とある遺跡を護る任務に就いていたが、突如としてその任務を解かれる。任務を解かれたのは、神が自分を見捨てたからであると考えており（真偽は不明）、なぜ神が自分を見捨てたのか知るために、冒険者として冒険する事を通して、真実を突き止めようとしている。
　冒険者として依頼をこなす内に、その遺跡付近で奈落の魔域が頻繁に発生する情報を入手。しかし遺跡に向かう道中に発生した魔域に巻き込まれてしまう。魔域内で悔いを残した村人ゴースト達の悔いを晴らし、他に巻き込まれた冒険者と共に無事に脱出。だがこの魔域は、クーストを閉じ込めるための罠であった事を知り、怒りの感情を露にしながらも、真実を知るために更なる情報収集を行う。そこで、ふと魔域内にいた蛮族を思い出す。クーストは遺跡の護衛をしていた頃は、たしかに目の前の蛮族を何の疑いもなく倒してきた。しかし、その魔域内にいた蛮族は、魔神によって手駒の様にされていた。それを思い出したクーストは、
　　「本当に全ての蛮族を殲滅する必要があるのだろうか？」
という疑問を抱きはじめる。

　冒険を続ける中で、他の冒険者にとっては何の変哲も無いような蛮族退治の依頼を受けた。しかしその中でクーストは、かつて数え切れないほどの下級の妖魔（「フッド」や「ゴブリン」など）を遺跡の護衛任務中に殲滅していた過去を思い出した。その討伐の仕方は、冒険者としての節度を持ったものではなく、完全に死亡するまで既に気絶している者ですら殴っており、その姿を見た妖魔達からは恐れられていたことも思い出した。彼はこの蛮族退治の依頼でこの過去を思い出し、そして改めて振り返った。そして、クーストなりに一つの考えにたどり着く。それは・・
　「裏切り者には容赦しない。だが全ての蛮族を俺は憎んでいるわけではない。」
　「最も憎むべきものは、蛮族によって他人を信じられなくなるそのうつろいやすい心だ。」
というものである。彼は自分の行いの真実に一歩近づいたことを実感しながら、更なる冒険を続ける。

ソロプレイに使用したぬむぅさん作「帰ってこないひと達」
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