身長：150cm ※角は含めず
体重：45kg
外見：ミノタウロスのウィークリングであり、女性という点を考慮しても、とても小柄。
性格：ツンデレのじゃ属性。素直ではないが、根は良い子。
好き：食べること、恩師のじいさん
嫌い：ミノタウロス族、筋骨隆々のむさい男(トラウマ)

とあるミノタウロス族の集落にて、ウィークリングとして誕生した。
本来であればウィークリング故に種族の恥としてブッ殺の対象であるが
幸か不幸か、女性として生まれたためミノタウロスの種族習慣から優遇された。

食事や生活は高水準の待遇であり、特に生きていく上で困ることはなかったが
唯一、自由な外出だけは禁じられており、ほぼ軟禁状態であることだけが不満だった。

ある程度の年齢になった頃に気付く。何故ここは男ばかりしかおらぬのだろうか…？
そしてその数か月後に更に気付く。自分がどうして生活が保障されながらも軟禁状態で
飼い殺しにされているのか、を。

14歳を迎えた晩、集落の族長と誰かの会話を盗み聞きした。
「あいつが15歳を迎えたら、我が種族の繁栄に役立ってもらう。ぐへへ…。(自主規制の遠回し表現)」

それを聞いて、理解ってしまった。ここに居続けては不幸になってしまうことを。
「あんな筋骨隆々のむっさい連中に、同人誌の女戦士みたいな扱いされるのは嫌なのじゃッ！」
こうして、火事場の馬鹿力で壁を破壊し、夜中に何とか脱走したのであった。

集落を飛び出したものの、ウィークリングとはいえ蛮族であることには変わらず、人里から離れた場所で
生活をしなければならなかった。特に厳しかったのは飢えである。今までは何もせずとも食事が用意され
その点は不自由がなかった生活水準から一気に転落したことに耐え難かった。
空腹で放浪の末、山奥から食事の匂いを嗅ぎ取り誘われるように小屋に足を運び、そして力尽きた。

目を覚ました時には、その小屋の主であるダークドワーフのじいさんに助けられていた。
彼も過去の歴史から蛮族との所縁があり、ウィークリングに対しても偏見は全くなかった。
口数が少なく、素直になれないぶっきらぼうなじいさんであったが、彼女には優しかった。
そんなじいさんのことを、義理の父親のように信頼し、一緒に生活することとなった。
そして更に強いツンデレの素養を、ここで吸収することにもなってしまったのであった。

名前をそもそも与えられていなかったウィークリングは、じいさんからレイラという名を授かった。
この名前は諍いで亡くしたじいさんの娘の名前であることは、本人には語られなかったが。

ツンデレじいさんから畑仕事と大工仕事を教わり、一年程の時を過ごして15歳の成人を迎えた。
じいさんは持病もあり、もう先があまり長くないことを悟ると、レイラに旅に出るように促す。
軟禁状態で世界を知らないお前は旅をして世界を知れ。そして困難を乗り越えて強くなれ。
その後は好きに生きろ、と。その言葉と共に渡された装備品の数々。

半ばじいさんに強制的に追い出されることとなったレイラは、じいさんの言葉を信じて
ウィークリングの自身と向き合いながら困難を乗り越える旅に出るのであった。

素性を隠すためにへんてこなフードを被っている姿からか、巷では変なコスプレ戦士がいるといった
噂をされている。因みに子供達からは結構人気である。

作者が経歴を描きながら食べていた夕飯がマルゲリータピザだったため。
マルゲリータ→モッツァレーラチーズ→レイラ・モーツァ