容姿・経歴・その他メモ

💠ルシア・アルテアン
(実名:ルシア・ファルンホルム)
身長：158cm
誕生日：1月1日
血液型：B型

●経歴
・一定期間の記憶がない
・魔物を倒したことがある
・飛行船に乗ったことがある

●冒険に出た理由
故郷に居られなくなった

・ライカンスロープ嫌い

●冒険の目的
・旅しながら少年君探すこと。少年がもし他の蛮族と同じく罪を犯している・罪を犯そうとしているならその前に〇すこと。
もしそうじゃなかったら前のように家族に戻りたい。

・冒険者として名声広めた後に、村長への復讐再開するぞ★今は犯人に仕立てられて村にも入れないけど★
冒険者として名声が広がれば皆自分の事信じてくれるだろう★そして他の被害者の為に★正義の鉄槌を★

履歴

【登場人物】
〜前編〜
⚫︎マイヤ・ファルンホルム
ルシアの実母。マカジャハット王国で有名な舞台女優だった。
類稀なる美貌と圧倒的な表現力で、瞬く間に大女優の道を上り詰めていった。
面倒見が良く快活で派手好きな性格。故に私生活も派手であった。
夫に会う以前は恋多き女性であり、度々スキャンダルを引き起こしていた。
しかしそれも彼女らしいとのことで、周囲の人間からは不思議と恨まれるようなことは無く愛されていた。

⚫︎エドガー・ファルンホルム
リカントの冒険者。所属ギルドのエースとして着実に実績を積んでいた。
無口で物事に執着しない性格。依頼でワカジャハット王国のとある劇団の護衛を
していた時にマイヤと出会った。
その後娘が産まれたことを知るも最初は関心を持とうとしなかった。
しかし次第に娘を愛おしく思うようになり、3人で暮らすようになった。

⚫︎ヘルマン・リンド
エドガーの所属する冒険者ギルドのリーダー。魔道死骸区のとある村の村長の息子(次男)。
理想が高く完璧主義な性格。将来は父を継ぎ自身が村長になりたいと思うも、
次男である為厳しい現状であった。なので冒険者になり名声を得て父に認めて貰おうとしていた。
しかしギルドに加入しリーダーになるも、周りから頼りにされ名声が広がっていくのは自身でなく
エースのエドガーであった。
次第にヘルマンはエドガーが居なければ名声を得られるのば自分なのにと思う様になる。

◇蛮族：魔道死骸区の外れの村、山中にて襲撃。村人、エドガー・ヘルマン除くギルドメンバー、マイヤを殺害。エドガーとヘルマンで対処した。

～後編～
⚫︎エリック・アルテアン
路地裏でルシアを発見した少年。年齢はルシアの一つ上。
温和な性格だが頭の切れる性格。ルシアの事は最初は妹だと思って接していたが、次第に好意を持つようになった。
将来の夢は冒険者になって家族を養う事。

⚫︎ヘルマン・リンド
村長になった。村長になってからは妻と出会い子供も居る。
表向きは優しい村長として慕われているが、裏では未だに軽犯罪に手を染めている。

◇蛮族：ライカンスロープ。魔道死骸区の村を定期的に襲撃。エリックとその母親や村人を殺害。ルシアによって一体は倒されているが、現在も村を襲い続けていると予想。

〜前編〜
○16年前(ルシア生まれる前)
エドガーはリーダーのヘルマン含む仲間と共にある依頼を受けていた。マカジャハット王国の演劇団の護衛だ。
その劇団には弱年ながら大女優と謳われる女性が所属しており、名前をマイヤと言った。そこで2人は出会う。

最初に彼に声を掛けたのはマイヤだった。自身を含め美しい女性が数多いるこの街で、
誰にも興味を持たず仕事に専念している彼に興味を持ったからだ。
最初は振り向かない彼を落とそうというゲーム感覚だったが、
どこか憂いを帯びた彼に次第に惹かれていった。そして次第に距離が縮まり、逢瀬を重ねていった。

その後エドガー達は任務を終えギルドに帰還した。その直後マイヤの妊娠が発覚する。
マイヤは一人で子供を育てる事を決意する。マイヤ自身、エドガーが家庭というものに興味がない事を知っていた。
そして何より2人の子供を拒絶されるのが怖かったから伝える事が出来なかった。


○15年前、ルシア誕生
マイヤはルシアを出産する。
父親似の耳に尻尾、そして白銀の髪を見た彼女は本当に天使が舞い降りた様だと喜んだ。
劇団の人間も最初は「あのアバズレに子供なんて育てられるのか？育児放棄したら自分達が育てよう」と
ハラハラしていた。しかし愛娘を溺愛し母親としてしっかり子育てをしているマイヤを見て胸を撫で下ろした。

ルシアが生まれて半年以上経った後、エドガーの居るギルドの方にも大女優マイヤに娘が産まれた！と言うニュースが流れてくる様になった。
父親は誰なんだろうと漠然と思っていたエドガーであったが、その娘がリカントだと知り父親は自分なのではと
思う様になる。すぐに確認に行こうとするも依頼が立て込んでおり、結局マイヤと再会するのは半年後となる。

○ルシア1歳
やっと依頼を終えたエドガーはマイヤの居るマカジャハット王国に向かう。
その時冷静な判断が出来るのか心配になったギルドマスターが、仲介人としてリーダーのヘルマンを同行させた。

マカジャハット王国に着きマイヤの居る劇団を訪れるとそこには彼女と赤子が居た。
まるで女神の様に優しい表情で赤子を抱きしめている彼女に驚きつつも、エドガーは声を掛けた。
そして赤子を見て、その子が自身の娘である事を確信した。
マイヤは黙っていて申し訳なかった旨と迷惑を掛けるつもりはない事を伝えた。
エドガーは家族に興味がなかったのでそれを了承した。しかし援助資金を送るようにすると伝えた。
その一連の流れを見ていたヘルマンは、エドガーにも弱みが出来た事に何故か安心と、笑みを浮かべていた。


○ルシア2〜6歳
その後エドガーは１ヶ月に1度、援助資金を渡す為にマカジャハット王国に訪れていた。
その度に娘にも会っていたのだが、次第に娘が自身をパパと呼ぶ様になっていた。
マイヤはそれを止めていたが、自身が訪れる度に嬉しそうに脚に擦り付いて来る娘が次第に愛おしく思う様になった。
そしてマイヤに対しても、最低で無責任な自分をいつも笑顔で出迎えてくれる彼女に感謝と愛情を持つようになった。
１ヶ月に1度の面会が2度、3度となり、ルシアが3歳の時には家族3人で暮らすようになった。

しかしそれをよく思わなかったのがヘルマンだった。ヘルマンは何も得ていなかった。
村長としての将来も、絶対的な名声も、そして家族も。ヘルマンはいつしかエドガーの持つ全てを壊したいと思う様になる。

【余談】
エドガーの耳が切れてる原因はルシアです。3歳の時冒険者の父に憧れていたルシアは剣術を教えて欲しいと父に頼みます。
そして何を考えたのかエドガーは自身の持っている短剣を娘に渡し剣術を教えました。
父から直接教えて貰える嬉しさと、初めて武器を持った事でテンションが上がったルシアは短剣をブンブン振り回してました。そしてその拍子にザクッと父の耳を切ってしまいます。

耳から大量出血する父、自身が大好きな父を怪我させてしまったショックで大号泣するルシア、
慰め方が分からず慌てふためくエドガー。そこにマイヤが買い物から帰宅。
その後マイヤに傷の治療をして貰いますが、子供に危ない刃物を持たせた事にブチギレられるエドガーが
そこには居たとか居なかったとか。


○ルシア7歳
ヘルマンのエドガーへの身勝手な恨みは日に日に募っていった。
家族を持ったエドガーはより強くなり、その名が知られる様になっていった。
こいつが居るから俺はいつまで経っても有名にならない。父にも認めてもらえない。
“自分はまだ何も成し遂げられていない”

その頃にはヘルマンは様々な軽犯罪に手を染めていた。名誉を得る為にはやはり蛮族を倒すしかない。
ヘルマンは長い冒険者人生の中、ライカンスロープと出会った。
そしてそのライカンスロープに資金の一部や冒険で得た情報を渡す事と引き換えに、彼らに街などを襲わせていた。
それを退治するといった名目で名声を得ようとしていたのだ。

そんな中、ある依頼を持ち掛けられる。それは魔道死骸区の外れ、山間部の村からの依頼だった。
依頼内容は村祭りの夜に神域である山に蛮族が入ってこない様山全体を見張って欲しいというものであった。
この村の祭りは昼間は宴、夜は神域に子供の生贄を捧げるといったものであった。
しかし村は人口が少なく、一年に一度の生贄の捻出に苦労をしていた。そこでヘルマンは依頼主にこう伝えた。
「良い生贄が居る。リカントの娘なのだが、白銀の髪に青い目の天使の様な見た目だ。きっと神様も喜んでくれる」と。
ヘルマンはエドガーの娘を殺し、彼を苦しめる事にした。

ヘルマンはギルドメンバーに依頼内容を伝える。
内容は村祭りの夜、神域である山に蛮族が入ってこない様見回りをする事。
それしか伝えなかった。エドガー含めギルドメンバーは疑う事なく了承した。
そして祭り当日、集合場所に着いたエドガーであったが、何故か娘とマイヤが来ていた。
ヘルマンに聞いてみると
「今回は簡単な依頼だし、昼間は祭りがあるんだから折角なら家族で楽しんでもらいたいと思った！だからこっそり呼んだんだ」と伝えた。
エドガーは仕事場に2人を連れて行く事を躊躇ったが、ヘルマンに押し切られ一緒に行くことにした。
しかし念の為にとエドガーはマイヤに通話ピアスを渡しておいた。

昼間は家族で祭りを楽しんだ。ルシアは初めての家族旅行にとてもはしゃいでいた。
両親もそんな娘の姿を微笑ましく思っていた。その間にヘルマンは念には念をと件のライカンスロープに協力を仰ぎ、
山に配置する事にした。
そして夜、エドガーは2人を宿に送り仲間と共に山の護衛に向かった。
山は広い為1人1人バラけて巡回していた。そして深夜23時頃、エドガーはマイヤが慌てた様子で山に入って来るのを発見する。
どうしたのかと聞くと、娘と寝ていたのだが気付いたら宿の窓が開いており、ルシアが居なくなっていたと言うのだ。
村中探し回ったが見当たらず、もしかしたら山に入ったのではないかと思い探しに来たらしい。
エドガーも山中を探す。そして最終的に神域を探す事にした。

神域に足を踏み入れた2人、そこにはその村の村長らとルシアが居た。
しかしルシアは村長らに首を絞められ今にも窒息寸前であった。
怒りの余り娘の首を絞める村長を斬りつける父、娘を抱き抱える母、そして生贄を差し出したのはそちらのギルドなのにと混乱する村人達。その騒ぎを聞きつけ他のギルドメンバーも集まって来た。
そしてもう一度村長を斬りつけようとしているエドガーを諌めている時に、何体もの蛮族が神域に入ってきた。
そこには普段は村で目撃されていなかったライカンスロープもいた。

冒険者達が応戦するも圧倒的な敵の数により、次々と仲間や村人が殺されていった。
このままではマイヤもルシアも殺されると判断したエドガーは、隙をついて2人を逃し下山させる。
母と娘は必死に山を降りるも、その道中で蛮族に見つかってしまう。そして母は自分が囮になって娘を逃した。
自身が食べられている間に娘が逃げられると思ったからだ。

娘達を逃して数十分後、エドガーの通話ピアスに着信が入る。
逃げられたのかと安心し通話に出ると、ガリガリと言う音と共にマイヤの声が聞こえてきた。
「ルシアは山を降りれたわ。でも一人ぼっちになってるから迎えに行ってあげて。逃げた場所を今から伝えるから。」
マイヤは蛮族に食べられながら、エドガーに連絡を入れていた。
そして女優らしく、苦しそうなそぶりを一切せず笑って話していたのだ。
呆然とするエドガーの脳内には依頼などもうどうでも良かった。ただただ唯一生き残っている娘に会いたかった。
彼はマイヤの食べれる音を聞きながら娘を迎えに行った。

マイヤの声が聞こえなくなった後、娘が山の麓で泣いているのを発見した。
自身も殺されかけ、蛮族に襲われ、喰われる母親を見たルシアの心は既に壊れておりショックで記憶を無くしていた。
そんな娘を抱きしめているエドガーの元に、ヘルマンがやって来た。
ヘルマンは淡々と任務が失敗に終わった事、ギルドメンバーや村のトップが死んでしまった事、
マイヤの遺体を確認した事を伝えた。
ヘルマンは最後まで神域に残り蛮族を討伐したのに、お前は私情を優先した愚か者だ、お前が神域で騒ぎを起こしたからメンバーの統率が取れなくなりこの様な事態になったとエドガーを糾弾した。
全ての責任をエドガーに追わせようとしたのだ。妻や仲間を殺してしまった責任を感じていたエドガーはそれを認めた。
そしてヘルマンは
「母親亡き今、そんな父親の娘として1人で生きて行くのは無理だ。俺の親は魔道死骸区の村長だ。
だから俺達の村でその子を引き取る。」と提案を持ちかけた。
エドガーはそれを受け入れた。記憶を無くした7歳の子供が、1人で生きて行けるとは到底思えなかった。
せめて守ってくれる大人がいる環境で幸せになって欲しい。それが唯一父親としてしてやれる事だと思った。
　
エドガーはその後娘をヘルマンに預け、自身は今回の件の原因という事で処罰を受ける事となった。
一方ヘルマンはルシアを魔道死骸区に連れて行き路地裏に放置した。彼は助ける気など無かったのだ。
寧ろエドガーの娘が惨めったらしく娼婦にでもなるか、餓死すれば良いとも思ったのだ。
そしてヘルマンは今回の件で唯一冒険者としての任務を遂行したとして称賛を受けた。その称賛を父に認めて貰い若くして村長になったのだ。

～後編～
○7歳
魔動死骸区の路地裏で生き倒れていた所をある少年に発見され保護される。それ以前の記憶は無く、どこに住んでいたのか家族が居たのかも分からなかった。
その後少年の家に引き取られ、以後少年家族と同じ姓のアルテアンを名乗る。

○8歳
1年経ってもルシアは中々家族に馴染め無かった。そこで少年はルシアに特別な思い出を作って上げたいと思い、
飛行船の旅の計画を立てた。裕福な家庭では無かったが、少年はお金を貯めルシアを連れて飛行船に乗った。
それがルシアにとって初めての大切な思い出となった。

○13歳
その後少年の計らいで家族に馴染めるようになった。そんなある日家に帰宅後、家が何者かに荒らされていた。
室内は血痕が残っており、少年以外の家族は殺されていた。
その後少年が見つかる事は無かった。

○14歳
ルシアは少年を探し続けた。そして探し続ける間に、町中で失踪事件が相次ぐようになった。
失踪事件は必ず夜間に起きていた。不審に思ったルシアは夜街を見回る事にした。
そしてとある日の夜、ライカンスロープが住民を襲っている現場を発見した。なんとかそれを止め、ライカンスロープを倒したルシアは少年の居場所を問いただした。
すると少年は既にライカンスロープに変えられている事、またこの事件は村長(ヘルマンです)が魔物との取り引きの対価として黙認していた事を告げられた。そしてルシアは村長に復讐することにする。
※ヘルマンは未だにライカンスロープと取引を行っている。最初は金などで取引していたが、それすらも惜しくなった彼は経済的・身体的弱者の家庭を対価として襲わせるようにしていた。

○15歳
15歳の誕生日に、村長の家に忍び込み暗殺を試みる。しかし村長暗殺寸前の所でその家族に見つかった。
その時「助けてくれ！ライカンスロープに襲われている！こいつがこの事件の犯人だ！」と村長は叫んだ。
なんとか村長の家から逃れるも、この事件の犯人にされた事で街にはいられなくなった。
帰る場所も失いこれからどうしようかと途方に暮れていた時、冒険者募集の張り紙をみつける。
冒険者になれば衣食住も困らず、ライカンスロープにされた少年も見つかるかもしれない。
そしてもし優しい少年が、奴らと同じように罪を犯していたら…優しい少年がこれ以上傷付く前に殺そうと決意する。
そうして冒険者ギルドを目指した。

セッション履歴

収支履歴