ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ナートラ・エリュテイア - ゆとシートⅡ for SW2.5 - ゆと工公式鯖

ナートラ・エリュテイア

プレイヤー:ききり

ヤアヤア我こそは〝雷鳴剣の〟ナートラなり!
いざ尋常に……【スパーク】!」

種族
エルフ
年齢
117
性別
種族特徴
[暗視][剣の加護/優しき水]
生まれ
操霊術士
信仰
ランク
ダガー
穢れ
0
9
4
13
7
4
3
11
10
7
成長
1
成長
1
成長
0
成長
0
成長
0
成長
2
器用度
17
敏捷度
14
筋力
7
生命力
15
知力
23
精神力
22
増強
増強
増強
増強
増強
1
増強
器用度
2
敏捷度
2
筋力
1
生命力
2
知力
4
精神力
3
生命抵抗
6
精神抵抗
7
HP
27
MP
34
冒険者レベル
4

経験点

使用
8,000
残り
650
総計
8,650

技能

コンジャラー
4
スカウト
2
セージ
2

戦闘特技

  • 《魔法拡大/数》
  • 《魔法収束》

練技/呪歌/騎芸/賦術

  • なし

判定パッケージ

スカウト技能レベル2 技巧 4
運動 4
観察 6
セージ技能レベル2 知識 6
魔物知識
6
先制力
4
制限移動
3 m
移動力
14 m
全力移動
42 m

言語

会話読文
交易共通語
エルフ語
魔法文明語
魔動機文明語
汎用蛮族語

魔法

魔力行使
基準値
ダメージ
上昇効果
専用
コンジャラー技能レベル4 操霊魔法 8 8 +0
武器 用法 必筋 命中力 威力 C値 追加D 専用 備考
〈メーテルーヂャ〉 2H 1 +1=1 11 12 0 〈メイジスタッフ・カスタム〉。
技能・特技 必筋
上限
回避力 防護点
技能なし 7 0
防具 必筋 回避力 防護点 専用 備考
〈ソフトレザー〉 7 3
合計:すべての防具・効果 0 3
装飾品 専用 効果
背中 〈ロングマント〉 「ハオリ」と「クビマキ」を合わせたような、妙に凝ったデザインのもの。フード付き
左手 〈知性の指輪〉 知力+1。壊すと+13
〈おしゃれ靴〉 独特な形の革靴。ナートラ曰く「ゲタとタビがモチーフ」とのこと。
所持金
1,378 G
預金/借金

所持品

よく使うもの

衣服
嗜好品
アイテム

★〈冒険者セット〉★

〈背負い袋〉革製
〈水袋〉革製
〈毛布〉
〈たいまつ〉まつあきではない。6本セット。1本につき2時間もつ。落としても消えない
〈火口箱〉火打ち石と火口の入った箱。10分で着火
〈ロープ〉10m分。追加価格は1mあたり1G
〈ナイフ〉武器としては使えない

☆消耗品☆

〈魔香草〉MPを威力0で回復

だいじなもの

シナリオ関連
PC関連

名誉点
9
冒険者ランク
ダガー

名誉アイテム

点数
冒険者ランク20

容姿・経歴・その他メモ

Q.このPCは何?
A.GMよなさんの卓で使うエルフコンジャですわ〜!

経歴表&冒険に出た理由

A-2-2裕福な家に生まれた
B-4-5毒を食べたことがある
C-1-6純潔である
理由故郷にいられなくなって

 
 

「寄らば雷鳴剣、寄らぬば雷鳴剣」

──ナートラ・E、【スパーク】を放っての一言
 
 

年齢
117歳
身長
174cm
体重
〈『サムライ・ダイミョー』の初版〉約165冊分
髪の色
瞳の色
翡翠
肌の色
色白

 

こまかめプロフィール(クリックで開閉)
一人称
二人称
〜殿、〜さん(親しい相手)
三人称
あちら
趣味
水煙管、読書
クセ
袖に手を入れる(袖手)
好物
サムライに関するもの、魚料理、林檎
苦手
責任が発生する物事、野菜
悩み
旅先で集めているサムライ関連の本の持ち運び方法

・見慣れぬ意匠の衣装(激うまギャグ)を身に纏う、操霊術師のエルフ。自称サムライ。
両親はどちらも人間で、隔世遺伝によりエルフとして生まれた。そのため、エルフにしては珍しい鴉の濡れ羽のような美しい黒髪の持ち主。デコ出しロング。
見慣れぬ意匠の(略)や聞き慣れない言葉の数々は、彼女が読んでいた魔動機文明末期の小説に由来する。別の大陸にあると思しき、特殊な名や名称が数多く存在する地方で活躍する戦士──文武両道にして忠義を重んじる存在、サムライについて書かれたその本は、数十年前に亡くなった両親との思い出を彩り、彼女の根幹を形成している。
・その影響でサムライを自称しているとはいえ彼女は戦士ではなく魔術師で、わざわざ石突を剣の握りに似せた杖を腰に吊り、本来の詠唱を小声で呟いてから『雷鳴剣』と言い張って【スパーク】を放つ姿は酔狂そのもの。個性的な者の多い冒険者としては別に特別珍しいわけではないのだが……

履歴

趣味程度の散文(クリックで開閉)


 ナートラはサムライエルフです。

 身長は174cm。
 エルフらしい高い身長と長い耳、切長で翡翠色の瞳。髪もまた金色の……とはいかず、エルフにしては珍しい艶やかな黒色で、長い睫毛も鴉の濡れ羽のようです。

 そのキリッとした容貌が、ゆったりとしたエキゾチックな朱色の装束と合わさって見た目以上に油断ならぬものを感じさせるようにも思えますし、腰に吊った得物はもちろん──
 

そう、杖です。
 

──えぇ、杖なのです。確かに遠目に見れば片刃の剣ですし、近くで見てもそれらしくはあるのですが、剣の握りに見えるのは石突の飾りでしかないですし、その切先は魔力を込めるための結晶……つまり〈魔法の発動体〉にすぎません。

 そして、彼女の本業は操霊術師(コンジャラー)。強化と創造の魔法に長け、生命と魂を探究する魔術師です。
 といっても、まだまだ未熟な卵なのですが……。

 その戦士っぽい魔術師の卵である彼女は、事あるごとに『自身はサムライである』と主張しています。自分が何者であるかを主張するのはいいのですが、アルフレイムでは聞き馴れぬ言葉なので、大半の人は首を傾げるばかりです。

 それもそのはず。現代のアルフレイム大陸、それどころかこのラクシアという世界において、『サムライ』について知っている者はほんのひと握り。かの魔動機文明アル・メナスの、それも専門の分野に詳しい者だけなのです。
 では、なぜ彼女はその『サムライ』を自称しているのでしょうか?
 それにはまず、彼女の生まれから語る必要があります。

生まれの昔話(クリックで開閉)


 むかし、むかし。
 ブルライト地方は”大舞台“マカジャハット王国に、エリュテイアという貴族の家系がありました。

 エリュテイア家は同国の貴族の家系と比べて特別何かに秀でているわけではなかったのですが、この芸術都市を訪れる資産家や、遠方の国の貴族たちをもてなす際に振る舞われる、色とりどりの果物の生産と流通を管理していたおかげで、〈大破局〉の傷跡がなお色濃く残る時代にありながらも、比較的優雅な暮らしを送れていました。

 そんな裕福な貴族の家にある日、ひとりのエルフの女の子が生まれました。
 エルフといえば一生に子を成す数の少ない種族ですし、当時の当主夫妻はなかなか子宝に恵まれずにいたので、彼女の誕生を誰もが祝福し、家全体が幸せと歓喜に包まれて……

……なんてことはなく、みんな一様に複雑そうな顔をしていました。助産婆がとりあげた赤児の姿を見た母親は、呆然とその身体を眺める他なく、部屋に飛び込んできた当主は最初こそ舞い上がってはいましたが、ある事に気付いてからは何かを言いかけようとしては口をつぐみます。
 赤児をこの世で一番最初に見た助産婆に至っては、何も言わずにその場から立ち去りたくなったそうで。

 彼女たちが見つめる赤児はというと、至って平凡なエルフでした。うっすらと生えた赤児の髪は珍しい黒色でしたが、これは父親譲りであるとも言えます。

 では、何が問題だったのかというと、平凡なエルフであることが問題だったのです。
 そもそも、夫妻はどちらも人間だったのですから……!

 まず、人間からエルフが生まれることはほとんどないのです。まあ、あるにはあるのですが極めて稀な例ですし、基本的には母親か、父親の種族で生まれてきます。この時、”極めて稀な例“を誰も考慮できなかったのは、マカジャハット王国の国民性が話をややこしくしたからでした。
 なにせ「情熱的で開放的」と表現されている国民性ゆえにその手の話のネタは尽きず、娼館やバーなども多く存在しているので、“そういう事態”に発展することもまた、少なくはないのです。
 ゆえに、真っ先に疑われたのは妻の不貞でした……。

 産後というにも関わらず、夫妻は激しい口論を繰り返します。夫は「どこの馬の骨と床を共にしたのか!」と激昂する一方で、妻は「貴方以外ありえない!」の一点張りでした。
 互いに主張は譲らず、相手の疑問に疑問を突き返し、事態は更に複雑に。
 使用人たちが扉の向こうから放たれるくぐもった怒声を聞いては嫌な汗をかき、生まれた赤児の世話をしながら小声で噂話を耳打ちしつつ待ち続けること数時間。特に勇気ある者のひとりが、あれだけ響いていた声が不自然なまでに静まり返っていることに気付き、部屋の様子を窺うために静かに扉を開けてみると。

 あれだけ言い争っていた2人が、ベッドの上でいい雰囲気になってました。産後なのに。
 その勇気が無駄であったことを悟った使用人は静かに扉を閉め、部屋の中に残されたのは馬鹿ふたりと、立ち去るタイミングを失った助産婆だけでした……。

 実際のところ、エルフの赤児が生まれたのは先祖帰りが理由でした。
 別種族と結ばれて生まれた者の血を引く者は、相手が同種族であろうが祖先の別種族の子を産むことがあるのです。
 エリュテイア家の騒動は、母方のはるか遠い祖先にエルフがいたことで起きた、極めて稀な例のひとつとして記録されています。

育ちの昔話(クリックで開閉)


 何はともあれ、年月が経ち。
 ナートラと名付けられたエルフの子は仲睦まじい夫婦の元ですくすくと──といっても、人間に比べて非常にゆっくりとですが──育ち、何不自由なく15歳の成人の日を迎えました。
 15歳といえども容姿は幼子のそれで、その頃はりんごのようなあかいほっぺをしていたので、周囲の者たちからは「ヘスペリデスの子」と呼ばれ、可愛がられていました。

 ヘスペリデスというのは、エリュテイア家の領内で育てられていた林檎に由来します。

 エリュテイア家の管轄領内には、魔動機文明の『植物工場跡』ともいうべき遺跡があり、その機能の大半を失った上で唯一生育されている〈ヘスペリデスゴールド〉という品種の林檎は、色艶が美しく、果肉から滴る蜜はまるで黄金の夢のよう……と評されています。いまいち意味がわからないのですが、芸術に親しむ者たちの評ですから、一般人には理解できない物なのかもしれませんね。

 まあ、それはさておき。そのりんごほっぺの女の子(成人済)は、愛らしい容姿に反してやんちゃで、特にほっぺのことを揶揄された時は相手をしつこいぐらいに追いまわし、木の枝で叩いたり、スイトンやらマキビシやらと称して、水をかけたり靴に小石を詰めたりするような子(成人済)でした。
 それがまた容姿で許されてしまうのですから、エルフというのはずるい種族です。

 彼女がこういう遊びをするようになったのは、毎晩両親が交代交代で読み聞かせていた、ある小説がキッカケでした。
 その小説は〈大破局〉で滅んだ、魔動機文明アル・メナスのもので、別の大陸にあると思しき、特殊な名や名称が数多く存在する地方で活躍する戦士が主人公の話でした。
 その娯楽小説を物心つく前から聞かされていたナートラは、小説に登場する戦士……文武両道にして忠義を重んじる存在、サムライの虜になっていました。舌足らずな声でらーめーけん(雷鳴剣)と叫びながら主人公の真似をする彼女を見て、両親はほくそ笑んでいました。
 彼らもまた、マカジャハットの民らしく芸術の虜(オタク)だったのです……。

別れの昔話(クリックで開閉)


 そして更に数十年が過ぎ、りんごほっぺの女の子は、業物のような雰囲気を醸し出す女性へと成長しました。
 その見目麗しさは”立てばピオニー座ればピオニー、歩く姿はリリィ・フラワー“とも喩えられる程で(なぜピオニーがふたつあるのかはわかりませんが)各方面からの引く手は数多だったのですが、自らがゆっくりと成長し美しくなる一方で、(彼女からしてみれば)急激に老いた両親の皺が刻まれた手を握り、壮年となった妹・弟たちと看取ってからは、あまり外にも出なくなってしまったのです……。
 少なくともアルフレイム大陸では「長命種は終身職に就くべきではない」という考えもありましたし、家の仕事や存続は弟や妹達に任せ、自らは使用人に用意させた“あの小説”の挿絵に似た紅の装束を纏い、庭園隠者として家の中庭に建てた庵に籠り、隠者らしく魔術を使ってみようと貴族の仄暗いコネで操霊術を習ったり、妹や弟、その孫の子の世話をして過ごしたり、役に立たない助言をしたりしながら……最期まで家を見守ろうと、彼女はそう思っていました。

 ですが、エリュテイア家を陥れようとする派閥が、彼女の運命を大きく変えてしまいました。

 生まれてから百年が過ぎ、自分以外のきょうだいの中で最も長生きした者を看取ったその日の夜。やや湿った装束の袖に手を入れ、懐手のまま住処へと帰ろうとした彼女は、贔屓にしていたシャドウの密偵──こちらも趣味で“あの小説”に似せた黒い密偵装束を着せています──が、庵の前に立っているのに気付きました。
 そのシャドウの密偵が掴んだ情報は、方々で“国王お気に入りの娼婦“と陰口されている快楽主義的な王妃と、それを贔屓にしているごく一部の貴族達を排除するべく、エリュテイア家を利用する……というものでした。
 それは王妃や貴族達が集まる場で振る舞われる果物の中に毒入りのものを混入させ、果物の管理を行なっているエリュテイア家に罪をなすりつける古典的で大雑把な計画でしたが、王妃を疎ましく思う者は国内でも大多数を占めていて、会場の者のほとんどが買収または恐喝されている共犯だからこそ可能……という酷い有様で、それを聞いたナートラは、呆れて力なく笑い、そのまま寝床につきました。

 そして、聞いた事実をなかった事にしたかったのか、翌日以降から毎日惰眠を貪っていました。

 
 馬鹿らしすぎる計画が実行されるその日の夜、王宮の庭園で行われているパーティの様子を、ナートラは水の中から眺めていました。
 なぜ彼女に付き従っていたのかがわからないほど優秀な密偵が名前を挙げていた者たちが、普段とうって変わって媚を売る姿はナイトメアの王妃よりよっぽど悪夢のようで、ひとり笑い転げつつ魚に啄まれながらも機会を窺い続け……その時を待っていました。
 別にいつでもよかったのですが。

 
 その時、王妃は果物隠者さんと勝手にあだ名を付けていた相手が、池の中から這いずり出てきたのを見て、「何やってんのこいつ?」という顔をしていました。

 その時、いつも彼女の奇行を笑って流していたエリュテイア家の当主は「ばあちゃんここまでボケちゃったのかよ!?」と頭を抱えていました。

 その時、何も知らずに運ばれてきた〈ヘスペリデス・ゴールド〉を食べようとしていた貴族のひとりは、水を滴らせながらこちらに近づいてくる海坊主……池坊主?から逃れようと、後退りしていました。

 その時、毒で倒れた王妃を見て、”逃げようとしていた“エリュテイアの当主を連行するまでの段取りを頭の中で確認していた衛兵のひとりは、池の中から出てきた妙なエルフが、幼き日に見た初恋の相手だと気付き、混乱して取り押さえられませんでした。

 その時、この計画を進めていた過激な貴族のひとりは、毒入りフルーツを貪る狂人を見て唖然としていました。
 
 

 そして、ゆったりした……湿って肌に張り付いている紅の装束のおなかをぽっこり膨らませた彼女は、

 両腕を曲げて上に突き出し(ガッツポーズで)、青い顔に満足気な笑みを浮かべ、倒れました。


 妙な計画は、妙なエルフによって人知れず打ち砕かれたのです。
 
 ……えぇ。人知れず、でした。
 

奇人のお話(クリックで開閉)


 ある朝、ナートラ・エリュテイアが雷を放つ魔剣で無双する夢から目ざめたとき、自分がベッドの上でサムライエルフに変ってしまっているのに気づいた。いつも通りだった。
 彼女は陶磁器のような背中を下にして横たわり、頭を少し上げると、貪った果物によってこんもりと盛り上がっている自分の白い腹が見えた。腹の盛り上がりの上には、かけぶとんがすっかりずり落ちそうになって、まだやっともちこたえていた。きょうだいや孫たちの大きさに比べると情けないくらい華奢な手足が自分の眼の前にしょんぼりと在った。いつも通りだった。
 「庵に帰るか」と、彼女は思った。雷の魔剣は夢だった。しょんぼり。エリュテイア家の元私室、庵より広すぎるまともな部屋が、記憶の中の四つの壁のあいだにあった。

 そうして、部屋から出てすぐ衛兵に取り押さえられた彼女は王宮へと連行され、申し聞きの後に国外通報処分を言い渡されてしまったのです。

 まあ、誰も奇行の意味を理解していませんでしたし、密偵には「秘密だぞ?」と言っておいたのが功を奏して……はいませんね?

 やっちゃったなあ、という表情を浮かべるナートラを、のちに「西の魔女」とも、”娼婦王“改め”お手玉女王“とも呼ばれる王妃──イェキュラが、かわいそうなものを見る目で見つめていました。
 会場に忍び込んだ挙句、懇意にしている王妃や周囲の者のために用意した果物を食べ尽くした祖母のせいで肩身が狭くなったエリュテイア家の当主に手を振るナートラを、「もうちょっと……こう、なんとかならなかったのかしら?」と、かわいそうなものを見る目で見つめていました。

 こうして追放された自称サムライエルフは、趣味の本を集めるために冒険者となったのでした。

蛇足のお話(クリックで開閉)


 りんごほっぺの女の子は、夢を見ていました。
 それは雷の魔剣で無双する夢とか、そういうものではありません。

 自らの根っこを形成した「サムライ・ダイミョー」と呼ばれるあの娯楽小説は、笑いあり、涙あり、お色気ありのもので、中には主人公が忠誠を誓う姫といい雰囲気になるシーンもありました。

 それがどんなに稚拙であろうとも……そういうのが、彼女の夢でした。

 でも自分は姫ではなくサムライになりたいのに姫寄りですし、そもそも誰かのために戦う機会など百年ちょっとの間に一回もありませんでしたし、自分を育ててくれた両親みたいに……いなくなってしまうのは、嫌でした。

 そして追放されてしばらく経った頃に、彼女は気付いたのです。

 冒険者なら。共に肩を並べて戦う相手なら。
 主君や姫と認めた相手を生き返らせるのも、共に死ぬのも自由だと。

 ……冒険者はそういうものではないのですが、彼女はそう思い込んでいて、血生臭いその時をひっそりと夢見ては、幼いあの頃のように、頬を林檎のように紅潮させているのです。

天からの声(名前の由来など)(クリックで開閉)
名前
井伊直虎から。E・ナートラ。
ナートラはそのまま直虎。エリュテイアはギリシア神話に出てくるニンフからで、その名前は古ギリシア語で「紅色の女」を意味する。後述の装束も併せて赤々尽くしで統一できたのは嬉しい。
容姿
赤い装束は井伊の赤備えから。黒髪ロングおでこは趣味。最初は革鎧を赤くしていたが、魔動機文明の小説由来の似非和服の色でかなり悩んでしまったので似非和服の方を赤くした。
立ち絵は『Last Origin』の二代目公式漫画家のdiyap氏リスペクト(一部の輪郭、髪はトレス)。同作品の二次創作においては、愛らしい氏の絵柄を真似たり、トレスしたりする者が結構な数存在し、同氏もガイドライン(URL参照)を出した上で好意的に接している。
トレスである事には間違いなく、完全な自作ではない。
雷鳴剣
せっちゃんから。懐かしいね。
最初はスパーク=雷切で銀千代モチーフだった名残でもある。
ガン×ソードの刀に見える銃が元ネタ。名前はメーテルーヂャとかなんとか。met(i)=備え付ける+ruga=赤い。赤備えヨシ。
林檎
前述のエリュテイアがヘスペリデスの園にあるヘラの果樹園の黄金のリンゴを守っていることから。
〈ヘスペリデス・ゴールド〉は中身が黄金色。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 ガメル 名誉点 成長 GM 参加者
キャラクター作成 3,000 1,200 0
1 2021/06/26 サンプルシナリオ「蛮族を駆逐せよ」前編 よなさん よなさんろけぺんさんおかゆさんおかゆさん(汚)ききり
2 2021/07/04 サンプルシナリオ「蛮族を駆逐せよ」前編 1,250 312 器用
よなさん よなさんろけぺんさんおかゆさんおかゆさん(汚)ききり
3 2021/08/14 サンプルシナリオ「蛮族を駆逐せよ」後編 1,290 2,302 29 精神
よなさん よなさんろけぺんさんおかゆさんおかゆさん(汚)ききり
4 2021/11/28 1,280 890 敏捷
よなさん よなさんろけぺんさんおかゆさんおかゆさん(汚)ききり
ふぁんぶる1(経験点+50)
5 2021/12/12 1,830 1,964 精神
よなさん よなさんろけぺんさんおかゆさんおかゆさん(汚)ききり
ふぁんぶる2(経験点+100)
取得総計 8,650 6,668 29 4

収支履歴

〈冒険者セット〉 ::-100
〈メイジスタッフ〉 ::-110
〈知性の指輪〉 ::-500
〈ソフトレザー〉 ::-150
〈魔香草〉 ::-100
〈スカウト用ツール〉 ::-100
〈おしゃれ靴〉 ::-30

〈メイジスタッフ〉オーダーメイド化 ::-300

〈強く魔化された樫の枝〉*2 ::-200
〈虎目石の鋲(小)〉 ::-150
〈虎目石の金鋲(小)〉 ::-300
〈尖晶石の角(小)〉 ::-150
〈柘榴石の活力(小)〉 ::-200
〈リペアテープⅠ〉*3 ::-600
〈魔晶石(4点)〉 ::-400
〈魔香草〉*3 ::-300
〈ロングマント〉 ::-100

草補充 ::-100
〈魔香草〉*3 ::-300
〈琥珀の目〉 ::-500
〈魔化された粘土〉*2 ::-600

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