聖印と神像

タルムレアルの聖印は夢を見る人をモチーフとして描かれたものです。
神像の月と煙、それを囲うような蔓のような聖印です。月は夜、煙は夢、蔓は呪いを表しています。

神格と教義

タルムレアルは、250年ほど前に現れた大神です。しかし、どの時代の人からも覚えられることは稀でした。
タルムレアル地域でのみ信仰がされています。しかし、力は古代神と同程度とも噂されています。また、タルムレアル地域のどこかに住んでいることがありますが、その体は分体です。本体はどこかで眠り続けているらしいです。
タルムレアルはもともと、冒険者でした。常に何かを夢見て仲間たちと多くの冒険をしてきました。しかし、ほとんどの夢は叶うことはなく、現実に対して夢をいだかなくなってしまいました。一番幸せなのは静かに寝ていて自身の夢のなかで過ごすことだと思いました。そして、他人とのかかわりを好まなくなってしまった彼女はいつしか自身が忘れられ、夢の中という楽園で過ごし続けることを良しとしました。彼女自身は現実に戻ろうとはしませんが、人の奇跡を信じています。自分は運命に選ばれなかったが、選ばれた人間というものは存在すると知っているからです。ですから現実に戻ろうと思う人に対してはこころよく送り出してくれます。多くの悲劇で現実から目を背けたくなった人は彼女の守護する地域に無意識下に行こうとします。その地域で死んだ人の意識はタルムレアルの夢の中に入ることができると言われています。
彼女は現実をとても恨んでいるため、彼女が起こすことはすべて呪い属性になってしまいます。

格言

「現実はつらく苦しいものです。辛くなったら私の楽園へいらっしゃい。」

「夢を現実に変える程度であなたの心が晴れるなら、よいのですが…。」

「私は選ばれた存在ではありませんでした。あなたはどうですかね？」