イラディオス
- 知能
- 動物並み
- 知覚
- 五感
- 反応
- 敵対的
- 言語
- なし
- 生息地
- サラディーン地方
- 知名度/弱点値
- 17/22
- 弱点
- 水・氷属性ダメージ+3点
- 先制値
- 18
- 移動速度
- 30
- 生命抵抗力
- 16 (23)
- 精神抵抗力
- 14 (21)
攻撃方法(部位) | 命中力 | 打撃点 | 回避力 | 防護点 | HP | MP |
---|---|---|---|---|---|---|
牙(頭部) | 13 (20) | 2d+14 | 12 (19) | 3 | 650 | 15 |
鉤爪(胴体) | 14 (21) | 2d+18 | 10 (17) | 10 | 350 | 10 |
尻尾(尻尾) | 15 (22) | 2d+12 | 11 (18) | 5 | 300 | 10 |
- 部位数
- 3(頭部/胴体/尻尾)
- コア部位
- 頭部
特殊能力
●全身
○繊細な戦利品
刃武器、風属性、断空属性のいずれかで、一度に「10」点以上の適用ダメージを与えた場合、自動で得られる戦利品に〈魔獣の厚鱗〉が1つ追加されます。この効果は1回まで累積します。
○大型モンスター
[コア部位:頭部]以外の部位が受けた適用ダメージの2分の1(端数切り上げ)は、[コア部位:頭部]への確定ダメージに変換されます。
また、自身は足場が悪い事による影響を受けず、常に《ターゲッティング》《鷹の目》を習得しているものとして扱います。
○怒り状態
[コア部位:頭部]のHPが、ラウンド開始時のHP現在値の半分(端数切り上げ)以下となった状態か、[コア部位:頭部]以外のHPが0以下となっている状態で手番を迎えた場合に発動します。
この魔物は興奮状態となり、すべての部位の行動判定および特殊能力の達成値に+2のボーナス修正を得、発生させるあらゆる物理ダメージが+6点されます。
これらの効果はこの魔物の手番終了時に消滅します。
●頭部
○限定2回行動
主動作を2回行えます。ただし、2回目の主動作では必ず1回目と異なる行動を選ばなければなりません。
この能力は「○怒り状態」でなければ効果を発揮しません。
○噛み砕く
牙による攻撃を加えた上で容赦なく噛み付き、その肉体を砕こうとします。
牙での攻撃が命中した対象に対し、「顎」による近接攻撃を加えます。
「顎」による攻撃の命中力は「12(19)」、打撃点は「2d+20」となります。
△≫咆哮/11(18)/精神抵抗力/消滅
周囲に咆哮し、この魔物の半径30m以内のすべての「分類:魔獣」以外のキャラクターは対象に威圧感を覚え、続く10秒(1ラウンド)の間、回避力判定に-2のペナルティ修正を受けます。
〈耳栓〉〈ゴールデン耳栓〉を装備していたり、聴覚が働きにくい状態(⇒『Ⅱ』81頁)にあるキャラクターは、この効果に対する精神抵抗力判定に+2のボーナス修正を得ます。
この効果は精神効果属性であり、連続した手番には使用できません。
▶炎のブレス/12(19)/生命抵抗力/半減
「射程:自身」で大量の炎を吐き出し、「対象:1エリア(半径6m)/10」に「2d+20」点の炎属性の魔法ダメージを与え、さらに対象を[火属性やられ]状態にします。
この効果は例外的に「○炎無効」や[剣の加護/炎身]を持つ対象にも有効で、その場合には与えるダメージに-5点されます。
この魔物が「○怒り状態」にあるときにしか、この能力は使いません。
火属性やられ
対象は自身の手番終了時ごとに「2d」点の炎属性の確定ダメージを受けます。
この効果は最大3回まで累積し、3分(18ラウンド)の間持続します。
対象が「水・氷」の属性で、範囲に影響を与える魔法や効果を受けた場合、この状態は解除されます。
●胴体
○クラッチ
鉤爪の攻撃が命中した場合、対象を地面に叩きつけ抑え込みます。対象は移動ができなくなり、命中力・回避力判定に-2のペナルティ修正を負います。
また、次の手番開始時から、この魔物は自動的に「2d+18」点の物理ダメージを対象に与えます。
対象が脱出を試みるときには、引きはがし処理(⇒『Ⅲ』341頁、『ML』65頁)に従います。
この能力によって対象を抑え込んでいる間は、この魔物は「▶同時攻撃」を宣言することはできません。
この魔物自身が対象を解放したいときには、補助動作によって自動的に行うことが可能です。
○部位破壊
[部位:胴体]のHPが0以下になった場合、[支給品ポイント]を追加で3点獲得します。
△≫チャージアップ
10秒(1ラウンド)の間、[部位:胴体]または[コア部位:頭部](魔物側が選択)は打撃点を+4点させるか、選択した部位のHPを「魔物レベル*10」点回復します。
この効果を使用すると、MPを5点消費します。
この能力は10秒(1ラウンド)に1回までしか使用できません。
☑渾身攻撃
打撃点を+8点します。リスクとして、自身の回避力判定に-3のペナルティ修正を受けます。
▶同時攻撃
このキャラクターは1度の近接攻撃で、最大2体までを対象に近接攻撃が行えます。
両方の対象に攻撃が命中した場合、「○抑え込み」はどちらか片方(魔物側が選択)の対象にしか発揮することは出来ません。
●尻尾
○痛恨撃
打撃点決定の2dの出目が10以上だった場合、打撃点をさらに「+6」点します。
○部位破壊
[部位:尻尾]のHPが0以下になった場合、[支給品ポイント]を追加で5点獲得します。
△≫リーサルストライク
10秒(1ラウンド)の間、[部位:尻尾]または[部位:胴体](魔物側が選択)は命中力に+2のボーナス修正を得るか、打撃点を+4点するかを選択できます。
この効果を使用すると、MPを5点消費します。
この能力は1ラウンドに1回までしか使用できません。
▶回転尻尾攻撃
近接攻撃が可能な任意の敵すべてに、尻尾での攻撃を行います。
この魔物が「○怒り状態」にあるとき、この能力による攻撃を2回行えます。
戦利品
- 自動
- 魔獣の厚鱗(400G/赤A)
- 2~7
- 魔獣の鋭牙(250G/赤A)×1d6
- 8~10
- 火炎袋(500G/赤A)×2
- 11~12
- 魔石(1,000G/金S)
- 13~
- 最高品質の魔石(4,000G/金S)
解説
〈古代樹の森〉の深部に生息する、全長22メートルほどの大型の魔獣です。
極めて獰猛で、たとえ同種であっても目に付いた生物には誰彼構わず襲い掛かる性質を持っており、まるで生息する地域一帯を牛耳っているかのようにも見える立ち振る舞いからその魔獣は各地で畏怖の対象として恐れられてきました。
なんでも噛み砕くことが出来る強靭な顎が最大の特徴であり、戦闘ではその口を大きく開き、獲物や外敵に荒々しく喰らい付く攻撃を得意としています。
その体表は深紅の厚い鱗で覆われており、見た目に違わず非常に丈夫な強度を有しています。そのためイラディオスの生息する地域では主に、その鱗は武器のグリップやフレームの補強を中心に幅広く利用されています。
また、体のどこかに魔石と呼ばれるマナを秘めた結晶を有している個体も確認されており、そうした素材は様々なアイテムへの加工や勝利の勲章を示す戦利品として利用されます。