容姿・経歴・その他メモ

[容貌]
頭の両脇を結い上げたツインテールの銀髪、
日に焼けた褐色の肌、
深い〈紺碧色〉の切れ長なアーモンド型の左目と、前髪に隠された“ブルーサファイア”と形容できる毒蛇の魔眼を持つウィークリングの少女。
肉感的で早熟な体躯を持ち、一見美しい片目を隠した人族の少女に見える。だが、その華奢で細くしなやかな手足は地獄の鍛錬により岩のように固く堅固である。
顔には好奇心が強そうな笑みが張り付き、落ち着きが無く常にそわそわと愉快な事を模索している節がある。


[性格]
境遇は暗く悲惨ではあるが、それを感じさせない人懐っこさがあるお調子者。
蛮族であるバジリスクの気質を受け継ぎ、変わり者で気分屋気質でもある。
とても好奇心が強く、新しい物が大好きで常に変化を受け入れるので、よく言えば柔軟で臨機応変に対応できるが、悪く言えば移り気で浮気性。オマケに妙なところで頑固な面がある。
気に入ったものにわりと執着が強く、大好きなものはちゃっかり手元で保管してコレクションするのが好き。
バジリスク特有の気分屋気質はあれど、親元以外から差別されそれなりに放浪生活も長いので、本家のバジリスクほどあっさり次のコレクションに移ることはせず（というか出来ないと言った方が正しい）そこそこ自分のコレクションは大事にする。（本家のバジリスクも彫像コレクションなどに執着する描写あり）
ザムは珍しい酒瓶や宝石、美麗な装飾品などが好き。
食べ物は好みはあれど、美食にこだわりがない（美味しい、美味しい、と好きなものは何でも食べる。感想は美味しいの一言だけで感想の語彙は乏しい）

[経歴]
　レーゼルドーン大陸西方の“灼熱の砂漠”に住む貴族種バジリスクの末妹として生を受けた元蛮族領の貴族令嬢。だが人族奴隷を孕ませて生まれた娘ゆえ、卵生ではなく胎生として生まれてしまったため、ウィークリングとして生れ落ちてしまった事が両親を酷く落胆させた。しかし、珍しく彼女の両親は彼女を間引く事を良しとせず、自分達の娘として兄姉と同じ教育を施し愛情を注いでくれた。
　周囲の同年代こそキミを“劣等主[ウィークリング]”と呼んで蔑んでいたが、親の愛情と持ち前の克己心で幼少期はあわよくば成り代わろうする油断のならない親族や、弱者を選定して優位に立とうとする多種族の策謀をなんとか退けることに成功。力のある両親の貴族種蛮族としての威光もあり、ウィークリングとしては異例な愛情いっぱいの１２年を過ごす。
　彼女は１２年間の油断ならない死と隣り合わせの青春を己の鍛錬にあて、バジリスクとしては致命的なまでに覚えの悪い魔力操作の成績から断腸の想いで魔法修練を諦め、どこでも己のポテンシャルを発揮できる徒手空拳武芸に絞って学び、体捌きを洗練させていく。努力の甲斐もありバジリスクとしては珍しい武芸者兼解体係として狩りを担う事が出来るようになり、蛮族としてなんとか体裁を整えることが出来ていた。
　変化は突然起きた。彼女が１３歳になった頃、何の前触れも無く記憶が蘇ったのだ。それははるか前の記憶――自身が他の蛮族だった頃の記憶であり、所謂【前世の記憶】と呼ばれるものだった。そして同時に奇妙な確信を得る。今同時に前世を思い出した者が、自分を探しに来るという“確信を得てしまった”のだ。両親や兄姉に迷惑をかけたくない彼女は、自身を人族のスパイとして送り込み、その結果人族相手に討ち死にし周囲には死んだことにしてほしいと懇願。そして、自身の奇妙な“蘇った記憶”について両親にだけ打ち明けた。それを聞いた両親は、何か得心言った顔になり彼女の懇願を承諾。表向き彼女をスパイとして送り出した末、彼女を死んだものとして喧伝し、慣れ親しんだ砂漠を後にした彼女はアテも無く人間の領域を彷徨うことになる。行く先々で前世からの因縁の相手に絡まれた結果、なんとレーゼルドーン大陸から船でアルフレイム大陸まで逃避行をする大冒険に繰り出すことに。

　異大陸に渡った彼女は、テラスティア大陸からの玄関口たる“導きの国”ハーヴェス王国で聞いた、たとえ蛮族出身であろうと登用する実力主義を掲げるというラージャハ帝国で一旗上げようと思い向かった旅路で行き倒れ、彷徨の末カスロット砂漠に住むヤドラ族の戦士に拾われる。九死に一生を得た彼女は、ヤドラ族が繰り出す【カスロッド豪砂拳・バタス派】の一撃万場の秘伝に魅了され、一ヶ月の懇願の果てに一年の間修行を積ませてもらうことに成功。修行期間の間は、持ち前の好奇心に乗じてジニアスタ闘技場にも顔を出し短期間修行。この時マカジャハット・プロ・グラップリングを筆頭に、さまざまな流派の薫陶を受けた。（その時は未熟ゆえほとんど身にはつかなかったが…）
　彼女が１４歳の時、ついに大陸を渡った因縁の相手に居所がバレ、逃亡の末オーレルム地方の“死の砂漠”ゼルガに迷い込み、そこを通りかかった“隠されたオアシス”マカブに向かう行商人に拾われ、彼女も客人“まろうど”として集落の者となった。
それから二年後、邪悪な女神の秘術で永遠を求めた少年の手により…彼女はまたしても故郷を奪われることになった。同じ境遇の３人を共とし、一年間の暗い旅路に至るとは誰が想像していただろう…。
今だ彼女の先行きは暗く、果てしない。




■弱点隠蔽判定（Ⅲ86頁）（AP122頁）
【蛮族の身体】
戦闘準備タイミングで、自身の弱点（水・氷属性ダメージ+3）に対して「冒険者レベル+知力ボーナス」を基準値として
「弱点隠蔽判定」を行わなければならず、失敗した場合は弱点が適用される。

【敵陣営の基準値と達成値】
①セージ技能を持つと明確に定義されている場合、そのデータに従う。
②魔法を使う魔物の場合、その「魔力」を用いる。

この①②いずれかに該当するキャラクターそれぞれの達成値を決定し、その中で最大のものと弱点隠蔽判定の達成値を比べあう。

履歴

優しさと慈しみ
幼少期　解体係
少年期　油断なら無い環境が君を鍛えた
青年期　体裁きを極める
何も無し
前世の記憶がある
過去の恋人/配偶者に追われている(前世に恋人で今世ではディアボロ)

黒蓮の印：右胸
セルガフォートの冒険者ギルド《陽炎の絨毯》亭の冒険者の証


アビスカース表(42) ＞ 「定まらない」　携行時　戦闘中の手番開始時に1dし、出目が「1」なら《ターゲッティング》とそれを前提とした戦闘特技を習得していないものとして扱う。

アビスカース表(14) ＞ 「差別の」　装備時　特定の分類に対して与える物理ダメージ・魔法ダメージが2点減少する。分類は「分類決定表」で無作為に決定する。
アビスカース分類決定表(12) ＞ 動物

セッション履歴

収支履歴