植物の種ひとつに対し有効です。ただし、メリアの種やエントレットの苗など、意思と高度な知能を持つ植物など(具体的には「分類：人族」「分類：植物」である魔物の種などを指します)、もしくは魔法のアイテムであるものには効果を発揮しません。対象となるのは花の種である必要があります。
　行使すると、1時間ほどで、対象となった種が発芽し、花を咲かせます。
　この魔法を習得・行使するには深智魔法を2レベルまで行使できる必要があります。

　術者が存在する部屋ひとつ(この場合、部屋である条件として「扉で閉じられた空間」が求められます)に対し有効です。ただし、対象となる部屋に何らかの魔法の効果が表れており、それがこの魔法の効果を妨げるとGMが判断した場合は、達成値の比べ合いが必要です。このとき、この魔法の魔法行使判定は能動側として処理されます。また、「分類：魔法生物」であるシンカーハウスなどといった、部屋に擬態する魔物などには無効です。
　行使すると、対象となった部屋の埃などが術者が指定する任意の1箇所に纏められ、床に散らばった物体なども術者が指定する任意の1箇所に移動します。この魔法が完了するまで3分(18ラウンド)を要し、GMが3分で完了しないほど散らかっていると判断した時には、中途半端に掃除がなされた状態(ゲーム的に言えば、散らかった部屋への探索判定の目標値が下がるなど。GMに一任されます)で終わることもあり得るでしょう。
　この魔法を習得・行使するには深智魔法を4レベルまで行使できる必要があります。

　術者が指定する物体1つに対し有効です。
　対象となった物体が破壊された時、1度だけ元の形に修復されます。
　ただし、この効果は「武器」「防具」「装飾品」「冒険道具類」及び魔法のアイテムには無効です。
　この魔法の習得・行使には深智魔法を6レベルまで行使できる必要があります。

　この魔法は、〈羊皮紙〉や〈白紙の本〉に対し有効です。行使すると、術者が書き記したいと思う任意の単語もしくは文章が対象となる書物に書き出されます。例外的に《戦域魔導術ベロニカ》によって遅発させることが可能で、このとき術者の生死は問いません。
　効果時間は術者の言葉を書き切るその瞬間までで、すべて書き出されたとしても、文字は通常の書物通り、消さない限り残り続けます。
　この魔法の習得・行使には深智魔法を9レベルまで行使できる必要があります。