経歴/C4-6：高レベルの魔法をかけられたことがある
経歴/C3-6：己に何らかの誓いを立てている
経歴/B3-3：何らかの大会で優勝したことがある
冒険に出た理由/5-1：故郷を滅ぼされたので

メンティラ・キハーノは、人より少しばかりすばしっこいだけの平凡な少年だったらしい。
そのすばしっこさも精々が所、村の大会で誰よりも早くゴールへ辿り着ける程度でしかないそうだ。
だが……幸か不幸か、そのすばしっこさ故に、メンティラ・キハーノは一人だけ燃える村から逃げ出す事が出来た、らしい。

メンティラ・キハーノには、確たる記憶がない。
聞くところによれば、炎により滅びゆく故郷から逃げた後、高名な魔法使いに頼み込み記憶を奪って貰ったのだとか。
その事すら今となっては朧げで、記憶を取り戻す手段にもてんで覚えがない。

「僕はメンティラ・キハーノ。足と槍捌きには多少自信があります。どーぞ、お手柔らかに」

ここに誓いを。
己が名はメンティラ・キハーノであり……いつか記憶が戻るまで、かつてのメンティラ・キハーノらしく振る舞おう。



『経歴/C4-6：高レベルの魔法をかけられたことがある』の高レベル魔法を、操霊魔法の【スティール・メモリー】（基本ルルブⅢ153p）として扱っています。魔法の行使が10秒単位で行われるらしいので、このレベルの記憶喪失にはならないのでは……？
という粗に書き終わってから気が付きました。場合によっては頭を打ったって事にしておきます。

クラレ・リアージ