡された。
サーベルには17という数値が書かれている。

レアリス「お頭、この数字は?」
ゴルトン「おう、それは俺が討ち取った海賊の首領の数だ!」
さらにレアリスの87と刻まれた数字について質問をすると
ゴルトン船団に入団した時に付けるものらしい、
レアリスは87番目の仲間だそうだ。

そして話は続く
ゴルトン「俺は古くからの付き合いの船員より新参の俺の娘であるレアリス!
     お前を逃がすためだけにみんなを犠牲にしたんだ…。
     船員たちは裏切られたと思っているだろう。
     船員たちの怨念を鎮められるのは副船長のアルベールだけだ。
     アルベールは生きていようが亡霊だろうが必ずこの島に居る。
     海賊になった時に夢を語り合い、必ずこの島に戻ってくると言っていたからな。
     船の沈んだ西側に居るだろう、このサーベルを渡し、船員たちへ謝罪を伝えてほしい。」
ゴルトンは贖罪の意を娘に託し、大切な者を残して消えてしまった。

レアリスは自分が船長の娘だったとは知らず驚いた様子だ。
だが、あまり実感はなさそうだ。
レアリス「私がお頭の娘だったなんて…知らなかった…。」

シャローム「何かあるかもしれないから探索しようぜ!」
空気も読まず、シャロームは物色しようとする。
レアリス 「そうだな。親父の遺品があるかもしれないしな。」
エンレイ 「レアリスさんは優しいのね…。」
我々は隠し倉庫を見つけ、魔晶石と800ガメルを手に入れた。

北側の灯台を後にし、西に向かう途中、南側から狼煙が!
アメジスト「私がゼロまるに乗って先に向かうにゃ!」
機動力のあるアメジストが船の元へ先行して駆け付けた。

デスソード3体と船員が戦闘している!
アメジストが颯爽と助けに行ったおかげでなんとか間に合ったようだ。
シャローム「さあ、覚悟しろ! 」
シャロームの号令と共に全員で敵をなぎ倒した。

戦闘後、海を見ると沈没船が現れた。
どうやらここからデスソードが来たようだ。
よく見ると中には一部透けた粗末な服の少年が泣いている。
レアリス「フランツじゃないか!」
フランツ「レアリス!船長や副船長、他の仲間は!?
どうして僕は壊れたゴルトン船団の船に居るの?一体何が!?」
どうやら自分がゴーストになっていることに気づいていないようだ。
フランツ「魔人の襲撃を受けたとき、
     船長にレアリスさんと一緒に逃がしてもらったんだけど、
     沈んでいく船を見ていたら魔人に攫われた僕のお姉ちゃんが見えて
     海に飛び込んだんだ!そういえば船長が帽子に何か挟んでいたのを見たよ。」

ゴルトン船長に絶対手放すなと言われていた預かった帽子の裏側には羊皮紙の切れ端が。
血文字で43と書かれている。
レアリス「この数字はゴルトン海賊団先代船長からこの帽子を受け継いだ年齢だ。」
レアリスの87、サーベルの17、羊皮紙の43…一体何を意味しているのか。
考えていると、フランツが急に中央側へ飛び出した。
フランツ「そうだ!お姉ちゃんを探さなきゃ!」

12/15


置いて行かれた我々だが、疲弊していたため一旦3時間ほど休息を取ることにした。
休息後、OECはまたまたテカテカの船員と岩場へ…何をしているのか。
フランツが心配だが、彼はすでに死んでいる…。
ミリヤム「西に行きたい」
この一票により全員で西に行くことになった。

霧深い西側に着くとサーベルが光り出し、視界が少し鮮明になった。
目の前には筋肉質のエルフが現れた。
筋肉質のエルフ「我が名はアルベール!」
そう名乗る彼の足は無く、浮いていた。
アルベール  「そのサーベルはゴルトン船長の業物…ついてこい。」

岩場の崖上まで連れて行かれ、ゴルトン船団が魔人に襲われ、
船員たちは最後に裏切ったゴルトン船長を恨んでいると話された。
海には蠢く死霊たちが溢れ、私たちの精神を蝕もうとしてくる。悍ましい光景が見える。

エンレイ「このサーベルを受け取った時、ゴルトン船長は古い戦友たちより
     最愛の娘を優先してしまったことをみんなに謝りたいと仰っていました。」
そう伝え、サーベルを渡すとアルベールは安堵したような表情になり、
サーベルを掲げ、船員たちへ号令を放つと
船員たちとアルベールはサーベルの輝きと共に消えていった。

辺りの霧は晴れ、手元には陽光の魔符が。
海にはゴルトン船団の沈没船が見える。
船にはゴルトンと共に、この島から旅立った最初の仲間たちの数、
10という数字が刻まれているのが見えた。
エンレイ「ゴルトン船団よ、安らかに…。」

西の海岸を後にし、フランツを追うため中央の城へ。
大きな城門があり、そこには何かを嵌め込めそうな窪みと
魔動機文明数字の0~9の8桁を入力できそうな装置が。
そして魔動機文明語で
「大海賊の首領は、最初の仲間と共にこの島を発った。
 サーベルを振る事数十合、幾多の海賊の首領を討ち果たす。
 戦いの果てに、首領の証の帽子を手に入れ、ついには愛娘と再会を果たした。」
と書かれている。

\キャーーーーーーーーーーー/
城の最上階から女性の悲鳴が聞こえる。
フランツ「お姉ちゃんの声だ!」
OEC   「お姉ちゃんのお名前は何て言うの?」
フランツ「レナ姉ちゃんだよ!早く助けに行かなきゃ!」
\ガサガサ/
不意に首からカバンをぶら下げたボーンハウンドが現れた。
レアリス「あーーー!私の荷物を取ったアンデット!」といった直後、
\シュッ!!/
ボーンハウンド「きゃいんきゃいん」
ミリヤムの矢が荷物の紐を見事打ち抜きボーンハウンドから奪い返した。
フランツ「このカバンの中にもう一つのクリアプレートが入っているんだ!」
2枚のクリアプレートを組み合わせ、窪みに嵌る形になった。

後は謎を解かなければ。
最初の仲間…10、サーベル…17、幾多の海賊の首領…43、愛娘…87。
OEC 「10174387と」
謎を解いたOECが数字を入力すると
城門「番号を受領しました。」と喋り出し、開いた。

中には上に続く階段だけがポツリ。
ただただ広い空間に女性の悲鳴が再び響き渡る。
シャローム「もう帰ろうぜー、別に助けなくてもいいだろ。」
しきりに帰りたがる、シャローム。
エンレイ 「ヴィルマちゃん以外興味ないのかしら…。」
そんな帰りたがりを無視して我々は階段を上っていくと
エルフ女性の首に鎌をかけて
恐怖の顔を楽しんでいる魔物の姿が。助けなければ!!!

ゼンゼル(2部位)1体とフライングハンド(2部位)3体との戦闘。
私のサンダーボルトが7部位分貫き、
アストラルの運命変転大回転とヴィルマ&レアリスがトドメを刺しまくり、
なんとか倒した。

エルフの女性を助けると、感謝された直後、
光の粒になり、手紙入りの瓶だけが残された。
フランツ「僕が姉さんに宛てた手紙?お姉ちゃんにプレゼントあげるって手紙だ…。
     本当のお姉ちゃんはここに居なかったんだ…。
     お願い!この祝福の手紙をキングスフォールに居るお姉ちゃんへ届けて!」
エンレイ「必ず届けるわ。」
そう伝えるとフランツは笑顔で消えていき、彼が居た場所にアビスコアが現れた。
アビスコアを持っていき、船のある南側へ。

私以外がアビスコアに総攻撃で破壊するとアビスの崩壊が始まる。
船長「お前ら!早く船に乗れーーー!!」

崩壊の中、レアリスだけが居ない。
そこには立派な姿のレアリスが居た。
レアリス「私、必ずなるよ。コルガナの海を統べる船長に。
     君たちも私の船員になりたかったらイーサミエの南平原に隠れ家があるから来てね!」
といい、別れを惜しむ間もなく消えていった。

無事、現実世界に戻ってきた我々は船に乗ってイーサミエに辿り着き、
キングスフォールへ物資を送り届けた。アビスの島にはどうやら17時間ほど居たようだ。
報酬を受け取った後、フランツの姉であるレナさんを探し出し、お家に着いた。
年老いたエルフ「あらあら、どちら様?」
我々は驚きを隠せなかった。
子供、孫に囲まれたエルフのお婆さん、彼女がレナさんだった。
レナ     「あらあら、フランツなんて懐かしい名ね。お手紙届けてくれてありがとうね。」
アビスの出来事はかなり昔の次元だったようだ。
レアリスはどうなっているのだろうか…いつかイーサミエの南平原へ行ってみよう。

こうして我々の出会いのクエストは終わった。
一度全員離れ離れになるが、この2か月後にアビスイロージョンが発生し、
再び集まることとなる。

前日譚 終

1/19 プロローグ【再会のアビス】


前のクエストの後に何も調査は進まなかったが、私は一度ユーシズに戻った。
運の悪いことに奈落の大浸食が発生し、奈落の壁の向こう側に魔人が大量発生したため、
クルツホルムへ行くのが困難になっていた。

2か月の月日が流れ、再度遺品の調査のため、
クルツホルム行の列車が出ると聞いた私は
梟のファミリア えんちゃんと共に魔導列車に乗った。

先頭車両にて、なんの偶然か前回の冒険の仲間たち、
シャローム、アメジスト、ミリヤム、OECたちと再会した。
だが、一人見知らぬ人間が居た。
早口な女性「私はジオマンサーのルミナリア、あなたエルフに興味ある?
      私はエルフを信仰しているんだけれどこれをあげるからあなたもエルフを信仰しましょう?
      エルフ良いですよね?可愛いですよね?」と、早口で捲し立てる様に全員に言い寄っていた。
エンレイ 「え、ええ…そうね…ありがたく頂戴するわ…。」
みんな困惑した表情でエルフが写ったジオグラフを受け取っていた。

シャローム「ルミナリア…師匠を思い出すな…。」
そう言いながらシャロームが先頭車両から出て行こうとした瞬間、列車が急ブレーキした。
\キキィィィィィィィィィィィィィ………/
急ブレーキしたはずの列車から音も、激しく揺れていた衝撃も消え、
外にはオーロラが輝いているのが見えた。

ヤルノ「大丈夫ですか!?」
彼はOECの世話をしている人でこの魔導列車を運転している。
ヤルノ「目の前にシャローアビスが発生して、急ブレーキをかけたのですが間に合わず…。」
どうやら我々はまたシャローアビスに飲み込まれたようだ。

ヤルノ「申し訳ないが依頼という形でシャローアビスの調査をお願いしたい。
    報酬は出すので…私は列車の修理のために残ります。」
ここを出るためにはやるしかない、前回の仲間たちとルミナリアさんを新たに仲間に加え、
再びシャローアビスの調査へ向かおうと列車を出たところ、目の前にティエンスの女性が現れた。

ティエンスの女性「私はアレクサンドラ、壁の守人の一人だ。
         この黒狼の名はラピス。私たちもアビスに巻き込まれたようだ、一緒に調査しよう。」
エンレイ    「壁の守人?アレクサンドラさんは壁の守人の遺品についてなにか知っているかしら。」
サンドラ    「遺品か、私の持っている吹雪の魔槍 ミュラッカがそうだろう。ウンびゃk年前に受け継いだ槍だ。」
エンレイ    「じゃあ私が持ち帰ることはできなさそうね。」
サンドラ    「ええ、私が亡くなった時は誰かに継承するけどね。」
OEC       「エンレイが受け継いでも(短命種だから)持ち続けられないよねー。」
エンレイ    「私は使うのが目的じゃないから調査できればそれでいいわ…。」

そんな会話をしつつ、洞窟へ向かった。洞窟は人ひとりが通れる程度の広さ。
サンドラの黒狼ラピスは透明になり消え、アメジストのゼロまるは札に仕舞われた。
サンドラ 「ほう、その札便利だな。」
シャローム「札を知らないのか?おまえいくつだよ…。」
サンドラ 「乙女の秘密だ。」

サンドラを先頭に皆は隊列を成し、地下通路の一本道を歩いていくと、
床に血まみれの兵士が倒れていた。
OEC「大丈夫?治してあげる。」と治癒を行った。
それでも目は虚ろで今にも消え入りそうな声で感謝を述べていた。

サンドラ   「お前は姫の護衛騎士ではないか!?」
血まみれの兵士「アレクサンドラ様…姫はこの先に…魔人共が追いかけ…」
そういって彼はサンドラの腕の中、息絶えてしまった。
サンドラ   「思い出した…この通路の先を知っている…イリーチナ姫が居る!」
OEC      「ここはアレクさんの心象風景の魔域なんだね~。」
OECが呑気な声で状況を解説しつつ、血まみれの兵士を看取って我々は先へ進んだ。

進んだ先には太陽神ティダンと月神シーンのレリーフ像があり、
それぞれの像の先に道が別れている。
ミリヤム 「ティダン像調べる…なんもわかんねぇや、デカイ。(´・ω・`)」
ルミナリア「エルフの気配がする!」
そういってルミナリアはシーンのレリーフ像を調べて紋章があるのを見つけた。
サンドラ「それは侯爵閣下の紋章だ!」
ルミナリア「エルフ…居ないのか…」
OEC    「まあまあ、侯爵閣下がエルフかこの道の先に居るさ~」
そう言われてルミナリアは目を輝かせた。

紋章が描かれた月神シーン像側の道を進む。
細い通路を進むと扉の前へ。扉の向こう側は怒号や悲鳴が聞こえる。
サンドラ「この声は!」
扉を開けると応接間に、赤毛の身なりの良い少女と
彼女を守るように兵士たちが魔人たちと戦っている!
サンドラ「彼女がイリーチナ様だ!」

姫をお守りするためヌズマル×5 モヴキラ アビスミニオンズと戦闘。
シャロームとミリヤムが苦戦し、ゼロまるが死にかけたが、
私とOECとルミナリアの後衛組の補助によりなんとか戦い抜いた。

サンドラ 「イリーチナ様!ご無事ですか!!」
イリーチナ「よくぞ駆けつけてくれた!
      皆様はアレクサンドラ隊の方々ですか?助けていただき、ありがとう。
      だが、時間がない!王都を脱出しましょう!」

姫が先導し、地下通路を進んで丘の上へ辿り着いたのだが、
いつの間にか姫や兵士たちの姿が消えていた。
そこに残っていたのはアレクサンドラだけだった。
目の前には真っ赤に燃える巨大な都市が見える。

サンドラ「あれはアセルムラート王国、王都クリーシャ。この日、滅びた都市だ。
     3000年以上も昔の話だ、原種のティエンスの一人、
     魔人たちとの戦いで死に奈落に捕われた亡霊が私だ。」
悲し気に語るアレクサンドラは続けて語る…。

サンドラ「奈落に捕われたものは魔域がある限り戦い続ける定め。
     壁の守人として戦い、散った者たちも同様かもしれない。
     もし、貴公達が戦いを続けるなら再び出会うだろう。」

サンドラ「貴公は我らの古代の遺品を探しているのだろう?ならばちょうどいいだろう。
     これは遺品の一つ、私を呼べば、この耳飾りから助けに来る。」
そういって私の元に近づきラピスラズリの耳飾りを私の耳に優しく取り付け、私だけに聞こえる声で囁く。
サンドラ「なぜか分からないが、貴公は生きていた頃の私に似ている。後悔の無いように生きてほしい。」

サンドラ「さあ、守るべき者たちと共にここから出るんだ!」
また出会えることを信じ、我々はアビスのコアを破壊した。

ヤルノ「皆さんご無事でしたか!?魔導列車の修理ができました!脱出しますよ!」
    魔導列車に急ぎ乗り込み、アビスより脱出した。

ヤルノ「共にアビスを攻略したアレクサンドラさんが遠い過去の人だったなんて…
    古の壁の守人に会ったなんて記録がありましたが、本当だったんですね…。
    アレクサンドラさんみたいな人に会えればこの先の旅も心強いですね。
    では、魔導列車の旅をごゆっくりお楽しみください。」

そしてクルツホルムに辿り着く。
ここから英雄譚が始まる。

プロローグ 終

2/2 第一章【裏切りのアビス】


一夜明け、冒険が始まる!と思ったが、ルミナリアが居ない。
どうやらエルフを探して一人でどこかへ行ってしまったようだ。
えんちゃん「まあ、また会うことになるだろう。」
そうして我々一行は、まずは情報収集を行うために酒場へ向かった。

酒場にて、OECが平原の情報をおじさんから聞き出していた。
おじさん1「平原の主はペトロヴァイパー、毒蛇が多くいるんだよ。
      それにしてもお嬢さんおいしそうだね、げへへ。」
OEC   「おじさんもおいしそうだね^^」
なんてやり取りをし、平原の詳しい情報を聞き出した。

平原詳細情報

==================================
平原の主は「ペトロヴァイパー」
このせいか、平原には毒蛇が多く生息している。

先日の<奈落の大侵蝕>後、
クルツホルムの守備隊が平原に野営地を築いて駐屯し、
魔神や魔物の動向を監視している。

また平原に"導きの星神"ハルーラの聖堂(平原6)があったが、
<奈落の大侵蝕>を受けて神官たちが引き上げた為、今は無人となっている。
この聖堂には、古くから伝わるハルーラの秘物があったと伝えられている。

しかしそこに、脅威度「6」の"奈落の魔域"が存在する。
古い情報なので、今は変化している可能性もある。」
==================================


ミリヤムは森林の情報を別のおじさんから聞いていた。
おじさん2「森林の主はスカーレットスタンプ
      かつてこの森林を統治していたメリアの皇国が存在したが、
      魔神によって滅ぼされたんだ。」

森林詳細情報

==================================
森林の主は「スカーレットスタンプ」
かつてこの森林を統治していたメリアの皇国が存在したが、
魔神によって滅ぼされた。
その際、皇国が魔神に対抗すべく解き放ったものと謂われている。

森林には皇国の遺跡を調査しているエルフの学者がどこかに住み着いている。
噂によると皇国には妖精の言葉が理解できる様になる宝物があったらしい。

"奈落の魔域"が大河の中州(森林6)にあると噂はあるが、
実際確認したものはいない。脅威度もわかっていない。
==================================


そして私は、もちろん守り人の情報を。
今日は2/2、この日は酒場でにゃんにゃんの日として賑わっていた…。
えんちゃん「おじさん!壁の守り人について何か知ってないか?」
おじ3   「なんだこの梟は、そっちのお嬢さんが
      猫みたいに可愛くお願いしてくれたら教えてやってもいいぞ?」
エンレイ 「な…ッ!(でも情報を得るためには仕方ないわね…)
      壁の守り人について…教えて欲しい…にゃん…(2ゾロ)」

おじ3  「そんなお願いされちまったら教えてやるしかねぇな!
     壁の守り人の有名なのはこの5人だ。」

壁の守人詳細

==================================
呪いと祝福の大地、アルフレイム大陸を現代まで守り続ける
”壁の守人”だが、その中で多くの伝承の残るのはこの5人だろう。

<"黒狼使い"アレクサンドラ>
<"英雄殺し"カティア・ロッサ>
<"奪命の妾姫"ナナリィ>
<"鉄機無双"タウトゥミ>
<"凶弾の魔手"ザイ>

この5人の詳細を知るには、更に情報を集める必要がある。
==================================


おじ3   「お嬢さんは可愛いから追加で情報を教えてやるよ!」
アメジスト「タウトゥミってやつが気になるな…。」
エンレイ 「じゃあ、タウトゥミさんについて教えてください…。」
おじ3   「おう、タウトゥミはな、リカントなんだ。」

タウトゥミ詳細

==================================
魔動機文明時代中後期に活躍した、雪豹のリカント男性。

魔動機製造企業を営む裕福な家庭生まれで、
天才魔動機術師である姉チュミュエを慕っていた。
しかし姉は"忌み子(ナイトメア)"で両親に疎まれており、
両親の愛情を得ようと対魔神戦魔動機の研究に没頭、
その成果を見せる為に"壁の守人"に志願する。
タウトゥミもチュミュエの後を追い、
"壁の守人"となり、彼女の兵器開発に協力する。

協力の末、対魔神戦殲滅魔動機テュータルを完成させるが、
その代償としてチュミュエは死に、以降姉の形見と共に戦い続ける。
18歳の祝いの日、故郷に"奈落の魔域"が出現しその攻略に赴く。
魔域の破壊に成功するが、彼が帰ることはなかった。

直前、テュータルを収納していた魔動具<テュータルの棺>を、
同じく魔動機術師であった妹ツィオネイにメンテナンスの為に預けていた。
いつか帰ってくるかもしれない彼の為に、エルヤビビにいるツィオネイの末裔が、
彼と、姉の生み出した棺を受け継いでいるとされている。
==================================


シャロームは個人的にビルマを探すために情報収集をしていた。
高額を支払って聞いているようだった。
エンレイ 「彼、苦労しているのね…。」
えんちゃん「ヴィルマって子、一人でこんなところをうろついてるなんて
      心配だよな、早めに助けてやれればいいけど。」

情報収集を終えた我々はギルドに向かい、クエストを受注した。

共通クエスト

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①各エリアに存在する"奈落の魔域"を攻略せよ。
 このクエストは、エリアごとに一回だけ達成できる。

【成功報酬】
 10000G+危険度報酬、★3
 ⇒魔域があったエリア番号×1000Gを危険度報酬として支給

②各エリアに存在する"主"と呼ばれる魔物を討伐せよ。
 このクエストは、エリアの主を倒すごとに一回だけ達成できる。

【成功報酬】
 5000G+危険度報酬、★3
 ⇒主がいたエリア番号×2000Gを危険度報酬として支給

③アビスシャード10個納品せよ。
 このクエストは、何度でも繰り返し達成できる。

【成功報酬】
 4000G、★1

④コルガナ地方北西部に跋扈する魔神を討伐せよ。
 このクエストは、何度でも繰り返し達成できる。

【成功報酬】
 10000G、★1

【条件】
 <悪魔の血><悪魔の血晶><大悪魔の血晶>を、
 売却価格で合計5000G分納品する事。

 <参考>
 ・悪魔の血…100G
 ・悪魔の血晶…800G
 ・大悪魔の血晶…1600G
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クルツホルム限定クエスト

==================================
①パルアケ、トゥルヒダール、
 エルヤビビにある冒険者ギルドに書簡を届けてほしい。

【成功報酬】
・パルアケ…5000G、★2
・トゥルヒダール…8000G、★2
・エルヤビビ…8000G、★2
 書簡を届け、クルツホルムの冒険者ギルドに報告する事で報酬を得られる。

②森林で遺跡調査をする学者フィルイック(エルフ男性221歳)に、
 保存食5週間分(35個)を届けてほしい。

【成功報酬】
 6000G、★2
 ⇒報酬金に保存食代金を含む。

【補足】
 このクエストは、パルアケの冒険者ギルドでも報酬を受け取れる。
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クルツホルムにて各種探索をし、各自で買い物をした後、夜になってしまった。
明かりを灯し、えんちゃんに持たせ、森林1へ。
すると、いきなり空から化け物が襲い掛かってくる!
森林の主、スカーレットスタンプと森林狼の群れが現れた!

エンレイ   「いきなりこんなに強い相手と戦うなんて…」
OEC     「逃げようよ~」
シャロ&ミリ「いや、戦おう!」
多数決?で、討伐を試みることになった。

初っ端森林狼の群れとスカーレットスタンプの猛攻によりアメジストが瀕死になるが、
アビスシャードが砕け、耳飾りのラピスラズリが光り出す。
追憶の守り人「・・・・・」
アレクサンドラのような見た目の幻影が現れ、瀕死のアメジストを助けた。

その後、ゼロまるは強敵に怯えてしまい活躍できなかったが、
追憶の守り人の協力を得つつ、
私の強力な魔法とアメジストの近接&魔法攻撃で敵に着実にダメージを与え、
OECの回復で皆耐え忍び、シャロームとミリアムが攻撃を与えて全員全力を出し切り
命からがら倒した。(にゃんにゃん2ゾロ:エンレイ、シャローム、ミリヤム、ゼロまる)
戦闘が終わると追憶の守り人はラピスラズリに吸い込まれるように消えていった。

激闘の末、森林1の散策を始めることに。
息苦しいほど鬱蒼としている森、真っ直ぐ進むこともできるが、
老朽化した石造りのアーチ橋、ここから先にも進めるようだ。

散策を終え、腹ごしらえをするため、
本日の調理当番ミリヤムが作ることに。
その他のメンバーで狩りに出かける。
私とOECがお野菜や果実を調達してきたが、
お肉組のシャロームとアメジストが何も取ってこれなかった。
シャローム「フィッシャーマンの名が泣くぜ…」
ミリヤム 「これじゃ得意な肉料理作れない…けどガンバル。」
少ない材料でもミリヤムが美味しいご飯を作ってくれた。
お腹を満たした後、疲弊しきった我々は一旦クルツホルムに戻ることに。

2日目の朝、クルツホルムに戻ってきた一行は、
宿に泊まる前に酒場で古の守り人の情報収集を再び行った。
ミリヤム 「私が聞きに行く。誰聞きたい。」
エンレイ 「じゃあ、さっきもお世話になったし…アレクサンドラさんについて。」

ミリヤムがおじさんに聞きに行った。
おじ3   「なんだ、守り人について聞きたいのかぁ?しょうがねぇなぁ…」

アレクサンドラ詳細

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本名「アレクサンドラ・ペトローヴナ・ザッフカーリナ」

魔法文明時代末期に生み出された原初のティエンス、
そのうちの一人である女性。
幼き頃より仕えてた主君の敵討ちと復讐の為、"壁の守人"として志願。
最期は主君の敵である魔神に挑み、19歳の若さで散る。
彼女の亡骸は「ラピス」と呼ばれた巨大な黒狼により、
いずこかへ隠されたらしい。

愛用の吹雪の魔槍<ミュラッカ>で多くの魔神を討伐した稀代の英傑だった。
その魔槍は、今でも受け継がれており、
数年前まではリイネスを拠点としていた冒険者ウルシュマが所有していたが、
彼は既に現役を引退したと言われている。
==================================


情報収集を終えて、ギルドへ行き、
アビスシャードの納品と、森林の主の討伐報告をした。

2/9


街で休んだ後、2日目の夜、ルミナリアさんと再会した。
ルミナリア「1日ぶりです!エルフ関係のクエスト受けたそうですね!私も連れてって!」
どこから聞いたか分からないが、エルフ情報に釣られ再び付いて来ることになった。

平原1へ、幾つもの天幕が囲むように木の柵が。
小さな門の前に二人の兵士、奈落の大浸食の後に守備隊が野営地にしているそうだ。
彼らは魔人や魔物を監視している。
今日はどうやらエルフ族の方々が門番をしているようで、ルミナリアのテンションが上がっている…。
エルフまみれの拠点に文字には起こせない声だった。

我々は守衛の方々から情報収集を始めた。
OEC    「何を守衛してるの~?」
エルフ守衛「ここを最終防衛ラインとして街を守ってる。
      平原の主、ペトロヴァイパーは一定のルートを巡回している。
      その主の動きを教えてやろう。平原4の毒蛇の住処を中心に4,2,3と動くんだ。」
シャローム「海賊について知らないか?」
エルフ守衛「海賊と言えば毒蛇の住処付近に大昔の海賊が使ってた住処があったな。
      海賊が住み着いてた頃からもう300年以上は経ってるな。もし、行くならお願いがある。」

【平原①】兵士の捜索

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巡回任務に出たまま未帰還の兵士5人を捜索、連れ帰ってほしい。
平原①⇒平原②⇒平原④⇒平原⑤のルートをたどっているはずだ。

【成功報酬】
 3000G、★2
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エルフ守衛「そこの嬢ちゃん?坊ちゃん?君はハルーラの神官か。
      平原6にある教会に行こうとしているのかね?
      もしも行くのであれば、あそこにシャローアビスがある。気を付けろ。
      そこに居た者たちはハルーラの総本山であるトゥルヒダールの方に逃げたのだ。
      平原5もシャローアビスに近いから魔人の遭遇の可能性が高いぞ。」

情報収集を終えた我々は、お金を支払い、ここで安全に野営させて頂いた。
OECが怪しい動きをしていたが、守衛たちは全員鎧に包まれていたため、何もできなかったようだ。
翌日、3日目の昼になると守衛たちはエルフからリカント達に代わっており、
ルミナリアはテンションガタ落ちだった。

その後、平原5へ。
緩やかに起伏した草原、波打つ緑の海原のように見えるが、空気が淀んでいる。
魔人の小集団が現れたが難なく倒し、ご飯タイム。
ミリヤム「大した獲物が見つからなかった(´・ω・`)」
それはそうだ、ここはアビス近くの魔人が多いところだ。
だが、アメジスト、ルミナリアと私は食材を見つけ、シャロームが美味しいご飯を作ってくれた。

3日目の夜
平原6へ、岬の聖堂。海へと突き出した岬の聖堂。
ハルーラの聖堂の上に漆黒の球体、シャローアビスが浮かんでいる。
シャローアビスには聖堂内から行くしかない。
大扉が破壊されて礼拝堂が見える。

シャローム「行くぜ!」 意気揚々と乗り込むシャローム。
OEC    「可哀そうなハルーラ神殿…」
椅子は壊され、ハルーラ像も砕かれている。
ハルーラ像の瓦礫の影から魔人が覗いている。ナズラックとアザービーストが現れた!
私とルミナリアでナズラックを蹴散らすとアザービースト達は逃げて行った。

ミリヤムが神殿の探索を行い、
ものすごい力を感じる聖印、ハルーラの聖印を見つけた。
ミリヤム「OECいるか?」
OEC   「いる~、この頭の星のが聖印なんだ~」
OECの髪飾りが輝くようになった。

【祝福されしハルーラの聖印】装飾品:任意

==================================
ハルーラの聖印として使用可。
ハルーラのプリースト技能を習得している使用者が、神聖魔法の行使判定、
及び威力決定で自動失敗となった時、出目を「3」に変更できます。
この効果は1日1回しか得られません。
==================================


更に礼拝堂の奥にシャローアビスへ向かえる道を見つけた。
シャロームに魔香草を煎じてもらい、いざ、シャローアビスへ。

気が付くと荒れ果てた街の通り。
人々が行きかい、活気のある街並みが、
道行く人々は広域共通語ではない、文字も見覚えのあるものではない。
だが、私には読めた。黎明期の魔動機文明語だ。

ルミナリアがエルフを探して街並みを見ていると、
光り輝く気品のある人が。耳を見れば分かる、エルフだ。
その人はこそこそと裏路地へ向かっていった。
ルミナリアもこそこそと付いて行くと…
少女   「すみません。エルフって言いましたね、
      壁の守り人キャラウェイ様をお見かけしましたか?
      私はハルーラ様にお仕えするカティア・ロッサと申します。」

エンレイ 「(カティア…どこかで聞いたような…)」
回想おじ3 「”壁の守人”だが、その中で多くの伝承の残るのはこの5人だろう。
      "英雄殺し"カティア・ロッサ。(ry」
エンレイ 「(この優しそうな人が英雄殺し?)」

ルミナリア「キャラウェイ?綺麗なエルフは追いかけようとしてるよ~ウェヒヒハハwwww」
カティア 「よかった、探したいのでどちらに行きましたか?」
ルミナリア「あっちだよ~」
カティア 「連れてってくれますか?あの場所は私一人では行けないので!」
OEC    「どういうところ?」
カティア 「酒場かカジノか花街か、お金が無くなって金貸しに借りに行ってるかも。」
アメジスト「うーん、最初はカジノに行ってそう?そこで負けちゃって散財して、
      お金借りに行って、ヤケ酒して、花街行ってそうだよ。」
何故か屑行動に詳しいアメジスト、過去に何かあったのかしら。

アメジストの予測の元、カジノへ。
ルミナリアのジオグラフの導きにより、
さっきまでエルフが居たことが分かった。
カジノの店員「へっへっへっ、あのエルフのおかげで儲けたぜ!」
どうやら調子が悪かったようだ。それを聞き、金貸しのところへ行ったと予想。

金貸しのところに行くと、カティアの渦巻き模様と同じ装飾品が
台の上に乗っていたのが分かる。ついさっき、これを担保に金を借りて行ったようだ。

アメジストの予測通りに酒場へ向かうと、キャラウェイが居た。
しまった!といった顔のキャラウェイは逃げ出そうとしたが、カティアにしっかり腕をつかまれた。
キャラウェイはずーーーっと言い訳をしている。
そんな様子をよそにカティアからお礼を言われ悪魔の血晶盤を貰った。

キャラウェイ「お嬢さん、お酒吞めそうだね!どうだね、私と一緒に…。」
と、アメジストがナンパされている。
アメジスト 「お断りします。エルフは高貴かもしれないけど、
       貴方は屑なので嫌です。」
キャラウェイ「この高貴なエルフの誘いを断るだと!?」
カティア  「はいはい、行きますよー。」
キャラウェイはカティアに連れて行かれ場面は変わる…。

中央から外殻へ、寒い大地に我々は立っていた。
カティアが崖に向かって叫んでいる。
カティア  「キャラウェイ様やめてください!」
キャラウェイ「すまないカティア、我がレギオン、
       君たちの尊い犠牲は無駄にはしない。」

その瞬間、爆発!雪崩が起きた!
みんな巻き込まれるかと思ったが、カティアが祈る。
すると、我々は小さな洞窟に。
カティア「良かった…あなた方が無事で…。
     でも何故、キャラウェイ様はあんなことを…。
     いけない!そんなことより雪に埋もれた人たちを一緒に助けてください!」
全員  「もちろん、助けに行こう!」

雪原に再び出ると魔人の群れが!
ザルバードとアガルの群れが現れた。
なかなか強敵だったが森林の主を倒した我々の敵ではなかった!

2/16


敵を倒した後、急ぎ救出作業を行う。
だが、いくら探しても戦っていた戦士達は居ない。
雪山の深く深くに埋もれてしまっているようだ。
時間が経ち、夜を迎える。全ての人を救えない、絶望の中で
兵士のルーンフォークを発見した。

兵士  「カティア様…よくぞ無事で…。」
カティア「喋らないで!今助けるから…。」
兵士  「いいえ…あなたにとって私は助ける価値などありません…これはあの時の報いです…。」
カティア「あの時の?」
兵士  「私は詫びねばならない…魔人の群れに追われ、我々はノマリ族を囮にしたのです…。」
兵士は一筋の涙を流し、息絶えてしまった。
カティアは何を言われたか分からない表情だったが、次第に憎しみに満ちた表情になった。
カティア「探索はもう大丈夫です。壁の守り人、誇り高きノマリ族、
     ハルーラの神官とはもう言えないですね。これはお礼です。ハルーラの心をアナタに託します。」
カティアはターバンを外し、OECに渡した。守り人の遺品である古ノマリのターバンを手に入れた。
カティア「私はやらなければいけないことがあるので。」
止める我々の声を無視して、彼女は雪山の中へ消えていった。

ここに留まっても仕方ない、アビスコアが現れたので破壊して脱出した。

4日目の朝
平原5へ移動したとき、大きな馬車に乗った集団に出会った。
彼らの格好は見覚えがある、カティアが着ていた民族衣装だ。
馬車が止まる。OECが持っているノマリのターバンを見て同胞と思ったようだ。
OEC「お~ノマリ族って生きていたのか~」

ノマリ族とは

==================================
遠い昔から馬車に家財を積んで放浪。
渦巻き模様の民族衣装を着ており、薬学に精通しているようだ。
ノマリ族から薬を買える。
==================================


彼らはこの後、宴会を開くそうだ。
いい酒があると誘われると、シャロームが食いついた。

その前に本日の料理、今日の調理担当はOEC。
アメジストシャローム私が材料を取ってきた。
美味しい料理が出来上がり!食事と合わせて宴会が始まった。
お酒を振る舞って頂いた。シャロームは全然平気そうにどんどん飲む。
ミリヤムとOECと私はひどく酔ってしまった。
酔い潰れてしまい、メリアだが寝ることができた。
私が眠っている間にシャロームとアメジストとルミナリアが色々な話を聞いたようだった。
私もノマリ族の話を聞いてみたかった、また会えると良いが酔い潰れないようしなければ…。

4日目の夜
昼間からお酒を飲んで寝てしまい、目が覚めた頃には夜になっていた。
平原4へ向かったところで、毒蛇の群れに遭遇した。
私とアメジストが外しまくったが無事倒した。

平原4は色彩豊かな花々が咲き乱れる花園、
ミリヤムが花園を調査していると可愛い獣が彷徨っているのを発見した。

洞窟前にタイガー×4が現れた。
私のライトニングがタイガー達を貫いてあっと言う間に蹴散らした。
5人の兵士が負傷している、2人は重傷だ。
シャロームとOECで回復してあげた。

小隊長「毒蛇、タイガーから命からがら洞窟へ逃げたが
    タイガーが立ち去らず出られなかったんだ。ありがとう!
    相談なんだが、我が守備隊の野営地まで護衛してくれないだろうか。」

OEC  「護衛もするし、回復したお礼で…いいよね?」
そう言うとOECと小隊長は洞窟の影に消えていき、小隊長が情けない声をあげていた。

洞窟の奥に進むと、大きな扉にこぶし大のマギスフィアが嵌められている。
合言葉を魔動機文明語で言えと書かれている。
どうやらアメジストがノマリ族の方々から合言葉を聞いており、
ミリヤムに教えて、ミリヤムが魔動機文明語で合言葉を唱えた。
すると、扉は唸り声をあげて開いた。

大扉の向こうには大きな半球の空洞が、空洞の奥には地底湖、潮の香がする。
水面下で外海に繋がっているようだ。
骸が立ち上がりふらふらと近づいて来る。
とても今の我々では勝て無さそうな強敵を前にすぐさま逃げだした。

5日目の朝
洞窟を脱出した後、いつの間にか朝になっていたようだ、
強敵から逃げ出した先には毒蛇の群れと平原の主ペトロヴァイパーが待ち受けていた!

私がタイガー戦に続き、ライトニングが群れを激しく貫き、
シャロームが石化毒に苦しみながら怒りの攻撃で倒した。

シャロームとゼロまるが石化の進行をしていたが、
OECにより回復し、小隊を連れて平原5を抜けて平原1の拠点に送り届け、
6日目の夜にクルツホルムへ戻った。

第一章 終

2/23 外伝1【ゆけむり温泉蛮族討伐事件 ~エルフ温泉友の会を添えて~】


6日の夜、自由行動にて、
私は疲れて寝ているアメジストの横で黙々執筆作業を行っていた。
そこに酔っぱらったシャロームとミリヤムが現れた。
後ろにはOECとヤルノさんも居た。
シャローム「よぅ!おめぇも酒飲め!つって、漁業組合の人から依頼受けたから起きてるなら来い!」
エンレイ 「分かったわ、行くからアメジストが寝てるし、静かにしてあげて…。」
シャロームに連れられ、私は酒場へ赴いた。

漁業組合のボッタクリさんとキョウシンシャさんから依頼を受けたらしい。
目的は邪教団の蛮族でエルフに似た見た目の人たちを倒してほしいとか。

モーリーさんという組合の新人さんをパーティに加えて依頼をこなすことに。
モーリー 「初めまして!漁業組合新人のモーリーです!よろしくお願いします!」
シャロームは初めてパーティーに男が入り、泣いて喜んでいる。
シャローム「やああああっとこのパーティに男が!このパーティは女と性別不詳しか(ry」

蛮族たちの居場所については水辺に居るとのこと。
シャローム「この街で水辺って言ったら温泉だろ!」
モーリー 「素晴らしい着眼点ですね!私には思いつきませんでした!」
そうして我々は温泉へ向かった。

温泉にてルミナリアと合流した、
どうやら温泉にエルフご一行が居るとの情報を得て来たらしい。
エルフのセレンさんという方を連れている。
エルフご一行に付いて行こうとした時に見かけて捕まえたようだ。
ルミナリア「この人たちがさっき話した私の仲間だよ!エヘヘヘヘヘヘ…」
シャローム「おう!なんだこのエルフはよぉ、またどっかからか連れて来たのかぁ?」
酔っぱらいのシャロームが所構わず絡んでいく。
セレン  「何なんですかこのパーティーは…名誉ある方々と聞いていたのに変な人しか居ないんですか!?」
全く持って同感である、まともな人の方が少ないパーティだったと思い出させられた。

温泉に着き、温泉利用しようと思った一行だが、
現在エルフ温泉友の会という団体が利用していて使用できないらしい。
シャロームが酔った勢いで悪態をついている。
シャローム「温泉が使えないだぁ?どーなってんだ!責任者を呼べ!\バァン!!!/」
シャロームがすごい勢いで台を叩き、番頭さんが怯えて上の者を呼びに行った。
その隙を見てシャロームは意気揚々とサッと入って行き、
エルフ団体に紛れて潜入するために他の者は私の呪文、ディスガイズでエルフに変装し、
番頭が代わったタイミングで潜入した。

温泉へ潜入成功し、探索していると皆が使える足湯スペースにエルフご一行が居た。
エルフがたくさんいる!誰が紛れた蛮族か分からない…。
ルミナリアのエルフ探知能力とOECの力で蛮族か確認した。
なんと4人もいる!?ゼアネモアタッカー×3とゼアネモライダーと戦闘に。

触手に狙われ続けるシャロームが華麗に回避し、
セレンさんの補助とモーリーさんの会心の一撃でなぎ倒し、
ルミナリアがエルフに化けていたゼアネモ達に怒りをぶつけて勝利した。

ボッタクリ「モーリー!大活躍じゃねぇかおめぇ!」
モーリー 「はい!お頭のおかげです!」
大活躍したモーリーさんが漁業組合の人たちに褒められている。
ボッタクリ「さすが平原の猛者たちじゃ!あっという間に倒しちまったな!」
そんな賞賛を余所に
シャローム「あーあ、湯が血まみれになっちまったなぁ。」
と、全然聞いてないシャロームであった。

そんなこんなで自由時間に依頼を無事こなし、温泉でゆっくりした。

外伝1 終

3/2 外伝2【〇ちゃん ~不死の黒衣と緑の狸~】


ルミナリアはエルフ温泉友の会に釣られて、
OECもフラフラと人を探してどこかへ行ってしまったようだ。
シャローム、セレン、ミリヤムと温泉の帰り道、
黒衣の男に追いかけられている緑の狸を見かけた。
黒衣からはチラリと聖印が見えた。
それは私とミリアムにも見えたようで、不死の女王ツァイデスの聖印だった。

ミリヤム「アイツ、コロス。」
ツァイデスに恨みがあるのかミリヤムが鎧を\ガシャンガシャン!!/と鳴らしながら追いかけていく。
それに続き他の3人も追いかけて行った。

セレンとシャロームが急ぎ追跡する。
シャロームは暗視が無いためえんちゃんがサポートしつつ、追いかけ、
路地裏に辿り着き、小刻みに震える緑の狸とにじり寄る黒衣の男が妖精語で声を荒げているのが聴こえる。
黒衣の男「妖精女王はどこにいる!教えられなければお前の命はない!」
と、狸に脅しをかけてる。助けなきゃ!!!

魔力が枯渇するほど苦戦したが、緑の狸と狸が召喚したサラマンダーと協力しつつ、
吸性相手を探していたOECが後から駆けつけてくれ、なんとか倒した。

無事、緑の狸を助けた後、言葉が分かる私に近づいてきた。
緑の狸「助けてくださりありがとうございます!ヘヘッ。ついでと言っては何ですが
    主人におつかいを頼まれてまして、保存食が欲しいとか何とか。
    冒険者ギルドに連れて行ってくれませんかね、ヘヘヘッ。」と、依頼された。
OEC  「もふもふ」
OECが緑の狸をもふもふしつつ、冒険者ギルドに連れて行くことにした。

3/9 第二章【亡国のアビス】


緑の狸を連れて冒険者ギルドへ戻る前に疲労を取るためにみんなでお風呂に。
アメジストを起こして温泉に着き、エルフ温泉友の会の覗きをしていた
ルミナリアと合流した時には、セレンさんがいつの間にか消えていた。
エンレイ(危険を察知したのかしら…)
私は疲労は溜まらないので酒場へ情報収集へ赴いたが失敗に終わった…。
温泉でさっぱりしたみんなと合流し、宿屋へ。
エンレイ(今夜はみんなぐっすり眠れそうね。アメジストはまた寝れるのかしら。)

7日目の朝
冒険者ギルドへ。道中、緑の狸から話を聞いた。
彼は森林2に住むエルフ、フィルイックの騎獣らしい。
緑の狸を主の元へ連れて行くため、皆の総意で森林2へ向かうことになった。

森林1に移動した際に森には怨嗟が蠢いていた。
呪いにかかってしまった私には分かったが、どうやら出入り口が分からなくなり、
森を彷徨い続けてしまう呪いだったようだ。
ミリヤムやゼロまる達が呪いを無効化し、何とか切り抜けた。

7日目の夜
森林2へ遺跡が埋もれてる。
焼け落ちた館の瓦礫が散乱ており、大河がある。
岸辺に石造りの桟橋跡が見える。
一行は遺跡調査することに。

調査した結果、石碑を見つけた。魔法文明語でこう書かれている。
「トゥリパリンナ皇国は魔人の攻撃で滅びた。
 最後の皇女ナーナレイネリアは死を悟り、
 魔法生物を世に放った。主亡き今、魔法生物は永劫に森を守るだろう。」
エンレイ 「トゥリパリンナ皇国…私知っているわ…。」
シャローム「どこで知ったんだ?」
エンレイ 「古の壁の守人の調査をしていた妹の資料にあったから…。」

すると石碑の影から緑の狸の主、フィルイックさんが現れた。
フィルイック「おやおや~今日はお客様が多いな~?」
緑の狸   「ご主人さま~~~」
てくてく緑の狸が主人に駆け寄っていく。
フィルイック「君達もトゥリパリンナ皇国について調べに来たのかい?!
       君達は実力のある冒険者かい!?それならば依頼を出したいが…。」
ミリヤム  「報酬次第だな」
フィルイック「皇国の城が森林6にあったらしいんだ!
       だが普通には渡れない、調べたら妖精たちの協力を得なければいけないんだ!」
と言いながらフィルイックはノームとサラマンダーを召喚した。
フィルイック「僕達の調査で彼らの協力は得られたんだが、
       森林3と4のシルフとウンディーネの協力が得られていない。
       彼女らの協力を取り付けて欲しいんだ!
       そして風の塔と水の塔で転移の魔法陣の魔力を回復させて起動して欲しい。
       もちろん報酬はこれだけ出すさ!」

【森林②】2つの塔の起動

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【成功報酬】
 6000G、★1

【補足】
 起動させる為には、塔の最上階にある宝珠に、魔法文明語で
「トゥリパリンナの求めに応え、風よ(水よ)、よみがえれ」と唱える必要がある。
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フィルイック「トゥリパリンナ皇国についても少し教えてあげるね!
       魔動機文明時代の最初期に存在した
       魔法文明の色を濃く残したメリアの皇国なんだ。
       代々皇族はジャスミンの花を咲かせてるよ。
       でもね、魔神の攻撃で滅ぼされたんだよね。
       話は語り継がれているから吟遊詩人に聞いてみてみると面白いかも!」
ミリヤム  「まあまあな報酬だな、受けよう。」
フィルイックさんの長話を聞いた後、我々は依頼を受けることにした。

8日目の朝
桟橋跡の調査を行い、フィルイックの隠し小舟を見つけ、
森林2から森林3へ行けるようになり、森林3へ向かった。

8日目の夜
鬱蒼とした暗い森に石造りの塔が。
森の南側に大河、岸辺には渡ってきた桟橋跡。
疲労も溜まってきたので一度パルアケに移動することに。

パルアケ

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大樹がそびえる森の都。エルフやメリアが多く暮らしている。
沢山のジャスミンの樹が自生しているが、今は無き皇国の王女ナナリィが死後、
樹木化したジャスミンの樹がその始まりとされている。
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まずはパルアケにて情報収集を行うことに。

OECは荒野について調べたようだが情報を得られなかったようだ。

ミリヤムは山岳の情報を仕入れてきた。

山岳情報

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山岳の主は「アラクルーデルハンター」
この山岳には蛮族たちが進出しており、時折集落(山岳3)を攻撃している。

魔動機文明時代の坑道があるが、<大破局>以来入り口は閉ざされたままとなっている。
噂では入り口を開けるための装置が、ドーム状の遺跡(山岳5)にあるらしい。
また山頂の湖のほとりには、鉱物から金属を精製する施設があったそうだが、
大河に鉱毒が漏れ出しているらしい。

"奈落の魔域"はどこにあるかわかっていない。
少なくとも人の行き来のある場所では見つからなかった様だ。
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私は守り人の情報を、再びナナリィについて、
今度はこのパルアケで、吟遊詩人から聞いた。

ナナリィ詳細

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本名は「ナーナレイネリア・トゥリパリンナ」
魔動機文明時代初期に、魔神の攻撃及び同盟国の裏切りによって
滅亡されたと言われるトゥリパリンナ皇国、最期の皇女。
長命種のメリアであり、髪や手首にジャスミンの花を咲かせていた。

ニィレムという"壁の守人"に頼まれ、皇国首都を魔神迎撃拠点として提供する様、
母親である女皇を説得したが、結果的にそれが皇国の滅亡を招いた。

「故国の仇を討つ」と称して"壁の守人"となり、
ニィレムに故国滅亡の責を咎めて死地へと追いやり、
以後も多くの異性を篭絡し戦場へ駆り立て、
多大な戦果と引き換えに、あまたの戦死者を生み出した。

彼女は魔神と"壁の守人"、両方を憎んでいたとされているが、
最期はナナリィを守ろうとした"壁の守人"ヌーリッキを庇い、
20歳の若さで樹木へと還った。
その後、彼女はパルアケに根を下ろしている。

愛用の盾<大聖樹の盾>は、妖精使いの力量に応じて性能が変化すると言われる。
現在は失われているが、パルアケのどこかに残されているかもしれない。
==================================


アメジストは特に調べたい情報も無いとのことで、
私の代わりにナナリィに関する物品について調べてくれた。
古物商で<大聖樹の盾>が売られていた情報を手に入れたらしい。
皆で古物商に向かうことに。

古物商「おやおや、お前さん妖精使いの人かね?<大聖樹の盾>がおすすめだよ!
    なななんと3000ガメルで売るよ!」
怪しいのでセージ鑑定団少し調べた魔力を感じない、
偽物かもしれないと思ったが、OECが魔力を引き出す何かが元々あったことに気づいた。

古物商  「今買わないと損だよ!さあ買った買った!」
シャローム「アメジストなら買うよなぁ?」
アメジスト「うーん…所持金はちょうど3000ガメルくらいある…
      <大聖樹の盾>買うわ!!!」
古物商  「毎度あり!…実はね、魔力を回復させる方法をおじさん知ってるんだよ…。
      1000ガメルで教えて上げないことも無いな~。」
アメジスト「お金もう無い…ルミナリア!エルフのためにお金を貸して!」
ルミナリア「エルフのためなら!」
古物商  「お姉さん太っ腹だねぇ!その盾の魔力は妖精が与えたものだ。
      上位の妖精が魔力を与えれば元に戻る。森林の妖精じゃ格が落ちる、
      雪森のスカディに会えば使えるようになるのだ!」
今は使えなさそうだが、この盾は歴とした守り人の遺品のようだ。

遺品を手に入れた一行は冒険者ギルドに行き、
クエストを報告し、新たなクエストを受けた。

パルアケ限定クエスト

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①ミュレーナの捜索
この街に家族と共に暮らしていたミュレーナ(エルフ/女/13歳)
という少女が行方不明になった為、見つけてほしい。

【成功報酬】
 20000G、★3
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②イーサミエへの書簡
イーサミエにある冒険者ギルドに書簡を届けてほしい。

【成功報酬】
 8000G、★2

書簡を届け、パルアケの冒険者ギルドに報告する事で報酬を得られる。
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冒険者ギルドでシャロームはヴィルマについて調べていた。
シャローム「おい、お前。邪教団について教えろ。」
情報通の男「俺は邪教団なんかに関わりたくねぇ!」
シャローム「じゃあお前はここで死ぬか?」
情報通の男「分かった!教えるから!!お前ら、冒険者だよな?
      邪教団の遺跡が荒野6にある!
      黒フードの連中がそこに集まって儀式の準備をしている!
      あそこに行くにはコカトリスの縄張りを抜けなきゃいけねぇんだよ!」
シャローム「コカトリスの縄張り…急いで行きたいが、強くなってからだな…。」

パルアケにて皆やることを済まし、宿屋で休んだ。

9日目の朝
森林3の風の塔へ。
塔の入口は金属製の扉ですでに開いており、フィルイックが一度調査済みのようだ。
塔内は吹き抜け、螺旋階段を上ると広間に出た。
広間の中央には美しい乙女を象った台座に大きな緑の宝珠がある。
周りにはシルフやエコーがうろちょろしている。

シルフ  「ヤー!近づかないでー!近づいたらこの筋肉で戦うことになる!」
大青樹の盾を見せるとシルフが近づいてきた。
シルフ  「皇国の方ですか?私に命令できるのは皇国の皇族の方だけです!」
アメジスト「私がナーナレリアです。」
シルフ  「本当にナーナレリア様ですか?うーん…でも妖精を従えてるし、いっか!」
シルフは我々を宝珠の元に案内してくれた。
えんちゃん「トゥリパリンナの求めに応え、風よ、よみがえれ」
そして塔を起動させた!盾を買っていたからかシルフはとても協力的で助かった。

3/10


9日目の夜
森林4へ、鬱蒼な森に塔が(ry
塔を探索する前に野営をすることにした。
今日のお料理担当はルミナリア。ミリヤムと私が食材を集めてきた。
ルミナリアのお料理は美味しくもないが不味くもない微妙な料理ができた…。
お腹を満たした後、みんな睡眠。しかし、鳥や獣の鳴き声が響く。
OECはうるさくて寝れないのか唸っている。
OEC   「うーん…」
エンレイ「OEC、大丈夫?私が鳥や獣たちを掃って来ましょうか。」
OEC   「あ、エンレイ。ううん、近くに蛮族が居ると思って興奮しちゃって…。」
エンレイ「そ、そうなのね。落ち着けるといいわね…。じゃあ…。」
危なそうなので、すぐに立ち去った。

10日目の朝
塔の調査へ、塔の中は風の塔と同じ構造だった。
大きな青色の宝珠が見える。周りを美しい妖精が飛んでいる。
目の前に運ディーネが現れた。アメジストに語り掛ける。
運ディーネ「お前勝負師か、屑の気持ちが分かりそうだな。力を欲しくばゲームで勝負だ!」
アメジストは運ディーネと白熱のカードゲームをし、引き分けて気に入られた。
運ディーネ「ようやく俺と引き分けまで戦える相手に会えたぜ…。」

満足した表情の運ディーネ、私が呪文を唱えると黒い服の妖精達が
Congratulation…Congratulation…と言いながら拍手し、塔が起動した。

10日目の夜
森林3へ戻り、

11日目の朝
森林2まで戻った。
フィルイック「妖精たちの協力を取り付けたんだね!」
アメジスト 「変なのが付いて来るようになっちゃいました。」
シルフ   「ヤー!パワー!ハッ(笑顔)」
運ディーネ 「よぉ、また会ったな。また俺と勝負しようぜ…。」
フィルイック「キャラが濃い妖精達だからね!私も手を焼いて契約できなかったんだ。
       運ディーネの勝負にも負けっぱなしでね…塔の起動が出来たなら森林6へ行こうか!」

青白く光る魔法陣、塔が起動して十分な魔力が満ちている!
フィルイック「嫌な予感がするから先の調査は君達に任せるよ!」
OECがお腹空いたなぁとか言ってたのに気づき、危険察知したのか付いてこないようだ。

転移装置を起動し、一瞬で森林6に着いた。
黒く淀んだ森、地面に悪臭を放つ沼、中央の浮島には巨大樹木が。
樹木の枝葉に包まれるように球体、シャローアビスが浮かんでいる。

沼から湧き上がる毒の瘴気が!
しかし、皆の生命力が高く、何も起こらなかった。

沼丘や巨大樹木の調査へ。
樹木の上に設けられた展望台を見つけ、
階段を上がるとシャローアビスに入れそうだ。

カティアから貰っていた悪魔の血小板がシャローアビスに反応している。
シャローアビスの脅威度が分かった!脅威度8。
シャローム&ミリアム「いけるいける!」
ということなので、危険を承知で飛び込んだ。

魔域に入って目の前が真っ暗に。
竪琴を奏でる音と声、吟遊詩人の声がする。
???「どうか、この物語を見届けて…。」

目を開けるとなぜか暗い森を走っている。
目の前にはメリアと男が
男   「ナーナレイネリア様!大丈夫ですか!」
ナナリィ「ニィレム…お母様を思えば大丈夫よ…。」

そんなやり取りを見届けつつ、行く手に敵が待ち伏せしていることにミリヤムが気づいた。
ミリヤム「そこの二人、コッチ」
二人を安全な方に導き、茨が生い茂る道に辿り着く、茨は毒を持っているようだ。
バイタリティを皆にかけて何とか潜り抜けた。

抜けた先、前方から武装した人族集団が。
兵士  「ニィレム!皇女は無事か!皇都は無事か!」
ニィレム「皇都はもう陥落した…。」
兵士  「そうか…皇女様が生きていればまた再建できる!一緒に行こう!」

ナナリィ「こうして彼は私を守りながら皇都を脱出。
     彼は罪滅ぼしのために私を守ったわ。
     何故なら彼は皇都を滅ぼしたのだから…。」
いつの間にかニィレムや兵士達は止まっていた。

ナナリィ 「貴方達、私の盾を持っているわね。
      ナーナレイネリア150世、貴方達の本当の名前を教えて。
アメジスト「私の名前はアメジスト・ターコイズ150世。こっちはゼロまる。」
ナナリィ 「へー、アメジスト。宝石と同じ名前ね。
      道理で妖精達が噂してるのね、150世。
      アメジスト、高貴なものが纏う紫色の宝石、どこかの皇女なのかしら。」

シャローム「そう、彼女は亡き亡国の皇女なのである。」
ナナリィ 「貴方はナイトメアなのね。妖精達がざわついてるわ。
      貴方、気に入ったわ。私の勇士にならない?」
シャローム「俺には決めた女が居るんだ。」
ナナリィ 「そう、残念ね。そこのピンクの人は…
      妖精達がシャロームさんとは別の意味合いで怯えているわね…。
      それに自然に近いものと、ガッシャンガッシャン鎧の音はどうにかならないかしら。
      私と同じメリアの人はまともそうね。」

ナナリィはジャスミンの花で彩られた竪琴の奏でを止め、森を指す。
その指先には中央域の入口が。
ナナリィ「この先に皇国が滅びようとしている物語が待っているわ。」

中央域へ
中に入ると煌びやかな城が辿り着いた。
ナナリィ「この後、女皇がナルグ国の使者に化けていたダブラブルグという魔神に殺されたの。
     この先の未来が変わらないのは分かっている…。
     けど、皇国を守るためにナルグ国の使者を探して!」

中央で女皇が演説している。後ろに4人の使者が。
情報を集め、誰がどの国の使者か調べ上げ、ナルグ国の使者を見つけ出した!
その瞬間、ナルグ国の使者は人間とは思えぬ爪を女皇に向けた!
が、シャロームが止めに入り、間一髪で助けた。そのまま戦闘へ!

ジヌゥネ×4 ダブラブルグと戦闘。
ゼロまるとシャロームが気絶してしまったが、
成長した私のファイアボールが燃やし尽くし、何とか切り抜けた。

ナナリィ「ありがとう!物語の中だけど、母上を助けることができたわ!」
ナナリィは過剰なスキンシップで皆にキスをした。
OECにしようとしたところ、何かを察したのかゼロまるが止めに入った。
ナナリィ「アメジストには皇族に伝わる代物、フェアリーグラスをあげる。
     これがあればより妖精と心を通わせられる。」
アメジストは銀縁眼鏡を貰った。
これは古の壁の守り人の遺品だ。調査させてもらおう。
ダブラブルグを倒した壇上にコアが現れる。
ナナリィ「私は物語の母上と共に消える、でもこの恩は忘れない。
     この先、私の力が欲しければ呼んで。」
こうして新たな壁の守り人を仲間にし、コアを破壊してシャローアビスを脱出した。

11日目の夜
森林6に戻ってきた。
森林2へ転移し、フィルイックが出迎えてくれた。
森林6の調査結果について、かくかくしかじか。
報告をし、疲れ切った皆で野営をすることに。
強い豪雨に見舞われたが、テントで過ごすことに。
OECだけ今度こそ音がうるさく眠れない様子だったので少しだけお話しした。

12日目の朝
パルアケに戻るため森林3へ。

12日目の夜
パルアケに戻ってきた私達は冒険者ギルドで報告をし、休息を取ることに。
OECはだいぶ衰弱しているようだった、夜の街へ出向いて、
顔の濃いメリアを捕まえて物陰へと消えていった。

3/16 第三章【追憶のアビス】


パルアケの酒場ではミリヤムが荒野の情報収集をしてきた。

荒野詳細情報

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荒野の主は「キマイラ」
その巣はパルアケのすぐ近く(荒野5)に存在する。

またリイネス-パルアケ間を列車以外で進む場合、コカトリスの縄張り(荒野2)が存在する。不用意に通り抜けるのは危険だ。

最北端にある魔法文明時代の遺跡(荒野6)を、邪悪な神を信奉する邪教団がアジトにしており、誰も近づかないという。

"奈落の魔域"は中央部(荒野4)にあり、脅威度は「9」と言われているが古い情報の為、変化している可能性もある。
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私は古の守り人、カティアさんについて調べようと思ったが失敗した…。
エンレイ「お酒を飲んで情報収集はできませんね…。」

宿屋でゆっくり寝た後、山岳へ。

13日目の朝
山岳4へ
黒い木や茂みに覆われた山々、
山の上の大きな湖から大河になって森林地帯に流れ込んでくる。
頭上には鉄橋が見える、鉄道が走っているようだ。

山岳地帯を歩いているとOECのノマリのターバンを見て再びノマリ族の方々が話しかけてきた。
せっかくなので薬品を買うことにした。
シャローム「誰かさんがよく疲労しているから多めに買っておくかぁ?
      なんでそんなに疲労してんだろうなぁ?」
アストラル「ん゛んん!!!毒消しはおいくらですか!?」
ノマリ族 「疲労回復薬と同じです。」
アストラル「じゃあたくさん買っておこう!」
ノマリの毒消しと疲労回復薬を買い込んだ。

そしてまたノマリ族の宴会が開かれた。
当番制のため私が料理を振る舞うことに。
アメジストが人参をたくさんと、ミリヤムが珍味を採ってきた。
人参と珍味たちを組み合わせて…料理も発明!
食べれなくはないが、あまり美味しくはない珍料理ができた…。
エンレイ「まあ、料理も発明も失敗は付き物よ…。」

今回の宴会でのお酒はミリヤムの故郷のお酒に似ている物だったようだ。
ミリヤム「故郷の酒に似てるな、ごくごくごくごく」
とっても甘くて飲みやすいお酒だった。

ノマリ族の方から山岳情報をさらに仕入れた。
ノマリ族「山岳2に大きな扉がある。そこを通るには山岳5にある
     ドーム型遺跡にパスワードを入力する必要がある。
     興味があったので試したがパスワードは分からなかった。
     パスワードの一つだけは分かった、【3番目の数字は2】ということだけ…。」
エンレイ「いずれ必要になる情報ね、他のパスワード情報も集めなければ。」

お昼からOECがまた何かしようとしていたが失敗したらしい。
こうしてノマリ族の宴が終わった。

13日目の夜
山岳3へ、砦のような集落が見える。大河は西から流れている。
鉄鋼製の橋があり、東側の切り立った蒼い石壁には巨大な門がある。

闇夜に紛れて山岳の主、アラクルーデルハンターが現れた!
アラクルーデルハンターの兄貴分がルミナリアの宿敵だそうだ。
とても殺気立っている。

私のファイアボールが全てを燃やし尽くし、
シャロームとミリヤムがアラクルーデルハンターを貫いた。

戦闘終了後、魔神の集団が襲い掛かってきた!連戦だ。
私のトキシックブリーズとライトニングでまとめて薙ぎ払い、
シャロームが槍でたくさんめった刺しにして倒した。

戦闘後、山岳3の調査をすることに。
集落と巨大な門が見える。まずは情報収集のために集落へ。

石壁に囲まれた小さな砦の集落、
宿屋、冒険者ギルド商店があることが見える。
ノマリ族の薬が売ってある、ここに薬を卸しているみたいだ。

集落から依頼を受けた。こなしたらここで報告しなければならない。

山岳3クエスト

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【山岳③】集落の護衛
集落を守る為、蛮族と戦ってくれる冒険者を募集している。
半日で構わないので護衛をお願いしたい。

【成功報酬】
 2000G+危険手当、★1
 ⇒蛮族と戦闘が発生時、AL×250Gを危険手当として支払う。

【補足】
次の時間帯は移動が出来ず、集落にとどまる事になる。
蛮族の出現有無は関係なく、自由行動フェイズを迎える事で
クエスト達成となるが、その間発生した戦闘での逃走が出来なくなる。
==================================
【山岳③】ドーム遺跡の調査
ドーム状の遺跡(山岳⑤)を調査してほしい。

【成功報酬】
 6000G、★2

【補足】
このドーム遺跡は各所にある蒼い巨門(山岳①③)を
開閉する為の設備があると言われている。
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戦闘で疲弊していたため、まずは宿屋で寝ることにした。

14日目の朝
山岳3の依頼は戻ってくるときにやることに。
トゥルヒダールへ向かうため、山岳5へ。
石造りのドーム状の遺跡が見える。
すると、突然馬車が目の前に現れた。
中には数人の武装した男たちが乗っている。
可愛らしい男性「オーイシさん!」
OECを見かけて話しかけられたようだ。

可愛らしい男性「オーイシ先輩じゃないですか~、どーも!後輩のナナシです!」
彼は武装保線作業員だそうだ。

武装保線作業員とは

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鉄道ギルド鉄道整備局職員。
危険な魔物が出没する地域に敷設された線路の維持管理を担当している。
常に魔神の脅威に晒されているこの地においては、
十把一絡の冒険者たちよりも遥かに優れた戦闘力・サバイバル技術を持つ
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ナナシ 「先輩仕事してる?アビス報告受けてないんでぇ。」
OEC   「森には鉄道が無かったからね~報告できなかったんだよね~。」
ナナシ 「ちゃんとやってるんですねぇ!
     ヤルノ副局長にはウチがご飯食べさせてますからねぇ。」
OEC   「俺にもご飯くれるってこと!?」
ナナシ 「そんな訳ないじゃないですかぁ、ニートの人は近寄らないでください!
     それはそれとしてそこのニートと一緒に居るってことは皆さん冒険者ですよね?」
ミリヤム「いつも助けられております。オタクのニートに。」

そんなやり取りをしつつ、武装保線作業員達から
その場限りのクエストを受けることに。
襲い掛かってくる魔物から作業員を守ってくれとのこと。
依頼を受け、アンデットの群れと戦闘に!
特に苦戦することも無く普通に倒した。

ナナシ「オーイシは攻撃外してたけどぉ、みんなすごいすごい!
    皆さんありがとうございます!無事、保線が完了しましたぁ。
    作業終わったのでクルツホルムに戻りますじゃあねぇばいびぃ」
武装保線作業員達は嵐の如く去って行った。

14日目の夜
トゥルヒダールへ。

トゥルヒダール詳細

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周囲の山から算出する鉱物資源を利用して、
鍛冶が盛んに行われており、腕がいい職人が多い。
ここから火山を越えてエルヤビビへと至るロープウェイが運行されている。
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まずはトゥルヒダールのハルーラ神殿総本山へ向かうことに。
ポーラスタッフが飾られているのが見える。
OECが頭に付けている聖印を見て神官が駆け寄ってきた。
ハルーラ神官「あなたが頭に付けている聖印!平原にあった聖印では!
       大浸食の際、平原から逃げるときに残したから戻らないと思ってました!
       それを返して頂けますでしょうか!もし返してくれたら…
       あなたノマリ族ですよね!?でしたらこの杖と交換してくれませんか!」
OEC     「困ってるならいいよ~」
OECは聖印を渡し、ポーラスタッフを手に入れた。
かつてカティアさんが族長から受け継いだ、極星を象った聖なる杖だ。
古の守人の遺品を手に入れた!調査させてもらおう。

冒険者ギルドに寄り、たくさんクエスト報告をした。

3/23


情報収集のために酒場に行くと吟遊詩人がティロリ♪ティロリ♪と音を奏でながら、
屈強な男たちがリズミカルに芋をマッシュマッシュしていた。

地元民のミリヤムはただ酒とただ芋を喰らいながら
凍原について情報収集した。

凍原詳細情報

==================================
凍原の主は「コロッサス:ポーン」
魔法文明時代、自然を自在に操る力を持つ魔法王によって築かれた
氷結砦(凍原6)を拠点として、周囲を彷徨っている。

”壁の守人”がオクスシルダ周辺(凍原4)に監視哨を築き、
魔神の巣窟(凍原2)で戦い続けている。

”奈落の魔域”はコロッサスの墓場(凍原5)にある。脅威度は「11」だが、
古い情報の為、変化している可能性もある。
==================================

エルヤビビから避難民がトゥルヒダールに来ようとしているらしい。
私はせっかくなのでトゥルヒダールの地でカティア情報を仕入れた。

カティア詳細情報

==================================
魔動機文明時代黎明期に活躍した、
「ノマリ族」と呼ばれる放浪民族の人間の少女。

15歳の誕生日を迎えた直後、
魔神の襲撃により家族を失ったが、英雄キャラウエイに助けられる。
それがきっかけで行動を共にする様になり、
彼と共に"壁の守人"として幾多の魔神を葬り続けた。

しかしキャラウエイが重傷を負った激戦の際、突然カティアは彼を殺害する。
そして自らも即座に命を絶ち、16歳の若さでハルーラの御許へと旅立った。
その理由は不明だが、これによってカティアは"英雄殺し"と呼ばれるようになった。

彼女が持っていた<ポーラースタッフ>は、ハルーラの加護が宿っている。
魔神と戦う者を勝利へと導く力があったとされ、
現在トゥルヒダールのハルーラ神殿に安置されている。
==================================


OECは荒野情報を仕入れられなかったようだ。
シャロームはヴィルマについて聞いているようだが、
邪教団の情報をまた手に入れたようだ。
酒場の男「最近、人が行方不明になる。魔神呼ぶのに生贄にしているらしいぜ。」

情報収集後、鍛冶屋に来たが鍛冶屋のドワーフさんと
ルミナリアがエルフかドワーフどっちがいいかで論争している。
そんなことをしながらドワーフさんからクエスト依頼を受けた。
職人たちの武器防具が輸送できなくて困ってるらしい。
オクスシルダに送りたいらしいが、線路が使えない。
山岳3、荒野5のシャローアビスを攻略せよ。

【トゥルヒダール】リイネスへの線路再開

==================================
職人が作成した武具が輸送できず困っている。
山岳と荒野にある”奈落の魔域”を攻略し、魔動列車の運行を再開させてほしい。


【成功報酬】
 12000G、★2
 「称号:ダークドワーフの職人と顔見知り」
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15日目の朝
山岳5へ、ドーム状遺跡の調査へ。
入口の錠前は開けられているため調査に入られているようだ。
ミリヤムを先頭に調査開始、ゼロまるがスライド式の扉を発見した。
ゼロまるでは扉を調査できないので、ミリヤムが調べた結果電撃が走る扉だと気づく。
ミリヤムがトラップを解除し、入った先にはコンソールパネルがある。

アメジスト「4223!」
アメジストが数字を入力すると青く光り、起動した。
遠くから大きな動く音が。遺跡を攻略した。

15日の夜
遺跡を出て山岳3へ
主を倒されて怒った蛮族の群れが現れた。
OECが群れから取り残された最後の1匹の蛮族を捉えてどこ変え消えてしまった。

芋パーティしながら集落の宿屋で休んだ。

16日目の朝
山岳3で蒼い巨門の調査、すでに開いていた。
ドーム状遺跡で謎を解いたおかげだ。

山岳2へ移動し、坑道が明かりが無いと進めない。
私が明かりを灯し、何かしらの気配が。
坑道の奥から魔動機が迫ってくる。何か意味ありげな形の魔動機達を倒した。

その後、坑道を探索することに。
ルミナリアが隠された扉を見つける。
扉を開けると目の前にとても大きな黒い球が見える。
シャローアビスが見つかった。
そのすぐそばに別の道が見える。
方向的に山岳6へ行ける道だ。

我々はまずシャローアビスへ向かうことにした。

4/13


シャローアビスに突入すると、いつも通りの漆黒の通り道。

ルミナリア「キャーーー!!!」
謎の男  「先客か?」
OEC    「誰ですかー?」
ルミナリアが唐突に叫び、謎の男の声がし、OECが振り返った。
さっきまでルミナリアが居た場所に白髪のリカントが居た。
いつの間にか漆黒の通り道から花々が咲く小さな家に着いた。

謎の男  「驚いた、まさかこんなところで人に会えるとは思わなかったよ。」
OEC    「お兄さんは何しにここへ?」
謎の男  「僕はタウトゥミ、ここのアビスを攻略しに来た。訳あってアビス攻略している。」
OEC    「自分たちと同じ冒険者ぁ?」
タウトゥミ「僕は元々壁の守り人をしてたんだ。
      そういえばここに来る途中、ゆるふわそうな女を僕が突入した時に突き飛ばしてしまったな…。
      君たちの仲間だろう、別のところに降り立ったか、魔域の外に出てるかだな。すまない。」

タウトゥミ「そうだこの光景は!」
目の前の小さな家に目掛けて走っていく
タウトゥミ「チュミュエ姉さん!ねえ出てきてよ!馬鹿おやじのこと気にするな!
      僕は姉さんのこと大好きだよ、だから出てきてよ。」
チュミュエ「お父様の悪口はやめて、違うの、お父様の期待に応えられない私が悪いの。私に関わらないで。」

タウトゥミは説得し続けるが応じないチュミュエ。
チュミュエ「いずれ防犯用魔動機が来てしまう。これ以上ここに居るとあなたを敵と見なしてしまう。早く帰って。」
タウトゥミ「姉さん…何度やり直してもダメなのか…。姉さんが救われる方法は…。」

OEC    「私が説得してみるよぉ。」
メンバー (OECにやらせて大丈夫なのか…。)
タウトゥミ「ああ、じゃあ説得してみてもらうかな…。」
何も知らないタウトゥミはOECに任せてしまった。
OECが説得しようとするも警報音が。
アメジスト「防犯用の魔動機は危ない人物を正常に判別しているみたいね。」
魔動機マリスバルバが現れ、戦闘に。

アメジストとタウトゥミの活躍により、無事倒した。

タウトゥミ「この調子だと姉さん出てこないな…。誰か扉を開けてくれないか。」
ミリヤムがスカウトツールでなんとか開けようとするが、失敗した。
エンレイ 「私が開けるわ。アンロック。」
扉を開けると工房が見える。奥には病的な白い肌をした女性が1人椅子に佇んでいた。
タウトゥミ「姉さん!」
チュミュエは嬉しいような困惑しているような顔をしている。
チュミュエ「私のためにそんなことする必要無いのよ…でもありがとう。」
そういうとチュミュエの姿は徐々に消えて行った。
チュミュエ「貴方が鍵を開けてくれた時、嬉しかったわ。」
タウトゥミは消えゆくチュミュエの手を握っていたが、完全に消えてしまった。
タウトゥミ「………姉さんはナイトメアとして生まれたから親父に疎まれた。
      出来不出来関係ない、努力すれば認められるとずっと頑張って…。
      姉さんのこと、僕が認めて誰よりも大好きじゃダメなのかな。」

チュミュエが居たところに外殻域の出口が。
タウトゥミ「すまない、先を急ごう、この先も姉さんに関係する魔域な気がするんだ。

回復を済ませ、突入。
石造りの倉庫に辿り着いた。金属製の大扉が見える。

タウトゥミ「ここは親父のライバル企業の倉庫だ、魔神と手を組んでいる噂が。
      そこでしか作られていない兵器を拝借しようと姉さんと話したのだ。
      この先に魔神が居るはずだ、その魔神が魔域の主に違いない。」

えんちゃん&シャローム「とつげきー!」
大扉を開けると警備装置が作動した。
天井から小型の魔動機がボタボタボタボタと落ちてきた。
小型魔動機の群れと戦闘に。
ミリヤムの矢が一気に貫き、蹴散らした。

倉庫の奥に入り、手早く魔導部品を探さなければならない。
ミリヤムがキラッと光るものを見つける。
ミリヤム 「もしかしてコレ?」
タウトゥミ「おお、それだ!」

その時、警報音を聞きつけた警備兵が3人現れた。
禍々しいオーラをまとった警備兵が一人いる、この兵が魔神だ。
私が魔神の正体を見抜いた、あれはアルガギスだ。
防御の固い魔神だったが、なんとか倒しきった。

戦闘が終わると不意に空間が歪み景色が変わる。
たくさんの魔導装置が並ぶ工房に。

チュミュエが何かを作っている。タウトゥミが付けているナックルガードだ。
タウトゥミは今付けているナックルガードをシャロームに預けてチュミュエの元へ。
タウトゥミ「姉さん、持ってきた部品は使えそうかな。」
チュミュエ「ええ、この部品はあの企業が独占していたから作れなくて…。
      できたわ、魔法に依存しないウコニュルッキと名付けるわ。」
タウトゥミ「これを装備して魔神を倒すよ、親父に姉さんの凄さを見せつけてやるよ!」

仲睦まじい姉弟の前にアビスコアが現れる。
タウトゥミ「あんたたち協力してくれてありがとう、僕はもう少しここに居るよ。
      この様子だと僕が生み出した空間だから、僕はここに居た方が良い、先に行きな。
      あんたに預けたウコニュルッキは持っててほしい、僕には姉さんに貰ったのがあるからさ。
      なあ、あんたから見て追憶に姉に縋る僕はどう見えるかな。滑稽に見えるか?」
シャローム「いいんじゃないか、人間なんてそんなもんだろ。」
タウトゥミ「そうか…そうだな、ありがとう。あんたにそう言われるなら嬉しいよ。
      縁があればまたどこかのアビスで会おう。じゃあな。」

シャローアビスを無事脱出し、タウトゥミの古の守り人の遺品「ウコニュルッキ」を手に入れた。

【ウコニュルッキ】

両拳に装備する雷を放つ拳帯。拳の先に青銀の鋲が填められている。
魔法の武器化済。
補助動作で拳甲に刻まれた合言葉を唱えると、鋲が青い雷光を纏う様になり、
3分間、拳で与えるダメージが雷属性の魔法ダメージになる。
<Bランク効果>
この効果は1日1回まで使用できず、効果時間中でも1回命中するとこの効果は失われる。

4/27 第四章【後悔のアビス】


魔域から戻ったらルミナリアが居た。
ルミナリア「魔域に入ったらみんなと逸れちゃった…。
      見知らぬナイトメアのお姉さんからこれ貰ったの。
      私は使わないからエンレイにあげるわ。」
と、逃さずの眼鏡をプレゼントされた。

その後、疲弊した我々は野営をすることに。
本日の調理当番はアメジスト。みんな狩りが上手く行き、材料も豊富になった。
料理がとっても上手で美味しい料理を作ってくれた!
アメジストの妖精さん達も食べに来た。
妖精さん「ありがとー、今晩は私たちが代わりに見張りしてあげるねー。」
妖精さん達のおかげで野営でみんなぐっすり休んだ。
私は寝ないので妖精さん達とお話ししていた。
妖精さん「山岳6にある鉱毒、めっちゃ腹立つー。水が汚れてると元気なくなるからさー。
     森林5に居るドリちゃんもコッチまで鉱毒が流れてるから
     お肌の荒れがサイアクーって言ってたのよねぇ~。」
エンレイ「自然が汚れてしまうのは許せないわね、私たちが何とかするから待っててね。」

17日目の朝
山岳6へ。湖が広がっている、大きな四角い建物から湖に向かって真っ黒な液体が流れている。
鉱毒が流れる建物に着くが大勢の蛮族が待ち構えているがこちらに気づいていないようだ。
私の先制攻撃、ライトニングを放って蛮族の群れと戦闘開始。
鉱毒にとても憤慨したルミナリアが蛮族たちを倒した。

工場の中へ。魔動機装置が地下から鉱物を取り出して鉄くずを湖に出している。
魔動機装置を停止させれば鉱毒を止めることはできそうだ。
魔動機文明語で操作方法が書かれている。ミリヤムと協力して操作し、停止させた。
今まで作られていた鉱物が残っている。2000ガメル分の素材を手に入れた。

17日目の夜に山岳2へ戻り、18日目の朝に山岳3へ。
お薬を卸してるノマリ族とまた出会った。
ドームの調査が終わったか尋ねられたので完了したことを教えた。
山岳3の集落にて報告を行い、18日目の夜に集落で休み、
19日目の朝に集落の護衛で魔神の群れと戦闘。無事、危険な魔神たちから集落を守り切った。

??? 「助けてーーーーーーーーー!!!!!」
戦闘後、馬車に乗った女性が勢い良くこちらに向かってくる。
工場に続き、また蛮族の群れが。
私の逃さずの眼鏡で全員逃さずライトイニングで貫いたようだ。
エンレイ「うーん、そんなこともあるのね。」

??? 「皆さんも冒険者の方ですか?良ければお礼をしたいのですが!」
ミリヤム「あ、レウラだ。」
どうやらミリヤムの知り合いのようだ。
彼女は急いで逃げてきたためかずっと息が上がっている。落ち着かせるために集落でお茶することに。

レウラ  「皆さんはミリヤムと共に冒険する友達ですか?」
OEC    「そうだよ!」
シャローム「うーん、友達かなぁ?」
アメジスト「仲間かな?」
ミリヤム 「愉快な仲間たちを紹介するぜ!」
レウラ  「ミリヤム性格変わった?」
ミリヤム 「何も変わってないが。」
レウラ  「もうちょっとカッコよかったと思うけど…
      皆さんに自己紹介しなきゃ!私はエルヤビビで魔導技師してるの!
      温泉経営してるけどトゥルヒダールに出張してる。
      ロープウェイのメンテもしているので乗り放題なの!
      突然街からミリヤムが居なくなったから吃驚したわ。」
ミリヤム 「色々あったから離れて冒険者家業してる。不穏な動きもあったし、エルヤビビ帰ろうとしてた。」
レウラ  「故郷に帰っちゃダメ、あの街のこと忘れて欲しいの。
      ミリヤムのお父さんとお母さんも帰ってくるなって言ってたよ。
ミリヤム 「どうしてそんなこと言うんだ…。(´・ω・`)」

レウラはシャロームのウコニュルッキを見つけ、話しかけてきた。
レウラ  「お兄さん!そのナックルガード見せて!」
シャローム「おう、イカしてるだろ。」
レウラ  「やっぱり!この刻印、ウチが代々使ってる刻印だ!どこで手に入れたの?
      ウチのご先祖様に渡して返ってこなかった武器なんですよ。
      その遺志を受け継ぐ者が現れたら力を貸せと。」
シャローム「ああ、ナイトメアのあいつかー。ナイトメアならまだ生きてんのか?」
レウラ  「数千年前に死んでしまいました…。
      持ってるということは、アナタも子孫の方ですか?」
シャローム「貰ったもんだから違うな。」
レウラ  「そうなんですね…お兄さん、そのナックルガード、ボロボロですね。
      よろしければ1日貸してください。お兄さんに合わせて調整しますよ!」
シャローム「おう、使えないし渡しとくわ。」
レウラ  「本当にボロボロですね…まるで数千年使ったみたい。じゃあお預かりしますね。」
ミリヤム 「そんなもんまで弄れるんだなー。」
レウラ  「チュミュエに連なる一族なんだから当たり前でしょ!これだから魔動機に疎いシャドウは…。」
ミリヤム 「私もマギテックなんだがなぁ。」

18日目の夜
改造を待つために寝るだけ。
OECが集落のドワーフを裏に連れ込んでいったのを見かけて、皆寝た。

19日目の朝
レウラ  「できました~。お待たせしました!貴方のために生まれ変わったウコニュルッキです!」
シャローム「おう!カッケーな!ありがとな!」
レウラ  「ミリヤムー、私眠いから寝るね、おやすみ( ˘ω˘)スヤァ」

ウコニュルッキ・シゥレ

魔法の武器化済。レウラによって調整された品。
補助動作でグリーヴに刻まれた合言葉を唱えると、鋲が青い雷光を纏う様になり、
3分間、キックで与えるダメージが雷属性の魔法ダメージになる。
<Bランク効果>
この効果は1日1回まで使用できず、効果時間中でも1回命中するとこの効果は失われる。


山岳1へ。謎のレプラカーンおじさんがやってくる。
レプおじ「皆さま旅の冒険家かな?儂は探検家マドマニ。
     大陸中の謎に包まれている場所の冒険記を書こうとしている。
     ぴちぴちの24歳だが、謎多き場所を知らないかね。
     ちょっと前に青い扉に来たんだが、なんで空いてるのかね!
     ここの扉の秘密を解き明かして本のネタにしようとしたのに!
     こうなったら新しい謎を探すために同行してもいいかね!」
ミリヤム「自分の面倒は自分で見ろよ。」
マドマニ「ああ!大丈夫だ!私は絶対に付いて行くからね!新しい謎探しに行っちゃうかぁ。
     スプリングフルーツをあげるからよぉ。付いて行かせてくれよォ。」

スプリングフルーツ

12時間、寒さに対する生命抵抗判定と野営判定+2


19日目の夜
森林2へ。夜に紛れておじさんを撒いた。
マドマニ「みんなどこに行ったんだー!」
遠くから声がする。せっかくフルーツ貰ったのにちょっと可哀想。
その後、野営することに。野営中に魔物の群れに襲われた。
小さいエメラルドラクーンの群れだ。倒したがゆっくり休めなかった…。

20日目の朝
森林1へ。先ほど休めなかったので野営することに。
皆が魘されている。とても恐ろしい夢を見ていたようだが何とかなったようだ。

20日目の夜
森林5へ。石造りの頑丈な橋の上から魔人の集団が襲い掛かってくる。
雑魚魔神たちを魔法チームでなぎ倒した。ルミナリアは失敗していたが。
森の幻影に惑わされそうになったが、ミリヤムとゼロまるが幻影を弾き、無事抜け出せた。

アーチ橋に着き、アメジストが妖精を呼ぶ。
アメジスト 「ドリちゃーん」
ドライアード「はーい、ドリちゃんはドリちゃんなんで~。
       あたし最近すっごく調子が良いの~。
       人間たちに鉱毒何とかしてって言ったのに~何とかしてくれなくて~
       肌が荒れててずっと最悪だったの~。
       たかだか500年くらいだけど~我慢できないことがあるじゃな~い?
       水が綺麗になってくれて良かった~。誰がやってくれたんだろ~?」

アメジスト 「私たちがやりましたー!」
ドライアード「お姉さんたちがやってくれたんだ~ありがと~。
       お金の代わりの気持ち~余った杖で作ったの~あげる~。
       人間が早く何とかしてくれなかったら橋を落としちゃうところだったわ~。」

か細い杖を頂いた。

ドライアードの若杖

魔法の武器化済。魔法の発動体を兼ねる。
装備中、土属性の妖精魔法行使判定に+1のボーナス修正。


21日目の朝に森林1に戻り、21日の夜に久しぶりのクルツホルムへ。
パルアケの書簡運び報告を行った。

5/11


21日目の夜、クルツホルムの宿屋でゆっくり寝た。
また、ルミナリアが居ない。エルフを求めてどこかへ去ってしまったようだ。
どうせまた会えるだろう。

22日目の朝、イーサミエを目指し、再び平原へ。
平原1の野営地にたどり着き、休んだ。

22日目の夜、平原2へ。
草に覆われた小さな丘が折り重なり針葉樹の林が点在している穏やかな平原。
ノマリ族と再び会った。今日も今日とて宴、ミリヤムがお料理当番。
全員食材を潤沢に入手し、ミリヤムが美味しい宴会ご飯を振る舞った。
そしてお酒を呑んだら酔ってしまい、そのまま寝てしまった。

23日目の朝、平原4、毒蛇の腹。再び海賊の入り江へ。
魔動機文明語で「死よ、死よ、汝は永劫の眠りの中に」と唱えた。
大きな扉が開き、空洞の中は暗闇。
ランタンをぶら下げ、中に入ると、
無数の骸が転がっている一部が立ち上がり近づいて来る。
以前、勝てないと思い逃げ帰った相手だ。
スケルトンガーディアン×3、ファントム×1
その内の一体は黒い羽を飾った帽子を被っている。レアリスが被っていた帽子だ。

強くなった私達は余裕で倒せた。黒い羽を飾った帽子を入手した。

安全になった洞窟内を探索することに、
ミリヤムは墓所を見つけ、シャロームは宝物庫見つけたようだ。

我々はまず墓所を調べた。海賊たちを統べた者の墓だ。
知っている名前が刻まれている、最初のシャローアビスで出会ったレアリスの名が。
レアリスの墓碑の前に手紙が置かれていた。

レアリスの手紙

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私たちの意志を継いだ連中が世話を掛けたわね。
先代の遺志を継ぎ、コルガナの海を統べる海賊になった私は、
数百年、何代にも及ぶ大海賊の系譜を作り出したわ。
でもまさか身内の裏切りで宝を盗まれ、
残った仲間たち諸共ここに閉じ込められて、その栄華が終わるなんてね。

ただ、最期の首領は死してなお、我らが遺志をである帽子を守り続けてくれた。
隠れ家に来てって言ったのに、手荒な歓迎でごめんなさい。
これで彼もようやく眠れるでしょう。
『死よ、死よ、汝は永劫の眠りの中に』どうか我らと共に安らかに眠れ。

裏切者たちによって、宝物の殆どは盗まれたけど、実は隠された宝物庫が存在するわ。
我らを救ってくれた追憶のあなたたちなら、好きに使ってくれていい。

もしも私たちの遺志を継ぐものが存在すれば、<レテ鳥の帽子>は渡してあげて。
この帽子はこの先も、海と共に生きる事を願っているだろうから。

偉大なるゴルトン海賊団の長、ゴルトン=エイヴリー・ロバーツの娘
レアリス・シャーロットより
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その後、手紙の内容を頼りに宝物庫内の隠された財宝も手に入れた。
シャロームが宝物庫から1万ガメルと魔晶石5点を3つ、
そして古ぼけた羅針盤<極性の羅針盤>を見つけ、洞窟を後にした。

23日目の夜、平原3へ。魔神の襲撃か家々が破壊されている。
焼け落ちた納屋に階段を発見、地下室があった。
アンデットたちをライトニングで一掃して排除し、地下室を調べることに。
日記帳と添えられるように8000ガメルが置かれていた。
かつてここにあった農場の主、ピエタル・シャブさんの日記だった。
考古学所を志し、遺跡に興味があったようだ。
日記の最後の方には突然魔神の襲撃を受け、
シェルター代わりのこの地下室へ逃げ込み最後の時を迎えたと記され、
妹のヘリテ・シャブはイーサミエへ遊びに行ったようで生きているなら良かったと綴られている。
エンレイ 「この8000ガメルはヘリテさんのためのガメルね。渡してあげなきゃ。」
シャローム「この8000ガメル頂いちまおうゼ!」
エンレイ 「……………」

24日目の朝、イーサミエへ。
北水域海に面し、人族の海賊が居る。
大浸食以降魔神が出現し、海賊含めて船は運航していないようだ。
情報収集のため、酒場へ。

ミリヤムが<レテ鳥の帽子>について調べた。
調べている最中に公安ギルドの航海士、ガザレナさんが現れた。

ガザレナ 「私はガザレナ!貴方達<レテ鳥の帽子>について調べているのね!
      その帽子は北水域海を束ねていた大海賊が身につけて統領に受け継がれた物…
      今でもこの帽子を持つ者が海賊達を統べる…
      ってちょっとそこのあなた!なんであなたが持ってるの!
      この帽子を被ってるということは海を統べるということ!あなたもレアリスの末裔なの!?」
シャローム「おう、カッコいいだろ、これ。」
ガザレナ 「あなた冒険者の方ですよね?良ければ…その…帽子を譲って頂けませんか…。」
シャローム「気に入ってるんだけどなぁ。」
ガザレナ 「この帽子さえあれば再び皆をまとめられると思うんです!
      大浸食で心が折れた者達をまとめるまとめるんだ!」
シャローム「その代わり良いものくれんだろうな!」
ガザレナ 「お願いします…帽子を探すためのお金があります!」

12000ガメル叩きつけられた。
シャロームはお金を見て帽子をすぐに渡した…。

ガザレナ 「これで海を統べれる!ボスンハムンに行きたければ1度だけタダで乗せます!
      航路には魔神がいるので討伐しないと行けませんが…。
      この帽子があれば海にいる連中は動かせるが、
      魔神を倒すのは難しいので討伐をお願いしたいです…。」

依頼を受け、ガザレナと別れた。

ガザレナの依頼

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メルビズの討伐 航路で暴れているメルビズの討伐。報酬:20000ガメル
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次にアメジストがヘリテ・シャブの情報を調べた。
ヘリテさんが身を寄せている友人の家を知り、向かった。

ヘリテ  「あなたたちいったいだれぇ?あたしシャブちゃん。
      シャブちゃんはぁ、みなさんのこと知らないのですがぁ、一体何なんですかぁ?」
OEC    「日記帳届けに来たよ~」
ヘリテ  「はぁ!はぁ!はぁ!はぁ!はぁ!お兄ちゃんの!これお兄ちゃんの!
      魔神の襲撃で村に帰れないと思っていたのですぅ…
      日記帳だけということはぁ…そうですよねぇ…
      お兄ちゃん日記帳だけでも戻って来て良かったぁ。」
ミリヤム 「この8000ガメルをお前に預ける。新時代に賭けてきた8000ガメルだ。」
ヘリテ  「私の結婚費用で貯めてたお金だぁ!」
シャローム「何だお前結婚するのか。」
ミリヤム 「結婚したのか、俺以外のヤツと。」
ヘリテ  「ゴケルブルクに嫁入りするんだぁ、
      お兄ちゃんには花嫁衣裳見せられないけどぉ。
      ありがとぉ…えーんえーん…。」

ヘリテさんに結婚費用、8000ガメルを無事渡し、お別れした。

次にOECは湿地情報を仕入れてきた。

湿地情報

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湿地の主は「グリーンセメタリー」
ロックゴーレムに寄生している為、突如遭遇することがある。

湿地の南半分は頻繁に霧が発生する。
また、主と別個体のグリーンセメタリーたちの巣(湿地4)がある。

”奈落の魔域”は巣を越えた先(湿地6)にある。
脅威度は「8」だが、古い情報の為変化している可能性もある。
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そして私はいつもの如く古の壁の守人情報を調べようとしたが、
酔っぱらいに絡まれるだけで情報を仕入れられなかった…。
エンレイ「どうしていつも私ばっかり…」

今後の脅威のために魔符を買い、宿屋で休息。

24日目の夜、湿地1へ。
シダ植物が生い茂り、油断しているとズブズブと沈んでしまう、とても臭い。
湿地帯の南半分(湿地1、2、3)は霧に包まれているようだ。
先に進むと謎の人物が現れた。ドワーフの割には俊敏な動きの偵察兵だ。
彼はリイネスの方向からやってきた。いずれかの都市にまで同行させてほしいとのこと。

25日目の朝、我々はさっそく踵を返し、偵察兵をイーサミエへ送り返した。
ついでに守人情報をミリヤムが調べてくれたが、失敗した。
エンレイ「失敗するのは私だけじゃなくてよかった…のかな?」

再度イーサミエで休むことに、昨日執筆を終えていた私はみんなが寝ている中、
小さなぬいぐるみを抱えてイーサミエの海の絵を描いていた。
エンレイ「メリアが一人でいるのは寂しいものね。暇つぶしの道具を買っておいて良かったわ。」

25日目の夜、再度湿地1へ。
リイネス側からキャラバンが、ノマリ族だ。
特にお買い物するものも無い。
宴会が再び始まる…本日のお酒は子供ビールのようだ。私でも飲めた。
お子様のアメジストだけ潰れたようだ。
エンレイ「アメジストはお酒に強かったんじゃ…?」

ノマリの方々から湿地の情報を仕入れた。
ノマリ族「足元は緩いが、地下には魔動機文明時代の遺跡がある。
     それは通路になっていて、湿地の2から5に繋がる通路だ。
     今は毒ガスが充満しているようだ。」

26日目の朝、湿地2へ。
ノマリ族が言った通り遺跡があった。
道に迷いそうだったが、シャローム、アメジスト、ゼロまる君が道を見出した。
遺跡群を調査できる。入口には金属製の扉が。
なにも警戒せずミリヤムが開けてしまい、ガスが漏れ出た。
OECと私の薬品学でガスを調査、
空気の循環さえあれば無害になりそうなことが分かり、扉を開けて換気をさせることに。

しばらくすると地下へと続く階段が。遺跡内は真っ暗だ。
ランタンを灯し、中を進んでいくと石壁の広間に出た。
石畳が水浸しで時折泡が浮かび上がる。毒ガスは地面から湧き出ているようだ。
北にある通路に向かうと湿地5へ出れそうだ。

26日目の夜、湿地5へ向かう地下通路を進み円形の広間に出た。
足を踏み入れようとした瞬間、上から何かが!
ミリヤムとアメジストが気づき、奇襲を喰らうことなく済んだ。
シールンザーレイ×2と戦闘だ。

5/18


ルミナリア「エルフが居る気がした!」
いつの間にかルミナリアが合流していた。

合流したルミナリアのジオグラフくんが活躍し、無事シールンザーレイを倒した。
洞窟内で各自の回復を行い、休息したが、
毒ガスが充満していた場所なので皆あまりゆっくり休めなかったようだ。

28日目の朝、洞窟を進むと金属製の扉が、特に危険はないが鍵がかかっている。
ミリヤムが鍵を開けると、女性の部屋に出た。妙齢の女性が着替えている。
女性「イヤーーーーーーーーーーーー!!!」
ミリヤムを男性だと思い、女性が悲鳴を上げる。
奥から悲鳴を聞いた老婆が現れる。
老婆「なんとこの扉開くのか!お主らあの通路を通ってきたのか!
   そこの通路は太古の昔に魔動機が蔓延っていたから封鎖して孫の部屋にしていたのだが…。
   こんな場所で立ち話も何ですから…」と、応接室に案内された。

ここは湿地5のリイネス近くの村だそうだ。
老婆   「シールンザーレイを倒したということはあの通路は安全になったのか!」
OEC    「安全かな~?分からないな~」
アメジスト「シールンザーレイは倒したよ」
老婆   「通路を使えるとなれば儂らも自由に動けるようになる!ありがとう!」

老婆   「お主らそれだけ強いとなるとこの依頼もこなせるかのう。
      湿地6に集落があったが、大浸食の際に逃げ延びた人々が居る。
      その者が無くした櫛を探し出して欲しいのだ。ここから6に戻る際に光る苔が邪魔をして通れない。」
OEC    「一体どんなコケなんですか~」
老婆   「グリーンセメタリーが10体くらい居るんじゃ。
      その場に居るのであれば、巣の抜け道を使えば通り抜けられるが、
      厄介なことにロックゴーレムに寄生した個体が居ってのう。
      グリーンセメタリーが動くんじゃ。実力のある冒険者が居ればなぁと思ってまして。」
OEC    「グリーンセメタリーのお噂はかねがねお伺いしておりました。」

老婆   「見つけたのであればこの村に持ってきてほしい。」

湿地5依頼

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<黒檀の櫛>を見つけてきてほしい。
棄てられた集落(湿地⑥)の元住人が、逃げる際に紛失した様だ。妻の形見の品らしい。

【成功報酬】
 6000G、★1

【情報提供】
「光る苔の巣の抜け道」を教えてくれる。
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疲労が溜まっていたのでとりあえず集落で泊まることにした。

27日目の夜、湿地4へ。
湿地3から主が迫ってくるのが見える。抜け道を使い、戦闘を避けた。
グリーンセメタリーの巣窟も抜け道を使用したので通過した。
休まずそのまま突き進む。

28日目の朝、湿地6へ。
集落はあるが人影はない、丘の上にはシャローアビスが。集落を探索することに。
ルミナリア「エルフ様の匂いがする!」
どうやらエルフが使用してた<黒檀の櫛>をルミナリアが見つけたようだ。

シャローアビスに向かう前に集落跡で野営することに。本日はシャロームが料理当番。
こんな場所では食材を見つけられない…。OECが見つけ出した珍味だけだ。
シャロームは何とか薬膳料理を作り出し、美味しく頂いた。

仲間たちは睡眠、動物たちの鳴き声が響き渡る。
OECとアメジストがなかなか寝付けなかったようだ。

魔域のある丘の頂上に古い石碑が。魔導機文明語で書かれている。
大破局終局後、壁の守り人ザイ率いる軍が魔導核爆弾を持ち、自爆して果てた功績を称えるとか何とか。
どうやらこのシャローアビスに居るのはザイさんなのかもしれない。

我々はアビスの中に、薄暗い遺跡の通路。
目の前から明かりと靴音が駆け足で近づいて来る。
明かりと共に現れたのは人族、おどろおどろしい仮面をつけている。
仮面の男が話しかけてくる。
ナイトメアの青年「あんたら第七小隊の者か!スミア隊長は無事か!お前らは義勇軍ではないのか?」
ミリヤム    「たまたま迷い込んだものだ」

ザイ   「俺は義勇軍第3小隊のザイだ、たまたま紛れ込んだ傭兵か?力を貸してくれ。
      スミア隊長の軍が帰還していない。捜索隊を編成しているが遅すぎる。
      俺一人で行動しているが、手が足りない。」
ルミナリア「スミア隊長はエルフですか?」
アメジスト「こいつは無視してください。特徴はありますか?」
ザイ   「黒髪の人間の女性だ。部隊を指示しているから見ればすぐ分かるだろう。
      ここは未探索の遺跡だ、何があるか分からないから注意して進もう。」

先に進むとT字路にたどり着いた。
かなり入り乱れた幾つもの足跡、北にも南にも向かっている。
ミリヤムが調査し、一旦北に向かったが引き返して南に向かっている様子が分かった。
OEC「何かあって戻ったのかな~」

我々は南に向かうことにした。
通路は東の方向に折れ曲がる、狭い通路を通っていると、
徘徊しているアンドロスコーピオンに発見された。
弱弱しいモンスターたちを一掃した。

さらに先に進むと悲鳴、怒号が飛び交っている。誰かが戦っているようだ。
シャローム「楽しそうだな!行こうぜ!」
ミリシャロ「わっしょい!」

かなり広い円形の広場で義勇軍と蛮族が戦っている。
義勇軍は消耗が激しく苦戦しているようだ、
ザイ「何とか今回は間に合った!今回?そうかこれは…。みんな、俺の後悔に付き合ってくれ。
   スミアは俺を庇って死ぬ、俺は俺を救ってくれた女を何度も失いたくない!」
OEC 「合点承知!」

シザースコーピオンと戦闘。
遠距離攻撃勢でコア部位を打ち抜き一瞬で戦闘が終わった。

義勇軍から歓声が。ザイが駆け寄りスミアと抱擁している。
スミア「君らもザイと共によく戦ってくれた。君達は先に進むのだろう、どうか彼の心を救ってくれ。」
そういって彼女はザイに一瞬口づけをして武運を祈っていると言い、去って行った。
ザイ 「幾つ年を重ねても彼女には敵わないな。この先も俺の因縁の敵が待ち受けているらしい。一緒に来てくれるか。」

進むと光景が変わった。魔導列車が見える。
ザイ       「この光景はやはり…」
レプラカーンの女性「ザイ大尉!」
少女のような高い声がする。

ザイ 「ゾーヤか。もう義勇軍は無くなり、ただの壁の守人になったのだ。大尉はやめてくれないか。」
ゾーヤ「失礼しました!ってそんなこと言ってる場合ではありません!
    大変です!蛮族と魔神が現れ挟み撃ちに!やつらはこの列車に積まれている魔導核爆弾を狙っています!」

荷物から彼女に白いリボンを渡した。

ザイ 「任務だ、爆弾のそばで待機していろ。このリボンが赤色に染まったら即座に起動させろ。」
ゾーヤ「自爆しろというのですか!?」
ザイ 「この爆弾は対魔神蛮族戦の切り札だ。
    やつらに渡るくらいならこの身を持って作動させよう。
    対魔神兵器開発部隊ゾーヤ、覚悟を決めろ。」
ゾーヤ「………任務了解しました。ザイ大尉、どうか生きて会いましょう。」

ザイ 「俺は魔導核爆弾を守れないと悟り起動した。
    戦略は間違いではなかったが、ゾーヤに引き金を引かせたのは…。
    どうかこの結末を変えてほしい。」

蛮族5体と魔神5体からの挟み撃ち、自軍には入らせてはならない状況。
とても厳しい戦闘になるがやるしかない。ラピスラズリを通じてアレクサンドラが話しかけてくる。
アレクサンドラ「万が一爆弾が起動しても私がアビスから即座に脱出させるから安心してね。
        もう一度やり直すことになるけど…。」

5/23


挟み撃ち且つ敵軍も大量におり、苦戦を強いられると思ったが、
再度ルミナリアのジオグラフ君が活躍、
シャロームはブレードスカートでひらりと躱し、カウンターし続けて大活躍し、無事防衛成功。

ザイがゾーヤの元へ向かう。
鋼鉄製の台座の前で白のリボンを握りしめ、祈るゾーヤ。
ザイ 「ゾーヤ、終わったぞ。俺たちは守りきれたんだ。」
ゾーヤ「良かった。私の見出した力はザイ大尉を殺さずに済んだのですね…。」
安堵の表情を浮かべるゾーヤ。

ザイ「助かったよ、あんたらのおかげでゾーヤを救うことができた。
   ぞろぞろ連れているが追憶の守り人だろ、
   俺はナイトメアで狙撃手だから他人より聡いつもりだ。
   こんな物では礼にはならないだろうが持って行ってくれ。
   あんたもマギスフィアを使ってるなら使えるだろう。」
そういってミリヤムにガンベルトを渡した。ザイの遺品だ。

【マギテックベルト】

当時の魔動機師の間で使われていたベルト。
装飾品:腰
マギスフィア(小)1つと弾丸を12発分収納、携行できる。


そしてザイはミリヤムに語り掛けた。
ザイ「そんな格好をしているがあんた女性だろ、
   かなり気を使っているようだが肩を使う歩き方をしていないからな。
   警戒はしないでくれ、あんたがそういう生き方なのか気になった、
   何か大切なモノを失ったからじゃないかと思ってな。
   どうかあんたは大切な人を誰よりも多く救ってくれ。
   俺は守れなかった、大切な人を何度も失うのは俺だけで良い。」
そういって立ち去り、ゾーヤも消えた。

ミリヤム「今度は救えただろ…。」

魔導核爆弾がアビスコアに。
魔導核爆弾を壊し、爆発に巻き込まれてアビスは消えて行った。

28日目の夜、アビスから脱出した我々は疲弊しきっているため湿地6で野営することに。
本日のお料理当番はOEC。
ルミナリア、ミリヤムアメジストが食材調達。
OECは疲れてるので上手く調理ができなかったようだが、美味しい料理が出来た。

野営時の睡眠、私は寝ないので無事だったが、ゼロまる君以外が魘されていた。
後に話を聞いたら、みんな夢を見ていたようだ。かつての守人たちの悪夢を見たらしい。
ザイに関わった女性が全て死に逝き、ザイが独り生き残る壮絶な夢を見たせいでゆっくり休めず魘されていたようだ。

30日目の朝、抜け道を使用して湿地4を超え、湿地5へ。

30日目の夜、湿地5の村に。
形見の櫛を手に入れていたので、形見の櫛を無くしたエルフさんにお渡しに。
その後、リイネスへ向かうことに。

31日目の朝、リイネスへ到着。
荒野に作られた開拓村、路線が合流する重要な拠点のため発展したらしい。
山岳と湿地の魔域攻略を報告した。

5/25 外伝3【ミートコープスパーティ ~Book of Shadows~】


リイネスに辿り着いた一行。
アメジストは早々に休みに行き、ルミナリアがエルフを探しに行ってしまった。
リイネス北門雪林エリアの門が騒がしい。
残った私とシャローム、OEC、ミリヤムで向かうことに。
門番に騒がしい理由を聞いてみると、
エルヤビビから凍原荒野雪林のルートでキャラバンが到着するので迎え入れる準備中だそうだ。
キマイラ・コカトリスを警戒してこのルートらしい。
そして目の前から馬車が来たが様子がおかしい。すごい腐臭がする…アンデット化しているようだ。
コープスコープスと戦闘。死体を操っており、エルヤビビからのキャラバンはミリヤムの同胞たちが乗っていたようだ。
ミリヤムは現実逃避しながら戦闘をしている…。
心苦しいがライトニングで黒焦げ、ファイアボールで火葬してあげた。

門番  「大浸食のすごい戦いでケガを負っている人たちを逃がしていたがこんなことになっていたとは…。」
大浸食から2か月以上経っているが未だ傷は癒えていないようだ。
ミリヤム「覚悟はしていたが…。」
同胞を手にかける悲しみがミリヤムを襲う。

先ほどの戦闘で私とミリヤムはアンデットの群れの奥にフードを被っている人を見かけていた。
エンレイ「あれは誰だったのかしら…。」
ミリヤム「あの身の丈、見覚えがある…。」
門番  「あんたら冒険者だろ?よければそのフードの奴、気になるから調べてくれ!」

依頼を受けたため、雪林1へ探索を始めた。
ミリヤムが木々の間からの視線に勘付いた。
奥に逃げていく影を追いかける。
OECがディテクト・フェイスで敵の信仰を暴いた。
不死の女王ツァイデスだ。ミリヤムが怒りを露わにしている。
敵は邪教の高司祭、青白い炎に包まれている。

再度戦闘、またミリヤムの同胞の死体がいる。
同胞1「ミリ…ヤ…ヤラナイヨ…」
同胞2「ミリヤム、ト…イッショニ…フロ…ハイッタナァ…」
同胞3「レウラ、ト…ダガシ…カイニキタノカイ…」
私の容赦ないドロー・アウトで行動を制限しつつ同胞を倒していく。
邪教の高司祭にかなり苦戦、ミリヤムの最後の一撃のダガーが後少しで届かない。
私のライトニングでナイフを加速させ後押しし、首を跳ね飛ばした。

が、死なない。首から下が移動し、跳ね飛んだ頭を掴んでいる。
高司祭 「ミリヤムがこんなに強くなったのは僕のおかげかな。」
ミリヤム「やっぱりお前…」
高司祭 「僕はこの炎がある限り死なない、また殺しに来てね。じゃ。」
そういって消え去って行った。

あの高司祭についてミリヤムは何か勘付いているようだが、結局何も分からず終わってしまった。

5/30 Revenge of Luminaria


リイネスの宿で休息。
みんなの寝顔を見ながら絵を描いていると窓からオーロラの光が差し込むのが見えた。
何度も体験し、慣れた独特の浮遊感に包まれた。これはシャローアビスだ。
仲間たちが起きてきた。アメジストはこんな中でも寝続けているようだ…
守人も目覚め、カティアが事情を説明してくれた。

カティア 「丘の上に数台のキャラバンが見えます。あれは私たちノマリ族のキャラバンです。
      この光景はおそらく私の大切な家族が殺された再現…。
      私だけが生き延びて、キャラウェイに助けられたと思い込んでいた。
      本当はキャラウェイはテラービーストに襲われた私たちを囮にしただけ…。
      テラービーストの名は、深き底の主と呼ばれています。」
ルミナリア「私さっきまで変な夢を見ていたの。それって腐ってる変な獣で合ってます?」
カティア 「そのテラービーストは人と同じレベルで会話をしていましたか?」
ルミナリア「うーん、喋れるやつだと思う。魔神語で喋ってきた。
      私の大切な祭壇を壊したと思ったらそれを取りに来たとか何とか。」
カティア 「それであれば間違いなく深き底の主でしょう。
      テラービーストは喋る能力はあるが、知能の低い生き物のはずです。
      交渉事ができるやつなんて、あの日に私たちを殺しに来たあいつとしか。」
ルミナリア「じゃあ私たち、仇討ちができるかな。」
カティア 「私は家族を助けたいです。皆さんお願いします。
      テラービーストはキャラウェイが居た方に現れるでしょう。
      キャラウェイを探し、魔神の軍団を倒してください。」

ルミナリア「みんな、個人的なことだけど付き合ってもらえるかな」
OEC    「魔域攻略~」
シャローム「迷惑かけてなかったことないもんな~」
ミリヤム 「今までもそうやってきただろう」
エンレイ 「みんなの問題はみんなで協力して解決しましょう」

寝たままのアメジストをレアリスに任せ、探索開始。
ミリヤム、シャローム、ルミナリアの探索チームがすぐにキャラウェイを見つけた。
キャラウェイは我々の方に向かって走ってくる。

キャラウェイ「死にたくなければ退け!あっちにはテラービーストが居るぞ!」
ルミナリア 「その魔神に用があったからここに来たの!悪いけどエルフ様退いてもらっていい?!」
キャラウェイ「本気なのか!?相手はかの有名な暗き底の主だ!今なら間に合う!共に逃げよう!」
ルミナリア 「エルフ様、後でお話し聞きたいけど、私は行くんで。」
軍団を退けて先に進む。

キャラウェイが現れた方向から黒い靄が立ち込めている。
ルミナリアは一度嗅いだことのある不快な腐臭に顔を顰めている。
我々は初めて見るその姿に恐怖する。
体を動かすと腐り落ちるがすぐに再生している。悍ましい牛の化け物だ。
シャロームとOECが恐怖で震え上がっている。

テラービースト「また会ったな、エンデルッツを作りし者よ。
        貴様は絶望を何万回も与えた者達と同じ女か。」
カティア   「もしかしてあの馬車で逃げている私たち家族に何万回もこの光景を?」
テラービーストは何も答えずに笑っていた。カティアは杖を構えた。

カティア 「こいつが私たちのキャラバンを滅ぼした仇、
      こいつを倒して私もルミナリアさんも救います。」
ルミナリア「救いってか一個ケリつけるためにやらなきゃだね!ビビってる二人も頑張って!お願い」
OEC    「えーん、きもいよー」
シャローム「あーきもいよー」

アレクサンドラ「ここからの戦いは本気を出さなければならない。この槍を渡す。」
シャロームが吹雪の魔槍・ミュラッカを受け取り、舞い踊っている。

カティアとルミナリアの因縁の戦いが始まる。

恐ろしい見た目の敵に苦戦しながらルミナリアの茨の鞭がテラービーストを切り裂いた。

テラービースト「これまで多くの絶望を吸ってきたのに…エンデルッt」
ルミナリア  「あんたの敗因はエルフじゃなかったことよ!!!」
テラービーストが何か言いかけたがルミナリアが叫んでかき消し、テラービーストは消えて行った。

カティア 「夢ではあるけど、救われた。ありがとう。」
カティアは腰帯を外し、OECとルミナリアに渡した。
カティア 「真実の私がキャラウェイを殺した時の腰帯です。これを使う私はここに居ません。
      価値は無いし、曰くのある物だけど、持って行ってね。」
OEC    「うん!」
ルミナリア「ありがとう、貰うね。」

古ノマリの腰帯

ノマリ族が身に着ける不思議な渦巻き模様の腰帯。


カティアがOECに対して語り掛ける。
カティア 「あなたが私のターバンと族長の杖を身に着けてくれたおかげで
      朧気ながら今を生きるノマリ族が私のことを肯定的に思っていること、
      私の杖がハルーラ神殿に祀られていることを知れました。
      私の想いをあなたが救ってくれた。あなたはハルーラ様が遣わした使者なのかもね。」
OEC    「うん、ノマリ族の人と仲良くしてるよ~」

カティアはルミナリアへも語り掛ける。
カティア「あなたの復讐はこれで終わり、私の復讐は自死で終わった。
     英雄殺しの汚名は背負い続ける。あなたにはこれからの人生が待っています。
     今回の件はきっと英雄として語られる物語になるでしょう。
     でも、もしかしたら復讐心に再び駆られるかもしれない。
     私のような救いのない復讐をするかもしれない。
     その時はこの腰帯を、私を思い出してください。
     復讐の末に迎えた結末を。これからもあなたたちにハルーラ様の導きを。」

そういってカティアは消えて行った。

アレクサンドラ「その内その槍は貴公のものになるだろう。その時は、どうか大切にしてやってくれ。」
アレクサンドラに槍を取り上げられたシャロームは悲しんでいた。

テラービーストが居たところにアビスコアが現れ、破壊してアビスを脱出した。

リイネスに戻ってくると私は絵を描いていた時に座っていた椅子の上で机に突っ伏していた。
外は暗く、31日目の夜になっていた。

アメジストは未だ眠っている。
とりあえずリイネスで情報収集。

ミリヤムが雪森情報を仕入れようとしたが高額を請求されて逃げ帰ってきた。

私はいつも通り守人情報を…やっと酒場で情報収集に成功した!!!

ザイ詳細

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300年前の<大破局>、蛮王と魔神により魔動機文明の崩壊を迎えた時代に、
最前線で戦い続けたナイトメアの男性。

偏見を持たない両親、そして婚約者ジュリエッタと共に幸せに暮らしていたが、
<大破局>により故郷は滅び、ジュリエッタを失う。
"慈愛と復讐の女神"ミリッツァに復讐の誓約(クエスト)を立て、
男性信者が身に着ける<復讐者の仮面>を身に着けた彼は、義勇兵として戦乱に身を投じる事になる。

終結後"壁の守人"に志願し、魔神との戦いに明け暮れる。
こうして英雄としての名声を高めていくが、
彼を慕う女性たちは次々に命を落としていったと言われる。
彼に狙撃手としての才能を見出した上官スミアは蛮族に殺され、
戦いに疲れた彼に安らぎを与えた聖女セシリアは魔神に殺害された事が、彼の伝承として残っている。

新兵器を輸送する魔動列車の護衛中、蛮族に襲われ、その兵器諸共爆死したと言われる。
復讐者の人生は158歳で終わりを告げた。

スミアが彼に贈った狙撃銃<イクイススカーモス>は、爆発と共に失ったとされるが、
とあるタビットの学者が当時の検証を行っているらしい。
==================================


エンレイ「ボスンハムンに居るトトルさんが遺品を調べているのね。いずれまた尋ねましょう。」

そしてミュラッカについてシャロームが調べた。
かつてリイネスでミュラッカを扱っていた冒険者の情報。
彼の名は元冒険者ウルシュマ、彼はディルドラケンの戦士で、
もう歳であることと、羽に矢を受けてしまい、リイネス郊外で余生を送っているらしい。
家の場所を教えてもらい、ウルシュマ邸へ。

シャローム「こんにちはー!」\ドカッ/
ウルシュマ「何だ無礼な奴だな」
外見で年齢の分かりづらいディルドラケンだが、ボロボロの身体で老体と分かる。
ウルシュマ「こんな老いぼれの住処を訪れるとは…槍が目的か?」
シャローム「おう、分かってるじゃねぇか。青い雪みてぇな槍だ。」
奥に透き通った色の槍が置かれてるのに気が付く。槍には旗が付いていた。
シャローム「それじゃん!」
ウルシュマ「この槍を望むなら3万ガメルで良いぞ。
      これはアレクサンドラや名も無き強者が受け継いだ槍だ。それだけの価値と受け継がれた想いがある。
      或いは…おめぇ態度はわりぃが旗手だな、この老いぼれも旗を掲げ、龍の咆哮で鼓舞していた。
      その実力を見せよ、コカトリスを倒してこい。そしたら渡さんでもない。」

ウルシュマの依頼

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荒野の開拓を邪魔するコカトリスを3体以上討伐してほしい。

【成功報酬】
 <遺品>ミュラッカ(戦旗槍加工)、★2
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シャローム「分かったぜ、元々コカトリスは全滅させる気だったしな!!」
ウルシュマ「なかなか血気盛んじゃないか、気に入った。」

ウルシュマさんの依頼を受けて我々は街に戻り、ギルドでもクエストを受けた。
魔域騒動で街がざわついている。
街の住人「邪教団だか奈落教だかのやつらが黒幕じゃないのか!?
     いい加減やつらをなんとかしないと!!!」
そうして新たなクエストも張り出されていた。

リイネス限定クエスト

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邪教団の討伐
荒野⑥の遺跡をアジトにしている邪教団とその首領を討伐してほしい。

【成功報酬】
 12000G、★2
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各都市への書簡
エルヤビビ、ボスンハムンにある冒険者ギルドに書簡を届けてほしい。

【成功報酬】
・エルヤビビ…8000G、★2
・ボスンハムン…8000G、★2

書簡を届け、リイネスの冒険者ギルドに報告する事で報酬を得られる。
==================================


一通りのやることを終え、宿屋に戻ってきた一行。
休息を取ろうと思ったが、目的を果たしたルミナリアが仲間たちに伝える。
ルミナリア「みんな、私の目的のために協力してくれてありがとう。
      私は一旦故郷に帰るけど、乗り掛かった舟だし、みんなの目的のために今後も付き合うよ。
      また来るから、待っててね。」
再び会うことを約束し、彼女は故郷へ帰って行った。

6/8 第五章【炎奏のアビス】


ルミナリアと別れた後、宿屋で休息し、32日目の朝。
コカトリス討伐のために荒野の探索、荒野3へ。
赤茶けてひび割れた地面が広がる。
幾つもの天幕が、周囲には武装した体格のよい男たちが集まっている。
彼らは武装保線作業員だ。OECは知ってる人が居るかも。
話しかけようと思ったが、魔物の群れとの遭遇。アンデットの群れだ。

真昼間に現れた謎のアンデットたちを無事倒した。

天幕が張られているところから見覚えのある人が出てきた。
武装保線作業員のナナシだ。
ナナシ「皆様ぁ、私たちの設営中に討伐してくれてありがとうございますぅ。
    えぇ、おーいし先輩じゃないですかぁ、ちゃんと仕事やってますかぁ?
    全然連絡来ないって聞いてますよぉ?」
OEC  「そっか~連絡してもいいのか~忘れてた~」
ナナシ「良かったらウチの天幕に寄って行きますぅ?」

ここは武装保線作業員の宿営地、安全に睡眠ができそうだ。
ナナシ「先輩、魔域攻略するんですよねぇ?でしたら事前に調べた情報教えられますよぉ」
OEC  「うんうん知りた~い」

荒野4に奈落の魔域があるらしい。
荒野の4はエリアが二つあり、大地と谷間がある。
大地の方に魔域があるとのこと。

ナナシ「ウチらも会ったことないけどぉ、荒野の主が荒野全域をナワバリにしてるんだぁ。
    ルートとして住処のある5から4、6、3、2、1、5とグルっと回ってるんだってぇ。
    後ぉ、奈落教って知ってますかぁ?
    荒野6に魔法文明時代の遺跡があってぇ、大量に人が集まってるみたいなんだぁ。
    奴隷商人とか出入りしているらしくてぇ、タチ悪いんだぁ。
    あそこに行った女性たちが二度と姿を現さないって聞きますしぃ、
    皆さん女性が多いから気を付けた方が良いですよぉ。
    後々ぉ、元々ここに居た武装保線作業員が全員死んじゃったんですよぉ。」
OEC  「なんでしんじゃんったの~?」
ナナシ「どうもキマイラに襲われたらしいんですよねぇ。そうだぁ、お願いがあるんですけどぉ」

【荒野③】クエスト

==================================
思い出の品の回収
キマイラに連れ去られた作業員の思い出の品を、
キマイラの巣(荒野⑤)から見つけてきてほしい。

【成功報酬】
 6000G、★2
==================================
コカトリスの縄張りの調査
コカトリスの縄張り(荒野②)を調査し、安全な抜け道を探し出してほしい。

【成功報酬】
 5000G、★1
==================================


と、ナナシからクエストを受けた。
そして宿営地での料理当番、本日は私。
エンレイ「この時のために巧みの指輪を買っていたのよ」
食材調達班はミリヤムだけ謎の肉を持ってきた。
エンレイ「料理も発明よ」
ちょっと頑張ってちゃんと美味しい料理ができた。
作業員の皆さんにも振る舞ってみんなで休息を取った。

32日目の夜
荒野2へ、迷路のような谷間に幾つもの石灰が。
まるで精巧に作られた人型を壊した形をしている。
ゼロまるがコカトリスの存在に気づいて教えてくれた!
コカトリス3体と戦闘

私のドロー・アウトでコカトリスを枯渇りすさせた。
一時ピンチだったがOECが大活躍。石化されずに無事コカトリスを討伐した。

コカトリスの縄張りを探索。
コカトリスの犠牲者のお金、4500ガメルを見つけた。
さらに私とミリヤムがコカトリスが入れない細い通り道を見つけた。
今後コカトリスに遭遇することなく通り抜けられるようになった。

33日目の朝
コカトリス討伐の報告をするためにリイネスへ戻る。
荒野3へ。クエストを受けていたコカトリスの縄張りの抜け道をナナシに教えてあげた。

33日目の夜
リイネスへとんぼ返り。コカトリス討伐の報告をしに、ウルシュマさんの家へ。
ウルシュマ「コカトリスを討伐した証拠は持ってきたか?」
シャローム「ああ、から揚げでいい?美味かったぞ」
ウルシュマ「いや、嘴持ってるだろ…いいだろう、槍を渡そう」
シャローム「この槍は知ってるが、この旗はなんだ?見たことねぇ旗だな」
ウルシュマ「儂が昔使ってた時に旗を勝手に付けた。お前も軍師みたいだから使えるだろ。
      その身のこなしならこの旗を使って身を隠すのもいいだろう」
シャローム「へぇ、そんな使い方もあるのかぁ。
      エンレイに渡したら返ってこないだろうから、しばらく俺が使ってるわ」
エンレイ 「シャロームが寝てる間にでも調査させてもらうわ」

ウルシュマ「軍師、お前も1か月後の作戦に参加するんだろう?」
シャローム「いや、俺は…」
ウルシュマ「何ぃ!?そんな実力があって参加しない訳ないだろ!
      元々儂も1か月後の戦場を最後にしようと思っていたが、
      その槍をやるんだ、別の形で支えるとしよう」

こうして古の守人の遺品【吹雪の魔槍・ミュラッカ】を手に入れた!

宿屋で休息。シャロームが寝ている隙にミュラッカを調査した。

吹雪の魔槍・ミュラッカ

==================================
<Bランク効果>
主動作で槍に刻まれた合言葉を唱え、直線状に槍から吹雪を巻き起こす。
「形状:貫通(射程2)」で「威力20+5」の水・氷属性の魔法ダメージを与える。
行使判定は命中判定で行い、対象は精神抵抗判定を行う。抵抗成功時は半減。
この効果を使用するとMP10点消費する。

<Aランク効果>
「威力20+5」から「威力30+8」水・氷属性の魔法ダメージに強化される。
追加で5点消費することで、範囲内の任意対象を除外可能。"
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34日目の朝
荒野3に戻ってきた。ナナシがトンテンカンしている。

34日目の夜
荒野2に足を踏み入れた瞬間、荒野の主 キマイラが現れた。

燃やして回して勝鬨してOECが死にかけたが何とか討伐できた。

35日目の朝
主討伐の報告をするため、またリイネスにとんぼ返り。荒野3へ。

35日目の夜
リイネスへ向かい、ギルドにてキマイラ討伐の報告をした。

6/15


宿屋で寝て、36日目の朝。
魔域へ向かうため、まずは荒野3へ。
魔物の群れに遭遇、動物の集団を葬り去った。

武装保線作業員のテントを借りて寝ることに。本日の料理担当はアメジスト。
みんなでたくさんの材料をかき集め、アメジストが美味しい料理を振る舞ってくれた。

36日目の夜
荒野2へ、特に何も起きず。

37日目の朝、荒野4へ。
シャローアビスから大量の魔神が溢れ出て来た。
魔神の大集団と戦闘。ライトニングの閃光が魔神達を貫いた。

そのまま魔域攻略へ。
魔域に入ると燃え盛る神殿に辿り着いた、そこにはザイと見知らぬ女性が。
ザイ「セシリア!このままではセシリアがまた瓦礫に埋もれてしまう!
   早くしないとこの神殿、崩れ落ちてしまう!」
彼女を助けるため、燃え盛る神殿の中で這いずる肉塊、シャバライ×4と戦闘。
崩れ落ちる神殿内で何とかセシリアを救出、急いで脱出した。

燃え上がる教会を見つめながらザイはセシリアを抱きしめ、我々に語り掛ける。
ザイ  「本当にありがとう、君たちのおかげでまた大事な人を助けられた」
セシリアが目を覚ます
セシリア「私は助かったのですね。ありがとうございます。
     私は太陽神の聖女、こうして誰かに、大切な人に救われるなんて…なんと幸福者でしょうか」

セシリアがザイの復讐者の仮面を外し、渡された。
セシリア「彼は復讐者である必要はありません。私や彼を愛する者にとって眩い太陽なのですから。
     ザイ、私は何処かの魔域でまた待っています。あなたの晴れ舞台、楽しみにしています」
徐々に消えていくセシリア、外殻域からの出口が出現した。

こうして古の守り人の遺品を手に入れた。 

復讐者の仮面

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女神ミリッツァに復讐を誓った男性信者が被る、女性の顔をした仮面。
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回復し、次の魔域へ。気が付くと美しい庭園に。ナナリィの腕に小さな籠が。中にはお菓子が入っている。
ナナリィ「そういうことね。ここ王宮の庭園、私が作ったお菓子を渡しに行くところだわ。
     この記憶はニィレム達、壁の守り人が初めて訪れた記憶。
     王宮で持て成すところだったの。この先にニィレムが居るわ。
     会えば魔域の出口を教えてくれると思うわ。行ってみましょ」

この入り組んだ庭園を進んでいかなければならない。
東には小動物がたくさんいる森が、南には花園が見える。
まずは庭師のいる花園へ、色とりどりの花々の花壇がある。
花壇の傍にしゃがみこんでいる老婆の庭師が。
老婆庭師「ナナリィ様、如何しましたか?守り人を探してるって?東屋で見ましたよ。
     ここから東に進めば会えると思いますが、途中にある噴水広場に衛兵が居るので、
     こんな時間にナナリィ様が出歩いてるのを見つけたら、戻されますよ」
ナナリィ「ありがとう婆や、お礼にこのお菓子をあげるわ」

衛兵たちを迂回するため、小動物がたくさんいる森へ。
リスや小鳥など、小動物たちは籠の中のお菓子に気づいている。
アメジストとOECが可愛い小動物にお菓子をあげようとしている。
アメジスト「可愛い小鳥たちにお菓子をあげたい!」
シャローム「馬鹿だなぁ、そんなことしたら自然で生きれなくなっちゃうじゃねぇか」
可愛い小動物の群れを抜け、東にさらに進む。

ここは鬱蒼とした森、古い樹木の中から染み出すようにドライアードが出てきた。
ドライアード「あ、ナナリィだ~またおかしくれるの~?くれないの?」
ナナリィ  「ええ、どうぞ、あげるわ」
ドライアード「え、やったーありがとー。
       こんな時間に出歩いてるということは衛兵避けてる?なら任せてぇ。
       どんな男も誘惑すればいちころなんだから」
ドライアードを連れて元の場所に戻り、南の噴水広場へ。

衛兵が見回りをしている。まだ見つかっていない。
ドライアードが衛兵を誘惑した。
ドライアード「ちょっとそこの衛兵さーん」
衛兵を呼び出し、魅了し、ドライアードと衛兵はどこかへ消えて行ってしまった。
これで奥に進むことができる。

さらに東へ、竪琴の音が大きくなる。歩みを進めると湖と東屋が。ニィレムが竪琴を奏でている。
ナナリィ「あなたが壁の守り人。演奏良かったわ、お菓子を作ってきたの。良かったらどうぞ」
ニィレム「ありがとう!よろしければあなた方も弾いてみませんか?共に音楽を奏でてみたいんだ。
     ナナリィさんにはよかったらこれを。
     この竪琴、ジャスミンが彫られているんですよ。貴女に似合うと思って」

そしてミリアムはアコーディオン、アメジストはバイオリン、
OECはリコーダー、シャロームがカスタネット、私はフルートを奏でることに。

ナナリィ「私、楽器を嗜んだことがないの」
ニィレムに手解きをみんなで受けた。

そして夜の演奏会が開かれる。
みんな上手で、とても賑やかな演奏になった。演奏が1曲終わると
ニィレム「こんなにも楽しい演奏は久しぶりでした。
     もう一度あなたと旋律を重ねることができて幸せですよ」
そう言って朗らかな笑顔と共にニィレムは月明かりに消えていく。
ナナリィ「あたしもよ…」

ナナリィ「この国を守った守り人は屈強な人なんだろうと思ってた。
     実際は甘くて優しくて、いつか壊れてしまいそうだった。
     そんな儚げな人がどうして守り人をしているのか、考えたら彼のことが頭から離れなくなったわ。
     ジャスミンの竪琴だったのはたまたま、私のこと第一王女と思ってなかったみたいだけど。
     それからこの竪琴を一生懸命練習したわ、彼ともう一度演奏するために…
     魔法より上手くなっちゃった。彼とは二度と演奏することは無かったけれど…」

ナナリィ「一番演奏が上手だったエンレイにこの竪琴差し上げるわ」

ジャスミンの竪琴

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ニィレムから貰った思い出深い竪琴。
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ナナリィ「この魔域はこれで終わりのようね、私の物語はそろそろ終わりを迎える気がするわ」
そう言ってナナリィと守り人たちは去って行った。
目の前にアビスコアが現れ、破壊してアビスを脱出した。

37日目の夜
疲弊しているため野営して休むことに。

38日目の朝、荒野6へ。
遺跡がある岩山、神殿のような岩山が彫り込まれているように作られている。
遺跡を調査するためにミリヤムが足を踏み入れる。
踏むと無数の矢が飛んでくる罠をミリヤムが見つけたようだ。
ミリヤムが罠のある床を全て発見し、作動させる床を避けて遺跡に入る。

誰かが居るのか火が灯されている。階段を降りると広間に。
広間には誰も居ないが中央に禍々しい気配のした乙女の彫像が。
シャロームは見覚えがあるようだ。
無数の蔦が絡まった姿、女の姿をした魔神、
シャロームが生まれた国で魔神の王として君臨していた存在だそうだ。

地下から何か話声が聞こえているようだ。ウルシラ地方で使われている方言のようだ。
シャロームだけが聞き取れたようだ。
???「もう間もなく精神が揃う、魔神降臨の像も完成した。
    依り代の女を生贄に捧げれば蘇る。俗物どもを一掃してくれようぞ」

扉はほんのわずかに開いていた。大勢の邪教徒とが居る。
その長の神官の演説に聞き入っている。
シャロームの先制攻撃で邪教徒たちをなぎ倒す!!!

集会をぶっ壊し、生きた人間は我々だけに。シャロームが探し求めていた人物はいない。
地下を調べると邪教徒の金品を見つけ、隠し扉から女性の声が。
シャローム「ここか!」
エルフ女性「嘘!?助かった!もしかして、シャロームさん?」
シャローム「ヴィルマはどこだ!」
エルフ女性「え?ヴィルマと会ってないんですか!?
      ヴィルマが助かったからここにシャロームさんが来たのでは?」
シャローム「お前、何を知っている?」
エルフ女性「私の名前はミュレーナ、パルアケで家族と暮らしていました
      数日前、ヴィルマがあの人たちの依り代に選ばれたと聞いて、
      たまに食料を運んでいる商人にお金を持たせてヴィルマを逃がしたのに!」
シャローム「商人の名は!?ヴィルマはどこに…」
ミュレーナ「商人の名前はドーレィさん、キャラバンらしいけど…」
シャローム「キャラバン?ノマリか!?」
ミュレーナ「いいえ、ノマリ族の人ではなかったわ。こんなところでも商魂逞しい人だった気が…
      そんなまさか!入れ違いだなんて!私たち邪教団に連れられて実験を受けていたんです…
      その結果みんな壊れちゃって…だけど、ヴィルマはシャロームが必ず助けてくれるって信じて耐えて…
      私もその話を聞いて堪えていたんです。あの子を助けたいと思って…たのに!」
周りを見渡すとミュレーナ以外は虚ろな目をした女性しか居ない。

ミュレーナ「すみませんが、どこかの都市までお送りいただけませんか?
      そうしましたら他の皆のことも助けるので…」
シャローム「いいだろう…勝手にしろ…」
ミュレーナ「照れながら好意を見せるのはヴィルマから聞いた通りだわ。ありがとう!」

そして急いでリイネスへ。荒野4、2、3を駆け抜ける。
日は三日過ぎ、40日目の昼、リイネスへ辿り着いた。

リイネスで噂話が聞こえる。
噂好き男性「この辺を騒がしている奴隷商人が捕まったらしいぜ。
      だけどよぉ、どうやら奴隷の一人だけ魔神に連れ去られたらしいぜ」
シャローム「遅かったか…ヴィルマはどこへ行ってしまったんだ!?」

そんな折、久しい声が聞こえてきた。
セレン「みんなひさしぶりー。ルミナリア居ない…良かった…。
    だったらちゃんと話できる気がする。
    奴隷商人捕まえて話聞いた。魔神達、北西に向かったって。
    峡湾ってところに魔神が大勢力を作ってるって聞いた。
    もしかしたらヴィルマって子はそこに居るかもしれない。
    ごめんシャローム、連れ去られた子がまさかシャロームの探し人だとは思わなかった…」

シャローム「ヴィルマは生きてるんだな」
セレン  「多分生きてる、きっと上手く魔神の手から逃れてるはず、信じよ」

こうして次の目的地が決まった。

7/6 第六章【救出のアビス】


装備を整えるため、街で買い物。
一際惹かれるリュックサックを見つける。
???   「何だお前、俺を買ってけ!良いこと起きるぞ」
エンレイ  「可愛い…」
こうしてインテリアニマルサックことにゃんたゃんを手に入れた。
エンレイ  「みんなが寝てる退屈な時間に話し相手として良いかもね」
にゃんたゃん「俺は役に立つんだぞー結構頭いいんだぞー」

ルミナリアが実家から帰ってきたようだ。
ルミナリア「ただいま~帰ってきたよ~パーティにエルフが増えたかな~~~」
シャローム「残念ながらリイネスで送り届けてきたところだ…」
そしてルミナリアの気配を感じたセレンさんはどっかに行ってしまったようだ。

ミリヤムは酒場で雪森の情報を仕入れて来たようだ。

雪森情報

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雪森の主は「レッドヘルム」
主は巣から滅多に動かないらしい。(雪森2)

また、”壁の守人”が詰める見張り台(雪森4)がある。

この雪森には、どこかに妖精郷への入り口たる門があり、
スカディが守っているという伝承がある。
妖精たちの道を通れば、わずかな日数で遠く離れた場所まで移動できるらしい。

”奈落の魔域”は古戦場(雪森3)にあり、脅威度は「10」と言われているが、
古い情報である為、変化している可能性もある。
また、古戦場付近はアンデッドが彷徨っている。
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噂好き男「おめぇら冬用装備はできてるのかい?」
どうやら上部の3つのエリアは通常のテントだと吹雪で壊れてしまうようだ。
雪山用のテントを買うように勧められた。防寒具を買い込み、みんな温泉と宿屋でゆっくり休んだ。

40日目の夜
峡湾を目指すためにイーサミエへ向かうため荒野3へ。
ナナシと一緒に知らないおじさんが居る。探検家マドマニさんに再び会った。
マドマニ 「やあやあやあまたあったねチミたち!
      奈落教の謎について調べてたのに終わってたんだよメソメソ…」
シャローム「奈落教の情報知ってるなら前会った時に教えろよ!!」
マドマニ 「なんと言われようと吾輩付いて行くからなあああああ!」

41日目の朝、湿地3へ。
付いて来ると言っていたのにマドマニさんはいつの間にか消えていた…。
湿地3はシダ植物に覆われて濃い霧に包まれている一歩ごとに不快な水音がする。
迷いの森に入ってしまったが、ゼロまるが道を教えてくれた。

41日目の夜、湿地4へ
浮島のような岩山が点在しており光る苔が付着している。
湿地の主グリーンセメタリーが居る。主戦闘!
アメジストが永遠に幻惑されて転倒していたが、なんとか倒した。

しかしここはグリーンセメタリーの巣窟、主ではない普通のグリーンセメタリーと戦闘!

7/13


前衛組がグリーンセメタリーを一瞬で倒した…。
グリーンセメタリーの巣窟を探索し、悪魔の血晶盤を手に入れた。

42日目の朝
湿地1へ。背の低い草が道を覆い隠しているが何の影響も無かった。
その草をかき分けて、シャロームが魔動機文明の宝物を見つけた。
シャローム「何だこれ?\バコンッ/」
いきなりシャロームが蹴り飛ばしたが、宝箱は頑丈で壊れなかった。
お宝を持ち帰ることにした。

42日目の夜
イーサミエに到着、みんな疲労していたのですぐに宿屋で休むことに。

43日目の朝
公安ギルドの航海士、ガザレナさんが1度だけタダで船に乗せてくれた。
いざ、クラーケン狩りへ。しかしいきなりの時化、私とゼロまるは大揺れの船に疲労した。

43日目の夜
時化はまだ続く…ゼロまる、ミリヤム、OEC、私が疲労した…。

44日目の朝
時化はまだまだ続く…ミリヤム、私が疲労した……。

44日目の夜
時化はまだまだまだ続く…ゼロまる、シャロームが疲労した………。

45日目の朝
順調な航海がやっとできた。

45日目の夜
時化を抜けたからか、良い海流に乗れた。

46日目の朝
また時化だ…しかし、みんな慣れたのか無事だった。

46日目の夜
ようやくボスンハムンの明かりが見えてきた。

47日目の朝
やっとボスンハムンに着いたが海域のクラーケンには会えなかった…。
目的を果たせず、日数を浪費してしまった…みんな疲れているので温泉へ。
そして酒場で情報収集、ミリヤムが高額を払って峡湾情報を仕入れてきた。

峡湾情報

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峡湾の主は「ラグナカング」
主の住処は魔動機文明時代の遺跡のひとつ(峡湾6)の様だ。

奥地にある雪山(峡湾5)には、白いグレータードラゴンが棲んでいたが、
<奈落の大侵蝕>以降その姿を見た者はいない。
詳しい話はボスンハムンから派遣された兵士がが詰める物見櫓(峡湾2)で聞くといいだろう。

”奈落の魔域”は魔動機文明の遺跡群(峡湾3)にあり、
脅威度は「9」と言われているが、古い情報である為、変化している可能性もある。
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私はボスンハムンに居るトトルさんのところを尋ねに。
タビット女性の変わり者の学者で有名な彼女のお家は一度来ていたのですぐに分かった。

トトル 「わっ!エンレイさん!久しぶり!そういえばエンレイさん凶弾の魔手ザイ様って知ってる!?
     この人、あたしが守人研究をする切っ掛けなんだけど!
     女性とのラブロマンスがたくさんある人なんだけどぉ、
     なんとザイ様の愛銃の在り処が分かったんですよぉ!
     でぇ~ここ私のムカつくポイントでぇ…
     義勇軍の教育係で恋人のスミアってメスが彼のために特注した
     永遠って名を冠する【イクイススカーモス】って銃があるんだけどぉ、
     この銃がどっかにあると思ってたのよ!
     歴史資料では魔導核爆弾で失われたってなってたけどぉ、
     ザイ様が自爆するはずないって思ってたの!
     そんな簡単にザイ様が屈するとは思わなかった訳ぇ、
     だから大浸食前に調べ直した訳よ!そしたらとうとう新しい情報を手に入れたの!
     魔神が奪って、ここボスンハムンに逃げて来たって情報があった訳ぇ。
     で、ボスンハムンには人の出入りが滅多にないところに強い魔神が居るのよ。
     そこにザイ様の銃が残ってる可能性が高いって思う訳、
     魔神如きがザイ様の銃を使える訳ない!推しのために頑張って取り戻してきて!
     もしも、その銃を見つけてくれたらエンレイのために1個頑張ろうと思っているわ…。」
エンレイ「ええ、分かったわ。遺品は私が必ず見つけ出すから。」
こうして古の守人の遺品情報を手に入れた。

そしてギルドでクエストを受けに。

ボスンハムン限定クエスト

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①オクスシルダへの物資輸送
オクスシルダの冒険者ギルドに物資を届ける

②トゥルヒダールへの護衛
鍛冶職人を護衛してほしい。達成まで鍛冶職人はついてくる。
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最後に航海で疲れ切った皆は宿屋で休息。

47日目の夜
保存食を買い込んで峡湾1へ。雪はあまり積もっていない。
凄く怒っている主、ラグナカングが現れた。
怒り狂った主は強そうだったのでボスンハムンへ一旦逃げ帰ることに。

48日目の昼
無事逃げ帰ったボスンハムンで特にすることも無く、再び休息。

48日目の夜
再度峡湾1へ。ノマリ族のキャラバンが現れた。
エルフがたくさんいるせいでルミナリアが暴れている…。
いつも通り宴会が始まる。
ミリヤムが料理当番だが食材が果実とキノコと珍味しか見つからなかった…。
得意な食材も無かったので上手に料理が出来なかったようだ…おつまみ程度の料理を振る舞ってくれた。
ノマリ族が用意してくれた今回のお酒はレプラカーンとメリアがよく飲むお酒だそうだ。
私でもすごく飲みやすく、みんな気持ちよくお酒を楽しんだ。

そして宴会の席でノマリ族の言い伝えを教えてもらった。

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雪竜の住処(峡湾⑤)には、
千年を超える歳月を生きた偉大なグレータードラゴンと、その仔竜ドラゴネットがいる。
その仔竜もまもなくレッサードラゴンへと進化するほどの年月を生きているらしい。
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49日目の朝、ノマリ族のキャラバンとお別れし、
峡湾2へ、灰色の岩山が広がり斜面に緑の木々が見える。
そこに足を踏み入れた瞬間、主が再度現れた!今度は怒ってはないようだ。
ラグナカングと戦闘!

7/20


強敵に苦戦しながら戦闘。最中、後衛側に透明な物体が割り込んできた!
後衛側にはルミナリアと私しかおらず、前衛組はラグナカングと戦闘していてこちらに気づいていない。
ルミナリアが不意打ちを喰らったが、何とか持ちこたえ、
私のライフ・デリバーで延命しつつ、前衛組がラグナカングをなんとか倒し、
すぐに気づいて下がって来てくれたシャロームと後から駆けつけてくれたアメジストに助けられ。事なきを得た。

戦闘後、落ち着いて峡湾2を見渡すと小さな物見櫓が見える。
そこにはボスンハムンの兵士が居た。
峡湾の奥地に居る魔神達や雪森側を監視しているようだ。
物見櫓へ向かうとアメジストが兵士に問いかける。

アメジスト「私たちが主と戦って大変な時に、アナタたちは何してたの!?」
兵士   「すみません…この拠点に負傷者が多くおり、それどころではなかったのです…」
アメジスト「そうだったの…それはごめんなさい…」
OEC    「じゃあ私が治してあげる~」
OECは負傷者を次々に回復していき、感謝されていた。

兵士   「ありがとう!君たちは主も倒して負傷者も治してくれて命の恩人だ!!」
シャローム「よー、こっちの方に攫われた女を見なかったか?」
兵士   「ああ、奥地に居る魔神達が何かを攫った現場を目撃して、
      止めようと思ったが返り討ちにあってしまったんだ…
      どうやら魔神達は峡湾6を根城にしているようだ。
      儀式しようとしているようで、こんなものを拾ったんだが…」
そう言われてナイトメアの角とリボンを見せられた。
シャローム「これは…間違いない…ヴィルマのリボンだ…」
兵士   「そうだってんなら今あそこに人が居るってことか!?魔神の群れの中に…
      それなら助けに行ってくれないか!本当なら我々が行くべきだが、この様だ…
      ラグナカングを倒したならやれるだろう」
シャローム「言われなくても助けに行くに決まってんだろ!!!」
鬼気迫る表情でシャロームは叫んでいた。仲間で協力して早くヴィルマを助けに行こう。

兵士「お、おう…頼んだぜ…ついででいいんだが雪龍の生死を確認するために竜の住処を探してみてくれないか?
   普段は雪龍が我々を守ってくれんだが、何かあったのかもしれない。
   雪龍は白いグレータードラゴンで峡湾5に住処があるんだが大浸食で死んでしまったのかもしれない…」

峡湾2専用クエスト

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【目的:人探し】ヴィルマの救出
ヴィルマが魔神の巣窟(峡湾⑥)にいる事が判明した。
今度こそ彼女を救うのだ。

【成功報酬】
 15000G、★2
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【峡湾②】雪竜の調査
雪竜の住処(峡湾⑤)を調査し、生死を確認、報告してほしい。

【成功報酬】
 10000G、★1
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依頼を受けて、拠点で安全に宿泊。今回の料理当番は渦中のシャローム。
だが、私以外食材を入手できなかった…。
大変な心境の中、シャロームは少ない食材で美味しい料理を作ってくれた。
長い戦闘を終えた我々は、やっと拠点にて休息した。

49日目の夜、峡湾4へ。高峰が聳え立っている。
奥から魔神の群れが襲い掛かってきた。集団戦だ。
特に苦戦せず楽々倒した。

50日目の朝、峡湾5へ。
鋭く尖った雪山で針葉樹に覆われている。
奥地に進んだためか吹雪に見舞われた。
アメジストだけ寒さに耐えられなかったようで、疲労していた。

雪龍の安否確認はせず、ヴィルマ救出ため突き進む前に野営を選択。
しかし、魔物に襲われてみんな寝れなかったようだ。

50日目の夜
次に備えて再度峡湾5で野営。しかし、再度魔物に襲われて寝れない…。

51日目の朝
ノマリ族のキャラバンが!これで休める。
宴会に参加してみんなぐっすり寝れたようだ。

8/3 Rescue of Shalom1


51日目の夜
シャローム決戦の地、峡湾6へ向かう…。
少し雪の積もった森を抜け、岬の遺跡に辿り着く。
ゴツゴツとした灰色の岩が剥き出し、
建物は簡素化されたものや魔動機時代の3階建ての石造りの建物が。
建物内を探索することに。誰も居ない、魔神の気配もない。

探索していると資料室が、資料が散乱している。
荒野の邪教団で見た像に関しての資料が出てきた。
この像は魔神エンデルッツらしい。

<魔神エンデルッツとは>

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宝珠を抱いた乙女に、無数のツタが絡まる様な姿をした魔神。
この乙女は奈落教が用意した元人間である。
この魔神の基となった贄の乙女は、どうやら妊娠していたらしい。
そのせいか魔神と一体化した後、本来のエンデルッツではありえない
『子を産む』という行為に執着していた様だ。
その結果、後の魔神都市の誕生に繋がる。

エンデルッツが固執していたのは『子を産む』事だけで、
産まれた個体のその後の事は我らや魔神たちに委ねていた。
故に実験や魔神達の戯れにより命を落とす者も多く、
死んだところでエンデルッツも咎める事は無かった。
だがある個体には特別目を掛けていた様だ。
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そして魔神都市についてという資料も発見した。

<魔神都市とは>

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贄の乙女が人であった時に住んでいた街を己が支配領域へと変えたもの。
魔神と人族が思想を共にし、魔神の庇護下に入るという我らの悲願の形でもある。

エンデルッツは街を支配下に置いたのち、そこで多くの子を成す事を望んだ。
それはエンデルッツ自身だけではなく、
支配下の魔神、人族、後に産まれたモノたちすべてに強いた。
こうして街が都市と呼べる程に成長し、魔神や人族、奴隷……
そして"魔神の落とし子"と呼ばれる穢れや
魔神の力を受け継いだ子たちで溢れかえる様になる。

しかし憎き冒険者どもの作戦にて、魔神都市は奪われる事となる。
また我らの生み出したエンデルッツは、単騎で現れたある騎手の双剣により、
宝珠を守る乙女は死に、核たる宝珠にも深い傷を負った。
奈落へと逃げ延びたエンデルッツは、乙女を失った悲しみと、
宝珠の修復の為にひと時の眠りに就かれた。我ら奈落教に後を託して。

次に目覚める時の為、新たな魔神都市、
そして我らの悲願を叶える"乙女"を探さねばならない。
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3階には祭壇があった、さらに奥に隠し扉が。
中には黒くてふわふわした漆黒の球体。
人ひとりが入れるくらいの規模、邪悪な感じは魔域と同等だ。

この先には強敵が待ち受けているのは明白、みんな覚悟を決めて足を踏み入れた。
暗紫色に覆われた街、穢れと腐臭で溢れている。
シャロームはここがどこか分かっているようだ。嫌そうな顔をしている。
シャロームだけに見えている魔力の霧があり、奥地に続いているようだ。
魔力の霧を頼りに奥地へ進む。
進むに連れて行く手を阻む人々が、虚ろな目で何かを言っている。
シャロームには分かるようだが、彼らが敵意を剥き出しなのは誰でも分かった。

サンドラ 「ここはお前たちの魔域だろう、お前たちが奥に進め、私たちが引き留めよう」
レアリス 「私を助けてくれた恩人のため、戦おう」
シャローム「わりぃな、後はよろしく頼む!」

最奥に辿り着くと、宝珠を抱えた少女が現れた。
シャローム「ヴィルマ!!!」
ヴィルマ?「其方か、会いたかったぞ。人の感覚としては数十年振りか、
      懐かしいという言葉が相応しいか。立派な成体となったものよ」
愛らしい見た目に反して尊大な喋り方をしている。明らかにヴィルマではない。

ヴィルマ?「我が名はエンデルッツ。魔神都市を支配せし者。
      宝珠のみの身体となってしまったが、相応しい体を手に入れた」

OEC    「女だったら誰でもいいのかー」

エンデルッツ「いいや、我はこの体を求めた。
       この乙女はお主、シャロームのために器を合わせた。
       この乙女は其方に対する支配欲、執念がある。故にこの体を選んだ。
       其方よ、我と交われ、其方は魔神の王に相応しい。
       其方と交わるための器をこうして選んだのだ。
       どうだ、我と共に魔神の王とならぬか。」
シャローム 「ふざけんじゃねぇぞ。ごちゃごちゃうるせぇ、その身体、返してもらうぞ!」

エンデルッツ「我がヴィルマであり、エンデルッツとなる。
       まあよい、返して欲しくば戦うがよい、其方の仲間を倒し、心も体も屈服させてもらうぞ」

魔神エンデルッツと戦闘。
しかし、我々の攻撃が全くエンデルッツ本体の宝珠に届かない…。
このままでは間に合わない…ヴィルマとエンデルッツが完全に融合してしまう。
窮地に立たされた中、シャロームは過去を思い出し、子守唄を歌い出した。

ヴィルマ? 「懐かしい…、一度しか聞かなかったけど…私だけの歌…」
宝珠を手から落として子守唄を聞いて安心して寝ている。
エンデルッツ「意思の結合が消えた!?」
シャローム 「今だ!攻めるぞ!」
全員で宝珠を削り、ルミナリアが補助し、シャロームが一気に攻め立てる!
シャローム「タゥトゥミの雷よ、刻は来た。共に憤怒を叫び、蒼天を焦がせ…!!」
ウコルニュッキの雷が宝珠を貫き、
シャローム「ミュラッカよ、その力を示せ!!!」
ミュラッカで宝珠を砕いた。

8/10 Rescue of Shalom2


エンデルッツ「我が死ぬ?そんな馬鹿な…最後に…ああ…一目…」
宝珠の力が消え、綺麗な石となった。

ヴィルマは子守唄を聴いて安心してゆっくり眠っている。
シャローム「全く、心配させやがって…綺麗な顔してるな」

守り人たちが現れる、魔神の群れを払ってくれたようだ。
レアリス 「シャローム、やったな!」
シャローム「おうよ、助かったよお前たち、ありがとな!」
レアリス 「いいってことよ、私はヴィルマに命を救われたからな。
      早く脱出して手当てをしてやりな」
シャローム「おう、帰るか…。こんなところに長いはしたくないからな」
ヴィルマの元に現れたアビスコアを壊して脱出した。

みんな疲れ果てているので休息の準備を始める。
OECがみんなの回復、シャロームは煎じた救命草と疲労回復薬をヴィルマに飲ませていた。
シャロームの献身的な看病により、ヴィルマはすぐに目を覚ました。
ヴィルマ 「シャロームだ、おはよう。ようやく会えたぁ。
      シャローム、聞こえたよ…子守唄。
      一度しか聴けなかったけどアタシしか知らない、アタシだけの歌。
      忘れる訳ない、懐かしい…」
シャローム「そんな恥ずかしいこと覚えられても困る…」
ヴィルマ 「私を目覚めさせてくれてありがとう。助けてくれるって信じてたよ。」
シャロームの胸の中でヴィルマはニッコリと微笑む。シャロームは強く抱きしめた。
シャローム「よかった…本当によかった…」

落ち着くとヴィルマは頭に手を伸ばし
ヴィルマ 「リボン無くなっちゃった。シャロームの一部をせっかく貰ったのに。
      あの時の魔神の襲撃で持ってかれちゃったのかな?」
シャローム「角なんかなくても大丈夫さ、すぐに生えてくるから\バキッ/ 俺もお前とお揃いだ」
そう言ってシャロームは自分の角を軽々と折った。
ヴィルマ 「シャロ!?そんなことしなくても…」
シャローム「角なんか無くしたって構わねぇって事さ」
ヴィルマ 「シャロは私のためにいつも頑張ってくれるよね…
      シャロの角は預かっておくね、もっと良いものにしようかな…」

休息の支度が終わるとシャロームとヴィルマが月明かりの下でみんなに見守られながら話している。
シャローム「悪いな、ヴィルマ」
ヴィルマ 「どうしたのシャローム」
シャローム「俺の爪は知ってるよな、そのためにこの地域を放って逃げ出す訳にはいかない。
      危険な旅かもしれねぇが、良かったら付いてきてくれねぇか。俺の夢の旅路によ。」
ヴィルマも改めて決意を口にする
ヴィルマ 「信じてたよ、やっぱりシャロームはその道を選ぶんだね。
      私にとって最高の冒険者として、そう言ってくれると思ってた。
      だから一緒に行こ、シャローム。
      ねぇ、シャローム。私、前に歳を取っちゃうから対等になれないって言ったの覚えてるかな」
シャローム「こんな感じの明るい月の中、そんなこと言ってたな」
ヴィルマ 「あのね、シャロームが助けてくれるって信じて待ってたのは苦じゃなかった。
      絶対来てくれるって自信があったから。だけど、助けに来たシャロームがアタシのために苦しんで、
      こんなにも傷ついて現れることが嬉しかったけど、辛かった。
      守られる存在じゃ、対等じゃないから、ダメ。
      物語だったらハッピーエンドかもしれないけど、
      それじゃいつかシャロームを失ってしまうって思ったの。
      改めて言わせて、今すぐは難しいけど、歳をとってしわくちゃのおばあちゃんになっても、
      対等に居続けるって決めたの。手を取り、共に肩を並べるパートナーとして一緒に居てください」
シャローム「あ、ああ。分かったよ。そう、そうだな。いつまでも、一緒に居ような」
目映い月明かりの下で二人は誓い合った。
ヴィルマ 「シャロームはこれからも生きてもらわなきゃね。
      私の子供や、孫、今後の子孫も見守ってもらわないと」

ヴィルマ「そういえばこれ!」
と言い、謎の銃を渡された。
エンレイ「それは!イクイススカーモス!トトルさんんが探していたものだわ。
     これで十分な遺品は集め終わったわ…。ありがとう、ヴィルマちゃん」

イクイススカーモス

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上官スミアから贈られた、精緻な装飾が施された狙撃銃。
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エンレイ「十分な遺品、シャローアビスで体験した守り人達の追憶の情景、
     これで素晴らしい書物を残すことができると思うわ。
     でも、まだ足りない。カワユのために私はもっと遺品を集めてこの書物を「完成」させる。
     何より私たちの冒険はまだ終わらない。この物語には続きがある。
     こんな中途半端な書物は書物と呼べないわ。私もまだみんなに付いて行くわ」

決意を新たに、再び冒険へ向かう一行であった。

8/17 第七章【守護のアビス】


52日目の朝、峡湾5へ向かう。
鋭く尖った雪山、針葉樹に覆われている。ここに龍の住処があるようだ。
ゼロまるとミリヤムが洞窟を見つけた、この先に居るのかもしれない。
中は真っ暗な洞窟、明かりをつけて進む。かなり狭くて足場が悪い。
不意に敵が現れたが、ゼロまるが気づいたようだ。アンフィスバエナ×3(6)と戦闘。

特に問題も無く、倒した。
戦闘中に投げたミリヤムの斧が奥に行ってしまったので、ミリヤムだけ奥へ取りに行き、
残った人たちは魔物の剥ぎ取りを行っていた。

しばらくすると斧を取りに行ったはずのミリヤムが黒焦げになって戻ってきた。
どうやらすっぽ抜けてしまった斧が奥に居たドラゴンに刺さってしまっていたようだ。

シャロームがミリヤムに反省を促すためにロープで括り付けて奥へ進んでいった。
奥は空洞、天井が無いため陽光が差し込んでいる。

雪龍「またお前か、さっきの斧を許してやろうと思うたが、
   また火炎を浴びたいのか?とっとと去れ。ん?人族が増えたな」
ドラゴン語が分かるOECが話しかけに行く。一応私もタングでドラゴン語が分かるようにした…。
OEC「お元気ですか~?調子はどうですか~?調子が悪いと昨今聞いておりますが~」
雪龍「ようやくドラゴネットの身体を抜け出してレッサードラゴンになったところよ。
   我は母を亡くしたばかりじゃ、母は魔神との戦いで相打ち、そんな中で元気も何もあるものか…
   母の遺志を継ぎ魔神共に戦いを挑むつもりだ」
OEC「お母さん亡くなったのは最近?じゃあ魔神はここにも攻めて来たのか」
雪龍「何だ興味あるのか?そうだな、大浸食が起きて以来ラグナカング、
   それに関する奈落教に与する人族共が結託し、我が母を殺した。奴らを滅ぼせねばらなない」
OEC「ラグナカング?そいつ倒したよ~」
雪龍「なんだと!?もう倒したというのか?確かに母は卑怯な手を喰らったからやられたから
   正面から戦えば勝てたと思うけどぉ…」

エンレイ(なんだか語彙が幼くなったな…レッサードラゴンになったばかりだからかしら…)
雪龍  「何はともあれ仇を取ってくれたことを感謝する。これを受け取るがいい。
     母龍の鱗だ、母もこれを汝らに渡すことは咎めないだろう。
     OEC、貴様にはこの竜の呼び鼓を渡そう。
     我が縄張りの峡湾であれば笛を吹けば汝らのもとに現れよう」
OEC   「ありがと~、じゃあ呼ぶときに名前が必要だね?りゅうさんの名前は?名前は?」
雪龍  「我に名は無い。好きに呼べ」
OEC   「んー、呼び名に困るからせっちゃんって呼ぶね!」
雪龍  「我、思ったより威厳が無いのだな!?」
そんなこんなで雪龍のせっちゃんが仲間になった。

52日目の夜、せっちゃんの背に乗って峡湾2の物見櫓がある拠点へ。
吹雪いていたが、龍の力かあまり影響はなかった。
OEC「お~い、戻ってきたよ~」
拠点の兵士たちはすごく驚いている。それはそうだ、銀の龍の背に乗って現れたのだから。

慌てる兵士たちを落ち着かせてクエストの報告を行う。
OEC   「お母さんが死んじゃて、せっちゃんはレッサードラゴンになりましたとさ」
兵士   「せっちゃん!?様子を見てきてくれと言ったが、こんなにフレンドリーになってるとは…
      母龍が死んだとはいえ、新たな雪龍が我々を守ってくれるなら安心だ。ありがとう。…おお!その娘は!」
シャローム「おう、ありがとな心配してくれて。お前らの情報で助けられたぜ」
兵士   「これで魔人の脅威にも怯えなくて済むんだな!本当にありがとう!
      改めて報酬だ、これで二人仲良く過ごしてくれや」

報告を終わらせた後、拠点で休息。本日の料理当番はOEC!
アメジストとシャロームがたくさん食材を持ってきた。
OECは得意の料理で腕を振るうが上手く行かなかったようだ。
それでも美味しい料理を振る舞えていた、さすが料理上手。

53日目の朝、峡湾3へ。
薄っすらと透き通った氷、ガラスの天蓋、大きな空洞、禍々しい球体のシャローアビスの気配を感じる。
ガラスの天蓋を調査することに。ミリヤムが天蓋に入る入口は鋼鉄製の跳ね上げ式で鍵がかかっている。
魔法によって施錠されているようだった。
ミリヤム 「魔法か~…」
シャローム「なんだぁ?どうした?」
と、シャロームが近づくとシャロームの足元のウコルニュッキが反応し、鍵が開いた。
ヴィルマ 「すごーい!シャロームが近づいただけで鍵が開いちゃった!」
シャローム「ま、まあな!すごいだろ!ハハハ!」
エンレイ (ウコルニュッキの力で開いたことに気づいてないみたいだけど、楽しそうだし、まあ言わなくていいか…)

入口を開けると地下へと続く螺旋階段だ、奥に進むとシャローアビスを発見した。
魔域に突入、外殻域へ。円形の広場に周囲に高い壁、観客席には人で埋まり、歓声でいっぱいだ。
それを見たサンドラが語る。
サンドラ「ここはアスィルムラート王国、イリーチナ護衛騎士選定協議会の会場よ。あそこを見ろ」
サンドラが指さした先には赤毛の美しい少女が居た。
サンドラ「イリーチナ・アバカロヴァ・ウラジミーリエ・シャルィーキン様だ」
侯爵令嬢が広場の奥で佇んでいる、その手前には王国騎士が行く手を阻んでいた。
サンドラ「これが選定協議会の内容だ、王国騎士の壁を潜り抜けるのだ。
     今回は貴公らが居る、余裕だろう」

王国騎士団と戦闘!思ったより弱そうだ、我々が強くなり過ぎただけだが。
王国騎士たちをなぎ倒してシャロームが勝鬨を上げると会場が震えるくらいに観客は湧き上がった。
ファンファーレが鳴り響く、祝福の歓声も上がった。

そしてサンドラはイリーチナの元へ、アレクサンドラは歓声に手を振りながら語る。
サンドラ 「こうして私はイリーチナ様の正式な騎士に認められたのだ。
      元々生まれた時より一緒に居たが、彼女は侯爵令嬢、私は彼女を守るために生まれた存在。
      ここで勝たなければ意味が無かった、一度しかない機会に必死に挑んだ。
      あの時は誇らしかった。これからも変わらず御傍に居られる…あの時はそう思ってた…」
広場の奥からイリーチナが駆け寄ってくる。
イリーチナ「おめでとうサーシャ!いえ、これからはアレクサンドラと呼ばなければいけませんね…」
彼女は嬉しさと寂しさが交わる表情だった。
イリーチナ「アレクサンドラ隊の皆様もよくぞ乗り越えました。今後もアレクサンドラと励みなさい。
      この後すぐに叙勲式を行うわ、貴族として公正に忠実な護衛騎士として扱います。
      友として過ごす日々は終わってしまいますね…では、アレクサンドラ…私は先に参ります」
イリーチナは寂しそうな表情のまま奥へと消えてってしまった。
サンドラ 「君たちは知っての通り、この後の私たちは姫と騎士として最期を迎えた…。
      さあ、ここでの物語は終わりだ。この先に進めばコアがあるだろう、気を抜くなよ…」

こうして外殻域を攻略した我々は次へ進むのであった。

8/24


外殻域は魔動機装置がたくさんの工房に辿り着いた。
魔域前の天蓋を抜けた先の本来の姿のようだ。
陽光差し込む天井、魔神が押し寄せてきている。
タウトゥミ「姉さん!僕は後どれくらい耐えれば良い!!」
チュミュエ「タウトゥミもう少しだけ耐えて!」
チュミュエは棺桶型の魔動機の端末に向かって操作している。
タウトゥミ「分かった!姉さんのところには行かせない!ずっと探していた…
      ようやくたどり着いた姉さんが亡くなる直前の魔域だ!絶対に勝つ!」

大量の魔神ジヌゥネと不気味な肉塊が魔法陣から召喚されている。
魔神掃討戦が始まる。

私のOECのエクスプロージョン、私のライトニング、シャロームのミュラッカで吹き飛ばした。
透明の魔神ゴードベルも出現していたようで、シャロームは気づいてくれたが、苦戦を強いられた。

9/7


なんとか耐え抜き、魔神の大群を葬った。
しかし、天蓋からまだまだ魔神が攻め寄せてくる。

チュミュエ「できた!タウトゥミ!これがテュータルよ!」
チュミュエが叫び、不意に人型の魔神殲滅兵器が目の前に現れ、
ビームで一閃、全ての魔神を一掃し尽くし、アビスコアが現れた。
空からゆっくり浮遊しながら降りてくるテュータルをチュミュエが抱きしめた。
タウトゥミは完成を喜んで泣いている。

タウトゥミが小声で私たちに語り掛けてくる。
タウトゥミ「姉さんは親父に認められるために守り人になってしまった。
      そんな姉さんを守るために僕も守り人になったが、
      僕一人では姉さんを守れなかった。完成したと同時に死んでしまったんだ。
      姉さんの死後、テュータルが成果を上げても親父は認めなかった。
      でも、このアビスのおかげで姉さんとこの先歩める未来が見えた気がしたよ。
      だから僕はアビスに救いを、姉さんを求めてしまったのかもな…。」

そしてチュミュエがこちらに近づいて来る。
チュミュエ「ミリヤムにはツィオネイと同じ匂いがするわ、
      妹と話すことは無かったけど私たちの遺志を継いでくれた良い子だとは知ってます。
      私もエルヤビビの家に帰りたかったら…しんみりしてごめんなさい。
      シャロームにはこれをあげるわ、これは無事完成へ導いてくれたあなた方にお礼よ」

そう言われ、シャロームは遺品である靴を渡された。

エアシューズ

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タウトゥミ愛用の魔動靴。弟を心配する、姉の愛情が込められた作品。
逃亡判定+2 1日1回、補助動作でMP10点消費しエアシューズを起動させる事で、
使用者と同じエリアに存在する味方キャラクター全員の回避+1の3Rボーナス補正。
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チュミュエ「シャローム、あなたは私がなりたかった姿そのものよ。
      あなたもナイトメアで大変だったろうに、
      私は成れなかった姿をテュータルに移すことしかできなかったわ。
      この靴は本当はタウトゥミにあげるはずだったけど、弟は戦わずに済みます。
      本当の私は気づかなかったけど、あの子がずっと手を差し伸べてくれてたのを気づいたから。
      囚われた心を救ってくれてありがとう。これからは私のテュータルが魔神を倒すわ」

そしてチュミュエはタウトゥミの手を引き、天蓋から去って行った。

アビスコアを破壊し、魔域を脱出した一行は魔域があった場所に
地下へ向かって深い縦穴があることに気づいた。さらに奥へ行けそうな気がする。

ミリヤム「探索はマカセロー」
ミリヤムが先行して探索をする。
地下へと続く道を見つけた先に小型魔動機の群れが居たが、とても弱かったためミリヤムが一掃した。
最奥に進むとものすごく大きい魔動機が在った。
全長50mはある100人は収容できそうな飛行要塞 ドラゴンフォートレスだった。
しかし、完成していないようだった。
どうやらチュミュエが亡くなったせいで開発が頓挫したようだ。
開発途中の残骸が転がっている。ミリヤムはそこからお金になりそうな物を頂き、
さらに残骸の中からレウラが使っていたような道具箱を発見したようだ。

探索を終え、53日目の夜。
OECがせっちゃんを呼び出して峡湾1へ。
ボスンハムンに戻り、疲弊した一行は十分な休息を取ることにした。

54日目の朝、イクイススカーモスを手に入れたため、トトルさんの家へ。
トトル 「ああエンレイ様!もしかして見つかった!?これがもしかしてザイ様の?オホホッホホホォ!!!
     ザイ様のウェヘヘッヘッヘッヘねぇみてみてみてみてみて!!!ここに紋章がある!これ義勇軍が使ってたやつ!
     ん?ここの装飾にさり気なく親愛なるザイ様へって書いてあるの見つけちゃったんだけど。
     この銃ってザイ様を狙ってた義勇軍の教官のクソメスが!!!
     カァアアアアアアアアア!!!許せない!もうええわ、この銃から漂うザイ様の匂いを感じて心を落ち着かせるわ。
     でもダメだ違うエンレイのためにこの話を言わなきゃ!
     しばらく銃は預けるけど私も研究するから後で貸してね!!!
     で、カワユとやり取りした時にナナリィが持ってたアングレカムの指輪について調べてて、
     ザイ様情報のついでに私も調べてて、やっっっとまとまったの!
     指輪は遠い昔に滅んだトゥリパリンナ皇国に受け継がれる指輪で皇国では見つからなかったんだけど、
     旅の守り人ナナリィが戦没した場所が怪しいと思って探したのよね。
     戦没地が伝わってなかったが、最近雪森にある古戦場という場所かもしれないと分かったの!
     そこでジャスミンの花が咲いてるのを見たと言ってる守り人が居たらしいわ。
     で、古戦場からナナリィの亡骸をパルアケに持って帰ったんだと思うわ。そこで指輪が消えたのかしら~。
     でも古戦場はアンデットが蔓延ってたからちゃんと操作されてないのよー。
     それが~雪森の3にありまぁぁぁす!
     アングレカムの花の名前だけど、その花を模した指輪がトゥリパリンナの伝承になっているのよ。
     トゥリパリンナは魔法文明から魔動機文明頭まであった国で、
     そこではメリア同士じゃなくてメリアと人間で婚姻していたらしいのよね~。
     でも長命種のメリアとだから人間と寿命が合わないのよ。いつか別れが来るのが普通だけど、
     皇族となった人間は全て長命種のメリアと同じくらい生きてたらしいんですよ。寿命を延ばす力があるのかしら?
     魔法文明時代の力を感じたりしない?カワユはユーシズの書物から知って私にコンタクトを取ったのかもね。
     長命種のカワユさんがなんでこれに興味持ったんだろー。」

エンレイ「いいえ、私たち姉妹は短命種よ」
トトル 「ええええええええ!まあカワユさんとは手紙でしかやり取りしてなかったけど…
     私の周りの短命種のメリアはワーキャー騒ぐメリアしかいないし…驚愕の事実!?
     長寿の秘密を探ってる…ってコト!?」
エンレイ「私たちの一族はちょっと特殊で…長寿の秘密を探っているのはそういうことになるわね…
     あの子、だから守り人の遺品を調べていたのね…今更そんな物、手に入れても遅いけど…」

とはいえ書物を完成させるために次の目的地が決まった。
宿屋で休む一行、私は新たに覚えたファミリアⅡでえんたゃんを成長させた。
そしてチュミュエから渡されたエアシューズはみんなで話し合った結果、私が装備することになった。
エンレイ「男物の靴を履くのね…」

9/14 第八章【家族のアビス】


54日目の夜
雪森へ向かうため峡湾1へ行き、放浪魔動機群に遭遇したが殲滅した。

55日目の朝
峡湾1から、せっちゃんを呼んで峡湾4へ。
また放浪魔動機群に遭遇したが殲滅した。

本日の野営飯、ルミナリアが作ってくれるようだ。
回復作業で疲れたOEC以外が大量の食材を集めてきた。
ドルイド特製そこそこ良い感じのご飯を振る舞ってくれた。

野営時に魔物の群れと遭遇。ヴィルマを攻撃してきた蛮族の集団をシャロームがなぎ倒した。

55日目の夜
寝れなかったため、再度野営することに。
ミリヤムの周りに妖精たちが集まってきた。

妖精   「人間のご飯食べてみたいークレー」
アメジスト「ルミナリアが作ってくれたご飯あげましょう」
妖精   「おいしー!代わりにみんなが寝てるときに守ってあげる!」

寝ない私は長い夜を妖精さんたちとおしゃべりして過ごした。

妖精   「雪森には小妖精がたくさんいるんだー。力弱き我々ですが、お手伝いできるかも!
      妖精になるほどの魔力が無いからあなたたちのお手伝いして妖精に成長するんだ!」
エンレイ 「じゃあ雪森に行ったらあなたたちのお仲間にまた守ってもらうわ、ありがとうね」

56日目の朝
妖精たちに見送られながら雪森5へ。
雪深い針葉樹の森、枝葉大きく昼間でも暗い、歩くだけでも苦労しそうだ。
歪な氷の彫刻が辺りに散らばっている。

また魔物の群れと遭遇したが、早々に退治した。

戦闘後、森の探索へ。この森は甘い匂いがする。スプリングフルーツの匂いだ。
自製するフルーツをゼロまる、ミリヤム、ルミナリアが見つけた。

56日目の夜
古戦場に向けて再度野営。特に何も起きず、無事みんな寝れたようだ。

57日目の朝
雪森3、古戦場へ。周囲には禍々しい瘴気に包まれている。
雪の下から骸がこちらを覗き込んでいる。頭上には覆う球体、シャローアビスが。

雪の下から骸が起き上がり、コープスコープスが死体を操り襲い掛かってきたが特に苦労もせず全滅させた。

またまた野営をしようとしたが、またまた魔物の群れに襲われ、寝れなかった。

57日目の夜
またまたまた野営することに、雪森の小妖精が現れ、無事寝れた。

58日目の朝
やっとシャローアビスへ、今回は外殻域が2層になっている。
突入すると何故かナナリィが居なくなっていた。

突入後、噴煙舞い散る火山に辿り着いた。ノマリ民族衣装の人たちが周りにたくさんいる。
中心にはハルーラの聖印、カティアと同じものを身に着けた老人が語っている。
老人「各々供物となる獲物を火山に捧げよ、汝らにハルーラの導きがあらんことを」
ノマリの人々は供物を捧げている。

カティア「かつて私たちの部族が行っていた長決めの儀式、ここには神獣として祀る存在がいます。
     神獣に認められ、極星に等しい輝きを持つと認められた者が長となるのです。
     当時幼かった私と両親が認められました。その時にハルーラ様の声を聴いてポーラスタッフを賜ったのです。
     この場に両親と私がいない…私たちがこの儀式を乗り越えるのが魔域突破になるのかもしれません。
     神獣は強き獣の肉を好みます、狩りに行きましょう」

一行は強き獣の肉を求め、火山の奥地へ。
強くなり過ぎた私たちは猛禽の群れを難なく倒して供物を手に入れた。

カティア「では、火山の頂上へ向かいましょう。
     資格無き者は火山の頂上に辿り着けないけど、皆様なら大丈夫でしょう」

険しい山道、火口が近づくにつれて蒸し暑くなってきた。
アメジストだけ暑さに耐えきれず、大分疲労してしまったようだ。

ようやく火口近くの祭儀上に辿り着いた。長である老人が語り掛ける。
老人「よくぞ辿り着いた。では、儀式を執り行う。祭壇に供物を捧げよ」
強き獣の肉を捧げ、老人が祝詞を唱えると火口から幻獣が現れた。

カティア「我らが神獣、クジャタ様です」

クジャタは祭壇に近づき、一瞬で供物を喰らった。
その後、カティアを見つめたかと思うと一つの赤い宝石を祭壇に添えた。
その宝石は極星の如く輝きを放っており、それをカティアは恭しく持ち上た。

カティア「神獣様、ありがとうございます」
老人  「二度もこの儀式を乗り越えて誇りに思うぞ」

やがて場面は変わり、ノマリのキャラバンの元に辿り着いた。
そこには男女の人影が見える。

男性の影「現実ではその夢は叶わなかったが、数千年の時を経て渡すことができる…」
女性の影「カティアと今を生きる友達にこの宝石をお渡しします。きっと役に立つでしょう、我らが生きた証を…」

こうして古の守り人の遺品を手に入れた。

クジャタの宝石

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ノマリ族が秘儀を行い、火山の守護者から賜る秘宝。
ポーラースタッフに力を与える宝石。妖精使いの宝石(炎Lv15相当)としても扱う。
ポーラースタッフと同時に装備した場合、物理、魔法ダメージ+2のボーナス修正。

1日1回、主動作で宝石に込められた炎の魔力を利用し、
妖精魔法(炎)Lv15【ファイアポート】を使用可能。
※≪魔法拡大/数≫使用不可、消費MPは1体Xで計算する。
この宝石を利用した魔法行使はプリースト技能で行い、特殊神聖魔法として扱う。
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人影が居たところに外殻域の出入り口が、次の外殻域へ向かう。

次は豪華な調度品が並べられた食卓が。
中央には大きなテーブルと、オイシソウナ料理が人分並べられている。
そこには銀色の髪の雪豹の少女のみがポツリと佇んでいた。

ツィオネイ「兄ー、いつになったら始まるー?父も母も姉も忙しい。私も忙しい。やらないなら帰っていい?」

ツィオネイの視線の先にはタウトゥミが

タウトゥミ「もしかしてこの魔域は食事会の時のか…
      ツィオネイ、もう少し待ってくれないか?今からみんな呼んでくるから…。
      これは両親と姉の仲を取り持とうと開いた食事会、妹のツィオネイしか来なかったんだ。
      だが、今度こそは!アビスだからできるはずだ!手伝ってくれないか!」

OEC    「何をすればいいんだ~?」

タウトゥミ「たしか親父は職場の執務室に、母さんは実家の自室に、姉さんは工房かな。
      そんなに遠くないからみんなを呼びに行こう!」

まずは父親のいる職場の執務室へ向かった。石造りの高い建物、ここの最上階に執務室が。

父トゥミ 「なんだ、タウトゥミか。仕事の邪魔をするな。私は新作発表会の準備で忙しい」
タウトゥミ「親父、今日は家族全員で集まって食事会って何か月も前から言ってるじゃないか。
      仕事手伝うからさ、来てくれよ。」
父トゥミ 「ならば、この仕事を手伝え。俺の後を継ぐために秘書として働いてみよ。早く終われば行ってやろう」

シャローム「こんなの簡単だろ」
シャロームがすぐに解決し、仕事を早々に終わらせた。

父トゥミ「思ったよりやれるじゃないか。ふむ、たまには顔を出そう」

次はお母さんの元へ。タウトゥミに案内されて実家の母親の自室に入るとリカントの女性が。

母トゥミ 「タウトゥミ!どうしましょう…今日身につけるドレスが仕立て屋から返ってこないのよ…。
      あのドレスじゃないとダメなのよ!仕立て屋さんを探してきて!」
タウトゥミ「家族の食事会ならそんなドレスじゃなくて良いだろ…」
母トゥミ 「ダメなのよ!あれはお父様に初めてお会いしたドレス、
      それにチュミュエにもあのドレスを素敵と言ってくれたのよ!この服しかないの!!!」
タウトゥミ「あー…彼女は姉にとって義理の母、
      親父は昔に人間の女性と大恋愛をして、その人は姉さんを産んですぐに死んでしまったんだ。
      だから親父は姉さんと不和があるんだ…」
母トゥミ 「何言ってるの!急いでドレスを取りに行って頂戴!お願い!」

ミリヤムが迷子になっていた仕立て屋を急いで探し出し、ドレスを持ってきた。

ミリヤム 「持ってきたぞ」
母トゥミ 「嬉しいわ…このドレスでチュミュエとたくさんお話ししたいわ♪」

次はチュミュエの工房へ向かう。

9/21 Railway of OEC


一度訪れた小さな家、立派な防犯魔動機が待ち構えている。
エンレイ「ここにくるといつも戦闘ね…」
防犯魔動機をシャロームが貫き、アメジストが焼いて倒した。

チュミュエが家から顔出してきた
チュミュエ「ごめんなさい…模擬戦闘データを取るために出してたところなので…
      せっかくなので皆さんの戦闘データを取らせていただきました!」
OEC    「妹さんがお家で待ってますよ~」
チュミュエ「また世界が変わったなと思ったらそういうことだったんですね。
      今の私ならお父様と和解できるかも!
      ちょっと待ってね、このデータまとめてお父様のところに向かうから」

タウトゥミ「この後、食事会に集まってもぎこちない空気になってしまうんだ。
      話すためのきっかけが欲しいんだ、みんな協力してくれ!!!」

食事会に集まった我々は特技を活かして場を盛り上げることに
OEC    「美味しい料理を作るよ!!!」
エンレイ 「魔動機文明時代の方たちの技術には劣るけど、私の発明品どうかしら?」
ルミナリア「私のエルフ像!皆さんにどうぞどうぞ!!」
シャローム「アメジストの冒険譚を話すか…」

食事会はなかなか良い雰囲気になり…

ツィオネイ「姉、最近の作品教えて」
チュミュエ「これよ」
先ほど我々と戦闘したデータを父トゥミに渡す。
ツィオネイ「父、これ見て、悪くないと思う」
父トゥミ 「フン、あんな外装が使える訳ないだろ!」とデータを突き返す。
チュミュェの顔が曇る
父トゥミ 「我々が使う魔動機はみんなで力を合わせて作っている。
      一人でやるな、名も知らぬ多くの者が部品一つ一つに関わって作られていることを覚えて奥が良い」
母トゥミ 「これはお父様なりのアドバイスよ、滅多にないわね!」
チュミュエの顔が明るくなった。
チュミュエ「私、頑張るわ!ありがとうお母様…」

和やかな食事会が終わり、あらかじめ呼んでいた写真家に写真を撮ってもらい解散。
タウトゥミ「1回で溝が埋まるとは思わないけど、こうして写真が撮れるほど冷え切った関係ではなくなった。
      ありがとう、良い夢を見させてもらったよ。今までよりずっとマシになった気がするよ」
そう言いつつ、撮影した写真が入ったロケットを差し出す。
タウトゥミ「今日の記念だ、夢になるけど、あなたたちと頑張った事実は消えない」

古の守り人の遺品を頂いた。

家族写真のロケット

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タウトゥミの家族の写真が入ったロケットの首飾り。
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こうして外殻域を攻略し、中央域へ。
暗闇が広がる、竪琴の音に合わせて歌う声が聞こえる。
???「それでは語りましょう、かつて栄えた皇国トゥリパリンナ。その皇女の物語。
    しかし、ここはシャローアビス。部隊の役者で如何様にも変わるだろう。
    雪に埋もれた物語を蘇らせてあげて」

気が付くと雪深い森の中、人族と魔神の争いの渦中だ。
人族が殆ど倒れているのが分かる。
そこに、赤髪のメリアと瀕死の少年が居た。

ナナリィ 「ヌーリッキ、なんで私を助けてくれるのよ…」

少年は弱弱しい声で喋る。

ヌーリッキ「王女様…いいんですよ…もう自分を許してあげてください…
      誰もあなたを恨んでないですから…僕も、ニィレムさんもあなたをたすけ…」

少年の意識が消えかけている中、魔神が押し寄せてくる。

ヴィルマ 「シャローム!この人相当危険な状態!私がこの人を治療するわ!なるべく早くこの戦闘を終わらせて!」

魔神マハティガとの戦闘!OECのフォースとアメジストの攻撃がマハティガの頭部を貫いた。
魔神達を倒して静寂が、ヴィルマの応急処置によりヌーリッキは意識を戻す。

ヌーリッキ「皇女様!ご無事だったのですね!!」
ナナリィ 「ヌーリッキ…どうしてこんな死を彷徨った直後で笑えるの…私を恨んでもいいのに…」
ヌーリッキ「恨む訳ないじゃないですか!あなたの選択で国が滅んだと思い込んで…
      第一皇女の責任は重い、でも僕たちはその苦しみをほんの少しでも無くせれば…
      分け隔てなく接してくれた皇女様に尽くすと決めたから。
      それに僕たちの守り人の長のニィレムさんも同じです。
      自分の選択で苦しんでいて、二人とも一人で背負いすぎです!僕たちを信じて!!!
      …………すみません、語り過ぎました。また立て直しましょう?
      あなたのために付いて行きますから」

少年らしい笑顔が風景の中に溶け込む。
その跡地にジャスミンの気が、ジャスミンの木の近くに共に旅をしてきたナナリィがいた。

ナナリィ「これがあなた達が紡いでくれたアタシの物語。本当の私は一人で戦い、ここで樹木に還った。
     ヌーリッキを救えず、錯乱していてヌーリッキが理解できなかったの。
     あんなこと言うなんて…この木がジャスミンの木になるなんて…」

ジャスミンの木の枝葉を触りながらナナリィは語る。

ナナリィ「私のために戦って。私を守って。そう言って戦場に送り出したけど、帰って来なかった。
     だからみんな恨んでる、でもヌーリッキは違った。
     それが守り人達の本当の願いなら私は…
     アングレカムの花に私の祈りが届くことがあったかもね…
     あなた達が見せた別の可能性、雪に埋もれた祈りに辿り着けたわ、ありがとう…
     エンレイ、この指輪をあなたに…
     メリアが人と共に生き、人と心を通い合わせ、メリアが死ぬまで生き続ける秘宝、
     魔法王トゥリパリンナ皇、人間の伴侶と生きるため、お母様に譲られたときそういうことかと…
     あなたは短命種で意味ないかも、聡明なあなたは古き魔法を解読して、長き時代を生きるかもしれないわね」

アングレカムの指輪

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ニィレムへ贈られる事のなかった誓いの指輪。
花言葉は「いつまでもあなたと一緒」
==================================


ナナリィはさらにアメジストにも語り掛ける。

ナナリィ「あなたは大聖樹の盾を持っているのね。これは私がこの戦場に向かう前にスカディに頼んで作った盾。
     妖精たちと仲良くなったあなたなら、スカディに会えるでしょう。魔神を討つための助けになると思うわ。」

ナナリィ「………これで私の物語は本当に終わり。さあ、お行きなさい」

こうして中央域を攻略、アビスコアを破壊し、魔域を脱出した。

魔域を脱出すると、OECが通信をし始めた。
OEC  「もしもし~、ヤルノ~?」
ヤルノ 「おお!連絡すること覚えててくれたんだな!」
OEC  「うん~、今ね~雪森にいるの~ここの魔域壊したとこ~」
ヤルノ 「え?雪森に?本当かい!まさかこんな偶然が、今ちょうどそちらに向かってるんだ!」

ヤルノが列車に乗ってこちらに向かって来た。

ヤルノ 「会えてよかった!全然連絡くれないから各地の情報で予測してここまで来たんだ!
     列車を通すための最終確認も兼ねてね、ナナシもいるよ!
     魔域もなくなったならオクスシルダまで行けるよ!」
OEC  「邪魔な主もなんとかするよ~」
ヤルノ 「これだけの実績があれば鉄道ギルド員として正式に推薦できる!
    ひと月当たりの基本給は1万ガメルだ!出来高でさらに貰えるぞ!
    この後もエルヤビビ、ボスンハムンにも伸ばす計画がある。
    だから君が職について一人で生きて行けるようになれるなら良いことだ!
    鉄道ギルドには色んな人たちがいる。僕がいなくても一人で生きて行けるはずだよ!」
OEC  「そっか~、人の寿命は短いからね…それはそれとして森林も救ってあげよう」
ヤルノ 「三角州が邪魔なんだよね…君はすぐ働く?この旅が終わるまで待つ?」
OEC  「とりあえず戦争とかあるから手伝ったり、仲間が故郷帰るの手伝うから~」
ヤルノ 「おお!君はいつもあまりなにもしてないってグダグダしているのに、
     君の意思でやる気を出したんだね!じゃあ、僕はクルツホルムで待ってるよ」
OEC   「また何かあったら連絡するね~」

9/28 第九章【帰省のアビス】


58日目の夜
魔域で疲れ果てた一行は休息することに。
本日の料理当番は私!OECとアメジストの珍味まみれの食材のみ!
エンレイ「珍味料理を発明するわ!」
なんとか美味しく食べれる料理ができた。
エンレイ「この食材で作れるなんて…私、料理の才能があるかもしれないわ」

野営中、みんなが魘されている。恐ろしい夢を見ているようだ。
アメジスト、ルミナリア、ミリヤムは悪夢でも寝れたようだった。

59日目の朝
雪森2へ、動物の声もしない静寂に包まれている。
妖精の魔力を感じたアメジスト、危機を察知し、敵の不意打ちを避けた。
雪森の主、熊だ!が、今の我々の敵ではない。すぐに倒した。

主を倒した後に、ノマリ族のキャラバンが現れた。
キャラバンにノマリ族がいてルミナリアが大はしゃぎしている。

ノマリ族「魔法文明時代から生きながらえていたとんでもない熊だったはずですけど!
     みなさんお強いですね!」

主との戦闘で特に疲れていなかったため、ノマリの方々とはお別れし、森の中を調査。
熊が隠れていた岩場を調査したアメジストの妖精が銀色のティアラを見つけた。
このティアラがどういう代物か、OECは分かったようだ。
いくつもの小さな宝石が飾られており、魔力を込めることで力を発揮するらしい。
これは人の作ったものではなく、妖精のためのティアラのようだ。

59日目の夜
雪森5へ、マドマニにまた会った。
マドマニ「君たち、まさかスカディを見つけたのか!?
     …なんだ、まだ会ってないのだね。この神秘を探るのは吾輩の使命であると…」

マドマニの長話が続く。

シャローム「こいつに価値は無さそうだな、今すぐ消えろ…」
マドマニ 「消える?消えることは簡単だがね…」

マドマニは透明になった。だが、シャロームには聴こえている。
シャロームがミュラッカをマドマニの顔面に突き立てた。

マドマニ 「なんで私が見えてるのかね!きみ!?」
シャローム「見えねぇけど分かるんだよ、まあこれぐらいで勘弁してやる」

マドマニ 「いやはや…悪かったよ…スカディのいる場所と言えば
      妖精に認められた者しか妖精郷の入口が見えないんだよ」
シャローム「おっさんじゃあ無理だな」
マドマニ 「なにを言っている、私はフェアリーテイマーだぞ?
      いやぁ、全く困ったもんだね。南から下がってきたが見つけられなかった。北部か東部かねぇ…」

そんな会話をしつつ、野営をすることに。野営中、強烈な臭いがする。
ミリヤムは嫌な予感がし、空を見上げ、強烈な臭いを放つ魔神が遠くから近づいてくることに気づいた。
急いでみんなを起こし、あまりにも強そうな敵なため、急いで雪森2へ逃げ出した。

60日目の朝
雪森2にはノマリ族がまだ滞在していた。ゆっくり休ませてもらうことに。
宴会だ!みんなで気持ちよくお酒を飲んで休めた。
宴会中にノマリ族の言い伝えを教わった。

<ノマリの言い伝え>

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大昔、妖精姫ムーンライトプリンセスの力を求めた王が、
彼女の持つ<妖精姫のティアラ>を盗ませた。
しかし盗んだ者は赤い大熊によって殺され、
ティアラは誰の手にも渡らず、帰ることなく雪に消えた。
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60日目の夜
再度雪森5へ、強烈な臭いを放つ魔神は消えたようだ。
猛烈な大吹雪に見舞われたが、防寒具のおかげで何ともなかった。
森を探索し、スプリングフルーツをゼロまるがたくさん見つけた。

61日目の朝
雪森6へ、雪に覆われた静かな森。
また猛吹雪に見舞われ、前回より強く、みんな寒そうにしている…疲労してしまったようだ。

吹雪後に探索。ここはただの森に見えるが、妖精使いのアメジストが気づく。
樹木と氷が絡み合ったアーチに嵌るように氷の大扉があることに気づいたらしい。
フェアリーグラスを貸してもらい見せてもらった。

氷の大扉へ近づくと氷の槍が飛んできた!
アメジストがすぐに気づき、全員避けれた。
扉の前に吹雪のドレスを纏った綺麗な女性が現れた。
綺麗な女性「人の子らよ、ここに来てはならぬ。ここは妖精卿の通り道。
      我は守護者、スカディ。足を踏み入れるなら戦わねばならぬ」

強そうなのでもちろん戦う気はないが、アメジストの持っている盾に気づいた。

スカディ 「その盾、勇士ナーナレイアの物では?なぜか分からぬが、ナーナレイアの気も感じる…
      その槍も…そなたらを信じても良いか。人の子らよ、我に何を求める」
アメジスト「この盾、魔力が失われているんです。直していただけませんか?」
スカディ 「よかろう、ナーナレイアの盾…懐かしいな。私が魔力を入れた盾だ…
      長い時を経て、魔力が無くなってしまったのか…であれば、直す代わりに頼みたいことがある。
      妖精女王の後継者、妖精姫が何者かに攫われた。私はここから動けない。
      近頃不死の蒼き炎を纏った者もうろついておる。
      妖精姫のティアラがあれば居場所が分かるが…いずこに…」
アメジスト「ティアラって…これ?どうぞ!」
スカディ 「これは姫様のティアラだ!人の子よ、感謝する…これで姫の場所が分かる!」

一筋の光が凍原エリアの奥地を射す。

スカディ 「そこに妖精姫がいるようだ、人の子らに感謝。礼としてこのブローチをやろう」

六花のブローチ

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雪森6の「自由行動フェイズ」で使用することで<妖精の抜け道>を使用可。
使用時、即座に「精神抵抗:目標値20」を行う。
PC全員が成功すると即座に移動可能。
1人でも失敗した場合は道に迷い、次の時間帯に進む。
その場合は次の時間帯の自由行動で失敗者のみ再判定を行い、
全員成功するまで脱出不可となる。
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スカディ 「このブローチがあれば幻獣が使用している妖精の通り道が使える。
      人が通る道ではない、出れなくなるかもしれぬ。
      これでようやく妖精姫を救える…が、先ほども申した通り私は動けない。
      すまないが、妖精姫を救出してくれないか?もちろん盾は今すぐ直そう」

妖精姫の救出依頼を受け、盾を貸し、スカディが魔力を込めると白い光を放ち、本来の力を取り戻した。
ティアラも姫を探すために渡された。

【雪森⑥】妖精姫の救出

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ティアラが指し示す東の方向に姫がいるはずだ。姫を救出してほしい。

【成功報酬】
 ???
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マドマニ「う~ん…ようやく妖精卿に辿り着いたが、中に入れそうにない…
     吾輩はスカディ君とお話しするとしよう!では諸君、さらばだ!」

61日目の夜
オクスシルダに到着!
コルガナ最北端の奈落の壁がある最前基地だ。
要塞都市で壁の守り人が駐在している。
アルフレイム大陸の冒険者ギルドの本部。
周辺では魔神との戦いが激しい、我々と同レベルの者たちがたくさんいる。

冒険者ギルドで報告、OECは鉄道を開通させ終わったヤルノに会って改めて報酬を貰ってた。

ギルドで新たにクエストを受注した

オクスシルダクエスト

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南部との補給線の復旧
クルツホルム-オクスシルダ間に存在する”奈落の魔域”を攻略してほしい。

【成功報酬】
 18000G、★3

【対象】
エリア1平原、エリア4湿地、エリア7雪森
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東部との補給線の復旧
トゥルヒダール-オクスシルダ間に存在する”奈落の魔域”を攻略してほしい。

【成功報酬】
 15000G、★2

【対象】
エリア3山岳、エリア5荒野、エリア7雪森
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魔神殲滅作戦への参加
計画されている、魔神に対する大規模な反攻作戦への参加を募っている。
作戦は「経過日数:71~77日」の間に実行される。魔神たちとの戦いに勝利せよ。

【成功報酬】
 20000G、★5
 ※冒険の目的「傭兵」との報酬とは別に支払われる。
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ダークドワーフの招へい
イグニダイト加工をオクスシルダで行える様、
トゥルヒダールから職人を招聘してほしい。

【成功報酬】
・18000G、★2
・オクスシルダでの「イグニダイト加工」の解禁 
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10/5


オクスシルダで情報収集

凍原

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凍原の主は「コロッサス:ポーン」
魔法文明時代、自然を自在に操る力を持つ魔法王によって築かれた
氷結砦(凍原6)を拠点として、周囲を彷徨っている。

”壁の守人”がオクスシルダ周辺(凍原4)に監視哨を築き、
魔神の巣窟(凍原2)で戦い続けている。

”奈落の魔域”はコロッサスの墓場(凍原5)にある。
脅威度は「11」だが、古い情報の為、変化している可能性もある。
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62日目の昼
凍原4へ、ここは冷え切っており命の芽吹きを感じられない。
オクスシルダから出ると凍り付いた平原に同鉄の城壁に囲まれた監視哨が。
魔神を迎撃するために作られているが、現在は魔神の動向を確認しているようだ。
目の前がホワイトアウトする、吹雪が轟々と吹雪いている。

吹雪が強いため監視哨へお邪魔しに。
ルンフォの番兵「君たちなにをしているんだね。冒険者か?ん?ミリヤムか?お前エルヤビビの守り人では?」
ミリヤム   「修行の旅中です」
ルンフォの番兵「二年振りだなぁ、中に入るがいいさ。
        ここに来たということは故郷に帰るのか、オクスシルダの作戦に参加するかだろうな」
ミリヤム   「リョウホウダナ」
ルンフォの番兵「ミリヤム、そういえばコロッサスポーンが動き出したのを知ってるか?」
ミリヤム   「噂には」
ルンフォの番兵「ミリヤムがどこ通ったか知らんが、凍原の主の移動経路を教えてやるよ。
        基本逆時計回りで凍原を移動しているらしい。
        氷結砦に行く用もあるのか?それならついでに調べてきてほしいことがあるんだ」

凍原4クエスト

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凍原に発生している奈落の魔域の脅威度の調査、
及び凍原2、5、6にて現地調査を行ってほしい。

【成功報酬】
 15000G、★1
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魔動機文明時代、コロッサスを倒すべく特殊な兵器が造られたらしい。
凍原5のコロッサスの残骸を調査し、
対コロッサス兵器がないか確認してほしい。

【成功報酬】
 15000G、★1
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やることを終えた一行は監視哨でまったりお休み。

62日目の夜
凍原5へ、先ほど聞いたばかりの凍原の主、コロッサスポーンと遭遇してしまった!

10/12


コロッサスと激闘を繰り広げ、全員が全力を尽くし、格上の相手をなんとか倒した。

10/19 Returning home of Miriam


凍原5にて辺りを見回すと破壊されたコロッサスが無数に転がっている。
我々が倒して新たに1体増えた…。
山のように小高いコロッサスの山の上に球体が。シャローアビスだ。
みんな疲れ切っていたので野営することに。
だが、魔神の大集団に襲われる。MPが無いので何もできない…。
仲間たちに頑張ってもらい倒した。魔神の脅威は去ったので、無事みんなはゆっくり寝れた。

63日目の朝
凍原2へ。凍り付いた平原、忌まわしい姿の魔神がたくさんいる。ここは魔神の巣窟だ。
再度魔神の大集団に襲われるも、昨夜何もできなかったのでここぞとばかりに私の魔法で魔神の群れを一掃した。

その後、魔神が大量発生しているこの場所を調査。
凍原6、1、3の方向からマドマニ、守り人見習い偵察兵、旅の守り人が現れた。

旅の守り人 「魔神の群れが倒されている…」
OEC     「もう私たちで倒しちゃったよ~」
見習い偵察兵「そんな実力者がここに!?」
旅の守り人 「いきなりすみません、私はヒスイ・アゲート。旅の守り人をしている者です」
OEC     「そうなんだ~ところでなんでここは魔神がたくさん出てくるのか知ってる~?」
ヒスイ   「どこから魔神が出てきているのかはまだ調査ができていません…。
       エルヤビビから脱出している人がここで毎回大変な目にあっているようです」

ミリヤム「エルヤビビから…脱出?」
ヒスイ 「ええ、元々エルヤビビに駐在している守り人が全滅してしまい、あそこには100人残ってるかどうか…
     あなたはシャドウということはエルヤビビの守り人?
     大浸食の時、エルヤビビに居なかったでしょ。だったらあなたの目で見るといいわ。
     よかったら私たちもエルヤビビに行きたいわ、同行させていただけるかしら」

ルミナリア「このおじさんも来るの?」
シャローム「そっちの守り人たちはいいけど、こいつはいらねぇよ」
マドマニ 「なんだねその扱いは!スカディとの話が終わってようやくこっちに来たのに…ブツブツ」

そんなこんなで大所帯でエルヤビビを目指すことになった。

63日目の夜
凍原1へ。見渡す限り真っ白に凍りついた平原に枯れ木が佇んでいる。
ここに辿り着くとマドマニが二人に増えていた!?

??? 「兄者!?ようやく会えましたぞ!」
マドマニ「おお!我が弟、マドマーじゃないか!」
マドマー「こんなところで何を?氷結砦に行くのではなかったのですか!?」
マドマニ「いやなに、ちょっと疲れたのでエルヤビビの温泉でゆっくりしようと思ってな…」
マドマー「そうでしたか、それでは私もご一緒しましょう!」

また仲間が増え、エルヤビビは目前。
不穏な雰囲気が漂うエルヤビビに向けて、凍原1で野営することに。
本日の料理当番はアメジスト!大人数でたくさんの食材を取ってきて作った料理は
過去一番に美味しい感動的な料理だった!全員が絶賛する絶品料理を堪能した。

64日目の朝
とうとうエルヤビビへ。
ミリヤム「懐かしき故郷に戻ってこれた」
1年のほとんどが雪に覆われている街。魔動機文明に栄えた温泉街がある。
しかし、ミリヤムの思い出とは違う風景のようだ。いつも除雪されている通りが雪まみれ。
人が住んでいる民家もがら空きだ。

??? 「もしかしてミリヤム!?」
ミリヤム「この声は!?母ちゃん!」
ミリマム「どうも皆さん。ミリヤムの母、ミリマムです。
     皆さんもしかしてウチの娘と旅を?ウチの娘がいつもご迷惑おかけしてすみません…」
ミリヤム「母ちゃん恥ずかしいからやめてくれ…」
ミリマム「こんなにもミリヤムに友達が!嬉しいわぁ。皆さん寒いですから家に来てください!」

ミリヤムの実家にお邪魔することになった。

ミリマム「皆さんどうぞ、温かい飲み物です。さて、何から話そうかしらね…
     レウラちゃんは相変わらず温泉宿やってるわよ」
ミリヤム「だいぶ前に会ったよ、帰ってくるなって言われたけど」
ミリマム「まあそうなの…そうよね…エルヤビビはお父さんが総力を結集してこの街を守ったけど、
     多くの守り人が亡くなったわ…蘇生もしたけど皆、戦う意思が消えてしまったわ…
     それほどまでに大浸食の戦いは壮絶だったわ。
     この街を守る人がいなくなっちゃったから見切りをつけてみんなどんどん引っ越してるわ。
     それに合わせて守り人だった人も付いて行って、殆どいなくなっちゃったの。
     お母さんもね、この大浸食でたまたま生きていたから残って戦ってるけど、戦える人は殆どいないわ。
     お父さんはね、大浸食の時に死んでしまったわ。でも、この街の契約で蘇生を受け入れ、
     今はケガを治すのに全力よ!後、10日ほどってとこかしら!
     ミリヤム、あなたはどうする?お母さんはこのままここにいて欲しいと願ってるわ。
     この街を守れる人は殆どいないから…。だからあなたにも力を貸して欲しいの。
     それにね、最後かもしれないこの時を、一緒に長く過ごしたいわ。
     でもね、逃げてもいいのよ、この街に刻まれた契約をあなたはしていないのだから。
     だからレウラちゃんは帰ってくるなって言ったのかもしれないわね…」

ミリヤム「お父さんには顔見せるけど、残らない。ここの仲間と共に魔神殲滅作戦に参加するよ。
     エルヤビビも守るんだ。それが終わったら帰ってくる。期待して待っててくれよ」
ミリマム「もう!お父さんと同じこと言うなんて、血は争えないわね!
     お父さんもね、早く復帰してオクスシルダの魔神殲滅作戦で魔神をぶっ倒すって、
     ミリヤムの帰る場所を守るって言ってたわ!それなら…
     誇り高きシャドウの子、ミリヤム。エルヤビビ、コルガナを守護するためオクスシルダに向かいなさい」
     
こうしてミリヤムの決意をみんなで聞いた。心強い仲間たちと共に魔神殲滅作戦へ向かう。

ミリマム「あ、ちなみにお父さんは男湯にいるから会えないわよ~」

ミリヤムの実家を出て、クエストを受けたり情報収集をしたり…

エルヤビビクエスト

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<魔動機師の道具箱>の入手
老朽化した温泉施設の魔動機類を補修したい。
峡湾に魔動機文明時代の遺跡がいくつかあり、
そこにかつての魔動機師が使っていたメンテナンス道具が残っているかもしれない。

【成功報酬】
 15000G、★2
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各都市への書簡
オクスシルダ、クルツホルムにある冒険者ギルドに書簡を届けてほしい。

【成功報酬】
・オクスシルダ…8000G、★2
・クルツホルム…10000G、★2

書簡を届け、エルヤビビの冒険者ギルドに報告する事で報酬を得られる。
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どうやらここにはツィオネイの末裔がいるらしい。
まあ、もう分かってはいるが…。

レウラ 「そう!何を隠そう私がツィオネイの末裔よ!
     …って、あ!ミリヤム!本当に帰ってきちゃったの!?誰もいないんだから帰って来なくていいって言ったのに
     ミリヤム帰って来たらこの街に縛られて自由に旅できなくなるかもよ?
     だったら帰って来ない方が良いよ。でも帰ってきたなら仕方ないか…
     ところであなたたちがタウトゥミさんの遺志を継ぐ者ってことで良いわよね?」
ミリヤム「アビスシャード割ったら出てくるが?」
レウラ 「いや…それは…心の準備が…
     それはさておき!ちょっと待ってて!渡すものがあるから!」

レウラの自宅でもある温泉施設に駆け込み、しばらく待つと棺を持って帰ってきた。

レウラ 「重い~…でも今までメンテナンスしてたんだからね!ミリヤムこれ知ってる?
     テュータルの棺って言うみたい。テュータルはチュミュエさんが作った人型破壊兵器だけど、
     この棺はその人型魔動機を納めていた棺。これを私たちの一族はずっと守ってきたの。
     タウトゥミさんの遺志を継ぐ者が帰ってきたときに渡すために。
     この棺はメンテナンス器具だけど、残念ながらテュータルが使える訳ではないわ」

シャローム「なんだ、ただのゴミじゃねぇか」
レウラ  「失礼な!これがタウトゥミさんの残した遺品なのよ~」
エンレイ 「遺品…持って行きましょう」

こうしてタウトゥミ最後の遺品を手に入れた。

テュータルの棺

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チュミュエが製作した対魔神戦用人型魔動機を収納した、棺型魔動具。
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レウラ 「そうだ!ミリヤムさぁ、旅してる間に魔動機士の魔導箱って拾ってたりしない?
     機材壊しちゃって治すのに必要なんだよね」
ミリヤム「そういえばそんなの拾ったな」
レウラ 「ミリヤム使わないでしょ、それちょうだい!」
ミリヤム「魔動機術勉強したけどなぁ…」
レウラ 「どうせターゲットサイトくらいしかできないんでしょ!これだから戦闘職は…」
ミリヤム「はい…すみません…」
レウラ 「ありがと~これで温泉施設のメンテナンスができるわ!気が向いたら温泉入ってね~」

11/9 第十章【祝福のアビス】


宿屋で休み、65日目の夜。
ルミナリアが居ない、エルフでも見つけたのだろうか…。

ミリマムに見送られながら凍原踏破のために再び凍原へ。

凍原1、魔神と戦い続ける熟練の壁の守り人が現れた。
若いレプラカーンの男、名をゼオルート・ラ・ギアスというらしい。

ゼオルート「君達こんなところにいるということは同業者かな?」
シャローム「いや、ちょっと観光にな!」
ゼオルート「こんな大変な時期に観光だなんて…」
シャローム「エルヤビビ温泉が有名って聞いたから…」
ゼオルート「僕もオクスシルダに戻ろうとしている。君達も来るかい?」
OEC    「凍原6ルートで良ければ~」
ゼオルート「氷雪砦に行くのかい?あそこ何かしらの儀式が行われているとか、
      胡散臭い話が出ているしな。僕も行くか。
      氷雪砦の奥は魔法の力で調べられないようになってるから、
      そんな悪いことになってないと思うんだよね。
      とはいえ僕は妖精の力が全然働かないから僕は専門外でね…。
      真語の使い手であれば…そのファミリアを見る感じ、高位の魔術師か?」
エンレイ 「まあそれなりに」
ゼオルート「であれば突破できるかもな、氷雪砦の全貌が見れるかも!楽しみだ」

65日目の朝、凍原2へ。魔神が湧いて出てくる!が熟練の壁の守り人が何とかしてくれた。
こんな場所で野営をすることに。本日の料理担当はミリヤム。地元料理を振る舞ってくれた!
食事後、休もうとしたところ激しい吹雪が!テントに避難し、寒い中、なんとかやり過ごした。

66日目の夜、凍原6へ。雪に覆われた平原の果て、氷を纏った砦が見える。
砦周りを探索、地下の階段をミリヤムが見つける。
そこではアメジストが妖精を拒む力が働いていることに気が付いた。
どうやらここでは妖精の力を行使できないようだ。

地下を進もうとすると、会談が凍り付いている。
偵察として先に降りたミリヤム。
先行したミリヤムが戦闘している声がする!
しかし、シャローム以外は降りるのに一苦労…。
私とOECとアメジストにフライヤーを唱えてびゅーんとひとっとび。
ミリヤムの元へ駆け付けるとフォスファースフィア3体が居た!近づくまで苦戦したが無事倒せた。

さらに降りる階段がある。人が生活していた痕跡もある。
まずは今いるフロアの探索。ミリヤムが壁に丁寧に隠した手帳を見つけた。
ポエムが書かれている。
「僕が死んで、殺されて、君の世界にどんな変化がおこったのか。それを想像して楽しんでいる」
「君は、僕の為に一生苦しんでくれるのか。その美しい顔を僕の為に歪ませてほしい」
「僕のことを忘れていてもいい。忘れるということは、それだけの衝撃だったってことだから」
「吹っ切れたと思った頃に、僕が現れたらどうなるだろう。ああ、その瞬間を、永遠に、残したい。」
一体誰が書き残したのだろう。誰も思い当たる者はいない。考えてもしょうがない、先に進むことにした。

さらに下へ続く階段へ。
この階段は氷が無い。誰かが使用しているのか?
降りると大扉が、ミリヤムが調べると鍵がかけられていることに気づく。
魔法の扉のようでスカウト技能では無理のようだ。
私の魔法で鍵をこじ開けた。高位の魔術師が必要なのはこういうことだったようだ。

中に入ると巨大な氷の球体が浮かんでいる。
無数の黒い鎖に繋ぎ止められて固定されている。
輝く羽を持つ美しい金髪の子が中に閉じ込められている。
妖精を統べるもの、ムーンライトプリンセスだ。アレクサンドラと瓜二つだ。
妖精姫のティアラが金色に輝き氷に吸い込まれていく。
瞬く間に氷が蒸発、ムーンライトプリンセスがふわりと目の前に。

シャローム「なんでアレクと似てるんだ?」
ムンプリ 「アレクサンドラ様をご存じ?」
シャローム「ほれ、アレクの愛用武器やぞ」
ムンプリ 「アレクサンドラ様のお話はスカサハ様に聞いただけで分からないの…ごめんなさい。
      私を救ってくださった皆様にぜひお礼をさせて頂きたい力を失っているので
      後ほど妖精卿に立ち寄ってください」
ムーンライトプリンセスはティアラに込められた残りの魔力を使い、泡となって消えた。

11/30


66日目の朝、凍原5へ。コロッサスの残骸の上にあるシャローアビスへ。

中に入ると、秋の紅葉が美しい山の中、紅葉に囲まれた森の広場。
目の前を金の髪を愛らしいリボンで結った幼女が走り去っていく。
幼女「お薬の花、どこ~?早く見つけなきゃ!」
そういって東側に走り去っていった。

サンドラ「あれは幼き頃の私の姿だ。そうか、私の幼い頃、イリーチナ様が突然の高熱で倒れた状況か。
     当時、高熱に侵されていたイリーチナ様は魔法でも何をしても回復しなかったんだ。
     水の妖精が生み出す特別な薬花に一縷の望みを賭けて探していたのだ。
     侯爵が配下を使い、探しに行ったが私も居ても立っても居られず、
     妖精が住む山まで単独で探しに出ていたのだ。結果的に見つけられず、配下が見つけた。
     高熱に長く侵されたせいかイリーチナ様は左耳の聴力を失ってしまった…
     私が早く見つけていれば…花を見つければ魔域の出口が現れるだろう、付き合ってくれるか?」
OEC   「もちろんさ~、ところでお花はどんな特徴なの?」
サンドラ「白い花で水辺に咲く花だ」
OEC   「じゃあ水の音を探そ~う」

一行はまず少女が元々居た方面の西へ向かった。
木こりが切り株に座っている。

木こり「おう、なんだおめぇら。何か欲しい物でもあんのか?
    この木を加工して渡すくらいなら出来るがよォ」
OEC  「薬花について何か知ってる~?」
木こり「花?鼻については分からんが、東側にある洞窟、
    その奥にある泉に咲いてあるのはあるな。めちゃ綺麗な花だ。
    行くのはいいが、最近嵐があって落石が多い、気を付けるんだなァ!」

薬花の情報を手に入れ、来た道を戻り幼女が走り去っていった東へ。
森に囲まれた丘の麓に小さな洞窟を見つけた。そこに入り込む少女を目撃する。
OEC    「そこの女の子~危ないよ~岩がゴロゴロしてるって~」
子サンドラ「え?なに?おねえ…おにいさん?どっちだろ?」
OEC    「岩石岩石、危ないんだってそこ~」
子サンドラ「そうなの?」
OEC    「歴戦のスカウト能力を持っているこの人と一緒に行こ~」
ミリヤム 「………………」
子サンドラ「おにい…おねえさん?どっちだろ?うーん、みんな強そうだから付いてく~」

子サンドラを連れて洞窟へ向かう。ほんのわずかな水たまりの傍らに水の妖精が倒れている。
アメジストは倒れている妖精が水の妖精ウィリだと気づく。
ウィリ「助けて…滝が枯れてしまって力が出ないの…お願い…滝を戻して…水の力さえ戻れば…なんでもするわ…」
南側に滝が枯れてしまう原因があるようなので向かうことに。

洞窟を出て来た道を戻り、南側へ。一行は茨が群生している森にいつの間にか足を踏み入れていた。
崖の亀裂から小川が森に流れていたようだが、崖から落ちて来た岩が遮っている。
岩の上にはティルグリスが乗っている。まずティルグリスを退かさないとダメそうだ。
シャイニングスポットを放ち、ティルグリスを吹き飛ばした。
ゆっくり岩の撤去作業を皆で行い…66日目の夜に。

岩の撤去を終わらせ泉に戻ってきた。
満たされた泉に浸かり、ウィリは元気になっていた。

ウィリ「ありがとう!これでまた踊ることができるわ!」

そういってウィリが泉の上でステップを踏むと泉の周りに花畑が咲き誇る。

ウィリ  「これは私からのお礼よ、感謝の気持ち受け取って!」
子サンドラ「これお薬のお花!」
OEC    「よかったねぇ」
子サンドラ「これでイリーチナ様を助けられる!」
不意に花吹雪が舞い散り、気が付くと我々は王者の寝台の前に。

イリーチナ「ありがとうサーシャ、あなたのおかげで元気になったわ。
      やっぱりあなたは私の騎士なのね。サーシャあのね、これあげる、指出して。
      もしもサーシャが危なくなったらこの笛を吹いて。今度は私がサーシャを助けに行くの」

幼い指には大きすぎる指輪がサンドラの指に嵌められる。
そして、お互い屈託のない笑みで笑い合い、光となって消え、中央域への道が出現した。

中央域へ進むと、純白を基調とした小さな部屋へ。豪奢な化粧台、男性物の純白な正装服などがある。
ザイ  「この服は俺たちの街で使われていた結婚式衣装だ………セシリア!なぜここに!?」
セシリア「覚えてますか?アビスで救ってくれた時、あなたの晴れ舞台で待っていますと言いました。
     もうお分かりかと思いますが、ザイの故郷ティダン神殿でジュリエッタ様と愛を誓う日です。
     あなたが魔域に捕われ続けているのは死んでも消えない後悔が生まれたから。
     だから私たちを救ってくれた恩を返すために、ここに来たのです」

さらに二人の女性が現れる、ザイに纏わる記憶で出て来たスミアとゾーヤだ。
スミア「義勇軍が蛮族を抑えよう、魔域の核を君達が倒せ、これは君達にしかできないことだ」
ゾーヤ「ザイ大尉はもっと重要な任務です。ここは私達が押さえておきます。
    ジュリエッタさんを幸せにするために…これは命令です!
    そんな物騒な服や武器は要りませーん!着替えてくださーい!」

ザイ「当時平和になって戦う術を無くした人族は抵抗するすべなく死んでいった。
   俺も背中を引き裂かれてたが…あの時、生き残ったのは俺だけだ。
   頼む!魔神を倒し、俺の結婚式を…ジュリエッタを守ってくれ!」

純白の姿になったザイ、彼に見送られ、我々は大破局始まりの日へと向かう。

神殿の外で蛮族魔神と戦闘。大地が轟、空が割れる。
黒い大きな帯が空を覆い、海も荒れ狂っている。
蛮族の集団が押し寄せる、これがディアボリックトライアングル。
スミアが義勇軍に号令をかける。

スミア「では行こう。この日がなんて事のない、ただの幸せな日になるように」

大量の軍勢に押されながらも義勇軍が蛮族をなぎ倒していく。
我々は魔神ケルベロスと対峙した。
過去の災厄、目の前の強敵に恐れながらも全員で全力を出し切り、
最後にOECのゴッドブローがケルベロスを吹き飛ばした。

大地の震動も止まり、波も収まり、空も青空。
なんと清々しい世界だろうか。

セシリア「皆さんこちらに居ましたか!さあ、正面扉にご案内します!」
ゾーヤ 「戦いが終わってもまだまだ仕事はあります!結婚式始まりますよ!」
ゾーヤからお花を渡された。

ザイと女性の二人、神殿の階段を下る。
集まった皆、思い思いの言葉をかける。
渡された花もたくさん空に放ち、ふわふわと舞い散り、幻想的な風景に。

ザイ    「ありがとう。アビスで結婚式をッスるとは思わなかったが、あの時の誓いを果たせた。
       彼女を幸せにするさ。俺の心を救ってくれた君達とあの三人には感謝しきれない」
ジュリエッタ「ザイ!やっと結婚できたね!あなた達が来てくれたおかげ…本当に幸せ!
       これからあなた達に向けてブーケを投げるから受け取ってね!」
エンレイ  「あれ、遺品ね…結婚には興味ないけど、私が頂くわ」

ザイとジュリエッタ、二人でブーケトス。そのブーケを私が頂いた。

ザイ「武運を祈っている」
そういって、ザイ達は神殿に入って行き扉が閉まる。
その瞬間、皆が消えていく。残ったのは手元にあるブーケとアビスコアだけだった。

祝福のブーケ

==================================
ザイとジュリエッタの結婚式で使われるはずだったブーケ。
==================================


12/7

67日目の朝。魔域を出た後、ルミナリアが戻ってきた。
なぜか疲労している。一体どこで疲労してきたのだろうか。

凍原4へ、マドマニとマドマーに再び出会った。

マドマニ 「魔域が!ここにあったはずだが!もしやまた君たちが!?」
シャローム「暇人だな、このおっさん」
マドマニ 「行くたびに消えてるんだよなぁ…」
ルミナリア「疲れてるから早く休みたいんだけど…」
マドマニ 「我々は勝手について行くからな~!」

一行は監視哨で休息を取ることに。本日の料理当番はシャローム。
料理上手のシャロームがとてもおいしい得意料理を監視哨の皆さんに振る舞った。

この監視哨にはエルフがいるようだ。ルミナリアが興奮している。
その光景を見たマドマーは引いていた。
OECはリルドラケンと一緒にどこかへ行って、元気になって帰ってきた。
その光景を見たマドマニは引いていた。

67日目の夜、雪森6へ。
雪神に移動するとマドマニとマドマーはいつの間にか消えて行った。
が、再び目の前に現れた。なぜ一回別れたのか。

妖精卿へ再び足を踏み入れた。

スカディ「妖精姫の救出、改めて感謝する。
     妖精姫からも感謝したいとお言葉をいただいている。付いて来るがよい」

氷の大扉を開き、我々の視界を真っ白にする。
森の小路に出て来た。目の前には一匹の黒狼が。
コルガナ地方に向かうとき、アレクサンドラの近くに居たラピスだ。

森の小路をゆっくりと歩みを進めるラピスに付いて行く。
やがて青い花が咲き誇る花畑へ辿り着く。
その中心には人ひとり分の棺状の氷が浮かんでいる。
それを見て座り込みこちらを見るラピス。
アメジスト「綺麗だね」
氷の棺透明人が入っているのが分かる。
それはアレクサンドラだった。

棺の傍でムーンライトプリンセスが。
妖精姫「ようこそ我らの妖精卿へ。まずは幽閉からの解放、感謝。
    あなた方は私を見てアレクサンドラと言いました。であれば、あなた達はここに来なければならない。
    ラピスを使い、案内しました。棺の中の少女、ご存じなんでしょう?
    この少女はスカディが見初めた唯一の勇士、あなた方が魔法文明時代と呼んでいる時代に
    姫を守る騎士、壁の守り人として名を馳せていた。
    妖精として成立したばかりのスカディは彼女を気に入り全ての戦いを見届けた。
    主君のための戦いで亡くなった際にラピスがアレクサンドラを運んで凍らせた。
    主の傍に居続けたラピス、この棺が作られた後に妖精として作られたのが私だ。
    スカディ、ラピスから話を聞き、彼女のようになりたいとこの姿になったのです。
    あなた方は彼女の遺志を継ぐもの、彼女の槍を携えた者がもう間もなく現れる。
    槍の話はスカディから聞きました。あなたがアレクサンドラの仇を取るためにこの地が遣わした存在なのかも。
    そんなあなた達にこの指輪をラピスが預けたいそうです」

黒銀の指笛

==================================
【ウルフバイト】の射程/形状を「2(30m)/起点指定」に変更。
黒狼ラピスの精神体が対象に襲い掛かる様になる。
==================================


指笛に幻影のラピスが吸い込まれていく、付いて行くようだ。

妖精姫からは心からの感謝と祝福を、
アメジストの手のひらには月光を閉じ込めたかのような小さな宝石をいただいた。

妖精姫「あなたの目的に役立つでしょう。アレクサンドラの仇となる魔神を倒しに行くのでしょう。
    であればこの妖精の指輪が役立ちます。あなた方の旅路に幸運が訪れますように…」

視界が真っ白に、大扉の前に戻ってきた。

スカディ「妖精姫から聞いたかもしれないが、まもなく真の大浸食を迎えうだろう。
     3000年振りに魔神が現れる先の大浸食は予兆に過ぎん。
     アレクサンドラの槍と黒狼、魂を受け継いだものが現れたのは運命か。
     汝らなら叶うかもしれん。これは独り言だ。
     我が最初で最後に愛した勇士の無念、晴らしてくれると嬉しい」

68日目の朝、妖精卿を出てオクスシルダへ。
随分賑わっている。傭兵、冒険者、ギルドの精鋭が、戦う者達を支援する商人、神官も。
見覚えのあるノマリ族も来ている。まだ作戦開始には日にちがある。
未完了のクエストを報告の旅へ出かける。

69日目の夜、70日目の朝を列車で過ごし、70日目の夜。
ギルドへクエスト報告。パルアケへ向かうため、また列車に。

70日目の夜、71日目の朝を列車で過ごし、
71日目の夜、パルアケ、ギルドへクエスト報告。
エルフのミュレーナと久しぶりに会った。

ミュレーナ「ヴィルマちゃん助かったんだね!良かったー」
ヴィルマ 「ミュレーナも無事でよかった!ほんとうによかった!」

この先は大きな戦いになる。シャロームはヴィルマをミュレーナの元へおいて行くようだ。

ヴィルマ 「シャローム。私ここで待ってる。シャロームが最高の冒険者になって戻ってくるの待ってるからね」
ミュレーナ「私の家族紹介するわね、私のお家は商人だから!ヴィルマに着せたいお洋服があるの!さ、行きましょう!」
ヴィルマ 「またね、シャローム!」

71日目の夜、72日目の朝を列車で過ごし、72日目の夜にトゥルヒダールへ。
ダークドワーフを見つけだし、オクスシルダへ連れて行くことに。

73日目の朝~76日目の朝をかけて、オクスシルダに戻ってきた。
ダークドワーフを連れて冒険者ギルドの本部へ。
もう間もなく作戦が始まる、ギルド本部で魔神殲滅作戦の受付。
今までの旅で出会った人たちを見つける。

マドマニ 「私もマドマーと一緒に参加するぞい」
ガザレナ 「私たち海賊も助太刀に来ました!」
セレン  「みんな、久しぶり」
ウルシュラ「800年も生きて最後の咆哮だと思ってここに来た」
ヤルノ  「OEC!列車を使ってくれて嬉しいよ、私もこの作戦に参加するんだ!」
ナナシ  「OECせんぱぁい、私も居ますよぉ~」

パパヤム 「エルヤビビの勇士を連れて来た、レウラもいる」
レウラ  「また会いましたね!私は技師としてこの作戦に参加します!テレポーターって知ってます?」
ミリヤム 「ヘリコプター?」
レウラ  「それは太古の時代の乗り物よ!
      この後に戦うことになる奈落の壁ウォール・ジ・アビスってところなんですけど、
      奈落の壁って言うのが壁としては全長数1000m、高さが100m越え、
      壁の上には回廊があるけど、どうやって上るかご存じですか?
      テレポーターです!一瞬でぴゅーんと使って飛んでいくのです!
      余りにも古すぎる機械なので技師が見るんですけど、人手足りないので私が来たんです!
      戦いの舞台になるから不安だけど、ミリヤムが守ってくれるから…」

各地で出会った仲間たちが揃った。

12/20 Reach of Amethyst

そしてとうとう魔神殲滅作戦発令!

部隊を三つに分ける。
二つは東西に、魔神やシャローアビスの殲滅。
残りはオクスシルダ周辺の討伐護衛、我々は後者のメンバー。
おそらく東西からの刺激により奈落より魔神将が現れるだそうだ。

作戦開始から数日が経つ、オクスシルダ市街真上、
オクスシルダへの散発のする魔神襲撃は順調に撃退。
激しい戦いだったのは事実で、何名かは医務室へ。
セレンが負傷し、ルミナリアが付き添いに一旦退避した。

鷹さ100mの壁の上からオクスシルダの街並みを眺める。
多くの人員は東西へ、閑散としている。
残った戦士は魔神性の戦力のため先鋭中の先鋭。
東西部隊は順調に討伐しており、帰還する小部隊も居る。

空を見ると綺麗なオーロラが。空間に違和感を感じる。
街の中から戦士の叫び声が、上位の魔神達が大量発生。
数が多く、守りながらの戦いで苦戦している。
巨人と千を越える魔神の軍隊が攻め入っている。
この巨人を食い止められそうなのは我々しか居ない。
全員覚悟を決めたところ、後ろから人型の魔動機が跳躍する。
テュータルだ。魔神の軍隊を打ち落とす、巨体の魔神にも大打撃を与える。
次いで教官スミアが多くの兵を率いて矢の雨を降らせ続ける。

スミア   「我々は大破局を乗り越えた者だぞ」
チュミュエ 「私のテュータルが奈落からの増援を止めましょう」
キャラウェイ「我がレギオン、未来の同胞を救おう」
ニィレム  「生き延びて勝利の凱歌を共に奏でましょう」

防戦一方だった都市側も切り替えしてきた。
オクスシルダは魔神の襲来と共に魔域となっていたようだ。
これが魔神側の作戦だったようだが、追憶の守り人達と縁を繋ぎ救って来た
その思いが追憶の守り人5人の記憶にこの魔域を塗り替えた。
1人1人が意思を持った援軍としてあり得ざる解放を果たしたのだ。

アレクサンドラ「皆の者、見よ。イリーチナ様だ」

青白い光の輪を纏う白銀の衣、赤髪の女性がそこには居た。

アレクサンドラ「イリーチナ様は過去に指揮官としてやつに挑んで戦死した。
        あの衣装は戦死した時の物、奈落の魔域を突破され、守れず、私も命を落とした。
        あの日を忘れることなどできぬ。
        魔域の記憶に捕われたのはあの日の再現とも言えるこの未来に立ち向かうためだ。
        やるべきことは一つ、今度こそイリーチナ様を守り、君たちの未来を繋げる。共に戦おう…」

周辺にはこれまで出会った守り人達が。

ザイ   「あんたらのおかげで十分に救われた、この泡沫の夢を終わらそう」
ナナリィ 「いつまでも語り部をするつもりはありません、魔神には罰を、あなた達には恩を」
タウトゥミ「ウコルニュッキ、テュータル、最後に姉さんの偉大さを知らしめるんだ」
カティア 「英雄殺しの名を背負っても目の前の英雄を救うことはできます。あなた達は必ず守ります」

巨人の魔神との戦闘。強力な攻撃に全員がボロボロに。
姫とミリヤムが何度も倒れるがミリヤムにはアウェイクポーション、
姫には妖精姫の宝石をたくさん砕いて何とか耐えた。

到底勝てると思えない、相手に絶望していた…。
やっとの思いで尻尾と片腕を倒したところに

ルミナリア「おまたせ、待った?」

セレンの救護からルミナリアが戻ってきた。
守り人の救援隊、リカントの守り人 ワナギスカさんも駆けつけてくれた。

ルミナリアの補助のおかげで持ち直し、再び戦闘へ。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 10,000 6,000 80
1 2022/12/1 デモンズキャラ作成 器用
生命
器用
精神
敏捷
ふにゃ うみあすたあいのじゃくそん
2 2022/12/8 デモンズ前日譚1 ふにゃ うみあすたあいのじゃくそん
3 2022/12/15 デモンズ前日譚2 1,570 1,500 22 知力
ふにゃ うみあすたあいのじゃくそん
4 2023/1/19 デモンズプロローグ 1,810+50 器用
ふにゃ うみあすたあいのじゃくそんくらげ
5 2023/1/26 デモンズ下準備 1,000 -10 ふにゃ うみあいのじゃくそんくらげ
共有資金分配分+1000G、軽い羽ペン名誉-10
6 2023/2/2 デモンズライン1-1 1,310+300 2,000 45 筋力
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすた
7 2023/2/9 デモンズライン1-2 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
8 2023/2/16 デモンズライン1-3 3,000+930+100 3,000 40 生命
知力
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
9 2023/2/23 デモンズライン外伝1 ふにゃ うみあいのじゃくそんくらげみもざみなと
10 2023/3/2 デモンズライン外伝2 ふにゃ うみあいのじゃくそんみなと
11 2023/3/9 デモンズライン2-1 1,400 精神
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
12 2023/3/10 デモンズライン2-2 2,340 3,000 生命
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
13 2023/3/16 デモンズライン3-1 3,750 5,000 20 筋力
精神
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
14 2023/3/23 デモンズライン3-2 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
15 2023/4/13 デモンズライン3-3 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすた
16 2023/4/27 デモンズライン4-1 4,200+1,170+100 7,000 生命
生命
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
17 2023/5/11 デモンズライン4-2 100 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすた
18 2023/5/18 デモンズライン4-3 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
19 2023/5/23 デモンズライン4-4 4,000+1,960+50 10,000 27 生命
生命
器用
知力
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
20 2023/5/25 デモンズライン外伝3 ふにゃ うみあいのじゃくそん
21 2023/5/30 Revenge of Luminaria ふにゃ うみあいのじゃくそんくらげ
22 2023/6/8 デモンズライン5-1 2,600+840 9,000 61 筋力
器用
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすた
23 2023/6/15 デモンズライン5-2 2,800+700 6,000 49 知力
知力
知力
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすた
24 2023/7/6 デモンズライン6-1 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
25 2023/7/13 デモンズライン6-2 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
26 2023/7/20 デモンズライン6-3 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
27 2023/8/3 Rescue of Shalom1 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
28 2023/8/10 Rescue of Shalom2 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
29 2023/8/17 デモンズライン7-1 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
30 2023/8/24 デモンズライン7-2 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
31 2023/9/7 デモンズライン7-3 6,600+3,750+200 20,000 122 敏捷
精神
生命
精神
知力
精神
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
32 2023/9/14 デモンズライン8-1 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
33 2023/9/21 Railway of OEC ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
34 2023/9/28 デモンズライン9-1 4,800+2,370+400 14,000 135 知力
精神
精神
敏捷
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
35 2023/10/5 デモンズライン9-2 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
36 2023/10/12 デモンズライン9-3 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
37 2023/10/19 Returning home of Miriam 2,800+840+50 48 生命
精神
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
38 2023/11/9 デモンズライン10-1 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすた
39 2023/11/30 デモンズライン10-2 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすた
40 2023/12/7 デモンズライン10-3 10,000+2,310+50 30,000 103 知力
知力
知力
生命
生命
敏捷
ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
41 2023/12/20 Reach of Amethyst1 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすた
42 2023/12/21 Reach of Amethyst2 ふにゃ うみあいのじゃくそんあすたくらげ
????/??/??
取得総計 79,150 117,500 842 43

収支履歴

冒険者セット::-100
ソフトレザー::-150
クォータースタッフ::-140
叡智の腕輪::-1000
遺品取得(ラピスラズリ)::+1000
軽い羽ペン::-50
インク(大)::-10
油絵具(7色)::-10
白紙の本(特大)::-250
スケッチブック×2::-100
ぬいぐるみ(S)::-30
遺品取得(古ノマリのターバン)::+1000
マナリング::-10000
マナチャージクリスタル(5点)::-2500
クォータースタッフ売却::+70
ラウンドシールド::-100
遺品取得(大聖樹の盾)::+1000
共有資金へ募金::-1000
遺品取得(フェアリーグラス)::+1000
幸運のお守り::-2000
ラル=ヴェイネのベルト::-510
ラル=ヴェイネのおしゃれ靴::-515
ラル=ヴェイネのモノクル::-700
遺品取得(ポーラスタッフ)::+1000
ラル=ヴェイネのハーフマント::-530
ラル=ヴェイネの耳飾り【天然石(現代のラピスラズリ)】::-505
ソフトレザー(売却)::+75
ハードレザー::ー340
遺品取得(ウコニュルッキ)::+1000
叡智のとんがり帽子::-12000
遺品取得(マギテックベルト)::+1000
巧みの指輪::-500
ラル=ヴェイネのモノクル(売却)::+350
遺品取得(古ノマリの腰帯)::+1000
遺品取得(吹雪の魔槍・ミュラッカ)::+1000
ラル=ヴェイネの観察鏡::-20000
遺品取得(復讐者の仮面)::+1000
遺品取得(ジャスミンの竪琴)::+1000
インテリアニマルサック::-9000
ふかふかの防寒着::-80
遺品取得(エアシューズ)::+1000
ラル=ヴェイネの金鎖::-7500
ラル=ヴェイネの指輪 宝石(現代のラピスラズリ)::-605
遺品取得(クジャタの宝石)::+1000
遺品取得(テュータルの棺)::+1000
遺品取得(祝福のブーケ)::+1000
遺品取得(黒銀の指笛)::+1000
ラル=ヴェイネのマナリング::-40000
カードシューター::-1500
魔晶石(20点)::-8000
魔晶石(10点)*5::-2000*5
赤のマテリアルカードA*20::-200*20

チャットパレット